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2015年10月08日超私的に検証~9代目のゼクシオは一体どんな風に進化したのか!? その2

ゴルフクラブは1年ごとにモデルチェンジする場合が多いですが、大ヒットブランドのゼクシオはモデルチェンジのサイクルは2年に1度。今年はそのモデルチェンジイヤーで、先日、記者発表がありました。今回でゼクシオも9代目。2000年に初代ゼクシオが登場し、

 

2002年に2代目ゼクシオ
2004年に3代目ゼクシオ
2006年に4代目ゼクシオ
2008年に5代目ゼクシオ
2010年に6代目ゼクシオ
2012年に7代目ゼクシオ
2014年に8代目ゼクシオ

そして、
2016年に9代目ゼクシオが出ます。

 

 

発売以来、年間売れ行きナンバーワンをずっと維持していますが、現在に至るまでの総出荷本数は1632万6518本。他のゴルフメーカーにとっては気が遠くなるような数字だと思いますが、ここまで売れたクラブは他に類がありません。そして、ここまで売れているにもかかわらず中古ショップにゼクシオがあふれかえることもないです。ゼクシオは売れただけでなく、ユーザー満足度も高いゴルフクラブです。

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さて、このゼクシオ。歴代モデルのキャッチコピーを振り返ってみると、

初代   グッド・インパクト
2代目  上を向いて歩こう、新しいゼクシオと
3代目  空へ
4代目  打ちやすさで飛ばす時代が、ゼクシオではじまる
5代目  高反発を超える飛び パワーチャージという飛ばし方
6代目  もっとパワーを
7代目  短く、速く、遠く。
8代目  重さに、速さを。

 

直近3モデルのキャッチコピーからも分かるように、重さをアピールしています。そして、クラブの長さについては長尺を一切アピールしていないのです。ちなみに、初代ゼクシオは長さが46インチ。歴代モデルの中で最もヘッドが小さかったにも関わらず、クラブの長さは一番長かったのです。

 

では、9代目ゼクシオはどんなクラブなのか?

 ゼクシオ9のキャッチコピーは「「軌道は力だ。」
~ヘッド軌道が変わる、ヘッドスピードが上がる、飛びが一新する~

前回のブログでも書きましたが、今回はシャフト特性を大幅に変更することで、ダウンスイング前半にタメを保持しやすくなるように作られています。そして、タメを保持しやすくすることでヘッド軌道が変わり、インパクトゾーンでヘッドスピードが上がることを狙っています。

 

もちろん、モデルチェンジで変わったのはシャフトだけではありません。ヘッドもバージョンアップされています。具体的に言うと、

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・ヘッドの重量アップ(前作よりも+2g)
・フェースのトウ・ヒール方向の反発性能を向上
・さらなる低・深重心

 

ゼクシオ9のヘッド重量は198g。前作よりも2g重くなったことで、インパクト時の衝突エネルギーを増加させています。ヘッドは軽いよいも重い方が衝突エネルギーが増加しますが、現在市販されているドライバーと比較すると、ことさら重い部類ではありません。市販ドライバーでも重いヘッドは200gを超えているモデルも少なからずあります。ゼクシオ9は歴代ゼクシオの中では一番ヘッド重量が重いですが、世間的は普通ぐらいの重さです。

 

 

フェースの反発性能に関しては、前作までのフェースは板材でしたが、ゼクシオ9ではカップフェースが採用されています。折り曲げ幅が大きいカップフェースの採用により、トウ・ヒール側の反発性能を上げています。フェースの芯で捕らえた場合は前作と変わらない反発性能ですが、芯を左右に外すとカップフェースの効果で反発性能が少し上がっています。

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重心位置に関しては、フリーウエートの位置をヘッド後方に下げること、そして漠フェース部分を肉厚設計にすることで、重心を深く、そして低くする効果を狙っています。ゼクシオの場合、バッジ一体型のフリーウエートの重さは7g。こちらも市販ドライバーの中では決して重い部類ではありません。フリーウエートが10g以下だということを考えると、ヘッドの肉厚を適度な厚さにしている可能性があります。どこか一部に重量を集中させることよりも、重量をヘッド外周部にバランス良く配置したい意図があるような気がします。

 

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重心を深くするとミスヒットした時にヘッドが当たり負けしづらくなる分だけ、飛距離ロスを軽減できます。重心を浅くすると、スピンを減らせる分だけ吹き上がりを抑えられる分だけキャリーとランで飛距離を稼げます。ただし、すでにスピン量が適正なゴルファーにとっては、重心が下がったことによる恩恵はあまり大きくありません。

 

ゼクシオ9だけに限りませんが、ヘッドに関してはすでに限界近くまで性能が上がっています。高反発規制があることを考えると、これ以上、劇的にヘッドだけで飛距離アップを狙うのが難しいと思います。これからの開発のベクトルは、ゼクシオ9のようにスイングに良い影響を与える‥‥クラブ作りになってくるような気がします。

 

 

プロと違って、アマチュアはまだまだ飛距離アップが狙えます。今回、ゼクシオ9が指摘しているように、プロはダウンスイング前半でタメをキープできていますが、アマチュアはダウン前半でタメがほどけています。いわゆるアーリーリリースになっているために、ヘッドスピードが思うように上がっていません。ダウンスイング前半でプロと同じぐらいタメを作れるようなクラブが登場すれば、それだけでヘッドスピードは3m/sぐらい上がり、大幅な飛距離アップが狙えます。

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加えて、アマチュアが飛ばない原因のひとつにヘッドの軌道と進入角のまずさがあります。アマチュアの多く、特にスライスが持ち球の人の場合、アウトサイド・イン軌道になっています。そして、アウトサイド・イン軌道になっている人の多くは、ドライバーでもヘッドの進入角がダウンブローになっています。実は、この2つを解消することができれば、ヘッドスピードが同じでも10y以上飛距離を伸ばすことが可能なのです。

 

 

次回は、これからのドライバーが目指すべきことについてじっくり説明します~。

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マーク金井ブログ更新していますゼクシオの進化を検証しますhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=14277

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年10月8日


カテゴリー ゴルフクラブ分析, 新製品情報

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