マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフクラブ分析

2013年12月12日宮里優作も使うNEW GR、どんなゴルファーと相性がいいのか?

日本シリーズで劇的なチップインでツアー優勝した宮里優作プロ。テレビ解説をしていた青木功プロは「あんなにドライバーが飛んで曲がらなかったらゴルフは楽だよね~」とコメントしてましたが、テレビを見ていても優勝争いをしていた谷原秀人プロ、山下和弘プロよりも20ヤード以上、飛距離が出ていました。もともと飛距離には定評がありましたが、日本シリーズでは方向性も抜群に良かったです。

その宮里優作プロが、今シーズン途中から使っているのがNEW GR~。ブリヂストンにはプロ、アスリート向けのブランドとしてXドライブ709シリーズがラインアップしているにもかかわらず、優作プロはあえてやさしさをアピールしているGRを使っています。昔風の言い方をするならば、GRは上級者向けではなくて、中級者向けのドライバーです。実際、メーカー側もアベレージゴルファーでも使える(使ってもらいたい)という位置付けのクラブとしてGRをラインアップしています。

さて、このGR

マーク金井も現在GRを使っていますが(国内メーカーのドライバーがエースになるのは10年ぶりぐらい)、とにかく曲がりません。そして飛距離もかなり出ます。

ブリヂストン ツアーステージGR

ブリヂストン ツアーステージGR

http://www.tourstage.com/gr/trial.html

市販ドライバーで一番飛ぶわけではないですが、飛距離と方向性のバランスが実にいいです。これまで5ラウンド以上使ってますがOBはゼロ。フェアウェイキープ率は75%を越えています。大利根でのラウンドではフェアウェイに点在する松に苦しめられましたが、それ以外ではドライバーがほぼノーミスです。宮里優作プロを含め、シーズン途中で変えたBS契約選手が17名もいたそうですが、打てば納得。ここ2~3年の間に発売されたBSのドライバーと比べると、「1発」で使いたくなるドライバーです。

では、GRは他のドライバーに比べて、どんな優位性があるのか?

ヘッドのスペックを調べてみると‥‥

表示ロフト9.5度
ヘッド重量  197g(スリーブ込み)
重心距離   36.5ミリ
重心深度   34.5ミリ
重心アングル 24.5度
リアルロフト 11.25度
フェース向き +0.75度

アベレージゴルファーを意識しているのでリアルロフトが多めです。そして、フェース向きも+0.75度とフックフェース。この2つのスペックを見る限りでは‥‥アマチュアには良くてもプロが使えるドライバーではありません。加えて、ヘッド重量もプロが使うには少し軽いです。重心距離に対して重心深度はわずかに浅いですが、重心アングルは24.5度とちゃんとあります(浅重心ドライバーの場合、重心アングルが20度以下)。

460CCにしては重心距離が短めで、重心アングルも平均を少し上回っている。フックフェースでこのスペックだと、スライサーにも扱いやすいドライバーと言っていいでしょう。テーラーメイドのドライバーで捕まらないと悩んでいる人ならば、GRを手にするだけでドローが打てるようになると思います。

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GRはカチャカチャ方式の可変ドライバーですが、少なくともノーマルポジションだと、プロが飛ばせるドライバーにはなりづらいです。

でも、ポジションチェンジをするとプロ好みのスペックになります。マーク金井もポジションを変え、そしてシャフトをアナライズオリジナル「W65」を装着してますが、こんなスペックです。

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表示ロフト9.5度
ヘッド重量  197g(ノーマルのまま)
リアルロフト 10.5度
フェース向き ±0度

カチャカチャで捕まらない方向にシャフトを回転させることで、ヘッドのスペックが少しハードになりました。宮里プロの場合はもっとハードにしていると思います。恐らくこんな感じではないでしょうか?

表示ロフト9.5度
ヘッド重量  200~203g(グルー注入)
リアルロフト 9.5度前後
フェース向き -0.5~-1度

ここまでスペックを変えていくと、BSのXドライブ709シリーズにかなり近づいてきます。調整機能付ドライバーならではです。

でも、スペックが近づくだけではGRを使う理由にはなりません。やはりプラスαがあったから、プロたちはこぞってGRを使い始めたのだと思います。

それは何か?

おーっと、原稿締切りの催促の電話が入りました。この続きは明日じっくり書きましょう~(▼▼)b

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というわけで、マーク金井仕様作っちゃいました!!←写真をクリック


2013年12月06日テーラーメイド SLDRを上手く使いこなすコツ!!

