マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフクラブ分析

2014年03月09日今どきのドライバーが上手く使いこなせない本当の理由とは?

国内女子開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が開幕しました。2日目を終えてトップに立ったのは昨年賞金女王になった森田理香子プロと、笠りつ子プロ。ともに5アンダーです。そして、昨日ベストスコアタイで優勝争いに加わったのが、横峯さくらプロ3アンダーで6位タイに付けています。マーク金井が注目しているのは3位タイの三塚優子プロと、9位タイの比嘉真美子プロ。この2人はともにロングヒッターで爆発力があります。最終日は何かやってくれそうな気配を感じています。

91041_600400

写真はGDOより転載 撮影は内田眞樹カメラマン←人気のブログはこちらをクリック

さて、今日のエントリーは今どきのドライバーを上手く使いこなすコツについて。このブログでも書いてきましたが、今どきのドライバーの特徴は‥‥

ヘッドが大きい(460cc)

慣性モーメントが大きい

重心距離が長い

これらの要素によって、昔のドライバーに比べるとスイートエリアが広く(ミスに強く)、飛距離性能がアップしています。ただし、今どきのドライバーはメリットばかりではありません。ミスに強い反面、昔のドライバーに比べるとフェースが返しづらくなっているため、ゴルファーによっては球が捕まらない、球が右にスッポ抜けやすくなる場合があります。今どきのドライバーは重心距離が長い(シャフト軸回りの慣性モーメントが大きい)ために、昔のドライバーに比べるとフェースを返し(ヘッドを返し)づらいからです。ヘッドの返しやさの目安となる重心距離、シャフト軸回りの慣性モーメントの数値を比較しみると‥‥

昔のドライバー 重心距離35ミリ前後

今どきのドライバー 重心距離38~45ミリ

昔のドライバー ヘッド軸回りの慣性モーメント 5500~6500gcm2

今どきのドライバー ヘッド軸回りの慣性モーメント 7000gcm2

これらの数値を見てもピンとこないかと思いますが、クルマで例えるとホイールベースの長さがかなり違ってきます。昔のドライバーは1600cc級のコンパクトカーのショートホイールベースで、今どきのドライバーは大型ベンツくらいのロングホイールベースです。今どきのドライバーは大型ベンツ同様、ヘッドの挙動は安定してますが

操作性は高くないのです。

では、どこを意識してスイングすれば今どきのドライバーを上手く使いこなせるのか?

これまでの常識ではトップの位置をコンパクトにすること

レイドオフなトップ

シャットフェースのトップ

を作ることが大事だとされていました。これは今でも変わらないのですが、最近、もうひとつ重要なことが分かってきました。シャットフェースなトップを作る時、注意したいのが、テークバックにおけるシャフトの回転角です。テークバックではシャフトは時計回りに回転しますが、これが回転し過ぎてしまうと今どきのドライバーは上手く使いこなせません。シャフトが時計回りに回転し過ぎるとフェースが開いてしまうからです。今どきのドライバーはテークバックでシャフトが時計回りに回転し過ぎると、ダウン以降に元に戻そうと思っても間に合わなくなり(振り遅れてインパクトでフェースが開きやすくなり)、スライスしたり、右にプッシュアウトしやすくなるからです。

では、シャフト回転角はどれぐらいに止めればいいのか?

ダイキンオーキッドで優勝争いをしている横峯プロのスイングはかなり独特で、トップがオーバースイング、そしてシャフトクロス気味です。しかし、彼女の場合、シャフトの回転角は大きくありません・横峯プロはスイング中、フェースの最大回転角は

50度未満!!

オーバースイングでシャフトクロス気味ですが、実はテークバックでフェースの回転角(正確にはシャフトの回転角)が小さいのです。だから、スイング中にフェースの向きを上手くコントロールできているし、今どきのドライバーを上手く使いこなしているのです。ちなみに、マーク金井の場合、フェースをシャットに使っていますが、トップでのフェースの回転角は41度前後。この数値は横峯プロとほぼ同じぐらいなんです。

S__8134668

エプソンのM-トレーサーで計測したマーク金井のシャフトの回転角

 

対して、今どきのドライバーを上手く使いこなせていない人の場合は、トップにおけるシャフトの回転角は50度を軽く超え、

100度以上!!

