マーク金井blog

カテゴリー: シャフト情報

2016年09月16日超私的な考察、硬いシャフトと軟らかいシャフト、どちらを選ぶのが良いのか!? 続編

国内男子ツアー「ANAオープン」は初日を終えてトップに立ったのは石川遼選手。9バーディーノーボギーという完璧なプレーで、同一大会2連覇に一歩近づきました。石川選手といえば、最近、アイアンシャフトがモーダスに変わっています。そして、練習では非常に軟らかいシャフトを使ってボールを打つ練習もしているそうです。9月2日のブログでも書きましたが、普段のクラブに戻した時も「シャフト軟らかい、シャフト軟らかい」とつぶやきながらボールを打っているそうです。

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写真はGDOより転載、撮影は内田眞樹カメラマン

 

さて、このシャフトのしなり。

 

前回のブログでも書きましたが、硬いシャフトはしなりが少なく、軟らかいシャフトになるほどしなりが大きくなってきます。

 

 では、なぜ石川選手は非常に軟らかいシャフトで練習するのか?

 

アナライズのシャフトセミナーでも、ムチのように非常に軟らかいシャフトが装着されたドライバー(テンポマスター)でスポンジボールを打ってもらいますが、ほとんどの受講者はその軟らかさに驚き、打つ前に、「ちゃんと当たる気がしない」「気持ち悪い」といいます。「こりゃ打ちやすい」と言われた受講者は今のところ、ひとりもいません。

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ところが、ところが、、、、いざ実際にテンポマスターを打っていただくと、、、ほとんどの受講者がこれでもかってくらいナイスショットを打ちます。これまでのべ100名以上の受講者がムチのようにグニャグニャなシャフトで打ってもらいましたが、90名近くの人はナイスショット。ボールが真っ直ぐ飛びます。と言うか、普段使っているドライバーを打った時よりもミート率が高くなり、かつ真っ直ぐ飛びます。特に、スライスが持ち球の人の場合、グニャグニャなシャフトで打った時の方が、振り遅れない分だけ、スライスの度合いが減り、捕まった球を打ちます。打ち方はまったくレクチャーしないにもかかかわらず、、、、、

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なぜに、グニャグニャなシャフトの方が上手く打てるのか?

 

答えは操作性の悪さにあります。非常に軟らかいシャフトだと操作性が悪いので、自分のタイミングでスイングさせてもらえません。シャフトがしなってしなり戻るタイミングに合わせてスイングすることになります。結果、自分が主役ではなく、シャフトが主役になります。実は、これがミート率が良くなることにつながっているのです。

 

シャフトがグニャグニャしなると、

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ほとんどのゴルファーはシャフトのしなりに合わせてスイングします。結果、スイング中に力めません。スイング中に余計な動きもしづらくなります。ダウンスイングでクラブをインサイドから下ろしやすくなるので、アウトサイド・イン軌道のカット打ちになりづらくなります。スライサーの場合だと、シャフトが軟らかいほどにアウトサイド・インの度合いが減って、スライスしづらくなるのです。

 

ミート率に関しても、シャフトが非常に軟らかいとインパクトゾーンで手先が余計な動きをしません。ヘッドが戻ってくるのを待つために振りおくれづらくなり、構えた位置にヘッドが戻りやすく、それでミート率が高くなってくるのです。

 

プロ、アマチュアを問わず、自分のタイミングではなく、シャフトのタイミングに合わてスイングするために、芯で捕らえる確率が上がり、そして直進性が高いショットが打ちやすくなるのです。石川選手もそれが分っているから、非常に軟らかいシャフトを使って練習しているのだと思います。

 

 

自分の思い通りにシャフトを動かしたい人にとっては、軟らかいシャフトというのは自分の意思が伝わらない分だけ、扱いづらく感じます。硬いシャフトの方がしならないので自分の意思が伝わります。また、力んでスイングしたい人にとっても、硬いシャフトの方が力んでスイングできます。硬い方が振りやすい、硬い方がタイミングが取りやすいと感じる人も、軟らかいシャフトよりは硬いシャフトの方が振りやすいでしょう。

