マーク金井blog

カテゴリー: トーナメントから

2014年04月18日19歳でメジャー初優勝を遂げたレクシー・トンプソンに学ぶ飛ばしの極意!!

昨日から国内男子ツアー「東建ホームメイトカップ」が開幕しました。初日を終えて、トップは谷口徹プロら5選手が5アンダー。1打差の6位タイには池田勇太プロを含めた6選手がつけています。そしてニュースとなっているのが最下位に大津将史プロ。スコアはなんと101。3桁の大台のスコアはプロツアー史上2番目のワーストスコアです。ちなみにワースト記録は122。これは実際に叩いたスコアではありません。スコアカードに余計な数字が記入されており、それが合算されたことで、122になっています。

レギュラーツアーで102というスコアは信じられない記録ですが、信じられないという意味では今週の週刊ゴルフダイジェストのカラーグラビアに登場しているレクシー・トンプソンも引けを取りません。

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19歳55日でメジャー競技「クラフトナビスコ選手権」に優勝。こちらも史上2番目という記録です。180センチの長身を活かし、ドライバーの飛距離はなんと‥‥

275ヤード超!!!!

そのスイングを観てみると、特徴的なのが下半身の使い方。ダウン後半からインパクトにかけてジャンプするような感じで両足がつま先立ちになっています。かつて、女子ツアーでロングヒッターだった、ローラ・デービースと同じような感じのスイングをしています。

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スイング中に飛び上がるのは彼女だけではありません。ジュニアゴルファーや、男女を問わずヘッドスピードが並外れて速いプロの中にも、ジャンプする人が少なからずいます。

さて、このインパクトゾーンでのジャンプ。

ジャンプするということは下半身のパワーを最大限使ったことになりますが、実は、ヘッドスピードを上げるのに役立つだけでなく、今どきの道具(クラブ)を使いこなすのにも役立つ動きなのです。3日ほど前に、トンプソンのスイングを解説した吉田一尊プロがアナライズの神田スタジオにこられて、ジャンプのメリットについてこう説明してくれました。

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「ジャンプするとパワーを最大限出せますが、もうひとつメリットがあるんです。
飛び上がると腰の回転が止まり、振り遅れのミスを防げます。腰の回転が止まることで、タイミング良く腕の振りにブレーキがかかって、クラブを体の前に振り出すことが出来ます」

今どきのドライバーは重心距離が長くて振り遅れのミスが出やすいが、ジャンプアップしてインパクトを迎えると、重心距離が長くても振り遅れないでインパクトを迎えられると吉田プロは言う。実際、トンプソンもそうで彼女が使っているのはコブラのバイオセル。このドライバーは重心距離が非常に長く、振り遅れるとプッシュアウトが出やすいドライバー。彼女の場合、ジャンプして体の回転に急ブレーキをかけることでヘッドをタイミング良く戻しています。

では、我々アマチュアもジャンプアップすれば、ヘッドスピードが上がり、今どきのドライバーでも振り遅れのミスを減らせるのか?

「スイングにプロもアマチュアもありません。ジャンプアップをマスターすれば、飛んで、振り遅れないスイングが身につきます」(吉田プロ)

マーク金井はインパクトゾーンで右ひざが前に出てしまう癖があります。トンプソンのように両膝ひざが伸び上がりません。インパクトで両足カカトを宙に浮かせようとしても、上手く浮き上がりません。吉田プロにジャンプアップするコツを聞いてみたら‥‥こんなドリルを紹介されました。

「前ではなく、後ろ(背中側)にジャンプすればいいんです。その前段階としてお勧めしたいのがインパクトで右足つま先を浮かせて下さい。これを意識して練習すると正しくジャンプアップできるようになります」

そう言うや、吉田プロはスタジオの打席に入るや、右足つま先を浮かせるドリルをデモンストレーション。iPhoneで動画を撮ると、確かに右足つま先を浮かせると、両足のヒザがピンと伸び、足の裏側の筋肉を使ってジャンプアップできています。