一昨日、昨日と那須エリアでゴルフしてきました。この時期の那須ともなれば最低気温は氷点下なのが当たり前。グリーンに霜が降りてて当たり前。備えあれば憂いなし。寒さ対策を万全にして行ってみたら‥‥予想外の暖かさ。最低気温が8度ぐらいあって、最高気温は10度越え。サーファーが着るような防寒アンダー・アーマーを着てたので、汗だくになりながらプレーしてきました。

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もちろん、マーク金井のことですからクラブセッティングもぬかりはありません。

冬場は寒い時期に威力を発揮するクラブを使います。
では、どんなクラブが寒い時期に威力を発揮するのか?

ドライバーの場合ならば‥‥

重いヘッド(205g以上)
クラブの長さが短め(45インチ以下)

というのがベストです。厚着をすると体が動きづらくなります。最近は機能下着、フリース、薄手のダウンジャケット等々、動きやすい防寒着が増えてきましたが、それでも夏場に比べれば体が動かしづらい。でも、重いヘッドのクラブならば、クラブがいったん動き出すとクラブが体を動かしてくれます。いわゆる慣性モーメントの力を利用すると、クラブに引っ張られる形でトップの位置が深くなるのです。

そういう意味では、テーラーメイドのSLDRは寒い時期に大いにたよりになるドライバーなんです。テーラーはなぜか公式コメントしてませんが、SLDRのヘッド重量は‥‥

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日本仕様は206g

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US仕様は208g

 

日本仕様は206g
米国仕様は208g

この重さは市販ドライバーの中でもトップクラスのへビュー級。まさに冬スペシャルなんです。今回のラウンドは暖かかったので出番がなかったですが、こいういう重いヘッドならば寒くてもトップが浅くなるのを防げます。

もちろん、シャフトも軽いよりは重い方が体を引っ張ってくれます。そして、ここからがポイントですが、シャフトは重くして少し軟らかくするというのが冬用ドライバーのベストセッティング。フレックスを少し軟らかくすると、切り返しで打ち急ぐのを防止できるからです。マーク金井は60g台のシャフトを使ってますが、冬場になると70g台にしたり、硬さを0.5フレックスほど軟らかくします。冬場になると、W65のノーマルフレックスがエースシャフト。今回のラウンドではブリヂストンの新しいGRにW65のノーマルを装着してプレーしました。

ブリヂストン ツアーステージGR

ブリヂストン ツアーステージGR

SLDRに関しては、ブラックベースのW65を装着しています。

ただし、重いヘッドもデメリットはあります。ゴルファーがその重さを感じすぎてしまうと切り返しで力んだり、打ち急いで引っかけのミスが出やすくなります。重いヘッドだとタイミングが取りづらい、切り返しで力んでしまいやすい人には、グリップを少し重くするチューニングもお勧めです。手元側を重くするとカウンターバランス効果で、重いヘッドでも振り切りやすくなります。

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アナライズで売っているヘビーグリップは70gと

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60gのヘビーグリップも新登場

マーク金井SLDRのヘッドが重いことは、まったくもって予想していませんでした。なのにSLDRと相性が良いヘビーグリップを1年前から試作し、10月から発売しています。偶然の一致とも言えますが、重いヘッドには重いグリップを装着した方がクラブのバランスが良くなるのはクラブ作りの常識です。加えて、カウンターバランス効果というのは、20年以上前からクラブチューニングの常識なんです。

ちなみに、ダンロップフェニックスで優勝したルーク・ドナルドSLDRを使っていますが、彼のドライバーの長さはなんと43.5インチ。ドライバーと言うよりは3Wに近い長さ。冬のゴルフではドナルドみたいにドライバーを短くするのも大いにありなんです。

おーっと、締切りの催促が入りました。ドライバーを短くするメリットについては明日じっくり書きましょう~。

(▼▼)b

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2013年12月05日男性アマチュア向けドライバーのグリップが軽い本当の理由とは!?

