マーク金井blog

カテゴリー: 超私的な試打インプレッション

2017年03月23日超私的な試打、テーラーメイド M2 D-Type(ドロー) 続編

今週はアジア最大のゴルフ祭典、「ジャパンゴルフフェア2017」が、金曜日から日曜日まで開催されます。今年は開催時期が2月ではなくて3月。会場もビックサイトからパシフィコ横浜に変わりました。マーク金井ももちろん初日から会場に足を運んでますので、見かけたら気軽にお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

 土曜日と日曜日は、レーザー式距離測定器「ブッシュネル」でお馴染みの阪神交易さんのブースでトークショーを午後1時から開催してます。こちらにも足を運んでいただけると嬉しいです。

 

 

ゴルフフェアは金曜日からですが、このブログがアップされている頃はサンテレビの撮影でジャパンビレッジGCにお邪魔してます。小林佳則、中西清起の「熱血ゴルフ塾」のゲストに呼ばれてプレーしています。スノボ三昧でゴルフ場でプレーするのはほぼ2ヶ月ぶりですが、神田のスタジオでガッツリ試打しているのでロングショットに不安はありません。アプローチとパットに関しても、いい意味で開き直っていけると思います。

 

今回、サンテレビの撮影で持ち込んだドライバーは、これっ!!

 

テーラーメイドの M2 D-Type(ドロー)

 

M2ドライバーは初代、そして2代目と所有しており、このM2 D-Typeは3本目です。
国内未発売なので、米国のゴルフショップ「フェアウェイゴルフ」からネット通販で購入しました。フェアウェイゴルフは日本語対応ですし、なにより海外発送なのに送料無料。ヤマト運輸が届けて下さいます。

 

 

D-Typeというぐらいですから、M2よりも捕まり重視に設計されています。到着後にヘッド計測してみると、、、

 

M2 D-Type (括弧内はM2の数値)

ヘッド重量  193.9g(193.7g)
重心距離   38mm(39mm)
重心の高さ  36mm(36.5mm)
重心深度   38.5mm(39mm)
フェース厚  55mm(55mm)
フェース向き -1.5度(-1.5度)
重心角    23度(20.5度)

 

数値的にも、D-Typeは捕まりが良くなっています。最近のテーラーメイドのドライバーはいずれも重心角が小さめ(20度以下)ですが、このD-Typeは23度。テーラーメイドの中では例外的に数値が大きめ。ただし、D-Typeの場合、フェース向きはノーマルと同じ。捕まりを良くしつつもスタンダードポジションにおいてはフックフェースになっていません。なので、D-Typeといいつつもスライサーのお助けクラブという位置付けではなさそうです。

 

では、実際に打ってみてどうなのか?

 

2代目M2に比べると、明らかに捕まります!!!!!!

 

個人的には、ドローがかかりやすいと言うよりは捕まりがニュートラル。徴してきてキナことを言わせてもらうと、こちの方がスタンダートなM2という感じ。そしてスタンダードのM2の方のネーミングを「M2 F-Type(フェード)」にした方が、多くのゴルファーが「なるほど」と納得すると思いました。

 

 

テーラーメイドがどんな意図でM2とM2 D-Typeの両方をラインアップしたのか、日本マーケットにM2 D-Typeの導入を見送ったのかは分かりません。しかしながら、M2とM2 D-Typeを打ち比べれるほどに、D-Typeの方がヘッドの挙動が落ち着いていて、イメージ通りの弾道が打てます。

 

フェースの弾き感、スピン量に関しては、M2もM2 D-Typeにも差はありませんが、D-Typeの方がインパクトで滑った感じがない分だけ方向性が安定します。

 

M2はカチャカチャ式なので、最終的にはライ角をアップライト方向に調整し、それで使っています。フェース向きは-1.5度のままです。アドレスするとフェースが開いた感じに見えないので数値はいじってません。

 

そして、試打して改めて感じたのが2代目M2は、かつてのテーラーメイドの代表作、ロケットボールズと球の飛び方が似てきたことを強く感じました~。

 

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2017年03月20日超私的な試打インプレッション、アナライズ MMウエッジはなぜミスに強いのか!?

