マーク金井blog

2016年08月15日超私的な考察 アウトサイド・イン軌道を矯正するのに一番簡単確実な方法とは!?

お盆休みの真っ只中、アナライズの神田スタジオでは2日間連続セミナーを実施しました。昨日はゴルフの竪琴セミナーとリピーターセミナーを実施、のべ10名の参加者とスイングの仕組みについてレクチャーさせていただきました。

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セミナーは受講者だけでなく、マーク金井にも大きなメリットがあります。アマチュアゴルファーがどんな悩みを抱えているのか、そしてどんな勘違いをしているのかをじっくり観ることができるからです。一昨日、昨日のセミナーはスライスに悩んでいる人が多かったので、スライスが出てしまうメカニズム、そしてスライスを嫌がる人ほど、本人の意思と裏腹に「スライスが出るスイング」を上手くしていることをが確認できました。

 

 では、なぜアマチュアの多くはスライスが打ちたくないのに、スライスを打つスイングをしてしまうのか?

 

この悪循環から抜け出せない理由、、、、

 

それは、「振った方向にボールが飛ぶ」という思い込みがあるからです。スライスに悩んでいる人のヘッド軌道を分析すると、90%以上はアウトサイド・インになっています。アウトサイド・インとは、即ち、ヘッドを「目標よりもかなり左に振る」こと。ボールが右に飛ぶのを嫌がった結果、「右に飛ばさないために、目標よりも左に振る」というアクションを無意識に行っています。加えて、右にOBとかあると、普段よりもさらにヘッドを左に振り抜きたくなって、アウトサイド・イン軌道が強調されています。

(↑アウトサイドイン軌道、インパクトではフェースが開いているので、ボールは右へ飛び出す)

インパクトセミナーでは、スライサーがアウトサイド・インに振る理由について解説しています。そして、ボールを左に飛ばすために本当に必要なことは、ヘッド軌道(振り抜く方向)ではなくて、インパクト時のフェース向きをクローズ(左向き)にすることだと説明します。パターはインパクト時のフェースの向きにボールが打ち出されますが、ドライバーもインパクト時のフェース向きに、ボールはほぼ打ち出されます。インパクトでフェースが目標よりも左(クローズな状態)になっていれば、ボールは左に打ち出されるので、アウトサイド・イン軌道でも大きなスライスは出ません。加えて、前回のブログでも書きましたが、アウトサイド・イン軌道よりもフェースの向きが左を向いていれば、ボールにフック回転がかかり、引っかけフックが出ます。

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スライサーの場合、最初から綺麗なドローボールやフックボールを打つのはかなり難しいですが、フェースの向きを極端にクローズ(左向き)にして構えてスイングすれば、プルフック(引っかけフック)を打つのはそれほど難しくないのです。スライスとは真逆のひどいミスショットですが、実は、これを一度経験しておくと、知らず知らずの内に、アウトサイド・イン軌道が緩和されてきます。

 

 ではなぜ、引っかけフックを打つと、アウトサイド・イン軌道が緩和されるのか?

 

このブログの冒頭の部分に答えが書いてあります。ほとんどのアマチュアゴルファーは
「振った方向にボールが飛ぶ」という思い込みがあります。そして、ミスが出ると、ミスとは反対方向にヘッドを振りたくなる習性があるのです。引っかけフックというのは、左に飛び出して、そこから左に曲がるミス。ボールが左に飛び出すミスです。このボールが左に飛び出すミスを何発も打ち続けていくと、「ボールを左に打ち出したくない」「ボールを右に打ち出したい」となり、その結果、ヘッド軌道がアウトサイド・インではなく、インサイド・アウト方向になってくるのです。

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まずは左に打ち出す、ひっかけフックを打てるようになること、すると右に打ち出したくなり、ヘッド軌道が改善される

 

10発打って10発とも引っかけフックを打つてば、ボールが左に飛ぶのが嫌になります。
ボールが左に飛ぶのが嫌になってくれば、ボールを右に打ち出したくなる。このボールを右に打ち出したくなる意識が芽生えてくれば、ゴルファーは危険回避したくなる分だけ、ヘッド軌道はインサイド・アウト側にチェンジしてくるのです。

 

アウトサイド・インに振っているからインサイド・アウトに振る練習をする。これは正しい答えですが、なぜ自分がアウトサイド・インに振ってしまうかを理解していないと、ヘッド軌道はおいそれとは変わりません。スライスに悩む人は、ボールが右に飛んでしまうから、それを避けようとしてアウトサイド・インに振ってしまっています。アウトサイド・インに振ってしまう理由を正しく理解すること、そしてボールが飛び出す方向は何によって決まるかを正しく理解することが、遠回りに思うように見えて、実はスライス矯正の近道になるのです~。

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