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2023年05月18日超私的な考察  パターこそ自分に合ったロフトを選ぶことが大事です!!

 

 

真夏のうだる暑さのような最中、お誘いをいただいて富里ゴルフ倶楽部にて18ホールプレーしてきました。かつては2度ほどプレーしたことがありますが、ほぼ25年ぶりでの再訪です。

 

 

 

富里と言えば高速グリーンに定評がありますが、練習グリーンでボールを転がしてみて「評判に偽りなし」。平坦なラインなのに下り傾斜で打っているかのような転がり。止まりそうになってから、スーッと50センチぐらいダラダラと転がります。

 

 

それもそのはず、スティンプメーターで12フィートを超えてます。12フィートを超える速さは生まれて初めての経験。プロトーナメントでも屈指の速さ。普段、高麗グリーンでプレーしている人間にとっては、異次元の速さでした。

 

 

 

 

ここまで速いグリーンはめったにありませんが、高速グリーンでプレーして改めて感じたのがロフトの重要性です。パターにはロフトは必要ないという考え方もありますが、超私的にはパターにもロフトが必要だと思っています。

 

 

 

 

なぜなら、ロフトが0度(もしくはマイナスロフト)だとフェースにボールが乗ってくれません。ビリヤードのキューでボールを打つのと同じ感じになるので弾きは良くなりますが、距離感が出しづらくなるからです。

 

 

 

それだけではありません。ロフトが少ないほどフェースの弾き感がまし球足が伸びやすい反面、転がり過ぎる怖さが出てくるからです。対して、ロフトが増えてくるほどに弾く度合いが減り、転がり過ぎません。加えて、ロフトが増えてくるほどに打ち出し直後に少しキャリーが出ますし、バックスピンも入ります。

 

 

 

パターはボールを転がすクラブでありますが、その転がりに影響を及ぼすのはロフトです。何度のロフトが正解かというのは、ゴルファーの打ち方、そしてグリーンのコンディションで変わることを考えると、パターもロフトのバリエーションが必要ではないかとマーク金井は思っています。

 

 

 

50年前に比べると、現在は数え切れないほど多くのヘッド形状のパターが出回っています。その反面、どのパターもおしなべてロフト角は3度(もしくは4度)です。同じヘッド形状でロフトが異なるパターをラインアップしているモデルは、私の知る限りでは見たことがありません。

 

 

 

超私的には、ボールを転がすための道具(クラブ)であってもロフト角が選べた方が良いと思っています。ゴルファーに取って、グリーンコンディションによって適正なロフト角は変わってくるからです。

 

 

 

前回のブログで「必要は、発明の母」と書きましたが、パターにおいてもロフト角が選べた方が良いと思って、ロフト角が異なるパター「ハイロフトパター」を作りました。同じヘッドで、5度、7度、9度の金型を作り、それを製品化したのです。

 

 

 

ドライバーやアイアン、ウエッジがそうであるように、パターにおいてもロフトが変わればパフォーマンスは大きく変わってきます。ゴルファーにパターのロフトの大事さを知っていただきたいので、「ハイロフトパター」は1本ではなくロフト角が異なる3本をセットにして販売しています。

 

 

 

ロフトが転がりにどんな影響を及ぼすのか。自分が求める転がりを得るには、ロフト角にこだわってパターを選ぶことが必要不可欠ではないかと思っています。

 

 

 

ハイロフトパターについては、こちらでも深く掘り下げてます。ご覧いただけますと嬉しいです。

 

http://www.analyze2005.com/story/no3_3loft_putter

 

 


2023年05月17日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 「必要は、発明の母」

「道具は環境によって育まれる」、そんなふうに感じたことがあった。

 

 

 

それは取材旅行に行ったスコットランドでリンクスコースをプレーした時に痛感したことだ。

 

 