 

ただし、硬い方が振りやすくても、スイング軌道が不安定な人、ミート率が悪い人にとっては、硬いシャフトを選ぶのは得策ではありません。このタイプの人は硬いシャフトを使い続けている限り、自分の悪い癖を助長させることはあっても軽減することは極めて難しいからです。硬いシャフトが好きでもミート率が悪い人、力んで手打ちになりやすい人、アウトサイド・イン軌道を修正したいスライサーは、たとえ気持ち悪くても軟らかいシャフトを使った方が、スイングを改善しやすくなります。

 

対して、軟らかいシャフトはしなりが大きいので自分の意思が伝わりません。自分のタイミングでスイングもさせてくれません。その一方で、シャフトのしなりを感じながらスイングできるので、スイング軌道が安定しやすくなりますし、ダウンからインパクトにかけてはしなり戻りを待てるので、振り遅れづらくなります。力んだり、手先で余計な操作をしづらくなるので、ミート率を上げやすくなります。切り返しで上半身の動きが過剰になりづらいので、アウトサイドからではなく、インサイドから下ろしやすくなります。

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ただし軟らかいシャフトにも弱点はあります。ゆっくり振る癖が付きやすくなるので、
軽く振ってしまう癖が付き、体のパワーを出し切りづらくなります。軟らかいシャフトに慣れすぎてしまうと、ヘッドスピードが下がることはあっても上がりづらくなります。また、軟らかいシャフトは操作性が悪いので、球を左右に曲げるのも難しくなります。

 

 スイングは道具(クラブ、シャフト)によって変わります。

 

スイングロボットが打てば、硬いシャフトでも軟らかいシャフトでも結果にほとんど差は出ません。厳密に言えば、硬いシャフトの方がエネルギーロスが少ない分だけ、わずかですが飛びに有利になります。

 

他方、人間はシャフトの硬さによってスイングが変わりやすくなります。シャフトのしなりはタイミングの大きな影響を与えるからです。アナライズでは超軟らかシャフトが装着されたアイアン「EF009」を販売してますが、これでボールを打つと、しなりに任せてスイングした方が、タイミングが取りやすいことを実感できるからです。加えて、ダウンスイングでタメを作る感覚も養え、ダウンブローにボールを捕らえる感覚もつかめます。

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一般的にはパワーがある人は硬いシャフト、非力な人は軟らかいシャフトが良いと言われてますが、スイングが不安定なゴルファー、ミート率が悪いゴルファー、力み癖が抜けないゴルファーは、自分が思っているよりも1~2ランク軟らかいシャフトを使った方が、スイングが良くなってくるし、芯で捕らえやすくなるのです~。

 

 

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2016年09月15日超私的な考察、硬いシャフトと軟らかいシャフト、どちらを選ぶのが良いのか!?

毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフの発売日。両誌とも内容盛りだくさんで、ガッツリ読ませていただきました。その中で、マーク金井が気になった記事は、、、、、

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 クラブは本当に進化したのか?
 シャフトの手帖
(どちらも週刊ゴルフダイジェスト9月27日、10月4日合併号)

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どちらの記事にもシャフトについて書かれており、「クラブは本当に進化したのか?」では、今どきのドライバーはシャフトが軟らかすぎると指摘。シャフトが軟らかくなり過ぎたことに対して警鐘鳴らしています。対して、シャフトの手帖では、女子プロの何人かは、「シャフトのしなりを感じたい」とか「振りやすさを考えたら迷わずRですね」というコメントが出ています。ゴルフ雑誌には色んな意見があった方がいいですが、シャフトの事がよく分らない人にとっては、シャフト選びについて、ますます迷路に入そうな感じがしました。

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そこで今回は、シャフトの硬さがゴルファーに及ぼす影響について超私的に書いてみたいと思います。

 

素朴な疑問として、硬いシャフトと軟らかシャフト。どちらの方がゴルファーにメリットがあるのか?

