マーク金井blog

2014年10月12日アマチュアの多くがダウンブローに打てない本当の理由とは!?

昨日は久しぶりに神田のスタジオでイノベーション&竪琴セミナーを実施しました。ゴルフの竪琴&超軟らかシャフト(イノベーション)を使って、受講者の皆さんに正しいインパクトの形、そして正しいシャフトの使い方について体験していただきました。ゴルフレッスンでは「インパクトは通過点」という考え方がありますが、ボールを捕らえる瞬間の感覚が間違っていると、正しくボールを捕らえることはできません。インパクトを通過点にするためには、その前段階として、正しいインパクトの形を理解すること。そして頭で理解するだけでなく、身を以て体験する必要があります。FBでアナライズの女子スタッフ、カッキーのスイング動画をアップしてますが、彼女が短期間で理想的なスイングを身につけられたのも、最初に正しいインパクトの形を身を以て体験したからです。

写真 2

シャフトの正しい使い方については、インパクトゾーンでの「加速と減速」についてレクチャーしました。インパクトゾーンではヘッドはシャフトのしなり戻り(逆しなり)を利用して加速させることが求められますが、そのためには手元側が減速する動きが求められます。

手元が減速することでヘッドが加速する
手元が減速するこでシャフトが逆方向にしなる
シャフトが逆方向にしなることでフェースをスクエアに戻せる

インパクトゾーンはほんの一瞬の出来事ですが、超軟らかシャフト(イノベーション)を使って練習すると、手元を減速させることの重要性(必要性)が即座に分かります。また、手元を減速させるタイミングについても理解できます。インパクトゾーンで必要以上に減速させると、インパクト前にフェースが被って、引っかけ、チーピンが出ることが分かります。対して、手元側を減速させないでインパクトを迎えると、プッシュアウトすることが分かります。また、リストターンをしなくても、フェースをスクエアに戻すことができることも体感できます。マーク金井のセミナーは不定期開催ですが、これからは月に1~2回ぐらいは開催したく思っています。

さて、今回のセミナーではアマチュアゴルファーから、「アイアンがダウンブローに打てない」「どうすればダウンブローに打てるのか」という質問をいただきました。そこで、今回は、なぜアマチュアはダウンブローに打てない(打ちたくても打てない)かについて説明しましょう。

まずはダウンブローについておさらいしましょう。ダウンブローとは、クラブが最下点に達する少し手前でボールをヒットし、ボールの前側のターフが取れる軌道のことです。言葉を換えると、クラブヘッドが下降状態でインパクトを迎えるのがダウンブロー軌道です。ボール手前の地面を叩いてターフを取れるのはダフりですし、最下点よりも先でボールをヒットするのはアッパーブロー(すくい打ち)となります。

そして、ダウンブローの状態でインパクトを迎えるには、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えることが求められます。プロのアイアンショットを見ると、例外なく、ハンドファーストの状態でボールを捕らえています。

では、なぜアマチュアはアイアンショットでダウンブローに打つことができないのでしょうか?

ボールを上げたいからすくい打ちになっている場合もありますが、実は、ダウンブローに打ちたくても打てない人もかなります。自分では打ち込んでいるつもりなのに、実際はすくい打ちになっている人が少なくありません。

では、なぜダウンブローに打ちたくても打てないのか?

考えられる理由は2つあります。ひとつは、アーリーリリース。ダウンスイングの早い段階で手首のコックがほどけてしまうと、ダウンブロー軌道でボールを捕らえることはできません。手首のコックがほどけるのが早いほど、ダウンスイングで左肩が浮き過ぎてしまうからです(アーリーリリースになった場合、左肩を浮かせないとボール手前の地面を叩いてしまうから)。昨日のセミナーでも、ダウンブローに打てない人のスイング動画をチェックすると、インパクトを迎えるかなり手前で手首のコックがほどけ、アーリーリリースになっていました。プロのようにダウンブローに打ちたいならば、まずはアーリーリリースを矯正する必要があります。

もうひとつの理由は、ダウンスイングの軌道です。ダウンスイング後半でシャフトがプレーンよりも下に垂れ下がっていると、これまたダウンブローに打ちたくても打てません。ダウンスイング後半でシャフトが寝るほど、ヘッドが下から入る、いわゆるあおり打ちになるからです。昨日のセミナーでも、ダウンブローに打ちたくても打てない人のスイング動画をチェックすると、ダウン後半でシャフトが寝ていました。ちなみに、シャフトが寝ると、その反動で左手が浮いてしまい、これがすくい打ちを誘発しています。

シャフトが寝ているかどうかは、自分で自覚しづらい部分です。そして、シャフトを立てようと練習してもシャフトは立ってくれません。シャフトを立てて下ろしているつもりでも、シャフトが寝てしまうのがゴルフの難しい所です。ちなみに、昨日のセミナーではスーパーシャットくんを使って、ヒザ立ち打ちをやってもらいました。ヒザ立ち打ちをすると、シャフトが寝ているかどうか即座に分かります。これでボールの手前を大きくダフったり、引っかけ球やチーピンのような球が出てしまう人は、シャフトが寝ています。逆に言うと、ヒザ立ち打ちでちゃんとボールを真っ直ぐ飛ばせる、ボールがちゃんと上がるようになれば、ダウンスイング後半でシャフトが寝ていません。オンプレーンもしくは、アウトサイド・イン軌道になっており、ダウンブローな状態でボールを捕らえられるようになります。

pr00009-300x300

スーパーシャット君については↑写真をクリック

 

 

P1030484

 

P1030490

大事なことなので繰り返しますが、打ちこむ意識を持つだけでは、たくさんボールを打つだけではダウンブロー軌道は身につきません。本当にダウンブロー軌道を身に付けたいと思うならば、打ち込むことを意識するよりも、たくさんボールを打つことよりも、正しいダウンスイングの形(軌道)を身に付けることが先決です~。

(▼▼)b

10月18日

中越豪 パッティングセミナー

10時  14時開始

ジオギャラクシー代表 中越豪。ツアーサービス、プロキャディの経験もある。中越豪があなたをパッティングの世界の入り口にご案内します。希望者にはパターの調整もします(別料金)愛用のパターをお持ち下さい

お値段は8000円です

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

開催場所

〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階

アナライズ 神田スタジオ

ゴルフの竪琴

S__9314310

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね


カテゴリー イベント, スイング、ゴルフ練習法

コメントは受け付けていません。