になっています。テークバックでフェースが開く方向にシャフトを回転させてしますから、大きなヘッドの今どきのドライバーを持て余してしまうのです。

では、どうすればこのシャフトの回転角を減らすことができるのか? その方法については次回じっくり説明しましょう~。

(▼▼)b

マーク金井絶賛のブラッシーがスマッシュヒット!
結果がいいので、FWをフルラインナップ!販売開始しました!

↓をクリック

fw00006
2W以外、3W、5W、7W、9Wもラインナップ!

スイマセン・・予想より売れすぎて、クラフトマンが悲鳴を上げております。お時間少々頂く場合があります。よろしくお願いします。

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header
アナライズT島ブログ写真をクリック!


2014年03月03日バンカーショットが苦手な人はソールの接地面積が広いSWを使おう!!

あっという間に3月に入ってますが、マーク金井は相変わらず毎週月曜日はスノボに行ってます。今日も朝イチの新幹線に飛び乗りガーラ湯沢で一滑り。午後1時の新幹線に乗って帰り、3時には普段通りに仕事してます。ゴルフは数年前にハーフ協会を作りましたが、スノボ&スキーでもハーフ協会を作ってしまいそうです(笑)

1662405_10200875759536162_1557184736_n

ガーラ湯沢はFUBUKIです・・

55歳を過ぎてくるとスノボ&スキーをまるまる1日滑る体力がありません。半日ぐらいをサクッとやった方が身体が疲れませんし、1日を有効に使えます。この忙しいご時世、ハーフを楽しんだ方が身体に「やさしい」と思っています。

さて、今日のエントリーは「やさしい」シリーズの、サンドウエッジ編です。SWと言えばバンカーから脱出するためのスペシャルなクラブとして登場しました。元々はバンカー専用クラブでしたが、今は、アプローチショットでも多用することが多くなっています。バンカー越えや砲台グリーンに向かって打つ時、SWを使うとボールを高く上げてスピンをかけて止めやすいからです。

では、どんなSWがやさしいSWなのか?

やさしさの基本はアイアンと同じで、ヘッドが大きくて、ソールが幅広な方がミスに強くやさしさが増してきます。ソール幅に関して言うと、幅の広さだけでなく、ソールの接地面積が広い方がやさしいです。幅広でもソールが丸くなっていたり、接地面積が狭くなるようにデザインされているソールはやさしさの度合いが減ります。ソールがフラットに近く、特にソールのヒール側の接地面積が広いSWがミスに強く、やさしいSWです。

では、なぜソールの接地面積が広いとやさしいのか?

バンカーが苦手な人が失敗する最大の原因は、ダフりすぎてボールがバンカーの外まで飛ばないことです。ホームランのミスに悩まされる人もいますが、圧倒的に多いのが、ザックリしてボールが前に飛ばないこと。言い換えると、ダフり気味に打った時、ボールが前に飛びやすいクラブほど「やさしい」SWになるのです。

幅広ソール(接地面積が多いソール)の特徴は、ダフって打った時に砂との接地面積が広く、すなに潜りにくいこと。少々手前からヘッドが入っても、ソールが滑ってくれるので、砂と一緒にボールを飛ばしてくれるからです。対して、ソール幅が狭かったり、ソールの接地面積が少ないSWの場合は、手前からヘッドが入ると砂の中にヘッドが潜り、ボールが前に飛びづらくなるのです。プロや上級者はソールの接地面積が少ないSWを使っていますが、彼らはフェースを開いて使うから。フェースを開くことでソールの接地面積を広げているのです。

そしてもう一つのポイントはネック形状!!