 

硬さをどう感じるかは個人差があります。なので、ここからは本人が硬いと感じるシャフトが「硬く」、本人が軟らかいと感じるシャフト「軟らかい」と定義します。そして、硬いシャフトほど「しなりが少なく」、軟らかいシャフトほど「しなりが多い」と定義します。

 

硬いシャフトは例えるならば、鉄の棒、野球のバット、
 軟らかいシャフトは例えるならば、釣り竿、ムチ

 

という感じです。こう書くと、硬いシャフトの方が打ちやすい、芯に当てやすく感じるでしょう。実際、週刊ゴルフダイジェストの記事でも、「硬い」方がミート率が良くなると書いてありました。

 

確かに、硬い方が手元の動きとヘッドの動きが連動しやすくなります。しならない方が手元とヘッドの動きにズレが生じづらいからです。ゴルフスイングが金槌で釘を叩くような動きと同じであるならば、シャフトは軟らかいよりも硬い方が芯に当てやすくなります。

 

ただし、このロジックにはひとつ大きな問題点があります。それは、、、

 

金槌で釘を叩く≠ゴルフスイング

 

だからです。ゴルフスイングが釘を叩くような直線的な動きあるならば、シャフトは硬い方が自分の意思が伝わりやすい分だけ芯に当てやすくなります。しかしながら、ゴルフスイングは直線的な動きでありません。金槌で釘を叩くのは初心者でも難しくありませんが、ゴルフスイングは初心者にとってかなり難しい動きです。両手クラブを持ち、クラブを頭の高さに振り上げ、そして、振り抜くという複雑な動きだからです。

 

よって、初心者の場合、硬いシャフトが必ずしも「芯に当てやすくなる」とは限りません。硬いシャフトがゴルファーに及ぼす影響というのは、、、

 

操作性が高くなる

 

ということです。対して、軟らかいシャフトというのは「操作性が低くなる」ということが言えます。シャフトが軟らかくなるほど、手元とヘッドの間がグニャグニャ動きます。グニャグニャ動く分だけ、自分の意思が伝わりづらいし、手元の動きとヘッドの動きにズレが生じやすくなるからです。

 

では、硬いシャフトと軟らかいシャフト、どちらの方が芯に当てやすいのか?

 

アナライズのシャフトセミナーでは、まさにこれを体験してもらっています。シャフトセミナーの時は、ムチのようにクニャクニャしなりシャフトが装着されたドライバーがあります。テンポマスターという練習用ドライバーです(現在は製造中止)。

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セミナー受講者には、このテンポマスターでスポンジボールを打ってもらうのですが、
受講者のほとんどは、、、、

 

こんなに軟らかいと当たる気がしない!!!!

 

と打つ前に言います。「こりゃ打ちやすい」と言われた受講者は今のところ、ひとりもいません。

 

ところが、ところが、、、、いざ実際にテンポマスターを打っていただくと、、、ほとんどの受講者がこれでもかってくらいナイスショットを打ちます。これまでのべ100名以上の受講者がムチのようにグニャグニャなシャフトで打ってもらいましたが、90名近くの人はナイスショット。ボールが真っ直ぐ飛びます。と言うか、普段使っているドライバーを打った時よりもミート率が高くなり、かつ真っ直ぐ飛びます。特に、スライスが持ち球の人の場合、グニャグニャなシャフトで打った時の方が、振り遅れない分だけ、スライスの度合いが減り、捕まった球を打ちます。打ち方はまったくレクチャーしないにもかかかわらず、、、、、

 

テンポマスターでボールを打つと、シャフトに対するイメージと実際のスイングのギャップの大きさに受講者は驚きます。なぜに、グニャグニャなシャフトの方が上手く打てるのかについては、次回、じっくりと説明しましょう~。

 

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2016年09月04日超私的な考察、ドライバーとアイアンのマッチングって本当に必要なのか!?

