マーク金井blog

2013年08月20日マーク金井が選ぶ、スイングが良くなる練習器具とは‥‥その2

練習場でボールをたくさん打つのと、涼しい室内で練習器具を使ってシャドースイングするのとでは、どちらが正しいスイングを身に付けられるのか? スイングの乱れを矯正できるのか?

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朝から練習場の開場をまつ長蛇の列 8/18 アコーディアゴルフガーデン春日部

 

スイングの正しい形を身に付けたい、スイングの問題点を解消したいと本気で考えているのならば、汗だくになってボールを打つことは止めた方がいいでしょう。練習場でナイスショットを連発すれば爽快感を得られますが、「ナイスショット=いいスイング」とは限らないからです。加えて、ボールを打つと‥‥

遠くに飛ばしたい
真っ直ぐ打ちたい
芯に当てたい

ゴルファーはこの3つの呪縛から逃れられません。結果、動作や形のチェックが疎かになってしまうのです。対して、ボールを打たないで練習器具を使って練習すれば、この3つの「~たい」という呪縛から解放され、スイングの中の正しい形(動作)を体にインプットしやすくなります。

ではどんな練習器具を使えば、効果的に正しい形(動作)を身に付けられるのか? アナライズの神田スタジオには10種類以上の練習器具がありますが、マーク金井の使用頻度が高いのはこの4つです。

XLアイアン
テンポマスター
レッスンワン
ゴルフの竪琴

XLアイアンは昨日のブログで説明しました。ふたつめのテンポマスターの特徴は極端に軟らかいシャフトです。アナライズには現前、ウエッジ用とドライバー用の2種類ありますが、どちらもシャフトがこれでもかってぐらい軟らかい。加えてクラブ重量がかなり重めです。女性用シャフトよりもはるかに軟らかくて、重量は男子プロが使うほど重く作られています。この練習器具では、

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シャフトのしなりを感じてスイングする感覚
トップからダウンの切り返しでタメを作る感覚
ダウンでクラブをプレーンに乗せる感覚
インパクトでシャフトをしなり戻す感覚

これらを養うことができます。XLアイアン同様、このテンポマスターも片山晋呉プロが使っているのを間近で見て、マーク金井は使うようになりました。

テンポマスターは残念ながら入手困難な練習器具ですが、これを使うとシャフトがスイングに及ぼす影響、そしてしなりを上手く利用するとオンプレーンのスイングがしやすいうことが体感できます。特に手打ちになりやすい人、打ち急ぐ人、ダウンでクラブがアウトサイドから下りる人には、非常に効果が高い練習器具です。アウトサイド・インの度合いが強い人も、このテンポマスターを使ってスイングすると、嘘でしょってぐらいヘッドの軌道が良くなります。

続いてのレッスンワンとゴルフの竪琴。これはどちらもゴルフクラブよりもコンパクトな練習器具。自宅でも使えるように作られていますが、どちらにも共通しているのは正しい動作(形)をチェックしながら練習できること。レッスンワンはすでに完売してますが、これのリニューアルモデルがもうすぐアナライズから発売されます。レッスンワンではヘッドを通常よりも100g前後重くすることで、通常のクラブとの違和感が無いように設計されていました。ただし、ヘッドは通常と同じサイズ。対して、リニューアルモデルとなる「スーパーシャットくん」は、ヘッド重量はレッスンワンと同じで、重心距離が50ミリ前後になるように設計されています。昔と違って、今どきのドライバー、アイアンは重心距離が40ミリ以上なのが当たり前。長重心距離のクラブに対応するべく重心距離が50ミリになっているのです。

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要するに、XLアイアンの良さとレッスンワンの良さを足したのが、「スーパーシャットくん」です。スーパーシャットくんはバックフェース中央が丸く凹んでますが、ここにボールを乗せることで、宮里藍プロのようにシャットにテークバックする感覚が養えるようになっています。発売は9月末ぐらいを予定しています。

4つめのゴルフの竪琴は、このブログで何度も説明してきたようにスイング中の右手と左手の使い方、正しいハンドアクションをマスターするのに役立つ練習器具です。ゴルフは手打ちは良くないと言われてますが、間違ったハンドアクションをしていると手打ちから永遠に抜け出せません。体(体幹)をしっかり使ってスイングするためには、スイング中、左右の手の位置関係を正しく理解することが必要不可欠です。ゴルフの竪琴は両手を離して持ってスイングすることで、正しいハンドアクションを身に付けることができます~。

そして大事なことなので繰り返します。練習器具はただ使えば良いわけではありません。練習器具を使ってシャドースイングする時も、iPhoneやスマホで自分のスイングを必ずチェックして下さい。自分の感覚だけでなく、客観的にスイングをチェックする。これがゴルフ上達の基本であり鉄則です~。

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PS.マーク金井が設計したリンクスのナチュラルパターのセカンドロットが入荷しました。このパターはロフトが7度。ロフトを多めに設定することで捕まりが良く、そしてハンドファーストに打ちやすくなっています。わずかですが在庫がございます。次の入荷は1ヶ月後ですので、ご注文はお早めに~。

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法

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