最高気温が15度を超えてくるとゴルフに行きたくてウズウズしてきますが、厄介なのが花粉症。マーク金井は35歳に花粉症が発症し、この時期は薬が欠かせません。セレスタミンというステロイド薬を飲んでいますが、飲み忘れると途端に、目が猛烈にかゆくなり、鼻水とくしゃみが止らなくなります。

さて、このブログがアップされる時間はガーラ湯沢にいます。週末のスキー場は混在していますが、今日はほぼノンプレーで、ムラサキスポーツがスポンサードしている、「エアミックス」を観戦します。プロとアマチュアが日本最大級のジャンプ台で様々なトリックを披露する大会で、今日が最終日。トップスノボーダーが繰り広げる技をじっくりと見て来ます。

そして、もうひとつのお目当ては試走会。練習場で開催されるゴルフの合同試打会と同じく、スノボにも合同試走会がり、そこではメーカー各社の新製品のボード(板)を試すことができます。今回はメイドイン新潟のBCストリームサロモンのワイドボードを試したく思ってます。

さて新製品と言えば、アナライズのMMウエッジがご好評をいただいてます。そこで今回はMMウエッジの開発背景と超私的な試打インプレです。マーク金井はすでにウエッジを3モデルを設計していますが、設計コンセプトは「ダフりのミスに強いこと」「距離感が安定すること」「ミスの許容範囲が大きい」です。

説明するまでもありませんが、ドライバーやアイアンと違って、ウエッジは飛ばすクラブではありません。主に100ヤード以内の距離、アプローチ、バンカー、ラフからのショットでピンを狙うクラブです。また、ボールを止めるためのスピン性能も求められます。

 

 

これまでの3モデル同様、MMウエッジも同じコンセプトで作っていますが、今回は新たにもうひとつ設計意図を加えました。それは、、、

 

 アイアンとの流れ(つながり)を重視したヘッドサイズ、ヘッド形状に仕上げました!!

 

今どきのアイアンとマッチングがいいウエッジをあれば、アイアンからウエッジまでの、トータルセッティングが良くなります。アイアンとウエッジは別物という考え方もありますが、アイアンとウエッジとの流れが一致している方が、アイアンと同じ感覚でウエッジを使えます。ゴルフをやさしくシンプルできますし、それはスコアアップにもつながると思っています。なので、ヘッド形状はキャビティ構造にしました。

 

・ヘッドは大きめ
・ソール幅はフラットで広め
・バンス角は大きい
・グースネック

 

ヘッド素材は軟鉄鋳造。軟鉄を採用することでライ角、ロフト角が調整できます。軟鉄鍛造ではなく軟鉄鋳造にしたのは、軟鉄鋳造の方が打感が少しマイルドになるからです。
ストレートネックでなくグースネックにしたのは、グースの方がアドレスした時に方向を出しやすく、ダウンブローに打ちやすいから。加えて、アイアンがグースネックならば、ウエッジもグースの方がマッチングが良く、クラブ全体の流れも良くなります。

 

では、実際に打ってみてどうなのか?

 

 とにかくミスに強く、結果オーライが出やすいウエッジです!!!!

 

トップアマチュアからMMとは「ミスがミスにならない」という評価を頂きましたが、このコメントがまさにMMウエッジの性能を表しています。アプローチで一番避けたいのはザックリ、ダフり、トップです。そして距離感のミスが出づらいこと。スピンが強くかかるウエッジは魅力的ですが、上手く打ち過ぎてスピンがかかり過ぎるとピンをショートすることがままあります。MMウエッジでは上手く打っても、スピンがかかり過ぎないようにしています。それでいて、ダフり気味に打ってもちゃんとハイバウンス効果でスピンがかかります。

 

 MMウエッジはクリーンに打っても、少しダフらせて打っても結果がほとんど変わりません。これにより距離感が安定し、スコアメイクが簡単になるのです。

 

スコアメイクで一番大事な事はナイスショットの数を増やすことよりも、ストロークを失うようなミスを減らすこと。加えてアプローチにおいては、緊張した場面でいかに狙った場所にボールを止められるかです。片山晋呉プロは著書「SHINGO IZM」で、「ゴルフはボールを止めるゲーム」と行ってますが、MMウエッジの真骨頂もそこにあります。上手く打っても、あまり上手く打てなかった時でも、同じような場所にボールが止るように作られています。

