マーク金井blog

カテゴリー: 計測器、分析法

2013年09月13日コンピュータ弾道計測器の上手な使い方とは‥‥

ー昨日は六本木ヒルズの隣、グランドハイアットホテルにて松山英樹プロの契約記者発表がありました。健康サポートメーカー「ファイテン」松山プロとアドバイザリー契約を結び、そのお披露目会に顔を出してきました。東北福祉大学出身、元阪神タイガースの金本知憲さんが仲介役となったそうです。石川遼プロコラントッテと契約しているわけですから、若手トップ2が健康サポート器具を首や手首などに装着しながらプレーすることになります。マーク金井も、記者発表のお土産でいただいたシリコーン素材のブレスレッドをとりあえず装着してます。

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さて、今回はコンピュータ弾道計測器についてお話しましょう。神田のアナライズには現在、3台の弾道計測器があります。

初代ベクター
フライトビジョン
ユピテル

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アナライズにある弾道計測器アレコレ

そして、ゴルフショップやクラブメーカーの試打ルームには、様々な弾道計測器が完備されています。

クラブメーカー系では

サイエンスアイ(ブリヂストン)
デジタルインパクトワールド(ダンロップ)
レッドアイ(PRGR)
マットシステム(テーラーメイド)
CPAS(キャロウェイ)
nFlight(PING)

他ではヤマハミズノマルマンフジクラもオリジナルの弾道計測器を使って飛距離計測、フィッティングを行っています。

弾道計測器メーカー系では

トラックマン
フライトスコープ
アチーバー
GC2

そしてゴルフ量販店のゴルフ5では、オリジナルの弾道計測器を用いて飛距離計測、クラブフッティングを行っています。

ざっと数えただけで10以上の弾道計測器があるわけです。マーク金井も仕事柄、ほぼすべての計測器で試打したことがありますが、数値(飛距離、ボール初速、スピン量、打ち出し角、その他)の出方というのは、計測器によって多少変わってきます。飛距離が出やすい(出ににく)モノもあれば、ボール初速が出やすい(出にくい)モノもあります。スピン量についても多く(少なく)出るモノがあります。

では、どれが一番正確な弾道計測器なのか?

この手の質問をアマチュアの人からよく受けますが、正直に言うと分かりません。飛んでいるボールのスピード、角度、スピン量というのを可視化できないからです。飛距離の精度についてはある程度分かりますが、それ以外はブラックボックスだからです。

では、どんな風に使えば弾道計測器は役に立つのか?

一番のポイントは、自分の使う弾道計測器をひとつに絞ることです。よく聞くのが「キャロウェイで打ったら○○○ヤード飛んだのに、ブリヂストンで打ったら○○○ヤードしか飛ばなかった‥‥」。これをやると迷路に入ります。弾道計測とうのは相対値を調べるモノだからです。マーク金井は神田で試打する時、フライトビジョン、そしてユピテルを2台同時使用してます。そして10年くらい続けているGDOの試打インプレッション「マーク金井の打たずにいられない」でも、毎回、同じ計測器を用います。理由は単純、計測器をひとつにして数値の差を見れば、試打したクラブがボール初速が出やすい(出にくい)のか、ボールが上がりやすい(上がりづらい)のか、スピン量が多い(少ない)のか、飛ぶか(飛ばない)のかが分かるからです。

そして、マーク金井は実測で飛距離をチェックする時は、9ホールの千葉市民ゴルフ場でチェックしてます。同じフィールドでテストした方が、クラブの飛びの違いを正確にチェックできるからです。

ゴルフもホームコースがあった方が飛距離を正確調べられるのと同様、弾道計測器もホーム計測器というのをひとつ持って下さい。いつも同じ計測器を使っていれば、クラブの性能をかなり客観的に調べることが出来ますし、クラブを買い換える時にもかなり役立ちますよ~。

(▼▼)b

PS.ゴルフの竪琴、好評発売中。仕入れても仕入れてもすぐに売り切れてしまいます。ボールを打ってもスイングは中々変わりませんが、竪琴で素振りすれば確実にスイングを良くできます。シャフトのしなりも上手く使えるようにもなってきます~。

P1030604 ご興味あるかた、購入してみたい方は写真をクリック

 


2013年04月24日ポケット距離計測器、ユピテルの達人的な使い方!!

今週発売の週刊ゴルフダイジェストから、マーク金井の衝動買い日記「新・買わずに入られない」が始まりました。以前は中古クラブを買い漁るのがメインでしたが、今回はクラブではなくてデジ物がメイン。週刊アスキーでやりそうな連載を週刊ゴルフダイジェストで始めちゃいました(笑)

その記念すべき連載1回目に取り上げたデジタル機器がこれっ!!