吉田プロの解説、そしてドリルを実践するとマーク金井はさらに飛距離を伸ばし、夢の315ヤードも達成できそうな気がしました。実際、吉田プロからも「マークさんはまだまだ伸びしろがありますよ」と。

これはもう飛ばしのレッスンを聞かずにいられません。このブログを読んで下さっているゴルファーにも吉田プロのレッスンを紹介せずにいられません。

ということで、急遽4月29日にアナライズで吉田プロのレッスンセミナーを開催しますが・・予約殺到してすでに満席。好評なので5月も開催したいと思っています。(5月開催日は未定、決定次第ブログで告知します)

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2014年04月16日マスターズを制したB.ワトソンに学ぶ、ぶっ飛びドライバーの使い方!!

今年のマスターズを制したのはレフティのB.ワトソン。 ワトソンがクラブ契約しているのはPINGで、2年前に勝った時はG20。今回、2度目のマスターズを制した時に手にしたドライバーはG25です。どちらもヘッドはピンクにカラーリングされていますが、クラブ自体はピンのプロパー品。どちらもヘッド体積は460CCとルール最大級ですし、投影面積が大きいのでハードな印象のクラブではありません。ピンの中でもGシリーズはツアープロよりもアマチュアゴルファーを意識したモデルです。

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さて、このG20とG25。ワトソンは米ツアーでも屈指のロングヒッターですが、彼はスイングだけでなく道具(クラブ)でも飛距離を稼いでいます。

G20
ヘッド重量201.1g
慣性モーメント4967gcm2
重心距離43.4mm

G25
ヘッド重量206.4g
慣性モーメント5282gcm2
重心距離43.3mm

(数値はゴルフクラシック2013年度版より引用)

2つのモデルとも典型的な今どきのドライバーですが、飛びの要素がきっちり入っています。それは‥‥

ヘッド重量が重いこと(200g以上)
重心距離が長いこと(40mm以上)
慣性モーメントが大きいこと(4600gcm2以上)

この3つの条件が満たされているドライバーは、満たされていないドライバーよりも飛び指数が高くなります。

重ヘッド
長重心距離
大慣性モーメント

これらはすべてボール初速を上げてくれる要素です。ただし、この3つの要素が色濃く出たドライバーは誰でも飛ばせるわけではありません。

重いヘッド、長重心距離、大慣性モーメントなヘッドは振り遅れやすくなりますし、振り切るためにはパワーが求められるからです。また、重心距離が長くなるほどヘッドが返りづらくなる特性があります。ワトソンは並外れたパワーがありますが、そのパワーによってクラブの挙動を上手くコントロールしているのです。言い換えると、パワーが無いゴルファーや、長い重心距離に対応できるスイングをしていない人の場合、G20やG25の飛びのポテンシャルを100%引き出すことが難しくなります。

ちなみにPINGは昔から重ヘッド&長重心距離のドライバーを作っていたわけではありません。昔は重心距離が短いヘッドやヘッド重量が軽いドライバーを作ってました。ヘッド重量を重く、重心距離を長くし始めたのは、2010年くらいからです。

さて、ワトソンが愛用しているG20&G25。

重いヘッドを使いこなすためにはある程度のパワーが必要です。ヘッドスピードはあまり関係ありません。重さを感じないだけのパワーがあればヘッドスピードが40m/s以下でも使いこなせます。

そして、長重心距離については2つの方法論があります。ひとつは、ワトソンのようにパワーで重心距離の長いクラブをねじ伏せてしまうこと。PINGに限らず、重心距離が長いドライバーはフェースを開いて上げてしまうと振り遅れやすくなりますが、パワーがあればフェースをスクエアに戻していけます。ワトソンの場合、トップでシャフトクロス気味、フェースもやや開き気味ですが振り遅れないのは、並外れたパワーがあるからです。