セントアンドリュースのオールドコース、ニューコースといった著名なコースもそうだっ
たが、その後に行ったより牧歌的なコース、「クレイル・ゴルフィングソサエティ・バル
コミー」なども、とりあえずボールが目で確認できる位置にティショットを置いておきた
い。それが楽しくラウンドを“続ける”には、最善の策だと感じるリンクスだった。

 

 

 

もちろん、最初はドライバーを振り切っていたが、ナイスショットしたはずのボールがセ
カンド付近に行っても見つからないことが続いた。たとえフェアウェイの幅に打っていっ
ても硬い地面と傾斜によって膝丈の草の中へと運ばれてしまう。

 

 

 

いい当たりだが、決してナイスショットではない。

 

 

 

見えないところには飛ばしたくない、ドライバーを打ちたくない。飛ばしたって意味がない。ホールを重ねるうちにその思いが強くなっていったことを覚えている。リンクスを回るうち、なるほど、だからゴルフ発祥の地なのにメジャーなゴルフブランドが育たなかったのか、と合点がいった。

 

 

 

 

ゴルフの生まれ故郷では、「1ヤードでも遠くへ! 」を追求しても、ピンチになる確率が高いし、飛ばしたくなるほどコースの距離も長くない。オールドコースでは、バックティから打っていると巡回マーシャルに「君たちはプロゴルファーか?」と言われてしまったが、これだって飛ばして、なおかつフェアウェイにボールをキープできる技術など持ってないだろう? だったら前からセーフティにやれよということだ。天気だって、風だって目まぐるしく変わるし、飛ばしたって意味ないだろう。そう言われている気がした。

 

 

 

そんなことを、先日、マーク金井と雑談していた時に思い出していたのだ。雑談のテーマは、旅先で初めて回るコースでは何を大事にしているか? ということだった。マーク金井は次の3つをキーポイントとして挙げた。

 

 

 

・ボール一個で18ホール回る(OB、ロスト、池ポチャは絶対しない)
・ダボは叩かないように心がける
・3パットはしないように心がける

 

 

 

もっと具体的にいうと、パー3以外のホールではティショットを必ずフェアウェイにボー
ルを運ぶ、すべてのショットで決めた距離よりも絶対に飛ばさない(オーバーはミスショ
ット)、寄せツーを目指す。そうすればコースが難しくてもやさしくても、上記の3箇条
が達成でき、いつものペースで回れるわけである。

 

 

 

 

そういうマーク金井とて、若い時はティショットでは1ヤードでも遠くに飛ばそうとし、
パー5では2オンを狙い、アイアン、ウェッジでは常にピンそばを狙っていたという。だ
からこそ、それを叶える可能性のある進化したゴルフクラブに興味を持ち、“人間試打マシーン”になっていったのだ。

 

 

 

しかし、30年後の今、心がけているのは、狙いよりも決して“飛ばさないゴルフ”である。
ドライバーでも必ず飛距離の上限を設定し、それ以上は打たないゴルフを目指す。アイア
ン、ウェッジでもカップよりも奥に飛ばさないからこそ、悪くて寄せツー、良ければ寄せ
ワンが獲れるのだ。

 

 

 

マーク金井は6月、スコットランドへゴルフ旅行に出かけるという。4年ぶりの今回はスコットランド最北に位置するロイヤル・ドーノックGCなどを巡るそうだ。

 

 

 

ドライバーの距離をコントロールできる短尺スチールドライバー、グリーン手前からの寄
せをイージーにする「ランニングウェッジR25」などは、たぶんスコットランドでプレー
する時には相当役に立つだろう。環境や目指すゴルフによって必要なゴルフ道具の形が決まっていく。

 

 

必要は、発明の母である。

 

 

(書き手/高梨祥明)

 

《5月》アナライズ レッスンセミナー


2023年05月16日超私的な試打  つるやゴルフ アクセルGFドライバー

 

 

