マーク金井blog

2015年12月16日ここが変だよ日本のゴルフ界!? ゴルフクラブのカテゴリー編

昨日は久しぶりに電車薄暮ゴルフに行ってきました。場所は神田から30分ほどで行ける赤羽ゴルフ倶楽部(東京都、北区)。12月とは思えないほど穏やかな天気の中、担ぎセルフで9ホール。来場者が多かったですが、それでも9ホールに費やした時間は2時間ほど。18ホールの半分ですが、担いで歩いてプレーしているので18ホールをカートに乗ってプレーしているよりも歩いています。2時間ガッツリあるいてプレーすると、9ホールでも十分な運動量。プレー後の生ビールはひときわ美味しかったです(笑)

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そして夜は、インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。ゲストは東京スポーツの森伊知郎さん。新聞記者の目から、現在のプロゴルフ界についてじっくり話を伺いました。森さんには質問コーナーでも答えていただきましたが、あらためて「ここが変だよ」と思ったのがゴルファーのカテゴライズです。

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質問は、こんな感じでいただきました。

 

 雑誌のドライバー特集で、セミアスリートに良いと目にするんですが、「セミアスリートってなんやねん?」ってマークさん思いませんでしょうか?

 

 

ゴルフを長くやっている人はもとより、ゴルフをまったくやっていない人が「セミアスリート」といったら、恐らく「どんな人なのかまったくイメージ沸かない」と思います。
そもそもゴルフがスポーツであるとするならば、「ゴルファー=アスリート」になるわけですから‥‥

 

 

で、現状から先に申し上げると、ゴルフクラブをカテゴライズ(分類分け)するために、ゴルフメーカーは、以下のようにゴルファーをカテゴライズしています。

 

・ビギナー
・アベレージゴルファー
・セミアスリートゴルファー
・アスリートゴルファー

 

ちなみに、メーカーによっては「プレミアムアスリート」というカテゴリーを作っている所もあったりします。

 

このカテゴライズを、かなり強引に分かりやすく変換すると、、、

 

・ビギナー(初心者、これは昔も今も同じ)
・アベレージゴルファー(昔で言うならば、中級者)
・セミアスリートゴルファー(昔で言うならば、中上級者)
・アスリートゴルファー(昔で言うならば、上級者、プロゴルファー)

 

 

30年前には、アスリートゴルファーとかセミアスリートゴルファーといったカテゴライズはありませんでした。アマチュアゴルファーは単純に、

 

・初心者
・中級者
・上級者

 

という風にカテゴライズされ、ゴルフクラブも初心者向け、中級者向け、上級者向けという風に作られて、そして販売されていました。

 

 では、なぜクラブメーカーはゴルファーのカテゴライズを分かりづらくしたのか?

 

 

ここからはマーク金井の推察ですが、ひとつはゴルフクラブが従来のカテゴライズだとつじつまが合わなくなったのだと思います。30年以上前ならば、プロや上級者は、例外なく上級者向けのクラブを使っていました。中級者向けクラブを使うなんてことは無かったのです。それが、チタンドライバーが登場し、460CCの大型ヘッドが当たり前になってからは、プロや上級者が中級者向けのクラブを使うようになってきました。

 

上級者≒上級者向けクラブ

 

という図式が出来てしまったため、クラブメーカーは「上級者向け」クラブというのが成立しなくなってしまったのです。結果、上級者に変わるカテゴライズとして、

 

上級者=アスリート

 

という図式を作ったのだと思います。アスリート向けが上級者になると、中級者も中級者というカテゴライズができません。結果、「中級者=セミアスリート」というカテゴライズが生まれたのだと思います。もちろん、ゴルファーのカテゴライズは腕前だけでは決まりません。「競技に積極的に参加している人=アスリート」というカテゴライズもなされています。

 

クラブメーカーがゴルファーをカテゴライズしているのは(しなくてはならないのは)、クラブをカテゴライズしないと、ゴルフクラブのジャンル分けができないからです。でも、現在のジャンル分けは、決して、分りやすいジャンル分けではありません。ゴルフをしたことがない人がこのジャンル分けを見たら、「クラブを購入するのは難しい」「クラブを購入するのは面倒」と感じるに違いありません。

 

では、どんな風にクラブをカテゴライズすればいいのか?

 

すごくシンプルですが分りやすいのか、ゴルファーのタイプではなくて、価格で分ければいいと思います。実際、米国ではクラブのジャンルは価格で明確に分かれており、例えばドライバーならば、

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499ドル
399ドル
299ドル

 

と3つのカテゴリーに分かれています。値段が高い、普通、安い。非常に分りやすいカテゴライズですし、ゴルフ未経験者にもクラブを選びやすくなっています。

 

なんでも米国の真似をすればいいわけではありませんが、ことクラブのカテゴライズに関しては価格が分りやすいと思います。クラブのカテゴライズがシンプルなれば、ゴルファーは昔のように、ビギナー、中級者、上級者とシンプルにカテゴライズできます。ゴルフクラブの性能の分け方については、次回、じっくりと説明しましょう~。

 

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こちらついに、販売終了します!!!

MS48MSウエッジです。アナライズで初めて出したクラブです

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販売終了につき特別価格 12960円です。

ちと組み立てに時間がかかりますので、納期は一週間程度かかります

48と、L(60度)しか残っておりませんが、T島は 48度を50度に寝かし、Lを2度立てて58度として使っていました。(AとSはありませんか?とか面倒くさいので聞かないでください。無いもんは無いのです・・)

明日はMMT9 本戦です

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無料で観戦できますので、是非皆さんお越しください

マーク金井ブログ更新していますセミアスリートって・・メーカーの苦悩がにじみに出ていますhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=14801

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年12月15日


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