毎週のように新しいクラブ、シャフトをテストしていますが、マーク金井がこだわっているのがフィールドテストと使用ボールです。神田にゴルフ専用のスタジオを持っていますが、最初にテストする場所はできるだけゴルフ場にしています。理由は単純、練習場で打つのとコースで打つのとは気分が異なるからです。

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ボールもしかり。練習場のレンジボールとコース球とでは、ボールの飛び方が全然違います。コース球でもティスタンス系とスピン系とでは、スピンの入り方、ボール初速の出方、弾道の高さが異なってきます。普段ラウンドで使うのと同じボールを使ってこそ、クラブやシャフトの特性を吟味できると思っています。ちなみにシャフトをテストする時は、普段使っているヘッド(テーラーメイドM2)に装着しています。同じヘッドで打ち比べるとことで、弾道の高さ、捕まり、スピン量の違いをチェックできるからです。

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一昨日は、ドライバー用のシャフトとアイアン用の軽量スチールシャフトを赤羽ゴルフ倶楽でテストしてきました。ドライバー用はコンポジットテクノのファイアーエキスプレスの最新モデル「マックスプラス」、アイアン用はトゥルーテンパーの「アロイブルー」。どちらも発売されたばかりのシャフトです。

 

ファイアーエキスプレス「マックスプラス」はしなりが大きめなのに、挙動がとにかくシャープ。トルクも適度にあるにも関わらず、シャフトに遊びがほとんどありません。車に例えるならば、レーシングカーのようなスピード感、ダイレクトな挙動を味わえます。ミスに対してはシビアな面がありますが、シャフトのバネ性が非常に高いのでインパクトが力強く、ボール初速を上げていきやすいシャフトです。重量帯によってシャフトの設計が異なるみたいで、5S(50g台)は先端剛性が高く、インパクトでフェースが被る方向に動きません。左へのミスが出づらいチューニングがされています。

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スタートホールのティショットでは、いつもの感じでスイングしたら、、、ものの見事に右プッシュアウト。ガッツリ叩いても左に行かないのが分ってからは、少しインサイドからヘッドを入れたら、アゲンスト風でも強弾道。ボール初速が出て、かつ低スピン弾道が打てます。飛距離性能にかなりこだわったシャフトです。

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アイアン用シャフト、「アロイブルー」は、軽量スチールシャフト。普段、カーボンシャフトを使っていることもあるので、軽量スチールを打つのはかなり気を使います。スチールとカーボンとでは、シャフトのしなり感、インパクトの手応え(手に伝わる振動)というのは、まったくもって違うからです。出だしの数ホールは戸惑いましたが、スチールの感触になれてくると、、、このシャフトは「マックスプラス」と真逆で、先端が非常に軟らかいシャフト。ボールがとにかく高く上がり、かつ捕まった球が打ちやすく設計されています。一般的にはスチールシャフトはカーボンシャフトに比べてボールが上がりづらくなっていますが、この「アロイブルー」にはこの常識は当てはまりません。ボールが楽に上がってくれ、かつ捕まりが非常に良いシャフトです。フッカーには捕まり過ぎる怖さもありますが、ドロー弾道がオートマチックに打てる感じがします。

 

今回はドライバー用シャフトと、アイアン用シャフトを同時に試打しました。ドライバー用はカーボンで、アイアン用は軽量スチール。組み合わせとしては、アマチュアゴルファーにも多いセッティングですが、改めて感じたのがドライバーとシャフトのマッチングについてです。

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ここ3年ほどアイアン用シャフトはカーボンです。それもあって、ドライバーがカーボンで、アイアンがスチールだと、アイアンを打った時に違和感を強く感じます。硬さは、どちらも同じですが、シャフトの挙動、しなり感、そして手に伝わる振動がガラッと変わるからです。一昨日のラウンドでもそうで、「アロイブルー」でいい球を打った時でも、普段とフィーリングが異なるのです。カーボンシャフト装着アイアンに身体が慣れてしまうと、ドライバーとアイアンは、どちらも同じシャフト(カーボン)の方がマッチング良く感じます。シャフトを軸にして、ドライバーとアイアンのマッチングを考えるならば、シャフトの素材を同じにした方が違和感が出ません。「しなり感」「手に伝わる振動」が揃ってくるので、どちらも同じフィーリングで使いこなせます。

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 でも、これは万人に当てはまるとは限りません。

 

ツアープロ、アマチュアの上級者の間では、「ドライバーはカーボン、アイアンはスチール」というセッティングをしている人がかなりいます。そして、どちらも上手く使いこなしているから、「ドライバーはカーボン、アイアンはスチール」というセッティングをしているのだと思います。

 

では、なぜ、プロ、上級者はシャフトの素材が異なっても違和感なく使えるのか?

