マーク金井blog

2017年09月12日超私的な考察 アマチュアの慢性病「振り遅れ」とは一体何なのか!?

昨日は13時30分からヤマハの新製品記者発表に行ってきました。2年のインターバルを経て新しいRMXが登場。ドライバー、FW、UT、アイアン、そしてウエッジのフルラインアップが一新。今回のRMXはガラッとクラブの雰囲気が変わっています。実は、発売前に試打する機会をいただいたのが、「これってホントにヤマハのクラブなの?」ってくらい変わっています。クラブのインプレッションについては、、、実は、すでに動画がアップされていますので、こちらをご覧下さい。

 

 

ヤマハのクラブは契約プロである藤田寛之選手のイメージが強かったのですが、今回のRMXはそのイメージがまったくありません。ヤマハのロゴが入っているからヤマハのクラブだと確認できますが、ゼロベースで開発がなされています。もちろんクラブが合う合わないは個人差がありますが、今回のRMXに関しては洋顔のテイストもあるので、ヤマハユーザーだけでなく、外ブラが好きなゴルファーにも相性良く仕上がっています。

 

 

そして記者発表を追えるやいなや、京浜東北線に飛び乗って赤羽GCで薄暮プレー。今回はクラブの試打ではなくて、自分のスイングチェックのためのプレーです。先週木曜日にPRGR GINZA EXでサイエンスフィット(スイング診断)を受け、その時にアドバイスを受けたことを実際にコースでボールを打って試したかったからです。

 

 

 では、マーク金井が一番試したことは何だったのか?

 

それは「腕の振り遅れ」の解消です。ゴルフスイングでは「振り遅れ」は良くない動作ですが、PRGR GINZA EXではこの「振り遅れ」を数値化しています。身体のあちこちにセンサーを付けて測定することで、この「振り遅れ」の度合いを数値化しています。振り遅れの2大要因は、、、

 

 

①腕の正しい回旋ができていない(腕が戻っていない)
②身体の開きが早い(肩と腰が一緒に回ってしまう

 

身体の開きが早いと振り遅れるのは画像でも確認できますし、画像がなくても自分で「振り遅れたな」と自覚できます。でも、腕の正しい回旋については、何となく振り遅れている時と振り遅れてない時の違いは感じても、それがどう違うのかを具体的に知ることができませんでした。それが、PRGR GINZA EXでは左手甲と左上腕にセンサーをつけてインパクトでどれくらい戻って来たのか? を測定してくれます(センサーはこれ以外にも身体の至る所に付けます)。

 

プロ、アマチュアを問わず、振り遅れている人は、インパクトで左上腕の回旋ができてません(腕がアドレスの状態までねじれ戻ってません)。

PRGRの計測によると、上級者の70%が腕が振り遅れているそうです!!!!

 

もちろんプロでもすべての選手が振り遅れていないわけではありません。腕が振り遅れている選手も少なからずいるそうです。ちなみにマーク金井の場合、テークバックで腕が60度内旋(時計回りにねじれ)、トップからインパクトにかけては50度外旋(反時計回りにねじれ)ていました。腕のねじり戻りは10度不足していたのです。

 

PRGR GINZA EXの検証によると、この腕の戻りが足りていない人ほど振り遅れの度合いが強く、ショットが不安定になります。アマチュアの初中級者の場合、腕の振り遅れが大きいほど右へのミスがでます。対して、アマチュアの上級者、プロの場合、腕の振り遅れが大きいと右へのミスが出やすいだけでなく、左へのミス(チーピン)も出やすくなるそうです。

 

インパクトでの腕の戻りの理想値は「5~マイナス5」だそうです。要するにテークバックで腕を内旋させた分だけ、ダウンスイングでは腕を外旋させる。インパクトでゼロになった状態、「ゼロインパクト」になれば、振り遅れのミスが出ないだけでなく、ショットが安定してくるそうです。

 

自分でも振り遅れている自覚が少しあったのですが、今回のPRGR GINZA EXの診断でどこを修整すれば振り遅れないのかが具体的に分りました。マーク金井の場合、インパクトで腕のねじり戻りが10度足りてないわけですから、今までよりもダウンスイングで腕の外旋を強く意識してスイングすれば、「ゼロインパクト」に近づけます。

 

神田のスタジオに戻って腕が振り遅れないように意識してボールを打ったら、いきなり1発目からインパクトが今までよりもさらに力強くなり、加えて、インパクト後のフォローの抜けも劇的に良くなりました。スタジオでノープレッシャーな状態で打っているとはいえ、腕の戻りを意識しただけでガラッとスイングが変わりました。

 

コースに出ると、スタジオで打つ時のように簡単には行きません。左サイドが狭いホール、左サイドにOBがあると、腕をねじり戻すのにためらいが生じるからです。昨日もためらったために腕の戻りが遅れることもありましたが、腕の戻りを上手く出来た時は、ボールは狙った方向に真っ直ぐ飛びます。誤解を恐れずに言えば、左が危険な時ほど、腕の戻り(腕のねじり戻し)を強く意識した方が、ストレートから軽いフェード弾道になるのです。

 

ゴルフは物理です。

 

この腕の戻りの重要性、そして腕の戻りを正しく練習するコツについては、アナライズセミナーでレクチャーしていきます~。

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 超私的な考察

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