マーク金井blog

2016年08月18日リオオリンピック卓球女子の銅メダル獲得から学ぶ、勝負の流れの作り方とは!?

毎日、毎日、深夜にテレビを4時間以上観ています。いつにも増してオリンピックに釘付けになっています。昨日は卓球女子団体の3位決定戦を食い入るように観てました。初戦のシングルス、福原愛選手が競り負けた時は「これは厳しいかも」と思ったのですが、第二戦のシングルスで石川佳純選手が圧勝。そしてダブルスでは福原、伊藤コンビが競り勝ちました。これで日本は銅メダルにあと1勝。続く第四戦のシングルスでは、格上選手相手に伊藤美誠選手は臆することなく、大胆なプレーで勝利を収めました。15歳の少女ですが、テレビに映る彼女は百戦錬磨の勝負師のような鋭い眼差しをしてました。

 

 

ゴルフは「メンタル」の要素が大きいと言われてます。実際にボールを打つ時間よりも、打たない時間の方が長いからです。対して、卓球はものすごい速いスピードで飛んでくるボールをラケットで打ち返していく競技。反射神経が求められるスポーツですが、観ていると「メンタル」の要素が非常に大きく感じました。FBでもつぶやきましたが、

 

 卓球は心理戦

 

だと強く感じました。選手の精神状態が少しでも不安定になると、それが打ち方に影響を及ぼすだけでなく得点にも影響が出ます。5点続けて先取しても、ちょっとしたミスがきっかけで6点続けて相手に点を与えてしまうようなシーンを何度も観ました。ゴルフとはまったく違い、考えている時間がほとんどないように見えるのに、メンタルとメンタルのぶつかり合りが繰り広げられます。まさに卓球は「心の格闘技」のように見えたのです。

 

卓球は点を取り合うスポーツです。いくら自分がいい球を打っても相手に打ち返されたら点は取れません。その一方で、自分があまりいい球を打たなくても、相手が失敗してくれたら自分に点が入ります。ゴルフに例えるならば、マッチプレーと同じです。勝負は相手ありきです。

 

そして卓球を観ていて強く感じたのは、勝負には「流れ」や「潮目」があること。いい「流れ」があると点が次々と入ります。「流れ」が悪い時はいい球を打っても点が中々入りません。また、勝負所である「潮目」を制することが、いい勝負に大きな影響を与えることも見て取れました。勝つためには「悪い流れ」を自分で作らないこと、「潮目」となるポイントは絶対に取ることが、勝利につながるのです。

 

具体的に言うと、、、

チャンスで打ち損じてミスをすると「流れが悪くなる」
 流れが悪い時に、無理な攻め方しがち。
 そして「ますます流れが悪くなる」

 

ゴルフもしかりです。卓球と違ってゴルフは1打と1打の間が長いですが、それでも「流れ」や「潮目」があります。この「流れ」と「潮目」次第でスコアは大きく変わってくるのです。いいショットを打っても「流れ」が悪い時はスコアがまとまりません。逆に、「いい流れ」の中でプレーすると、スコアが良くなります。そして、勝負所の「潮目」を上手くしのげると、いい流れを引き寄せることができます。

 

ゴルフの場合も、流れが大事ですが、そのために絶対やっては行けないことは、、、

 

  • チャンス(フェアウェイ)からミスをしないこと。
  • 流れが悪い時に、ギャンブル性の高いショットを選択しないこと。
  • 流れを作るのはティショットではなく3打目。
  • 潮目を作っているのはドライバーよりもパット。

 

ティショットが良いからといい流れは作れませんが、入れ頃外し頃のパットをちゃんと沈めると、流れは良くなります。逆に、バーディチャンスに付けたパットを3パットしてボギーを打とうものなら、確実に流れが悪くなります。

 

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卓球を観ていて感じたのですが、ゴルフにおいても苦しくなってくると一発逆転を狙って攻めたくなります。しかし、ピンチの時に攻めると大抵はミスしてますし、ミスの連鎖を引き起こします。

 

いいショットを打っているのに、何故かスコアがまとまならい。ショットの調子が良いのにスコアが良くない。こういう場合、運が悪いと思いたくなりますが、実は、プレーの「流れ」が悪くなること、もしくは「潮目」のパットを外している可能性の方が大きいでしょう。

 

バーディチャンスはチャンスのようでチャンスとは限りません。バーディチャンスでパットが決まらないと、「流れ」が悪くなることはあっても、いい流れを作りづらくなるからです。バーディチャンスはチャンスのようで、ピンチでもあるのです~。

 

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