 

一言で言うと、「慣れ」だと思います。ドライバーは「こんな感じでしなる」、アイアンは「こんな感じでしなる」というのが身体に染みついているため、打つ前に、シャフトの挙動が分っています。なので、カーボンシャフト装着ドライバーでティショットを打った後、スチールシャフト装着アイアンで打っても、違和感なく使えるのです。クラブを手にした瞬間、フィーリングのチャンネルが切り替わるのだと思います。実際、マーク金井も、スチールシャフト装着のアイアンを使っていた時は、ドライバーとアイアンとでシャフトの素材が変わっても何ら違和感がありませんでした。そして、スチールシャフト装着アイアンを使っていた時は、カーボンシャフト装着アイアンの方が違和感がありました。

 

ゴルフクラブは14本入れるので、セッティング(流れ)が大事だと言われています。確かにその通りで、セッティング(流れ)が悪いと、どちらかのクラブが使いづらくなるリスクが高くなります。しかしながら、絵に描いたようないいセッティングが必ずしも打ちやすさにつながるとは限りません。ゴルファーは手にする道具(クラブ、シャフト)に対して、調整能力が高いからです。

 

ドライバーとアイアン。客観的にマッチング(打ち心地)にこだわるならば、シャフトの材質を揃えておいた方がいいです。ただし、ゴルファーには「慣れ、不慣れ」というのが存在するため、マッチングのセオリーが当てはまならいことが少なからずあります。

 

ドライバーとアイアンのマッチングでこだわるべきポイントは、自分の感覚と、打ちたい球が打てるかどうかです。スペックとしてはドライバーよりもアイアンの方がシャフトが少し重いこと、ドライバーよりもアイアン方がシャフトが少し硬い。この2つが守られていると、多くのゴルファーは違和感なく、ドライバーとアイアンを使えるでしょう。そして、ドライバーとアイアンとではシャフトのしなり感、捕まり具合を揃えておいた方がマッチングが良くなると思います。

 

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イージーフレックスEF009のSW販売開始~!!!

アプローチやバンカーが劇的に上達する!!!SW版です!!!!

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こちらはアイアン版とセットになってます。2本でお得!!

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超柔らかのシャフトのウエッジです。コレを使うと、なかなかウエッジで感じられない、切り返しでのシャフトのタメ。左手ブレーキが覚えられますでぇ


9月のセミナーこちらが現時点で決まっております

(マーク金井が行うセミナーは日程調整中で決まり次第告知開始します)

9月22日
(木)ストレッチパッドセミナー カラダが変わればスイングも変わります11時開始〜時間は1時間30分 / 料金:5,000円 (当日ストレッチパッドをお買い上げ頂いた方は2000円引き)/ 人数:6名限定
参加資格は、確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)
講師はもちろん、ストレッチパッド開発者の背筋ピン助先生です。場所は神田アナライズ。
お申し込みは yoyaku@analyze2005.comお名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

2016年07月11日超私的な提案、新作シャフトを試打する時の「正しい心得え」とは!?

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↑こちら世界一やさしいドライバー発売開始しました!!