サイズはiPhone5とほぼ同じ~

サイズはiPhone5とほぼ同じ~

ユピテルのスイングトレーナー「GST-3 Pocket」

スイングトレーナーというネーミングは何とも微妙ですが、要するにヘッドスピードとボール初速の計測器。クルマのスピード違反で使うレーダー探知機同様、このユピテルもドップラー効果によってスピード(ヘッドスピードとボール初速)を計測します。最近、男子ツアーのゴルフ中継では「トラックマン」という非常に高価な弾道計測器が登場してますが、これもまた計測方法はドップラー効果で弾道計測しています。トラックマンが500万円以上するのに比べると、このGST-3 Pocketは1万5000円前後。値段が300倍以上違いますが、機械自体がやってることはほぼ同じです。気になる精度についても、トラックマンの300分の1なんてことはありません。ボール初速はトラックマンよりも少し甘めに出ますが、こと飛距離(正確には推定飛距離)はトラックマンとほぼ同等の精度があります。

アナライズには写真画像を用いた弾道計測器が2台あります。1台は初代のベクター。もう1台はフライトビジョン。どちらも70万円以上する高価な計測器ですが、これらと比べてもユピテルの飛距離精度はまったく見劣りしません。例えば、ドライバーで計測すると、フライトビジョンで250ヤードならば、ユピテルでも250ヤード±2ヤード。値段は「大人のおもちゃ」ぐらいなのに、その性能たるや‥‥メーカーがクラブ開発に使えるレベルです。それでいて手軽で、スイッチポンですぐに使える。高価な弾道計測がパソコンだとしたら、ユピテルはiPadってな感じで使えます。

さて、このユピテル

地面にポンと置くだけで、ヘッドスピード、ボール初速、ミート率、そして飛距離(正確には推定飛距離)が瞬時に測れますが、ただチェックするだけではもったい。数値の見方にこだわって使えば、ゴルファーにとってかなり強力な武器になります。

例えば、飛ぶドライバーヘッドの見つけ方?

飛距離が出たら飛ぶドライバーだと思われがちですが、ヘッドのポテンシャルをチェックする時、マーク金井がこだわっているのが芯で捕らえた時のミート率。ミート率とは‥‥
ボール初速÷ヘッドスピード
例えば、ヘッドスピード40m/sでボール初速が60m/sが出たとしましょう。このドライバーのミート率は1.5です。ユピテルはボール初速が甘いのでミート率が1.5を超えることもありますが、この数値が高いほどヘッドのポテンシャルが高い、すなはち飛ぶドライバーヘッド。ヘッドスピードはシャフトが軽い方が上がりますが、軽いシャフトはミート率が上がるとは限らないからです。マーク金井は2012年モデルのドライバーをほとんど打ってますが、その中でミート率が特に高かったのがタイトリストのVG3とテーラーメイドのグローレ。どちらも新潟の遠藤製作所で作られたヘッドですが、ルール適合の中ではフェースの弾きがトップクラスです。
次に、ドライバーが苦手な人ならば、芯を外した時の飛距離、ミスショットをした時の飛距離をチェックして下さい。ミスした時の飛距離、すなわち最低飛距離が出るドライバーというのは、コースに出た時に威力を発揮してくれるからです。アマチュアの多くは会心の1打、奇跡の1発が出た時の飛距離を見るのには熱心ですが、ミスショット時の飛距離についてはほとんど関心がありません。練習場でボールを打っている人を見ても、ナイスショットは最後までボールを追いかけますが、ミスショットした時はボールを全然追いません。気持ちは分かりますが、コースに出た時はミスショットを消し去ることはできない。ミスに強いドライバーを選ぶ、ミスした時に飛距離が出やすいドライバーを選ぶと、ドライバーのフェアウェイ生存率が上がり、ひいてはスコアアップにつながります。ヘッドスピードが35~43m/sぐらいで打った時、マーク金井が試打してミスに一番強かったのはヨネックスの白黒ツートン、i-EZONEです。

ユピテルはシャフトフィッティングにも使えます。シャフトを試打する時にチェックしたいのはヘッドスピードの出方とミート率。5球ぐらい続けて打ってヘッドスピードが変わらないのが理想的なシャフトです。自分に合ったシャフトはタイミングが取りやすい。タイミングが合えばヘッドスピードが一定になりやすいからです。逆に言うと、打つ度にヘッドスピードが変わってしまうシャフトというのは、たとえ飛距離が出たとしても、コースに出た時には扱いづらいシャフトになる危険性が高いです。そしてミート率が高く出るシャフトというのは、芯で捕らえやすいことを証明しています。ヘッドスピード、ゴルファーの腕前によっても異なりますが、ボクの場合、ミート率が1.5~1.55ぐらい出るシャフトはミート率が良いシャフトだとジャッジしています。
ゴルフショップの試打スペースには、必ずといっていいほど高額な弾道計測器が完備していますが、ボクはユピテルを持参して試打することを強くお勧めします。どこの店でも、、いつも同じ計測器でチェックすれば、客観的にクラブの性能、自分との相性をチェックできるからです。幸いなことにこのポケットタイプのユピテルはiPhoneと同じぐらいの大きさ。

iPhone5よりも20g軽量~

iPhone5よりも20g軽量~

 

重さは110gと軽量。鞄の中に入れても邪魔になりません。練習場やコースでもユピテルを使うと、アイアンやアプローチの距離感を磨けます。
ポケットタイプのユピテルは1万5000円前後。世の中、安いモノだからけですが、トラックマンに比べると、この値段は安すぎますね~(笑)
んじゃ(▼▼)b

 

PS.アナライズで作ったiPhoneケース。ナスカン付きのタイプはオーダーメイドしたかのようにユピテルがすっきり収まります~。

出し入れすると液晶画面が綺麗になります~

出し入れすると液晶画面が綺麗になります~