マーク金井blog

2013年11月29日スコアメイクを第一に考えるならばアイアン基準でボールを選ぼう!!

たかがボール、されどボール。

一昨日昨日とドライバーでのボール選びについて書きました。ゴルファーならば1ヤードでも遠くに飛ばしたいもの。もちろんプロもそうで、飛ぶと評判のボールを積極的に使います。古い話ですが、糸巻きボールが全盛の頃、ダンロップのマックスフライは国内で圧倒的な人気がありました。契約プロはもとより、他社のボールを契約しているプロも試合ではロイヤルマックスフライを使っていたのです。これは噂ではありません。その当時、マーク金井はプロの試合に何度か出たことがありますが、スタート時点のボールチェック時に、プロから「今日はこれ使います」と、契約外のロイヤルマックスフライを差し出され経験が2度ありました。

さて、今日もボール選びについて。プロはアマチュア以上に飛ぶボールを求めていますが、それと同じぐらいボールにこだわっている要素があります。それはアイアンの距離感、アイアンでの止りやすさ、そしてアプローチの距離感、止まりやすさです。ドラコン選手と違って、プロはスコアを出してなんぼ。いくら飛ぶボールでもアイアンの距離感が合わなかったり、アプローチでスピンが思うように効いてくれないボールは絶対に使いません。理由は単純、飛ぶだけのボールではバーディーやイーグルが取れないだけでなく、パーをセーブするのも難しいからです。矛盾しますがプロの場合、、ドライバーの飛びと、アイアン&アプローチでの使い勝手、この両方が満足しないボールは滅多に使いません。飛んで止まるボールを探しているのです。

スコアメイクを第一に考えているならば、プロだけでなくアマチュアも同じだとマーク金井は思っています。

そこで今回はアイアン(ウエッジ)の飛距離性能、スピン性能についてお話ししましょう。マーク金井が現在使っているボールは‥‥

ブリヂストン ツアーステージX01z

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ナイキ    20IX X

460x220q80
タイトリスト プロV1x

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いずれもウレタンカバーが採用されているスピン系ボールで、いずれもコアが硬いタイプです。ドライバーでボールが潰れる感じが少ないのが好みなのと、ドライバーで打った時にボール初速が出てくれるから使っています。そして、アイアンの距離感が出やすいこと、アプローチでイメージ通りにスピンが効くから使っています。クラブ試打でラウンドする時も、プライベートでゴルフする時も、ディスタンス系ボールは滅多に使いません。理由は単純、ディスタンス系ボールはアイアンが飛び過ぎたり、アプローチでイメージ通りにスピンが掛からないからです。

では、ディスタンス系ボールにはメリットはないのか?

そんなことはありません。ボールの市場規模でもディスタンス系ボールはスピン系ボール以上に売れています。ディスタンス系ボールにはスピン系ボールにはない魅力もあります。

ディスタンス系ボールの場合、ヘッドスピードが遅めに人に飛ばしやすい軟らかいコアが採用され、カバーはアイオノマー系カバー(サーリンカバー)が採用されています。このため、ドライバー以上にアイアン、特に7番アイアン以下では明らかにスピン系ボールよりも飛距離が出ます。マーク金井が7番アイアンで打ち比べると、ディスタンス系ボールはスピン系ボールよりも10ヤード以上飛距離が伸びることも珍しくありません。

ではなぜ、ディスタンス系ボールはアイアンで飛距離が伸びるのか?

これはもうカバー素材の違いです。アイオノマー系カバー(サーリンカバー)はウレタン系カバーに比べると、インパクト時に摩擦が強く発生しません。素材によっても異なりますが、摩擦抵抗が減るために、フェース面上でボールがスリップする度合いが強くなり、その結果、ボールは高く打ち出されて、スピンが減ります。ラフからフライヤーを打った時のような感じでボールが飛ぶのです。ボールによっても異なりますが、一般的には‥‥

7番アイアンでの打ち比べ(VG3 ロフト30度)
ウレタン系ボール    キャリーが160y前後
ティスタンス系ボール  キャリーが165~175y

ウレタン系ボールの場合、いい感じで打つとキャリーの誤差は3ヤード以内ですが、ディスタンス系ボールの場合、いい感じで打つと10ヤードぐらいの誤差が出ます。これもラフからフライヤーで打った時と同じ。スリップする度合いが打つ度に異なるため、スリップが少ないと飛びすぎませんが、スリップが多くなると飛びすぎることになるのです。そして、このスリップする度合いというのはプロでもコントロールできません。打ってみないことには、どれだけキャリーが出るか分からないのです。プロや上級者、そしてマーク金井がディスタンス系ボールを使わないのは、打った時の手応えと実際にボールが飛ぶ距離が安定しないからです。

もちろん、ディスタンス系ボールにもメリットがあって、絶対的にヘッドスピードが遅い人の場合(40m/s以下)、アイアンで打ってもスリップする度合いが減ります。このため、ナイスショット時のアイアン距離がプロほど大きく変わりません。そして、なによりスピンが減るのでアイアンが飛びます。ドライバーのヘッドスピードが40m/sぐらいならば、スピン系に比べるとディスタンス系の方が、5~10ヤードぐらい余計に飛ぶでしょう。6番で狙うところを7番で狙えるというのは、心理的にもかなりゴルファーにメリットがあります。そして、ヘッドスピードが遅い人の場合、いい感じで打ってもプロほど安定してスピンが掛かりません。スピン量が不安定な人の場合は、スピンが強くかかって止まったり、スピンが全然掛からないという結果よりは、どんなショットもスピンが強くからない方が、距離感が安定する場合が少なからずあるのです。なので、スピン系ボール、ディスタンス系ボールの両方を試してみて、どちらが距離感が合うのか調べてみることをお勧めしたいです。

おーっと、撮影の時間が迫ってきました。次回はアプローチ&パッティングに焦点を当てたボールの選び方について書きましょう~。

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カテゴリー ゴルフボール

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