天国にいちばん近い島、ニューカレドニアでのゴルフ旅行を終えて早3日。ニューカレドニアは冬だったのでゴルフをしてても汗だくになりませんでした。帰国するや東京はうだるような暑さ。この時期は早朝や薄暮にサクッと9ホールプレーを楽しんだ方が疲れませんし、時間も有効に使えます。ちんなみに9ホールプレーは世界的にも推奨されており、先週、英国では9ホールの大きなトーナメントも開催されています。

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マーク金井は年から年中、9ホールプレーをしています。昨日も午後からサクッと電車に乗って荒川河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮9ホールを楽しんできました。ドライバーはニューカレドニアでも使っていた、テーラーメイドのM2USTマミヤのアッタスパンチの5Sを装着。もちろんクラブの試打もガッツリ行い、試作アイアンとプロトタイプのパターを持ち込んでプレー。試作アイアンの方はまだしばらく時間がかかりますが、プロトタイプのパターは来月ぐらいから発売できるかと思います。

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さて、この時期はシャフトが次々と登場しています。USTマミヤからはアッタスパンチ三菱レイヨンからディアマナBFグラファイトデザインからはツアーADのTP。この流れだと、恐らく、フジクラからも新しいシャフトが登場するでしょう。

そこで今回は、新作シャフトを試打する時の「心得え」について、超私的に書いてみたいと思います。

 

マーク金井がシャフトを試打する時、まず心得ていることは、、、、

 

 同じヘッドで違うシャフトを打つことです。

 

当たり前ですが、シャフトだけでボールを打つことは出来ません。シャフトはヘッドに装着して初めてクラブとして成立し、ボールを打つことができます。なので、シャフトの違いを正しく知るためには、ヘッドを変えない事です。シャフトによってヘッドが変わってしまうと、打った弾道がシャフトによるものなのか、ヘッドによるものなかかが分かりづらくなるからです。2016年のマーク金井の場合、新しいシャフトは必ずこのヘッドでテストしています。

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もうひとつは重さと硬さと長さを同じにして打ち比べることです。

 

シャフトは重さと硬さが変われば特性が変わります。モデルごとのシャフトの特性の違いを知るためには、できるだけ比較するシャフトの重さと硬さを統一した方が、シャフトの違いをジャッジしやすくなります。マーク金井はドライバーのシャフトは50g台のSがデフォルト。新しいシャフトを試打する時は、まずはM2に50g台のSを装着します。長さも45.25インチ(ヒールエンド法)に統一しています。

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 そして3つめはグリップはすべて同じモノを装着します。

 

最近はグリップのバリエーションが豊富で、太さ、握り心地(硬さ)がモデルによって違ってきます。同じシャフトでもグリップが変われば微妙にフィーリングが異なるので、シャフトを打ち比べる時はグリップを同じモノを装着した方が、シャフトの違いをより正確にジャッジできます。マーク金井が新作シャフトを試打する時は、アナライズオリジナルグリップ(M60、50g)を必ず装着します。

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ここまで書くと、察しのいい人はもうお分かりだと思います。同じシャフトでも、装着するヘッドが異なればシャフトのフィーリング(挙動)は変わってきます。また、長さやグリップを変えてもシャフトのフィーリング(挙動)は微妙に異なってくるのです。

 

シャフトの特性(しなり方)をチェックする方法はいくつかありますが、シャフト性能を正しく知るには「できるだけ同じ条件でテスト」ことです。もちろん、これはあくまでマーク金井のやり方であって、これが正解というわけではありません。シャフトメーカーから送られてきたクラブを試打しただけでシャフトの特性をピタリと言い当てる有識者もいると思います。

 

シャフトに対する考え方は人それぞれ。マーク金井の場合は、使い慣れたエースドライバーのヘッドに装着し、どんな打球が出やすいか(出るか)をチェックすることで、新作シャフトを評価しています~。

 

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2016年06月20日超私的な試打 UTSマミヤ アッタスパンチ(ATTAS PUNCH)

昨日はアナライズセミナーデー。前半は1000分の1秒でシャッターが切れる高速度カメラを使っての「インパクトセミナー」。30分の休憩を挟んだ後半は、いろんなシャフトを実際に打っいただき、シャフトの正しい使い方を体験していただく「シャフトセミナー」を実施。どちらも満員御礼。これまで同様、今回の受講者もクラブの使い方に関するタネと仕掛けを肌で感じていただけたかなって思っています。

