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2018年04月08日超私的な考察 石川遼プロに学ぶスタート前の効果的な練習方法とは!?

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2日間競技のツアー外試合「千葉オープン」で石川遼選手が優勝しました。初日は1イーグル、6バーディー、1ボギーの7アンダーで単独首位。2日目は強風下でのプレーとなって多くの選手がスコアを崩し、石川選手も4バーディ、5ボギー1ダブルボギーの75でホールアウト。通算4アンダーにスコアを落としましたが、最終ホールで同組の太田直巳選手が1メートル弱のパーパットを外したことで、1打抜け出して勝利を手にしました。

 

練習日と2日目(最終日)に現地観戦してきましたが、一番驚いたのが石川選手のスイング、そして練習法がガラッと変ったことです。石川選手のスイングを間近でじっくり見るのは昨年の日本オープン以来ですが、あまりの変りように驚きました。かつての石川選手はダウンスイングでシャフトが寝るのを嫌がるあまり、ダウンスイング前半ではシャフトを縦に(地面と垂直に近い方向に)振り下ろそうとしてました。それが、千葉オープンの練習場では、シャフトを横に(背骨に対して垂直方向に)振ろうとしているのです。

 

ボールを打つ前の素振りでは、シャフトが湾曲している「フレループ」を積極的に使い、トップからダウンの切り返しでシャフトをわざと寝かせる(背骨に対して水平にする)動作を何度も繰り返し、クラブを地面と水平に振っているのです。今まで、石川選手の練習を何年も見てますが、ここまでシャフトを寝かせた素振りをするのは見たことがありません。加えて、ひざ立ち打ちも繰り返しやってました。ひざ立ち打ちに関しても、今まで一度も見たことがありません。

 

 

 

 ダウンの前半でシャフトを寝かせる!!!!

 

これは欧米の選手、そして韓国の選手が必ずと言っていいほどやっています。ダウンスイングの前半でシャフトを寝かせた方が、ヘッドもシャフトもプレーン(アドレス時のシャフトの角度の延長線)に近づき、オンプレーンのスイングがしやすくなります。加えて、ダウンスイングの前半でシャフトを寝かせた方が、ダウンスイング後半でシャフトが寝づらくなって、インサイドからあおる度合いが減ります。誤解を恐れずに言うと、今の世界の一流所は例外なく、ダウンスイングでシャフトを寝かせることで、ヘッドを上から(正確にはオンプレーンの軌道で)入れていけるのです。千葉オープンの練習場、そして試合中においても、石川選手はダウンスイングでシャフトを寝かせる(ヘッドを下げる)ことを頻繁に練習していました。

 

実際のスイングは練習の時ほどはシャフトが寝ていません。しかしながら、シャフトを寝かせるイメージを強く持つことで、ダウンスイング前半でシャフトが立ち過ぎなくなり、かつインパクトゾーンでは手元が浮く度合いが減ってます。これにより、インパクトからフォローの抜けが格段に良くなり、弾道が劇的に安定しています。超私的なことを言わせてもらえば、今回の勝利を含め、今シーズンは5勝以上するのは間違いないですし、世界ランク50以内に入るのは間違いないと思います。

 

 千葉オープンではスタート前の練習は25球という球数制限がありました。石川選手もドライビングレンジでは25球だけ打ってましたが、なんと、なんと素振りは58回もやっているのです(GDOニュースより引用)。

 

 実際にボールを打つ数よりも素振りの数の方が多い!!!!

 

スタート前にボールを打たないと不安になるアマチュアゴルファーが少なからずいますが、ボールを打って不安が解消される人は一体どれぐらいいるのでしょうか? ちゃんと統計を取ったわけではありませんが、スタート前にボールを打っても、スタートホールでナイスショットを打てる人はそう多くないはずです。スタート前にボールを打ったら、スタートホールでナイスショットが出る確率が確実に上がるわけではないと思います。

 

大事な事なので繰り返しますが、千葉オープンの最終日、石川選手はスタート前に25球だけ打ちましたが、素振りの回数は58回。ボールを打つよりも素振りの方が2倍以上多かったのです。マーク金井もスタート前の練習を間近で観察してましたが、素振りはいろんなバリエーションがあり、普通にスイング、水平振り、切り返しからダウンスイングのチェック、インパクトのタイミングを計る素振り等々、、、、。ボールを打つことよりも、素振りでスイングチェックしているのです。そして、クラブでただ素振りするのではなく、練習器具(フレループ)を使ってスイングチェックしています。

 

 

石川選手のスイングを真似ることは容易ではありませんが、石川先週の練習の仕方を真似ることは難しくはありません。スタート前に本当にやるべきことは、ボールを打ってナイスショットを求めるのではなくて、素振りでスイングチェックすること。素振りでウオームアップすることです。誤解を恐れずに言えば、ボールを打たなくても全然構いません。マーク金井は、ラウンド前に練習場ボールを打つことはめったにしません。アプローチやバンカーショットの練習を10分くらいするだけで、後は素振りだけ。素振りだけの方がクラブの軌道をチェックしやすいからです。加えて、スタート前にボールを打たない方が、「ナイスショットを打とうと欲張らない」「自分のハードル上げない」状態でショットに臨めるからです。

 

もちろんただ素振りをするだけではもったいないです。素振りで大事なことはボールを打つつもりで素振りすること。そして、構えた位置にヘッドが戻ることを意識して素振することです。説明するまでもありませんが、構えた位置にヘッドが戻っていれば、ボールを打った時もミスが出づらくなります。

 

たかが素振り、されど素振り。

 

今シーズンの石川選手は劇的にスイングが良くなってますが、マーク金井がそれに気づいたのはボールを打つ前の素振りの時です。昨年までの素振りと、今年の素振りの仕方は劇的に変りました。ゴルフ雑誌も素振りの違いに気づいていることと思うので、近々、石川選手特集で素振りのメリットについての記事がアップされるでしょう~。

 

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 超私的な考察

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