パワーが並外れていない場合は、テークバックでとにかくフェースを開かないこと。フェースをシャット気味に使い、トップでもシャットフェースを意識して下さい。宮里藍プロのようにトップでフェースが空を向く感じになっていれば、長い重心距離のドライバーも振り遅れないで打っていけます。

ちなみに、テークバックやトップでフェースが開いているかどうかというは自覚するのが難しいです。フェースの向きを正しくチェックするにはiPhoneやスマホ、デジカメ等で写真や動画を撮ってチェックすることを強くお勧めします。

もしくはEPSONのMトレーサーなどを使い、スイング中のシャフトの回転角をチェックして下さい。テークバックでシャフトを時計回りに回転させてしまうと、それに連動してフェースは開いてしまいます。Mトレーサーはスイング中、どこでシャフトを回転させてしまっているのかを、かなり細かくチェックできます。

クラブが変われば理論(スイング)は変わります。 PINGのドライバーで飛距離アップを狙うならば、まずはフェースの向きのチェックが必要不可欠でしょう〜。

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シャットフェースにはスーパーシャット君

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シャットフェースにはスーパーシャット君です

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2014年04月14日マスターズを制したB.ワトソンに学ぶ、ぶっ飛びドライバーの選び方!!

今年のマスターズを制したのはレフティのB.ワトソン。序盤は同じ組のJ.スピーズがペースを握ってましたが8番、9番で流れが変わりました。スピーズが連続ボギーを叩いた時に、ワトソンは連続バーディー。2ホールでスコアが4打も変わり、それ以降は、ワトソンが安定したプレーで最終ホールまで駆け抜けました。バックナインではワトソンが圧倒的な飛距離でアドバンテージを奪い、スピーズに付け入る隙を与えないまま勝負は幕を閉じました。

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写真はGDOから転載 GDOの記事は写真をクリック

特に圧巻だったのが13番ロング。ほぼ直角に左ドッグレッグしているホールでワトソンは果敢にショートカットを狙って成功。ショートアイアンで2オンを果たしてバーディー。対して、スピーズはティショットを右の林に打ち込み、3オン2パットのパーでホールアウト。この時点で3打差を付け、そのまま逃げ切りました。レフティの優勝は過去12年で6度目だそうで、これは他のトーナメントに類を見ません。マスターズは左ドッグレッグが多いのでドローヒッターに有利なコースだと言われてますが、
レフティの場合はフェードが有利なコースとなります。実際、8番、13番でワトソンはフェードで飛距離を稼いでました。

ワトソンがマスターズに勝ったことで、ゴルフ雑誌はワトソンがらみの企画を立ててくると思いますが、一足先にここではワトソンが使っているドライバーについて解説しましょう。ご存じのようにワトソンはPINGの契約プロで、ドライバーについても同社のクラブを使っています。一昨年マスターズを初めて制した時はG20。今回、2度目のマスターズを制した時に手にしたドライバーはG25です。ワトソンは米ツアーでも屈指のロングヒッターですが、彼はスイングだけでなく道具(クラブ)でも飛距離を稼いでいます。

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ババ・ワトソン愛用のドライバー 写真はGOLFWRX.comより転載

G20
ヘッド重量201.1g
慣性モーメント4967gcm2
重心距離43.4mm

G25
ヘッド重量206.4g
慣性モーメント5282gcm2
重心距離43.3mm

(数値はゴルフクラシック2013年度版より引用)

両モデルとも典型的な今どきのドライバーですが、飛びの要素がきっちり入っています。ドライバーはルールで‥‥

反発規制(CT値257us±18us)
ヘッド体積規制(460cc以内)
慣性モーメント規制(5900gcm2以内)

上記の条件を満たなければなりませんが、ルール適合内でも飛びに有利なスペックというのがあります。それは‥‥

ヘッド重量が重いこと(200g以上)
重心距離が長いこと(40mm以上)
慣性モーメントが大きいこと(4600gcm2以上)

