マーク金井blog

2013年06月20日ハーフ50を切るために本当に必要なクラブとは!?

昨日のブログにも書きましたが、ハーフ50を切るコツ、ハーフ50を切る極意はナイスショットを打つことではなくて、致命的なミスショットを減らすことです。ティショットもセカンドはナイスショットは必要ありません。と言うよりは、ハーフ50を切れない人の場合、1打目とか2打目でナイスショットしてもスコアメイクに役立つことがほとんどないからです。

それよりも3打目、4打目でナイスショットが打てれば‥‥確実にスコアアップできます。まぐれでドライバーが250ヤード先のフェアウェイに運べるよりもまぐれでアプローチをOKの距離に付けたり、まぐれで10メートルのパットを1発で決めた方がスコアが良くなります。1ホールでナイスショットが1回だけ打てる権利があるとすれば、3打目以降でその権利を試行した方がスコアが良くなるのがゴルフです。ここをちゃんと理解し、3打目以降、すなわち100ヤード以内のアプローチショット、そしてパットの練習をしっかりやれば、スコアは飛躍的に良くなります。

そして、1打目と2打目に関して言えば確実に飛距離を稼げるようになること。チョロやザックリ、トップ、そしてOBや池ポチャを減らし、
ティショットでは150ヤード以上
セカンドでは130ヤード以上
前進できるショットを打つ。簡単過ぎて拍子抜けするかも知れませんが、ハーフ50以上叩く人は、この簡単なことが全然できていません。対して、ハンデが少ない人ほど、致命的なミスショットを打ちません。例えば、パーオン率で言えば、ハンデが少ない人ほどセカンドが乗っていない時、ボールはグリーンのすぐ近く、もしくはアプローチしやすい所にボールを運んでいます。対して、ハンデ多い人ほど、セカンドが乗らなかった時、3打目で100ヤード以上残っていたり、2打目も3打目も同じような所から打っていたりしています。

1打目、2打目の目的というのは、いかに「3打目をやさしく打てるか」のお膳立てをすることです。このお膳立てがちゃんとできていないと、3打目以降が不利な場所から打つことになり、スコアメイクが不安定になったり、1ホールで大叩きしてしまうのです。
ではどんなクラブを使えば、1打目、2打目で大きな失敗を繰り返すのを防ぎ、3打目を上手くお膳立てできるのか?

1打目(ティショット)においては死なないドライバーを使うこと。死なないというのは、チョロ、トップ、OB、林、池ポチャしづらくクラブのことです。
抽象的に言えば、やさしいクラブ、致命的なミスが出づらいクラブを使って下さい。具体的に言うと、クラブフィッターの鹿又芳典さんは自著「スコアアップできない原因の50%以上は間違いなくあなたのクラブです」(実業之日本社 本体762円+税)

978-4-408-45233-3

でこんな風に語っています。
ドライバーの役割とは「OBにならず、そこそこ運べる」です。「そんな曲がらないだけでのドライバーはつまらない。飛ばなくなるほと面白くない」という意見は至極ごもっとも。別に飛ばなくて良いとはいいません。飛ばないより飛ぶほうが、よりレベルの高いスコアを目指すことができるのは事実です。
ですが、ドライバー選びの第一義は、これ。言い換えれば「プレー中に死なない」ことです。この条件を満たした上で、より飛ぶモデル、スペックを探すというのが正しい順序です。「スコアアップできない原因の50%以上は間違いなくあなたのクラブです」(実業之日本社)から引用。

マーク金井的には、スコアメイクを第1に考えれば「飛ばないドライバー」を使うことが50切りの最大の近道です。3Wで刻むという考え方もありますが、50を切れない人にこのセッティングは勧められません。3Wはヘッドが小さいからです。今年の全米オープンでF・ミケルソンはドライバーをバッグから抜き、ドライバーぐらい飛ぶFW、「フランケンウッド」をティショットで使ってましたが、これはプロ、上級者向けのクラブセッティングです。

死なないドライバー=飛ばないドライバー

どんなドライバーが上の条件を満たすのかというと、スライサーならばスライスしづらいヘッドでスイートエリアが広いクラブ。そして長さは45インチ以下です。具体的なモデルとしては

ヨネックス iEZONE
テーラメイド グローレ
タイトリスト VG3

P1040097

この3モデルはスイートエリアも広く、そして捕まりが良いです。スライサーと相性が良いです。ただし、3つともクラブが長いのでリシャフトした方が、「死なないドライバー」になります。シャフト重量が60g台、硬さは軟らかめ、そして長さは44.5インチぐらい。この死なないドライバーを作るためにマーク金井は「W65」というシャフトを開発しました。
対して、フッカーの場合にお勧めしたいのは引っかかりづらくてスイートエリアが広いクラブ。こちらも長さは45インチ以下です。具体的なモデルは

PING  G20
G25
i20

Gシリーズもこの25からカチャカチャ式を採用~。

Gシリーズもこの25からカチャカチャ式を採用~。

PINGを勧めるのは重心距離と重心深度のバランスが良いから。重心距離が長いのでチーピンや引っかけが出づらく、そして3モデルともヘッドの挙動が安定しています。ただし、この3モデルともクラブが長くでシャフトが少し硬いです。こちらもアナライズオリジナルシャフト「W65」を44.5~45インチで装着すると、「死なないドライバー」として重宝します。

飛ぶドライバーは魅力的ですが、飛んでもOBが出てしまうとスコアメイクは絶対に望めません。50を切れないのならば50を切れる道具(クラブ)を使う。50を楽に切れるようになってから、飛ぶドライバーを使っても遅くないでしょう。
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人気のアナライズW65にはカラーバリエーションも豊富

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