ストレートネックよりもグースネックの方が「やさしさ」が増してきます。グースネックの方が真っ直ぐ構えやすいし、バンスがシャフト軸よりも後ろにあるので、ヘッドが手前から入った時でも、鋭角に刺さりづらくなり、ソールが横に滑って抜けてくれるからです。幅広ソールとグースネックが組み合わさったSWこそがバンカーショットを苦手にしている人にとってもっともやさしいSWなのです。マーク金井はウエッジをすでに3機種設計してますが、いずれも幅広ソールとグースネックです。

リンクスSSウエッジ
アナライズMSウエッジ
リンクスEKBウエッジ

P1060195

ビバワイドソール!

 

P1060199

ビバ グースネック!

EKB58はソールの真ん中が凹んでいますが、ソールの後ろ側が盛り上がっているために、ヘッドが砂の中に潜りません。フェアウェイではザックリが出やすい形状ですが、砂の中ではザックリだけでなくホームランも出づらくなっています。

P1060200

EKB58のソール形状

市販モデルでは、やさしさを体感できるのはウエッジ専用モデルよりもアイアンセット物のウエッジです。具体的には、

ピンのG25とカーステン

P1060192

このSWはイイです!!ビバカーステンアイアン!

この2モデルのSWは劇的にバンカーからのミスを減らしてくれます。かつてツアープロの間でも大人気だったSWと言えば、ピンアイ2、リンクスのマスターモデル。どちらもセット物のウエッジでした。歴史は繰り返すと言いますが、弁証法的に言えば、

p1p3

「螺旋(らせん)的発展の法則

「物事は、螺旋的に発展」

するのです。ゴルフクラブにおいても螺旋的にクラブは進化しています。「螺旋」とは螺旋階段などに使われる、らせんのこと。螺旋階段は、ひとつの柱の中心に、グルグル回りながら上ります。G25もカーステンも先祖返りみたいな感じですが、ただ昔のリバイバルではありません。螺旋階段を上ることによって、進化を果たしているのです。リンクスのウエッジにしても、昔のチッパーと似ている形状ですが、見た目は似ていても螺旋階段を上ることによって、進化を果たしています。

ちょっと難しい話になってしまいましが、弁証法的に進化したクラブは打てば違いがすぐに分かります。バンカーショットが苦手な人は、ぜひとも試してみて下さい〜。

(▼▼)b

3/9に好評の「4スタンスセミナー」を開催します。

10時開始分はもうあと1名!

14時半開始分は引き続き募集します!

レッシュプロジェクトの山下プロ、西野プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です

参加ご希望の方は、yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

今日のブログに登場したEKBウエッジ!詳しいことは

↓クリック

story_ekbwg_top

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header
アナライズT島ブログ写真をクリック!


2014年03月02日アイアンのやさしさの度合いはソール幅の広さで決まる!!

気がついたらあっという間に3月に入りました。確定申告の時期になっていますが、マーク金井はスノボとブログ執筆に明け暮れているために、申告書類の作成が大幅に遅れています。小学生の夏休みの宿題同様、今年も締切ギリギリになってから徹夜作業になりそうです(笑)

sak_to_taxmenu_h25_on

確定申告をお忘れなく!

 

さて、今日のエントリーはアイアン選びについてです。T島ブログでも書かれてましたが、アマチュアゴルファーはやさしいだけのアイアンよりも、ちょっと難しめのアイアンを好む傾向があります。マーク金井が苦手にしているマッスルバックのアイアンを使うゴルファーも少なくありません。ゴルフ雑誌もそういったニーズに応えるべく、こんな企画をしょっちゅうやっています。

90切ったらマッスル&セミマッスル

1656192_507616886013461_1798442755_n

上級者やパワーヒッター専用と思われがちなマッスルバックアイアン。でも、いまどきのマッスルバックは球も上がりやすく、芯も広くなって、昔より格段にやさしくなったという。では、僕たちアベレージでも使いこなせるやさしいモデルはどれだ?