アマチュアがスコアアップできない原因の50%以上は「100ヤード以内」でミスが多いと言って過言ではないのです~。

 

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2017年03月12日超私的な試打、テーラーメイド M2 D-Type(ドロー)

毎年、3月11日はやってきます。2011年の3月11日、マーク金井千葉市民ゴルフ場で9ホールプレーし、神田に戻りました。車をマンションの地下駐車場に入れた後、神田のスタジオに向かいました。スタジオに着いて30分経ったぐらいに、突然、地下の床がグニャグニャにうねり、ビルが倒壊するんじゃないかと思うぐらい揺れました。今まで一度も体験したことない揺れ、、、、東日本大震災でした。

 

関東エリアは交通インフラがほぼ麻痺しましたが、神田エリアでビルが倒壊したところはありませんでしたが、テレビで地震中継を見た時には身震いしました。津波の大きさ、そして地震の規模の大きさ、そして原子力発電所の事故災害、、、。

 

6年経った今でも、震災の復興が順調に進んでいるとは言えません。この震災は絶対に風化させてはいけないと思い、微力ですが2012年から、3月に東日本大震災のチャリティコンペを実施しています。今年も、今日(3月12日)に千葉市民ゴルフ場にてチャリティコンペを開催します。マーク金井の無茶振りにもかかわらず、今回もクラブメーカーさんが協賛品を提供して下さいました。

 

・阪神交易(ブッシュネル)
・リンクス
・ピンゴルフジャパン
・PRGR
・ダンロップ
・ブリヂストンゴルフ
・キャロウェイゴルフ
・フジクラ
・マルマン
・タイトリストジャパン

・マグレガーゴルフ
(以上、敬称略)

この場をお借りして、協賛品を提供下さいましたメーカー様にお礼申し上げます。そして、チャリティコンペに参加下さり、チャリティ(募金)を快くして下さいましたコンペ参加者にお礼申し上げます。何年続けられるか分りませんが、ゴルフが出来ることに感謝しつつ可能な限りこのチャリティコンペを続けたく思っています。

 

 

さて、今回のエントリーは超私的な試打インプレッションです。取り上げるクラブはテーラーメイドの2代目M2(2017モデル)。M2はすでにインプレッションしているので2度目になりますが、今回は日本未発売のM2 D-Type(ドロー)。米国での発売が3月5日だったこともあって、3月8日に手元に届きました。

 

初代M2はひとつだけでしたが、2代目になってD-Type(ドロー)も加わりましたが、これは想定内です。過去にもバーナーなどにはD(ドロー)がラインアップされていたからです。加えて、初代に比べると、2代目のM2は捕まりづらくなっています。捕まりづらくなったと言うことは、最初から「D-Type(ドロー)」をライアップすると思ったのです。

 

クラブが届くやいなや、、ヘッドを計測しました。

 

M2 D-Type (括弧内はM2の数値)

ヘッド重量  193.9g(193.7g)
重心距離   38mm(39mm)
重心の高さ  36mm(36.5mm)
重心深度   38.5mm(39mm)
フェース厚  55mm(55mm)
フェース向き -1.5度(-1.5度)
重心角    23度(20.5度)

 

重心スペックで一番の違いが出ているのが重心角でM2 D-Type(ドロー)の方が2.5度大きくなっています。そしてM2 D-Type(ドロー)の方が重心距離が1mm短いです。構えた時のフェース向きは同じですが、数値的にはM2 D-Type(ドロー)の方がヘッドが返りやすくなっています。ただしその差は大きくありません。スタンダードのM2よりはM2 D-Type(ドロー)の方が、少し捕まりが良い(少しヘッドが返りやすい)という感じでしょう。市販ドライバーの中では、M2 D-Type(ドロー)はヘッド挙動はニュートラルな部類になると思います。

 

では、実際に打ってみるとどうなのか?