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そして夕方からはゴルフ雑誌の取材でユーティリティの試打&撮影。約2時ほど、打っては喋り、打っては喋りを繰り返しました。

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そして、そして、セミナーとユーティリティの試打の合間には、届いたばかりのシャフトをガッツリ試打しました。試打したのは、、、

 

UTSマミヤ アッタパンチ(ATTAS PUNCH)

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正式発売は9月2日ですが、限定1000本に限り7月1日(金曜日)に先行発売されます。この先行発売に合わせて、アナライズに試打シャフトが届きました。ちなみに、マーク金井が今回試打するのは、、、、

 

 50g台の5S

 

55歳を過ぎてからはドライバーのシャフトは50g台にしているので、それに合わせてもらいました。ちなみに、アッタスパンチの5Sは57g。50g台にしてややや重めです。ドライバーで組上げたスペックをざっと紹介すると、、、

 

ヘッド テーラーメイドM2(ロフト9.5度)
長さ  45.5インチ(ヒールエンド計測)
重さ  308.7g
振動数 246cpm
CF値  3.68
トルク 5.3度
キックポイント ミッド(中調子)
(トルクとキックポイントはメーカ-値、それ以外は実測値)

 

数値から分るのは、手元側が軟らかい、そしてシャフト中央付近もそれほど硬くありません。実際、ワッグルしてみても「これって手元調子じゃないの?」ってぐらい手元側が「クニャッと」しなります。対してシャフトの先端側はしなる感じはありません。しなりを感じるのは手元から中間部分で、先端側は剛性の高さを感じます。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

1発目は軽いフェード、2発目の軽いフェード、そして、3発目の軽いフェード

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まるで絵に描いたように3発とも同じ弾道でした。M2のフェースアングルが2.5度オープンなことも影響していますが、インパクトゾーンでフェースがクローズになりにくく、ヘッドもアッパーに動きづらいいシャフトです。シャフト先端側が硬めに仕上がっていることと、トルクがやや多めなことが影響しているのでしょう。捕まり良さを求めたシャフトではなくて、捕まり過ぎを抑えたシャフトです。そして、ヘッドの入射角が安定しているのでミート率が良くなるシャフトです。入射角が安定していることを考えると、ドライバーだけでなく、FWと相性の良さも強く感じました。

 

メーカー側もコメントしていますが、アッタスパンチのシャフト挙動は、同じ黄色のカラーリングのアッタス参上に似ています。アッタス参上と打ち比べると、アッタスパンチの方がトルクが多い分だけしなりを感じやすく、トップからダウンでの切り返しでタイミングが取りやすくなっています。また、手元がしなるのでシャフトがタメを作ってくれる感じが増しています。手元のしなり感が大きいので、スピーディーに切り返すよりも、ゆったり切り返したい人が振りやすく感じるシャフトです。

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しなり戻りのスピードも、アッタス参上と同じく、アッタスパンチもややスローです。このため、ハンドファーストな状態でインパクトを迎えやすく、高弾道よりもやや抑えた弾道が打ちやすく仕上がっています。また、インパクトでフェースクローズになりづらいので、左へのミスを気にせず、しっかり叩いていけます。

 

インパクトゾーンでシャフトの加速感を求める人には、アッタスパンチはやや物足りない感じがするかも知れません。加速感を求めるならば、アッタス4UアッタスG7の方がイメージ通りにシャフトが動いてくれるでしょ。対して、左のミスを軽減したい人、切り返しでタメがほどけやすい人(シャフトのしなりを上手く使ってスイングしたい人)や、ミート率を安定させたい人には、アッタスパンチはかなり期待に応えてくれるシャフトになるでしょう~。

 

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インパクト解析セミナー

6月25日13時

アナタのインパクトをマーク金井が丸裸にします

時間は1時間30分  お値段は3000円  人数は6名限定です。

参加資格はドタキャンしない方(汗)

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

あっ こちらしばらく売り切れとなっておりましたが入荷しました

スーパーシャット君!!

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マジックマリガン UT35

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