(週刊ゴルフダイジェスト3月11日号より引用)

なんとも買い物心をそそる文章です。この企画の中ではドライバーのヘッドスピードが40m/sあれば使いこなせるモデルが増えていると書かれていますし、今どきのマッスルは飛距離も出ると書いてありました。

確かに昔のマッスルバックに比べると、今どきのマッスルはやさしくなっています。重心が低くなり、ロフトも少し立っています。20年前のマッスルに比べると、今どきのマッスルは飛び性能も少しアップしています。5番の数値を比較してみると、

ミズノ MP33(2001年)

ロフト 28.3度
重心高 19.4ミリ
重心深度 2.4ミリ
重心距離 34ミリ
慣性モーメント 2188gcm2

ミズノ MP-64(2013年)

ロフト 27度
重心高 18.7ミリ
重心深度 3.4ミリ
重心距離 33.3ミリ
慣性モーメント 2059gcm2

(ゴルフクラシック2013年度版、重心ハンドブックより引用)

数値的にみると確かにやさしくなっていますが、今どきのやさしいアイアンに比べると、劇的にやさしくなっているわけではありません。難しいアイアンが少し易しく打てるようになっている感じです。昔も今も、アイアンの場合、見た目にシャープなアイアンはミスに対して強くはありません。

対して、今どきのやさしいアイアンは、マッスルバック系に比べると劇的にやさしくなっています。例えば、大型キャビティの場合、

ピン G25(2013年)

ロフト 25.4度
重心高 17.7ミリ
重心深度 4.9ミリ
重心距離 44.5ミリ
慣性モーメント 2801gcm2

(ゴルフクラシック2013年度版、重心ハンドブックより引用)

アイアンの場合、ヘッドが大きいほど(重心距離が長いほど)慣性モーメントの数値が上がります。そしてソール幅が広いほど重心深度が深くなります。そして、この2つの数値が大きいほどミスに対して強く、芯を外して打った時に距離の落ち込みが少なく、方向性も安定します。ただし、この2つの数値が大きくなると操作性が悪くなるため(直進安定性が増すため)、球を左右に曲げづらくなってきます。

アイアンに限りませんが、ミスが出やすい道具(クラブ)を使うと、ほとんどのゴルファーはミスしたくない意識が強くなって、スイングに悪影響が出ます。ダフりを連発すれば、ダフりたくないと思ってすくい打ちなってしまいます。逆に、ミスの許容範囲が大きいクラブを使うと、自信を持ってスイングしやすくなる分だけスイングに好影響が出ます。ゴルフは上から目線でボールを打つ方がいいスイングが身に付くし、スコアも良くなるのです。

ドライバーと違って、アイアンは設計の自由度がそれほど高くありません。外観を見ればおおよその性能が分かります。ピンのG25のようにヘッドが大きくて面長なほど慣性モーメントの数値が上がり、ソール幅が広いほど重心が深く、かつ低重心になってミスに強く、ボールが上がりやすくなります。マーク金井はすでに最新アイアンを
60モデル以上打ちましたが、やさしさを強く感じたのは‥‥

ピンのカーステン

1800422_10200866219337663_1939639577_n
アダムスのアイデア

mainimage
リンクスのSSアイアン

ir00001-300x300

この3モデル。この3モデルは常識外れにやさしいアイアンで、100が切れない人がこれらを使えば楽に100が切れます。その次にやさしさを感じたのが、

タイトリストのAP1

2013_AP1

AP1の場合、ソール幅は上記3モデルほど広くありませんが、マッスルバック系に比べると幅広でヘッドは大型。100が切れない人はもとより90を切れない人、そして70台を出したいのに出せない人が使えば、確実にスコアアップできます。

この4つのモデルは非常にやさしいですが、残念ながらゴルフ雑誌の広告には頻繁に出ません。理由は単純、マッスルバックに比べるとデザインがカッコ良くないことと、使っているだけで上手そうに見えないからです。スノボと違ってゴルフはやさしくない道具を使っても、怪我をしません。やさしくない道具を使ってもゴルフを楽しむことができます。

しかし本当にスコアアップ、本当にいいスイングを見につけたいのならば、72が出るまではやさしい道具(クラブ)を使った方が、余計な回り道をしません。シングルになりたいのならば、道具(クラブ)を味方に付けた方が絶対得です〜。

(▼▼)b

3/9に好評の「4スタンスセミナー」を開催します。10時開始と、14時半開始の2回予定

レッシュプロジェクトの山下プロ、西野プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です

参加ご希望の方は、yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


2014年03月01日ドライバー以上にパターは慣性モーメントの大きさがミスを助けてくれる!!

