マーク金井blog

2013年04月25日ゴルフの電子書籍に未来はあるのか!?

本が売れないと言われて何年も経ちますが、永江さんのブログによると、売れない本当の原因はブックオフやアマゾンのマーケットプレイスによるものだと分析されています。ちょっと長いですが引用させていただくと、
出版不況はAmazonマーケットプレイスのせいかもしれない

Amazonのトップ画面

Amazonのトップ画面

いままでのデータではだいたい新刊でも1ヶ月を超えると中古が出回ってくる。そうすると一気に中古にシフトされ、書評を見ての中古本の購入率は新刊でも40%、数年たったものでは70?80%(こちらの実測値)。本によってはブログでの紹介から数十冊売れても全部中古というのもあった。冊数で言うと、Amazonで流通している本のおそらく6割以上は中古と言いきってもいいのでは? (日本のAmazonの売り上げは約4000億円で半分は書籍という風に言われているらしいが詳細は不明なのでどれくらいのマーケットかは全くわからない)
ブックオフで中古本を探すのは大変だが、Amazonならすぐに探せるし、大半はクリーニングされている。人よりも早く読みたい新刊以外は、圧倒的に中古が市場をぐるぐる回る。新刊が出てもしばらく待てば中古が出回るから待つ。よって新刊は売れない。出版社はご飯が食べられないという展開になっている。
永江さんのブログ引用)

確かに、ボクも欲しい本があると真っ先にAmazonにアクセスし、中古本を探します。マーク金井はゴルフクラブやデジタルギアも中古が大好きですが、本もセコンドハンドを積極的に買います。値段が安いし、今どきの中古本はクリーニングされていて綺麗だからです。

そして、永江さんはブログでこう続けます。

八方ふさがりの出版業界ではあるが、起死回生の一手がある。それが電子書籍の中古相場に合わせた値下げである。出版業界が分かってないのが、紙の本の競合が電子書籍だと思い込んでいることにある。「紙にこだわるので電子書籍に移行しない」という出版社が聞いたら涙するようような人もいるが、その人だって中古を買ってるのだ!!

紙の本の競合は、電子書籍では無くて、中古の本、特にAmazonのマーケットプレイスなんですよ!そう。日本の電子書籍の価格は、Amazonでさえ、出版社側に決定権限がある(という話)。現在の電子書籍と新品と中古の本の価格は、Amazonだと比較できるようになっている。

例えば、小説ののぼうの城(小学館文庫)。新刊文庫480円 中古191円 Kindle473円※ただし中古はだいたい250円の送料がかかるから実質440円!!

これじゃ誰だって電子版買わずに中古買うわな・・ アホか
永江さんのブログ引用)

かなり厳しい論調ですが、まったくその通り。電子書籍の方が中古本よりも高い値段設定したら‥‥誰だってそっちに行くでしょう。この値段でも電子書籍を買うのは海外に住む日本人、飛行機に沢山の書籍を持ち込みたい日本ぐらいでしょう~。そして永江さんはこう提案しています。

出版社の馬鹿経営陣は、「電子版の価格を下げたら紙の本が売れなくなって困る」ということで下げないわけだが、全く逆です。一気に中古と競合する価格まで下げればいいのだ。中古は送料がかかるから、それを計算に入れて価格にすれば、それほど安くしなくてもいいわけだ。同等で無くて少し高いくらいでも、マーケットプレイスでは到着に数日はかかるから、すぐに読みたい人は電子版を買ってくれる。中古本の価格がさらに下がって利幅がなくなれば、せどりの皆さんは転職せざるを得ない。電子版だって売り上げは出版社に入る。印税だって著者に入る。
永江さんのブログ引用)

http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=4606
これはすでに市販されている本に対する提言ですが、ボクは電子書籍に対してもうひとつの考え方を市場に提案しています。それはニッチなマイクロコンテンツ。カタカナの羅列ですが、要するに紙の本にするにはネタの分量が少なく、紙の本にするためには読者が少ないコンテンツです。マーク金井はすでに、アマゾンで電子書籍を8冊出していますが、いずれも価格は162円

gorufuenngeki一生役立つ

 

衝動買いしやすい価格に設定しています。そしてもうひとつこだわっているのがコンテンツのオリジナリティ。ほとんどの電子書籍は紙の本を電子化しています。ところがマーク金井は逆張り。作ったコンテンツ(原稿)はまず最初に電子版で発売。情報としての鮮度が高い状態でユーザーに提供しているのです。

そして、電子版で売れ行き実績があるコンテンツを、今度は紙の本として出そうとしています(昨日、電子書籍が紙の本になるのが決定しました)。

電子書籍の普及率はまだまだ数パーセント。紙の本で1万部売れる場合、電子書籍だと500~1000部ぐらいというのが業界の常識です。逆に言うと、電子で2000部以上売れた場合、紙の本にすると2万部以上販売できる可能性が非常に高いのです。

先週、ボクは今一番人気があるテーラーメイドのFW、ロケットボールズの達人的使い方というコンテンツを書き上げました。これまた典型的なマイクロコンテンツ。価格はもちろん150~160円です~。
んじゃ(▼▼)b
PS.iPhone&アンドロイドスマホ用のケースが再入荷しました。ケースから出し入れするだけで液晶画面が綺麗になるスグレモノ。革が分厚いので、乗用カートのプレー時に大事なiPhone、スマホを保護してくれます~。

マーク金井がエルク革の質感に惚れこんで作りました~

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