連休明けの月曜日、小雨が降る中、赤羽ゴルフ倶楽部にて薄暮プレーに行ってきました。前日からの雨予報ということもあって薄暮の予約電話を入れたら、午後1時から受付とのこと。おかげで午後1時15分には1番ホールをティオフできました。

 

 

ブリヂストンの水神のおかげで傘入らず。ほぼ貸し切り状態で、お一人様ということもあってホールアウトまでに費やした時間は1時間ちょっと。普段よりも快適にプレーできましたし、試したかったドライバーをじっくりと打つことができました。

 

 

今回、試打に持ち込んだのはこのドライバー。

 

 

 

 つるやゴルフ アクセルGFドライバー。

 

 

 

テーラーメイドのステルスシリーズに続きカーボンフェースを採用。私の知る限り、国内メーカーとしては初の試みです。打たずにいられなくなって、つるやゴルフさんからクラブをお借りしてコースに持ち込みました。

 

 

 

YouTube撮影でスタジオでも打ちましたが、コースで打っても印象は変わりません。テーラーメイドと同じ構造ですが、とにかく打感がgood。ステルスよりもフェースが肉薄なんでしょう。インパクト音が澄んでおり、なおかつ力強くボールを押し出してくれます。一般アマチュアを対象ユーザーとして設計されているので、捕まりも良い。

 

 

 

 

ノーマルポジションだとややフックフェースなので、試打ではロフトを一番減らす方向にシャフトを装着。これでフェースの向きはほぼスクエア。これで打っても、球が右に滑りません。程よい捕まりでコントロール性もgoodです。

 

 

 

 

打ちたいドライバーがキャディバッグに入っていると、土砂降りでなければ雨も苦になりません。そして何より、雨の日にこだわりたいのはレインウエア。水神のおかげでゴルフウエアはまったく濡れずにホールアウトできました。

 

 

 

PS.まもなく市販します無印ミッドグリップ。天然ラバーですが、雨の日にも滑りにくい構造です。この日も、手元が滑るミスは一度もありませんでした。

 

 

 

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2023年05月11日超私的な提案  マグレガーCCにて1人ラウンドを体験してきました

 

 

連休明けの火曜日、マグレガーCC(千葉県)にて18ホールプレーしてきました。マーク金井は歩いてラウンドするのが基本ですが、この日は乗用カートを使ってのプレーです。歩かなかったのは疲れていたわけではありません。

 

 

 

この日はイベントで、すべての組がお一人様。18ホールを完全1人でプレーするスタイル(1組が1人)で、なおかつ乗用カート利用だったのです。

 

 

 

午前8時にアウトコースをスタートし、午前11時過ぎにホールアウト。約3時間ほどで18ホールを回ってこれましたが、トップスタートならば2時間前後でホールアウトできそうです。

 

 

 

さて、この1人ラウンド

 

 

 

 

ひとりで気楽にプレーしたい人、時間をかけずに18ホール回りたい人には理想的なプレースタイルです。加えて、1人プレーにはセルフプレーの心得えを学ぶこともできます。

 

 

 

 1人ラウンドの場合、乗用カートに乗るのも1人ならば、乗用カートをハンドリングするのも1人です。

 

 

 

 

自分がやらなかったらカートはその場にじっとしたまま。段取りが悪いとプレーの進行が遅れます。逆に言えば、何をすれば「あわてなくても」プレーの進行が早くなるのかを学べるのです。

 

 

 

プレーの進行を早くするコツをざっと上げると、、、、

 

 

 

・セカンド地点よりも少し前にカートを止めて、ショットに臨む。
・グリーン近くまでボールを運んだら、グリーン奥(次のホールに近い場所)までカートを運んでおく。
・ショットを打ち終わったら、使ったクラブを手に持ったままカートを運転して次打地点に向かう(ただし本数が多かったり、運転に注意が必要なエリアではクラブをキャディバッグに戻してから運転する。安全運転第一)。

 

 

