マーク金井blog

2014年02月13日今どきのアイアンはウエッジ4本必要だ!!

一昨日の深夜というか昨日の早朝、スノーボードの男子ハープパイプは見応えがありました。現役中学生(15歳)の平野歩夢選手が銀メダル、現役高校生(18歳)の平岡卓選手が銅メダルを獲得し、ソチオリンピックで日本勢初のメダルを獲得しました。平野選手は冬季五輪の日本史上最年少メダリストとなったのです。オリンピックは何が起こるのか分からないと言われてますが、絶対的王者、ショーン・ホワイトが2回目の滑走で着地のミスで4位に終わった時、勝負の怖さを思い知らされました。

Snowboard - Winter Olympics Day 4

ハフィントン・ポストより転載 記事は写真をクリック↑

女子ジャンプで高梨沙羅選手が4位に終わった時も、「勝負は時の運」「勝負に絶対はない」ということを嫌というほど思い知らされました。オリンピックが4年に1度しか開催されないことを考えると、勝負の世界は本当に残酷です。

Ski Jumping - Winter Olympics Day 4

ハフィントン・ポストより転載 記事は↑をクリック

さて、今日のエントリーも今どきアイアン(ストロングロフトアイアン)のクラブセッティングについてです。今どきのアイアンは、ドライバーの飛距離が200y前後の人でも、

7番で150yをワンオン!!

させることが設計の優先順位の一番になっているような気がします。それを実現するために、7番のロフトはどんどん減る傾向にあり、今どきのアイアンは7番で30度前後が当たり前になっています。そして、そのしわ寄せがロフトピッチにも現れています。例えば、超ストロングロフトの代表格であるeggアイアンの場合、

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eggアイアンのロフトピッチ
5番 22度
6番 24度
7番 27度
8番 31度
9番 35度
PW 40度
AW 45度
AS 50度(AWとSWの中間に入れるクラブ)
SW 55度

5番と6番とのロフト差が2度で
9番とPWとのロフト差が5度もあります。

本来ならば6番21度、5番18度ぐらいのロフトにしたい所ですが、これでクラブを作ってしまうとボールが上がり切らないリスクが高くなります。それを避ける意味で6番から上の番手は、ロフトピッチがかなり詰まった感じになっているのです。2度のロフト差で10yの距離を打ち分けるのはプロでもかなり難しいことを考えると、eggの場合は6番から、もしくは7番から使った方が使い勝手が良いでしょう。

タイトリストから新しく出る飛び系アイアン、VG3タイプの場合だと

P1050709

VG3タイプEのロフトピッチ
5番 23度
6番 26度
7番 30度
8番 33度
9番 38度
PW 43度
AW    49度
SW 55度

こちらは下の番手になるとロフト差を大きく付けることで、下の番手のロフトが減りすぎないようになっています。クラブの本数が増えない配慮がなされていますが、下の番手はロフト差が大きいので飛距離の階段を作りづらくなっています。上の番手はロフト差が3度に対して、下の番手はロフト差が6度。これだと、上の番手は10y、下の番手は20yぐらいの飛距離差になってしまいます。

では、どんな風にセッティングすれば今どきのアイアンは飛距離の階段を上手く作ることができるのか?

プロギアのeggのようにウエッジの本数を1本増やすことをお勧めしたいです。7番でやさしく150y打てる今どきのアイアンはロフトが立っている。ロフトが立っているならば無理につじつま合わせをするよりも、ウエッジを1本増やせばいいのです。そうすれば、ロフトピッチもスムーズになりますし、ゴルファーも飛距離の階段を作りやすくなるのです。具体的に言うと

5番 23度
6番 26度
7番 30度
8番 34度
9番 38度
PW 42〜43度
追加ウエッジ 47〜48度
AW 52度
SW 56〜58度

こんな感じでロフトを設定すれば、番手感の飛距離差が10〜15yとなり、クラブ選択がやさしくなってきます。そして昨日のブログでも書きましたが、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後ならば、アイアンは7番からで十分です。

7番
8番
9番
PW

この4本に、ロフト48度前後のウエッジ、そしてAWとSWを入れる。今どきのアイアンはこの7本組がひとつの理想的なセッティングになると思います。マーク金井はやさしくアプローチが打てる軟鉄鍛造のMSウエッジを設計していますが、そのラインアップの中に48度があります。これはストロングロフトなアイアンが主流になることを見越して設計してます。軟鉄鍛造にこだわったのは打感の良さもさることながら、ライ角、そしてロフト角を簡単に調整できるからです。

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100yピッタリを打てるウエッジ MS48 ↑クリック

モデルによってもロフト設定が異なりますが、100y以内の距離を苦手にしていたり、PWよりも下の番手でフルショットの距離の打ち分けが難しいと感じているならば、それはクラブの影響も少なからずあります。

今どきのロフトが立ったアイアンは7番で150y打てるのが魅力ですが、ロフトを立てた影響で、ショートアイアン以下の距離を打ち分けるのが難しくなっています。ゴルフは100y以内をいかに上手く打つかが大事です。それを考えると、今どきのアイアンで上手くスコアメイクするには、ウエッジは4本あった方が絶対に有利です〜。

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