マーク金井blog

2006年11月19日アッパーブローのウソ、ホント‥‥その4

アッパーブローと日本語に訳せば‥‥「すくい打ち」
前回、すくい打つはダウンスイングで体(背骨)を

右に傾けない

ことが不可欠です。その理由は体(背骨)を右に傾けてアッパーにクラブを動かそうとすると‥‥こんな感じで

スイングの最下点がボールの手前になるだけでなく‥‥

スイングの最下点がボールのかなり下になってしまうからです。加えて、シャフトが寝るためにスイングプレーンよりもヘッドが低い位置に入ります。

言い換えると、ダウンで右肩が体(背骨)が右に傾くほど、ダウンでクラブをリリースできません。リリースするとダフるのが本能的に分かり、クラブヘッドが高い位置に残っている時間が長くなります。結果、体がすくい打とうとするほど(シャフトが寝るほど)、ヘッドを上からぶつけるような軌道になり、アイアンショット、FWでは上手く捕らえてもターフが深くなる。また、ダフりを嫌がれば(クラブのリリースを抑えれば)ハーフトップが出やすくなります。ドライバーに関しては、インパクト直前にフェースが被りやすくなるので、打出し角度が低くなります。また、打点位置もフェース上側になりやすいので、低スピンのドロップ球が出やすくなります。

他方、こんな感じで体(背骨)が垂直に近い状態を保てれば‥‥

右肩が高い位置に残ります。右肩が高い位置にあれば、ヘッドを落としてもスイングの最下点はボールよりも下にはなりません。右腕を伸ばしきるように、ヘッドを下方向にリリースしても‥‥

ボールの高さと同じぐらいまで。これならば、アッパー軌道で振るための前段階「クラブを下に下ろし切る」ことができるので、アッパー軌道でボールを捕らえることが簡単にできるのです。

大事なことなので繰り返しますが、アッパー軌道に振るにはボールの少し手前でクラブを下ろし切ること。下ろし切れば上に向かってクラブを振れるんですわ~~

下ろすことの重要性が分かるかどうかは、ドライバーのアッパー軌道を会得するだけでなく、実は、FW&アイアンの浅い入射角にもつながります。

そして、クラブをちゃんとプレーンに沿って下ろせているかは、前に紹介したひざ立ちスイングで正確にジャッジできます。

んじゃ。


カテゴリー GDOブログ アーカイブ

コメントは受け付けていません。