昨日はゴルフ雑誌の取材で塩原カントリークラブでラウンドしてきました。那須エリアにある歴史のある林間コースです。近隣にはホウライ、西那須野といったアメリカンスタイルのゴルフ場がありますが、

こちらは純和風なレイアウト。松の木でセパレートされていて、フェアウェイにも松が点在。グリーンは2グリーンで砲台形状。日光CC同様、身体で感じられない傾斜がゴルファーの距離感を惑わせます。加えて、ベントグリーンは小さくて傾斜が強く、おまけに芝目も強い。

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パットは上りが妙に早かったり、下りが「なんだこりゃ」ってぐらい遅かったりしました。コースについては後日ブログで詳しくレポートしますが、栃木を代表する素晴らしいコースです。近くには那須アウトレットがあって、衝動買いも存分にできます(笑)

さて、さて今日のエントリーもクラブの重さ、グリップの重さについてです。

昨日のブログでも書きましたが、プロや上級者向けのドライバーには軽量グリップは装着されません。昔も今もグリップは50g前後です。対して、ゼクシオに代表されるようにアマチュア向けドライバーの多くは軽いグリップが装着される傾向があります。ゼクシオは…… 

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7代目(前作)のグリップ重量37g

8代目(現行)のグリップ重量27g

では、なぜアマチュア向けのドライバーは軽いグリップを装着するのか?

クラブ重量(総重量)を軽くできるからです。

例えば、300gのドライバーがあったとします。このクラブを10g軽くする方法は……

ヘッドを10g軽くする

シャフトを10g軽くする

グリップを10g軽くする

ヘッドを5g軽く、グリップを5g軽くする

シャフトを5g軽く、グリップを5g軽くする

ヘッドを5g軽く、シャフトを5g軽くする

この6通りの方法がありますが、最近は……

グリップを10g軽くする

シャフトを5g軽く、グリップを5g軽くする

この2つを採用するドライバーが目立ちます。最近は重いヘッドが「飛ぶ」というのがキーワードとして採用するクラブが多いので、ヘッドを軽くしづらいからです。もちろん例外もあって、PRGRのeggドライバーは超軽量ヘッドをアピールしています。が、これはかなりレアケースです。

多くのドライバーは

ヘッドを軽くしません。ヘッドが軽くなるとインパクトの衝突エネルギーがダウンするからです。なので、前作よりも軽いドライバーを設計する場合、シャフトかグリップを軽くすることを選んでしまうのです。ここからはマーク金井の推測ですが、ゼクシオの場合、モデルチェンジの大命題としてクラブの軽量化があったのでしょう。結果、モデルチェンジによってグリップ重量が27gにせざるを得ないようになったと思います。

ゼクシオの場合、手元側の重量が軽くなり過ぎないようにするためシャフトのバランスポイントが手元側に移動していますが、それでも実際に手にするとかなり手元側が軽く感じます。逆さまにしてクラブを持って素振りすると分かります。ヘッドのネック側をグリップし、グリップエンドをヘッドに見立ててパターのように素振りしてみて下さい。手元側の軽さをダイレクトに感じ取れるはずです。

そして、この逆持ち状態で素振りすると分かりますが、グリップが軽くなると操作性が高くなる反面、安定性が下がります。手元側の慣性モーメントの数値が下がるからです。対して、グリップが重くなると操作性が低くなる反面、安定性が増してきます。手元側の慣性モーメントの数値が上がるからです。アナライズでは手元側の重量を増すための器具としてシャフトスタビライザー、そして、60gと70gのヘビーグリップを販売していますが、これは手元側の慣性モーメントの数値を上げたいからです。重いヘッドに対してはグリップも重くしてあげた方が釣り合いが取れ、クラブ全体のバランスが良くなるのです。また、ダウンスイングの軌道が不安定な人の場合(ダウンでシャフトが寝やすい人の場合)、グリップ側(手元側)の重量を増やした方が、確実に手の軌道が安定してきて、チーピンのミスを確実に減らせるのです。ちなみに、シャフトスタビライザーのドライバー用だと40gぐらい手元側に入れて使う場合もありますが、これが重さに直結しません。ヘッドが重くならないからです。

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クラブは軽い方が振りやすいという思い込みが強いからでしょう。

クラブメーカー、そしてゴルフショップでは「軽い=進化」というベクトルが今でも根強く残っています。確かに、ドライバーの重量が350g以上の頃ならば、軽さを追求することでアマチュアに扱いやすいクラブになりました。しかし、ドライバー(長さ45インチ前後)の場合、300gぐらいがちょうど良い重さだとマーク金井は考えています。感覚的な要素もありますが、300gぐらいだと……