この3つの条件が満たされているドライバーは、満たされていないドライバーよりも飛び指数が高くなります。

 

ヘッドが重い=反発力UP

 

反発係数が同じでもヘッドが重い方が衝突エネルギーが増して、ボール初速が上がります。

重心距離が長い
慣性モーメントが大きい

一般に重心距離が長くて重心深度が深いと慣性モーメントが大きくなります。慣性モーメントが大きいヘッドはミスに強い(ミスヒットしてもヘッドがブレにくい)ことがアピールされていますが、実は芯で捕らえた時も飛距離が伸びやすくなります。
ヘッドはシャフトを軸にして回転しながらインパクトを迎えますが、この2つの要素が大きいヘッドは回転エネルギーが大きくなってボール初速を上げてくれます。慣性モーメントが大きいヘッドは回転しづらいため、回転させるのにエネルギーが必要です。回転やすいヘッドよりも、回転しづらいヘッドを回転させた方が、インパクトで当たり負けしづらい分だけ、ボール初速を上げやすくなるのです。

ワトソンは並外れたパワーで並外れたヘッドスピードを出して飛ばしていますが、ゴルフクラブでも飛びに有利な道具を使っています。では、我々アマチュアもワトソンと同じ道具を使えば、飛距離を伸ばせるのか?

答えはYESでもあり、NOでもあります。

その理由については次回、じっくり説明しましょう〜。

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2014年04月13日長尺パターが高速グリーンに有利なのには圧倒的な理由がある!!

マスターズは昨日予選ラウンドが終わりました。このブログがアップされる頃には3目の順位も出ているかと思いますが、2日目終了時点での首位は、レフティのB.ワトソン。昨年の覇者、A.スコットは前半のアウトで3ボギーと崩れましたが、後半のインでは3バーディーと盛り返し、4打差の3位タイといいポジションにつけています。

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写真はGDOより転載

そして、大ベテランのF.カプルスも2アンダーで7位タイと大健闘しつつも、優勝候補であるF.ミケルソンは予選落ち。マーク金井は1993年にマスターズを現地取材しましたが、優勝したのはドイツのB.ランがー。当時、ミケルソンはアリゾナ州立大学の大学生で、アマチュア資格で参加してたのを記憶しています。

さて、今日のエントリーは長尺パターについて。優勝争いの中で、A.スコットは長尺パターを使っていますが、オーガスタのコースと長尺パターは相性がすこぶるいいです。オーガスタは「ガラスのグリーン」と呼ばれているように、ものすごくグリーンが速いのが特徴ですが、グリーンが速くなるほど長尺パターはメリットがあるからです。例えば、もしオーガスタがバリバリの高麗グリーンだったならば、長尺パターのメリットはかなり薄れてしまいます。

では、なぜ長尺パターは超高速グリーンと相性がいいのか?

遅いグリーンというのは、ボールを転がす時に大きなエネルギーが必要です。グリーンが遅くなるほど芝の抵抗を受けながら転がるからです。対して、グリーンが速くなるほど、ボールを転がす時に大きなエネルギーは必要ありません。芝の抵抗が少ないからです。そして、速いグリーンになるほど微妙なタッチが求められます。ちょっと強く打ったりしたら3メートル以上オーバーしますし、オーガスタのように傾斜の強いグリーンでは、距離感を少し間違えただけでボールはグリーンに外にこぼれ出てしまうからです。また、ショートパットにおいてはインパクトでパンチが入ったり緩んだりしやすくなるので、1mでも油断ができません。オーガスタに限りませんが、グリーンが速くなるほどインパクトで力加減が入りづらいストロークの技術が求められます。