毎日、毎日、ブログを書いていてよくネタに困りませんね?

この手の質問をよく受けますが、幸いなことにネタに困ったことは一度もありません。ゴルフが大好きなことに加え、買い物大好き。おまけにネットにアクセスすれば色んな情報を入手できるからです。昨日も、アメリカではショートコース(パー3だけのコース)でプロトーナメントが開催されるという情報を入手しました。

今年6月にチャンピオンズツアー(シニアツアー)で、公式競技としてパー3コースが舞台になり、ジャック・ニクラス、トム・ワトソンらを筆頭に往年の名プレーヤーが出場します。パー3での試合と言えば、マスターズの前哨戦であるパー3コンテストぐらいだけでしたから、これはもう画期的なことです。日本でもすぐに開催してもらいたいものですが、マーク金井的にはその前にやりたいのが9ホールトーナメント。水泳の短水路同様、ゴルフにだって短水路(9ホール)の試合があってもいいと思います。9ホールならば観戦に時間がかかりません。2時間ちょっとで観ることができるからです。

選手にとってやりやすい環境で試合することも大事ですが、観客にとって見やすい環境の試合があってもいいと思います。米国でも「ゴルフはプレー時間が長い」ことがネックになっていると論議されています。それのひとつの解消法として、パー3コースで試合開催となったのではないでしょうか。

パー3で試合開催となると、ドライバーの飛距離よりもアイアンの正確性、そしてパット勝負になる色合いが強くなると思います。ゴルフは100y以内のショートゲームがスコアの6割以上を占めると言われてますが、パー3コースでの開催となれば、100y以内がスコアの8割以上を占めるでしょう。ロングパットを数多く1パットで沈め、ショートパットをいかに確実に決めるかが勝負の分かれ目になるでしょう。

さて、今日のエントリーもパットについてです。昨日のブログでパターもロフトを増やした方がいいと書きました。ロフトが多い方が球が捕まり、強い転がりを得られるからです。加えて、ハンドファーストに打ちやすくなる分だけ、手首を使い過ぎるミスも軽減できるメリットがあります。テーラーメイドはドライバーでロフトUPのキャンペーンを展開していますが、マーク金井はパターでロフトUPのキャンペーンをを展開してきたいと思います。

loft_up_2014214_v103_02

パターのロフトは5~7度ぐらいがお勧めです。

そして、パットの距離感、方向性が悪いと悩んでいる人には、もうひとつこだわってほしいポイントがあります。それはヘッドの慣性モーメント。慣性モーメントと言うのはミスヒットした時の「ヘッドのブレにくさ」を数値化したもので、この数値が大きいほど、ミスヒットしてもヘッドがブレません。結果、慣性モーメントが大きいパターほどミスに強く、直進性のいい転がりを得られます。

では、慣性モーメントの数値は何できまるのか?

ヘッドの外周が大きい
ヘッド重量が周辺配分
フェースが面長
ヘッドが重い

この4つが満たされるほど慣性モーメントの数値は上がり、ミスに強いパターになります。慣性モーメントの数値というとドライバーで用いられることが多いですが、実は差が一番出るのはパター。パターはヘッドスピードが遅いですが、高速度カメラでミスヒット動画を撮ると、かなりヘッドがぶれます。ヒールに当たればフェースが被って狙いよりもボールは左に飛び出し、トウに当たればフェースが開いて狙いよりもボールは右に飛び出します。言い換えると、ショートパットの方向性が悪い人の場合、打点のブレがミスを招いている可能性が高いのです。