ヘッド200g

シャフト50g

グリップ50g

と非常にバランスが良い重量配分になるのです。ヘッドを軽くした場合ならば、それに応じてグリップも軽くしていくとバランスが良い状態が維持できます。しかし、ヘッドを軽くしないでグリップだけを著しく軽くした場合、ヘッドの重みを感じ取りやすい(バランスが出やすい)反面、「打ちやすく感じる人と、打ちづらく感じる人」とにハッキリ分かれてくるような気がします。

たかがグリップ、されどグリップ。

グリップは手元と身体をつなぐ唯一の接点であると同時に、重たいヘッドの反対側にあるパーツです。

マーク金井はドライバーを1000本以上テストしていますが、重たいヘッドには軽いグリップよりも軽くないグリップ(少し重いグリップ)の方が振りやすく、スイングも安定し、飛距離と方向性を料率させやすいと感じています~。

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2013年12月04日ゴルフクラブにおけるドライバーの適正重量とは!?

FBやツイッターにもリンクを貼りましたが、ヨネックスの新しいドライバー、EゾーンXPのお手伝いをしています。赤い悪魔になれと言われて、生まれて初めて真っ赤な顔になりました(笑)。タイアップの仕事はいくつか受けますが、マーク金井の場合は、クラブを打ってみてから仕事を受けるかどうか決めています。自分が打って納得できないクラブについては自分の言葉でクラブの良さを説明できないからです。ちなみに今回のEゾーンXPの場合は、ヘッドが重いことに加え、アマチュア向けドライバーにしては珍しくグリップの重さがちゃんとあったことが気に入って、タイアップの仕事を受けました。

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さてさて、今日もクラブの重さについてがテーマです。

軽いクラブがいいのか? それとも重いクラブがいいのか?

ゴルフクラブを選ぶポイントはいくつかありますが、クラブの重さというのは極めて重要な要素です。重過ぎるとヘッドスピードが上がらず飛距離が出ません。対して、軽過ぎると手打ちになってスイングに悪影響が出るからです。老若男女にかかわらず、ゴルフの上手下手に関係なく、ゴルファーに適した重量のクラブを使うことが、ゴルフ上達に欠かせないのです。ゴルフクラブは形がシンプルで、自分からは勝手に動きません。関節もないですし、筋肉やエンジンにもありません。しかし、ゴルフクラブには固有の特性があって、ある条件を加えてやると(クラブを動かし始めると)、クラブはゴルファーに様々な影響を与える道具と化するのです。

では、どうやって重さを決めれば良いのか?

ゴルファーが感じる重さというのはかなり曖昧です。重さには基準がありません。ドライバーがパーシモンヘッドでシャフトがスチールの頃ならば、ほとんどのアマチュアはクラブの重さを持て余していました。ドライバー重量は350g以上あったからです。ところが今は、重量にかなりの幅があります。アマチュア向けの市販ドライバーを調べてみると(長さ45インチ前後)、

軽いのは275g前後
重いのは325g前後

約50gもの開きがあります。ちなみに男子プロが使っているドライバーの重さは、それほど大きな開きはありません。310~330gぐらいの幅の中に収まっています。男子プロの場合、ヘッドスピードは46~54m/sぐらいと幅があっても、クラブの重さにはそれほど大きな開きはありません。

では、アマチュアはどれぐらいの重さのドライバーを使えばいいのか?

その前に、知っておいてほしいことがあります。それはパーツ毎の重量です。例えば、昔のパーシモンドライバーの場合、

40年前のドライバーの場合

ヘッド重量  約200g
シャフト重量 約115g
グリップ重量 約50g
トータル重量 約365g

男子ツアープロのドライバーの場合

ヘッド重量  200~205g
シャフト重量 60~75g
グリップ重量 約50g
トータル重量 310~330g

男性アマチュア向けドライバーの場合

ヘッド重量  190~205g
シャフト重量 40~70g
グリップ重量 27g~52g

これらの数字を見比べると、目立っているのがグリップ重量です。プロは昔も今もグリップ重量(手元重量)はほとんど変わっていません。ヘッドが木製からチタンになっても、グリップの重さは50g前後のままです。対して、男性アマチュア向けドライバーの場合、グリップ重量が劇的に変わりました。重いのは従来通り50gありますが、軽いのは30gを下回っています。例えば、ゼクシオの最新モデル(8代目)のグリップ重量は27g、ちなみに前作のゼクシオ(7代目)もグリップ重量は37gとかなり軽くなっています。ちなみに、市販品を調べてみるとグリップ重量は40g前後というのが目立ちます。

では、なぜアマチュア向けドライバーのグリップは軽いモノが装着されることが多いのか? プロはドライバーに軽いグリップを装着しないのか?