そして、ショートパットを打つ時、

インパクトで力加減が一番入りづらいのが長尺パターです。

長尺パターは長さが44〜48インチと非常に長く、長さに目を奪われがちですが、ヘッドもパター全体も非常に重くなっています。このためクラブ全体の慣性モーメント(MOI)が非常に大きい。結果、テークバックをするには大きなエネルギーが必要ですが、いったんテークバックが始まれば後はパターが勝手に動きます。加えて、グリップエンドを固定することで、オートマチックに振り子運動ができます。パッティングはメンタルな要素が大きいですが、通常の長さのパターよりも長尺パターの方がプレッシャーがかかった場面でも、パターが変な動きをしづらい分だけ、普通の長さのパターよりもストロークが安定し、距離感、方向性が良いパットが打てます。

加えて、長尺パターはヘッドが大きくて、重い。

A.スコットが使っているパターはS.キャメロンの「フーチュラXプロトタイプ」。ヘッドはネオマレット型パターよりも巨大で、ヘッド重量も20g以上重くなっています。結果、ヘッドの慣性モーメントも巨大です。

ヘッドの慣性モーメントが大きいほどミスヒットした時(芯を外した時)、ヘッドがブレません。ヘッドがぶれにくくなる分だけ、方向性と距離感が安定します。パターはヘッドスピードが非常に遅いショットですが、高速度カメラで撮影すると、トウやヒール側に打点がズレると、ヘッドがグリッと回転し、ボールは真っ直ぐ転がりづらくなります。それが、長尺パターの場合は、ヘッドの大きさとヘッドの重さで、ミスがミスにならないような性能を持っているのです。

高反発規制
クラブの長さ規制(48インチ以内)
本数制限規制
慣性モーメントの数値規制
ボールの初速制限規制

ゴルフでは用具(クラブ、ボール、ティ)に関する規制がありますが、規制される項目というのは、明らかに性能に影響が及ぼされる要素。長尺パターは見た目にカッコ悪いということもあってアマチュアの間では普及してませんが、こと性能に関しては通常の長さよりも明らかにカップインの確率が上がるファクター(要素)があることが物理的に確認できています。なので、ルールでアンカーリングが禁止され、その結果として長尺パターが使えなくなることは致し方ないと思います。

ショートパットを苦手にしているならば、普通のパターでもヘッドだけでなく、パター全体が重い(クラブMOIが大きい)方がインパクトで余計な細工が入りません。マーク金井はナチュラルパターを設計しましたが、これはハンドファーストに打ちやすく、そして手元側(グリップ重量135g)を重くすることでクラブMOIを上げています。高速グリーンで3パットが多い人、ショートパットがスムーズに打てない人は、普通の長さでも、総重量が重いパターを使った方が道具でミスを減らせるでしょう〜。

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グリップ側を重くするには、中尺用グリップを装着するのもいいですが、シャフトスタビライザーをつかえばクラブMOIがあがりますよ

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2014年04月07日距離感が良くなるゴルフボールを選ぶコツとは!?

昨日のヤマハレディースでは元賞金王の維持を見せたアン・ソンジュが接戦を制して今季ツアー初優勝しました。通常女子ツアーは3日間競技ですが、ヤマハレディースはメジャー同様、4日間競技。4日間あるとミスを取り戻すことができる反面、勢いだけでは勝てません。優勝したアンソンジュに限らず、上位陣は安定感に溢れている選手ばかりでした。

アン・ソンジュに比べると安定感が微塵もないのが今年の阪神。一昨日は11点も取りながら負けてしましましたし、昨日も危なっかしい勝ち方をしています。9戦終えて4勝5敗ですが、防御率がとにかく悪いのがかなり気になります。

そして、ゴルフにおいて安定感を出すために必要なのは、距離感です。いくらナイスショットしてもグリーンオーバーしては意味がありません。アプローチでスピンを効かせすぎてカップをショートするのはスピンの無駄遣い。どちらも、ナイスショットした気持良さを味わうことはできますが、スコアメイクという視点で捉えればナイスショットではなくミスショットです。