そして、慣性モーメントの数値が同じ場合、重心が深いほどミスヒットした時にヘッドがブレません。例えば、ピン型パターとネオマレット(巨大マレット)とを比較した場合、どちらも慣性モーメントの数値が同じでも、ネオマレットの方がミスヒットした時にヘッドがブレませんし、直進性のいい転がりを得られます。ネオマレットはミスに強いと言われますが、これは慣性モーメントの数値が大きいことに加え、重心が非常に深いからです。

今年もパターを50本以上試打してますが、特にミスに強いと感じたパターは

オデッセイのホワイト・ホットプロのHAVOK
テーラーメイドのゴーストスパイダーのダディロングレッグス

ダウンロード (1)dll_gl01_jp

この2モデルはヘッドが巨大でなおかつ重心が非常に深くなっています。マーク金井はショートパットを苦手にしていますが、この2モデルで打つと確実に押し出しや引っかけが減り、カップインの確率が上がります。

オデッセイは自社サイトにてネオマレットの使用比率が高いことをアピールしていますが、ネオマレットはプレッシャーがかかった時、確実に道具がミスをカバーしてくれます。ツアープロはそれが分かっているから、ミスに強い道具(パター)を使っているのだと思います。

ちなみにマーク金井は慣性モーメントが巨大なパターを昨年から設計、開発しており、それがもうすぐ完成します。ヘッド形状は2モデル。ひとつはオーソドックスなネオマレット型、もうひとつは慣性モーメントを追求した独特な形状です。

1010193_10200861651583472_2110353802_n

どちらとも慣性モーメントの数値が巨大なことに加え、ロフトは7度と多め。そして110gのヘビーグリップを採用し、フェースにはディープミーリングがほどこされています。そして、センターシャフトです。

pt00001-300x300

ロフト7度のネオマレット!発売中!

ロフトが7度のネオマレットパターは今のところほとんど市販されていません。これはマーケットインな商品ではなく、完全にプロダクトアウトの商品です。3パットは道具(パター)で減らせるのです。

(▼▼)b

【各色10本限定販売!】マーク金井が選んだクラブにアナライズオリジナルシャフトを装着した最強スペック!

(グリーンシャフトのみになりました)

【オススメポイント!】
ドライバーが苦手な人向けのティショット用がメイン、地面からも打てたりするブラッシー。超シャローフェースでデカヘッド!
ドライバーでスコアを崩してる人向け。ティーショットの生存率を高めてスコアメイク!長さは43インチ。ヘッドは重めです〜(▼▼)b

img_fw5_photo

各色10本限定です。超特価!!お急ぎ下さい

fw00005-300x300

↑詳しくは写真をクリック

☆☆3/9に好評の「4スタンスセミナー」を開催します。10時開始と、14時半開始の2回予定

レッシュプロジェクトの山下プロ、西野プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です

参加ご希望の方は、yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header
アナライズT島ブログ写真をクリック!

2014年02月27日ロフトアップはドライバーだけでなくパターにも効果絶大!!

ロフト角を上げろ。
飛距離を上げろ。

プラス1度が、あなたのゴルフを変える。
For More Distance LOFT UP+

loft_up_2014214_v103_02

ゴルフ雑誌を開くとこのキャッチコピーがやらと目に付きますが、これはテーラーメイドのドライバー「SLDR」のキャッチコピー。ダスティン・ジョンソンをはじめ、「SLDR」を使っている欧米ツアープロの多くはロフトが多いドライバーを使い、ロフトを増やすことで飛距離アップしていると強くアピールしています。

理論上、最も飛ぶとされる”高打ち出し、低スピンボール”その弾道を容易に実現するには、ロフト角を上げた方がいいという考え方です。なぜ「SLDR」の場合、ロフトを増やした方が良いかというと‥‥

重心が浅くて低いドライバーの場合、ボールが上がりづらい!!!!!