 

木曜日の夕方に試打するつもりだったのですが、早朝スノボで派手な転倒をしでかしてしまい、ゴルフスイングはドクターストップがかかってしまいました。10日ほど安静にすればボールが打てます。この続きは10日後でよろしくお願いします~。

 

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2017年03月03日超私的な試打のコツ、アイアンの特性、性能を見極めるコツとは!?

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昨日は今シーズン17回目の早朝スノボデー。関東地方は朝からどんより曇ってましたが、新幹線が越後トンネルと抜けると「嘘でしょ」ってぐらいの快晴。青空が広がる中、ゴンドラに乗り込み、ガーラ湯沢でファーストトラックを滑ってきました。圧雪車で綺麗に手入れされたゲレンデは表面がコーデュロイのように畝(うね)になっており、そこに1本のエッジを刻みながら滑り下ります。

 

 

このファーストトラックを滑ることを覚えてしまうと、もう元には戻れません。朝日を観るためだけに富士山に上ったことは一度もありませんが、恐らく、富士山で日の出を観ることと、同じか、それ以上にワクワク、ドキドキできます。ファーストラックの心地良さを味えると、その日の目的は8割以上達成された感じになります(笑)

 

 

そんなスノボ三昧な日々を送っているマーク金井ですが、つい3日ほど前は南国宮崎で200本近くクラブを試打してました。ドライバー、FW、UT、アイアン、ウエッジ、そしてパター。今回はフェニックスゴルフアカデミーが試打会場だったこともあり、すべてのショットを芝からじっくり打てましたし、弾道計測器「トラックマン」も使って、弾道の数値もチェックしています。絶好のコンディションで試打してきましたが、試打で一番で大事なのは評価の仕方。今回は超私的なアイアンの試打の仕方について書きましょう。

 

 

ドライバーはティアップして打ちますが、アイアンは基本、地面の上のボールを打ちます。ですので、飛距離性能やミスに対するやさしさ、操作性に加え、クラブがどんな風に地面とコンタクトしているのかを、かなりしつこくチェックしています。チェック項目をざっと挙げると、

 

  • 飛距離
  • 弾道の高さ
  • スピン量(グリーンの止りやすさ)
  • 方向性(捕まりやすさ)
  • 操作性(球の曲げやすさ)

 

 

に加え、

 

  • バンスの効き具合
  • ダフりのミスの許容範囲
  • 打点位置が上下にズレた時の弾道(飛距離、球の高さ、スピン量)

 

ドライバーと違って、アイアンは1球打っただけでクラブを見極められません。わざとダフり気味に打ったり、わざとトップ気味に打ったり、わざと曲がる球を打ってみないことには、アイアンの性能を見極めることができないからです。アイアンの場合は、少なくても3球以上打っています。

 

これらの項目の中で、マーク金井が最もこだわっているのがバンスの効き具合です。なので、アイアンを試打する時はフェースよりもソールがどんな形になっているのかじっくり観ますし、ボールを打っている時もソールがどんな風に動くのかチェックします。アイアンの特性、性能は「ソールで決まる」と思っています。

 

では、ソールをどんな風にチェックしているのか?

 

バンス角は数値として表記されていることが多いですが、数値だけでバンスの効き具合が決まるわけではありません。

 

 

  • ソール幅
  • ソールの形状(丸いのかフラットなのか)
  • バンス角のピークの位置

 

もバンスの効き具合に少なからず影響を与えます。例えば、同じバンス角であってもソール幅が少ない方がソールの跳ね方が小さく、ソール幅が広い方がソールの跳ね方が大きくなります。そして何より、どれぐらいソールが仕事するのかは、芝の上、砂の上で打てば一目瞭然で分ります。

 

ダフりのミスについては、わざとダフらせて打ちます。この時も、芝の上、砂の上で打てば一目瞭然で分ります。言い換えると、練習場の人工マットの上でアイアンの特性、性能を見極めるのはかなり困難で面倒な作業になるのです。

 

アイアンで一番目立つ場所はバックフェース(フェースの裏側)ですが、バックフェースを見ただけではアイアンの性能を見極められません。バックフェースを見るよりも、ソールをじっくり見るた方が、クラブの特性、性能を見極めやすくなるのです~。

 

 

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2017年03月02日超私的な試打のコツ、ドライバーの特性、性能を見極めるコツとは!?