とまあ、取って付けたような前置きはこれぐらいにしておいて、今日のエントリーは距離感が良くなるゴルフボールの選び方についてです。

距離感とは、

 100y打ちたい時、ナイスショットして100y飛ぶボール

30yのアプローチで30yきっちり飛ぶボール
アプローチで10yランさせたい時に10y転がるボール
5mのパットを打った時、5mちょうど転がってくれるボール

距離感というのは人によって違いますが、これらが満たされるボールというのがその人にとって距離感が出やすいボールになります。そして、今どきのボールは多様化しているので、ボールの飛び方、スピンのかかり方が異なります。プロ、上級者でも距離感が合いやすいボールと距離感が合いづらいボールとがあります。

では、どこにこだわってチェックすれば、距離感が合うボールを選べるのか?

優先順位としては‥‥

パットの距離感
アプローチの距離感
アイアンの距離感
ドライバーの距離感

まずパットに関して言うと、音と手に伝わる感触が距離感に影響を及ぼします。ですので、セルフチェックでお勧めしたいが「目を閉じて」パットを打ってみること。ゴルフ場で無くてもかまいません。どこでもいいから目を閉じて2メートルの距離を打ってみて下さい。これで2メートル転がるのが距離感のいいボールです。応用編としては、下りのパットを打つのもいいです。下りの速いラインでイメージ通りの距離がでやすいボールは、高速グリーンでプレーする時に距離感があいやすくなります。

次にアプローチの距離感について。パットの時と同じく、自分が打ちたい距離と実際に飛ぶ距離がマッチしているかどうかチェックします。例えば、30y打ちたい時に、何ヤード飛ぶかチェックする。そして、もう2つチェックポイントがあります。ひとつは、

落下後のランの距離

アプローチではこれが非常に重要で、落下のランがイメージとマッチしていないと距離感が安定しません。スピンが強くかかる方が距離感合うと思われがちですが、そんなことはないのです。ゴルファーによってはスピンがかかり過ぎると距離感が合いづらくなる人もいるのです。キュキュッとスピンがかかって大きくショートすると「今のは上手く打ち過ぎた」なんて言う人がいますが、これは完全に自己満足な台詞〜。本当に上手く打ったらカップインしてもらわなくては困ります。「上手く打ち過ぎた」という台詞が出やすい人は、スピンが強くかからないボールを使った方が距離感が良くなります。具体的には、スピン系のボールよりもディスタンス系のボールや、最近増えてきたスピン系とディスタンス系の中間ボールを使った方が「上手く打ち過ぎてショート」のミスを減らせるでしょう。

もうひとつのチェックポイントは打点位置。アプローチで打点位置が上下にズレやすい人は、スピン性能を重視したスピン系ボールよりも、ディスタンス系のボールや中間系ボールをお勧めします。ツアープロが使うスピン系ボールの場合、打点位置が上下にズレてしまうとスピン量が500回転以上ことなり、同じヘッドスピード、同じロフトでボールを捕らえても、実際にボールがキャリーする距離、落下後のランの距離が大きく変わってしまうからです。わりといい感じで打っているのに、手前にショートしたり、ピンを大きくオーバーする人の場合、打点位置が上下にズレている場合が少なくありません。このタイプの人もスピン系よりもディスタンス系、中間系のボールを選んだ方がアプローチの距離感が合ってきます。

写真 1 (6)

タバコの銘柄に負けないぐらいゴルフボールの種類は豊富ですが、ほとんどのボールにはスピン系とかディスタンス系の表記がなされています。アプローチの距離感が安定していない人は、ディスタンス系ボールの中から色んなボールをテストしてみて、
距離感が合いやすいボールを選んでみることをお勧めしたいですね。

アプローチの距離感が良くなるボールを使えば、「上手く打ち過ぎた」なんていう台詞を吐く回数が減れば、それだけでスコアは確実に良くなるでしょう〜。

おーっと、撮影の時間が迫ってきました。この続きは次回アップします〜。

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