1人プレーに限りませんが、乗用カートでプレーするコツは常にカートを先送りしておくことが大事です。これだけで、プレータイムはかなり短縮できますし、あわててプレーしなくてもプレーファーストになるのです。

 

 

 

ちなみに、普段歩いてプレーしている人間にとっては、乗用カートはすごく便利な反面、歩ける距離が半減します。これが超私的にはこれがもったいなく感じました(笑)。

 

 

 

 

追伸、パターのロフトを3種類試せるハイロフトパターの正式販売が始まりました。こちらから購入できます。

 

http://www.analyze2005.com/store/?p=13016

 

 

 

 


2023年05月10日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 【真面目とは?】

 

 

 

「真面目にゴルフに取り組むアマチュアの役に立ちたい」

 

 

 

先日、ようやく自分がやりたいことが明確になってきた、とマーク金井が言っていた。オリジナルクラブを作ったり、セミナーを開いたり、Youtube動画を配信したり、オンラインサロンを開設したりしているのも、すべてはそこに繋がっている。

 

 

 

話を聞いていて「真面目」とはいったい何だろうな?と少し思った。

 

 

 

 

真面目に、一生懸命にゴルフに向き合っていても生涯100を切れない人が半分近くいるという。シングルになれる割合は5%以下とも。それぞれの割合は、ゴルフクラブがここまで進化した現代でも、パーシモンドライバーだった80年代でもあまり変わらないという。

 

 

 

きっと、多くのアマチュアゴルファーは「真面目」に取り組む方法が違うんだろうな、と思った。

 

 

 

 

マーク金井は先日30年前にメンバーだったゴルフ場に行ってきたそうだが、その当時のベストスコアは「78」、30年ぶりのラウンドでは「75」だったという。64歳にしてポンっとコースベストが出るのだから、年をとってもゴルフは上手くなれるということだ。我々が諦める必要はない。

 

 

 

では、なぜマーク金井はエージシュートを出したり、還暦過ぎて以降もどんどんいいスコアが出せるようになっているのだろうか。

 

 

 

ビバ、短尺スチールドライバーを使っているから? それも少しあるだろうが、たぶんそれは主たる要因ではない。一番の上達要因は「継続力」があるからだ。

 

 

 

・一日2万歩を目安に、とにかく歩く。

・歩くために早朝や薄暮プレーを積極的に入れる。

・スタジオでの練習器具を使った素振りは毎日欠かさない。

・スポンジボール打ちも毎日欠かさない。

 

 

 

 

マーク金井のSNSをフォローしていれば、出張ではない限り上記を欠かさずやっていることに気が付くはずである。このクラブにしたから、突然エージシュートが出た!わけではないのである。道具に関しては新製品テスト以外ではむしろ変えないタイプ。とくにアイアン、ウェッジ、ボールはここ数年まったく変えていない。

 

 

 

・性格的に反復するのが好き。

・自分のイメージと実際の動きがズレてしまうのが嫌。

 

 

 

 

それがマーク金井の「継続力」の源になっているそうだ。とくにイメージと動きのズレはチェックする間隔が開くほど修正するのに時間がかかるという。だから、なるべく毎日同じ練習を繰り返し、その姿をまったく同じ画角(同じ距離・角度)で撮影してチェックするのだ。

 

 

 

大事なことは、現状を知り、上達につながる正しい知識(方法)を持つこと。

 

 

 

そして継続して取り組むこと。一回できても、チェック(現状確認)を怠らないこと。そういうことをやっているから、どんどん上手くなる。こういうのを「真面目」というのではないかな、と思った(笑) 笑い事ではなく、毎日同じことをやることが、実は最も真似できないことなのだ。

 

 

 

もちろん、間違ったことを「反復」しても意味がない。最初はセミナーなどの「座学」から、やるべきことを正しく理解することが必要だろう。

 

 

(書き手/高梨祥明)

 

 

マーク金井のアナライズセミナー、こちらから申し込みいただけます。

 

 

http://www.analyze2005.com/store/?p=10881