からです。「SLDR」の場合、発売当初はロフトを増やすことはほとんどアピールしていませんでした。それが途中からロフトアップを声高に言っているということは、
ロフト不足でキャリー不足に陥るゴルファーが多かったのかも知れません。ちなみに、「SLDR」の場合、日本で発売されているロフトは

8.5度
9.5度
10.5度

の3バリエーション(現在は12,14度もラインナップ)。米国でラインアップされている12度は未発売でした。ロフトを増やせとアピールしているドライバーなのに、12度が無くて8.5度が市販されているなんて、ちょっと変な感じがします。ちなみにマーク金井の場合は、9.5度の顔がすきだったので、9.5度を10.5度にして使っています。

P1050296

日本仕様もようやく12度、14度をラインナップに加えてきたSLDR

さて、ロフトつながりで言えば、ドライバー同様、パターもロフトを増やすことを強くお勧めしたいです。プラス1〜3度が、あなたのゴルフを変えてくれます。

市販パターの場合、その多くは‥‥

ロフトが3〜4度

このロフトでパットが得意ならば問題ありませんが、ショートパットが苦手だったり、パットの方向性が悪い人の場合は、ロフトを1〜3度増やすことを強くお勧めします。具体的に言うと、

ロフトが5〜7度

のパターを使うと、ショートパットの方向性が格段に安定し、インパクトゾーンでの手首の使い過ぎを道具(パター)で軽減できるようになります。マーク金井はロフト7度のナチュラルパターを設計しましたが、このパターはロフト7度にこだわってつってあります。

では、なぜパターもロフトが多い方がいいのか?

今週発売の週刊ゴルフダイジェストの巻頭カラー企画でも、「パターはロフト大きめがいい。球がつかまる」という記事がありましたが、まさにその通り。ロフトはボールを空中に浮かせる効果だけでなく、球が捕まりやすくなるのです。パターでもしっかり球を捕まえた方が転がりが良くなります。加えて、カップ際で球がヨレにくくなる分だけカップインの確率が上がります。

90458_360240

そして、ロフトが多いパターは少しキャリーが出ます。打ち出し直後に芝目の影響を受けづらい分だけ、ショートパットで直進性がいい転がりを得られるのです。

それだけではありません。ロフトが少ないパターに比べると、ロフトが多いパターは(ロフトが見える分だけ)、ハンドファーストに打ちたくなるのです。ハンドファーストに打つ感じになれば手首をこねる動きが無くなり、これまた直進性がいい転がりを得やすくなるのです。

P1040219

写真ではわかりにくいが、通常のパターよりもロフトが多い

pt00001-300x300

数少ない市販のハイロフトパター。↑こちらをクリック

 

パター選びというヘッド形状に目を奪われがちですが、ボールの転がり方に強い影響を与えるのはロフトなんです。

たかがロフトと侮ってはいけません。

パターはロフトが命です。ロフトが多いパターはまだまだ種類が少ないので、マーク金井は新たに2モデル設計しました。今年のゴルフフェアでお披露目しましたが、いずれもロフトは7度。自然にハンドファーストに打てるようになっており、なおかつボールが捕まりやすくなっています。パターが苦手な人は、ぜひともハイロフトのパターを使ってみて下さい。ショートパットが格段にやさしくなりますよ〜。

P1060155

ナチュラルパターの新モデル プロトタイプその1

P1060159

その2

 

(▼▼)b

【各色10本限定販売!】マーク金井が選んだクラブにアナライズオリジナルシャフトを装着した最強スペック!

【オススメポイント!】
ドライバーが苦手な人向けのティショット用がメイン、地面からも打てたりするブラッシー。超シャローフェースでデカヘッド!
ドライバーでスコアを崩してる人向け。ティーショットの生存率を高めてスコアメイク!長さは43インチ。ヘッドは重めです〜(▼▼)b

img_fw5_photo

各色10本限定です。超特価!!お急ぎ下さい

fw00005-300x300

↑詳しくは写真をクリック

☆☆3/9に好評の「4スタンスセミナー」を開催します。10時開始と、14時半開始の2回予定

レッシュプロジェクトの山下プロ、西野プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です

参加ご希望の方は、yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header
アナライズT島ブログ写真をクリック!