この続きは明日説明しましょう~。

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マーク金井が開発したバンカー専用ウエッジ

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2013年12月03日軽いクラブと重いクラブ、どちらが本当にゴルファーにマッチするのか?

お詫び すいません 昨日のブログと順番を逆にアップしてしまいました・・こちらをお読みいただいて、昨日のブログをお読み下さい!! 昨日のブログ

一昨日、東京モーターショー2013に行ってきました。場所はジャパンゴルフフェアでも同じみのビッグサイト。混雑を避けて最終日の午後に行きましたが、それでも人・人・人~。ゴルフフェアの動員とは比べものにはならないぐらいの人でごった返していました。どのメーカーブースも人で溢れていましたが、勢いを感じたのがホンダ。次世代NSXとオープンカーのS660。どちらもキャディバッグは詰めませんが、ゴルファーにとって至福のクルマでしょう。

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どちらも移動手段としての快適性はありませんが、運転の楽しさを堪能できるからです。マーク金井は大のクルマ好きですが、今も昔もトランクに「キャディバッグが何個入るか?」で車種を決めたことは一度もありません(笑)。

そして、クルマ選びでマーク金井がこだわるのが車重。重いクルマよりも軽いクルマを好んで乗ります。同じエンジンならば軽いクルマの方が加速がいいし、フットワークも良いからです。加えて燃費がいい。今、5年落ちの中古Z4クーペに乗っていますが、直6で3Lのエンジンにも関わらず街乗りで燃費はリッター10~11km、高速だと12~13km。クルマは軽い方が確実にランニングコストが下がります。もちろん、重いクルマにもメリットがあって乗り心地が重厚になります。

では、ゴルフクラブの重さはどうなのか?

かなりのムチャ振りですが、マーク金井は軽いクラブよりも少し重めのクラブを好んで使います。ドライバー、FW、UT、アイアン、ウエッジ、そしてパターに至るまで、手にした瞬間「軽っ!!」と感じるクラブは使いません。もちろん衝動買いすることもないです。もちろん重ければ良いというわけではなく、例えばスチールのダイナミックゴールドが装着されたアイアンなどは買いません(リシャフト前提の中古品を除き)。

では、どれぐらいが重いクラブで、どれぐらいが軽いクラブなのか?

クルマならばクルマのカテゴリーと大きさで、重いか軽いかの判別がつきますが、ゴルフクラブとなると重さの客観的な基準はありません。ゴルフクラブはゴルファーによって、重さを感じる基準が異なるからです。例えば、300gのドライバーでも、「軽い」と感じる人もいれば、「重い」と感じる人もいるでしょう。

老若男女は関係ありません。60歳を越えていても、ダイナミックゴールドが装着されたアイアンを使っている人ならば、軽量スチールのNS950を手にすると「軽い」と感じます。逆もしかり。体力に自信がある若者でも普段、280gのドライバーを振っていると、320gのドライバーは「重い」と感じます。

ゴルファーが感じる重さというのはかなり曖昧です。

では、物理的な側面から見た場合のクラブの重さには基準はあるのか?

これはあります。ゴルフは衝突運動。ゴルフボールの重さはルールで、

45.93グラム(1.62オンス)以下

と決まっているわけですから、ヘッドの重さは客観的に「軽い」か「重い」を判別できます。ドライバーの場合で言うと(長さ45インチ前後)、物理的には‥‥

200g前後が標準的な重さ
190gを下回ると軽い
200gを上回ると重い

と言うことになります。新製品のドライバーのヘッド重量をざっと紹介すると‥‥

ダンロップ   ゼクシオ8代目  196g
ブリヂストン  ツアステGR   198g
ヨネックス   EゾーンXP   205g
テーラーメイド SLDR     208g

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ゼクシオは重ヘッドをアピールしていますが、客観的には重さをアピールするほどのドライバーではありません。対して、重さをまったくアピールしていないSLDRは市販ドライバーの中でも最も重いヘッドになっています。

おーっと、締切りの催促の電話が入りました。この続きはまた明日書きます~。

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