2日間で200本近くのクラブをガッツリ試打したこともあって、昨日は久しぶりの筋肉通デーでした(笑)。GDOホットリストは毎年お手伝いさせていただいてますが、今年はスケジュールの関係で、マーク金井は3日間ではなく2日間ですべてのクラブを打ち、すべてのクラブを評価しました。

 

 

今回、ホットリストの試打はフェニックスゴルフアカデミー(宮崎)で行われましたが、
関東エリアに比べると、気温は3~4度ぐらい高かったです。宮崎の温暖な気候のおかげで日中は半袖になれるぐらいでしたし、何よりも、洋芝から直接ボールが打てるのでクラブの性能をよりシビアにチェックすることができました。ドライバーに関しても、練習場にはネットがないので球筋は落ち際までチェックできて良かったです。

 

 

さて、今回もマーク金井的「超私的なクラブ試打の仕方」について。今回はドライバーで試打する方法についてです。

 

ドライバーの試打の仕事はかれこれ25年ぐらいやってますが、アナライズを設立したくらいからフォーマットに乗っ取ってボールを打つようになりました。同じ方法、同じ基準で試打した方が、クラブの違いを客観的に評価できると思ったからです。

 

では、どんな方法でドライバーを試打&評価しているのか?

 

  •  見た目(どんな弾道がイメージできるのか)
  •  素振り(クラブ全体の振り心地、ヘッドの利き具合、シャフトのしなり具合)
  •  実打(インパクトゾーンでのヘッド挙動、捕まり具合、打点位置)
  •  球筋チェック
  •  シャフトの挙動チェック

 

パターの試打と同じく、ホットリストのように多くのクラブを同時に打ち比べる時は、
1本1本の性能チェックだけでなく、比較チェックも行います。比較することで、クラブの特性がより浮き彫りになってくるからです。

 

実打に関しては、平均すると3~5球です。少ないと思うかも知れませんが、実は、ボールを打つ数が少ないクラブほど、特性、性能をジャッジしやすくなるのです。誤解を恐れずに言えば、例えば、ドライバーならば、高性能なクラブなのかどうかは、

 

 

1発打てばほぼ分ります!!

 

かつてメーカー担当者が立会いでドライバーを試打している時、担当者に「1発だけじゃなくて、もっと沢山ボールを打って下さい」と言われたことがありました。担当者にしてみれば「精魂込めて作ったクラブなんだから、もっとじっくり打って評価してほしい」と思っているのでしょう。その気持ちは痛いほど分りますが、じつはいいクラブなほど、1発目からいい結果が出ます。逆に言うと、何発もボールを打たないとクラブの性能が分らないクラブというのは、95%以上の確率で高い評価にはなりません。人は見た目が9割ならば、クラブの性能の善し悪しは1発で9割決まるのです。

 

では、マーク金井はどんなクラブに高い評価を下すのか?

 

 

ドライバーに関して言えば、

  •  飛距離
  •  方向性
  •  見た目と弾道が一致しているのかどうか?
  •  フェースセンター(芯)で捕らえやすいのかどうか? 
  •  打点位置のコントロールのしやすさ
  •  インパクト時のフェース向き

 

これらを総合的に判断して、クラブの特性、性能を評価しています。すべての項目はどれも重要ですが、中でももっともこだわっているのは、クラブの顔つき(見た目)と、弾道が一致しているかどうか。ボールが上がりやすそうに見えて上がるクラブは高評価となり、ボールが上がりやすそうに見えて上がらないクラブは評価が低くなります。捕まりが良さそうに見えて、捕まった球が打ちやすいクラブは高評価で、捕まりが良さそうに見えて、捕まりづらいクラブは評価が下がります。

 

ボールがどんな風に飛ぶのはか、すべてインパクトの瞬間に決まります。しかしながらゴルファーはインパクトの瞬間を見ることが出来ません。ゴルファーが正確に見ることができるのは、アドレス時のクラブの顔つきだけです。クラブの顔と弾道が一致しているクラブの方が安心感がありますし、使い勝手も良くなります。なので、使い勝手が良いクラブに対して高い評価を下すのです~。

 

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