マーク金井blog

2014年03月01日ドライバー以上にパターは慣性モーメントの大きさがミスを助けてくれる!!

毎日、毎日、ブログを書いていてよくネタに困りませんね?

この手の質問をよく受けますが、幸いなことにネタに困ったことは一度もありません。ゴルフが大好きなことに加え、買い物大好き。おまけにネットにアクセスすれば色んな情報を入手できるからです。昨日も、アメリカではショートコース(パー3だけのコース)でプロトーナメントが開催されるという情報を入手しました。

今年6月にチャンピオンズツアー(シニアツアー)で、公式競技としてパー3コースが舞台になり、ジャック・ニクラス、トム・ワトソンらを筆頭に往年の名プレーヤーが出場します。パー3での試合と言えば、マスターズの前哨戦であるパー3コンテストぐらいだけでしたから、これはもう画期的なことです。日本でもすぐに開催してもらいたいものですが、マーク金井的にはその前にやりたいのが9ホールトーナメント。水泳の短水路同様、ゴルフにだって短水路(9ホール)の試合があってもいいと思います。9ホールならば観戦に時間がかかりません。2時間ちょっとで観ることができるからです。

選手にとってやりやすい環境で試合することも大事ですが、観客にとって見やすい環境の試合があってもいいと思います。米国でも「ゴルフはプレー時間が長い」ことがネックになっていると論議されています。それのひとつの解消法として、パー3コースで試合開催となったのではないでしょうか。

パー3で試合開催となると、ドライバーの飛距離よりもアイアンの正確性、そしてパット勝負になる色合いが強くなると思います。ゴルフは100y以内のショートゲームがスコアの6割以上を占めると言われてますが、パー3コースでの開催となれば、100y以内がスコアの8割以上を占めるでしょう。ロングパットを数多く1パットで沈め、ショートパットをいかに確実に決めるかが勝負の分かれ目になるでしょう。

さて、今日のエントリーもパットについてです。昨日のブログでパターもロフトを増やした方がいいと書きました。ロフトが多い方が球が捕まり、強い転がりを得られるからです。加えて、ハンドファーストに打ちやすくなる分だけ、手首を使い過ぎるミスも軽減できるメリットがあります。テーラーメイドはドライバーでロフトUPのキャンペーンを展開していますが、マーク金井はパターでロフトUPのキャンペーンをを展開してきたいと思います。

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パターのロフトは5~7度ぐらいがお勧めです。

そして、パットの距離感、方向性が悪いと悩んでいる人には、もうひとつこだわってほしいポイントがあります。それはヘッドの慣性モーメント。慣性モーメントと言うのはミスヒットした時の「ヘッドのブレにくさ」を数値化したもので、この数値が大きいほど、ミスヒットしてもヘッドがブレません。結果、慣性モーメントが大きいパターほどミスに強く、直進性のいい転がりを得られます。

では、慣性モーメントの数値は何できまるのか?

ヘッドの外周が大きい
ヘッド重量が周辺配分
フェースが面長
ヘッドが重い

この4つが満たされるほど慣性モーメントの数値は上がり、ミスに強いパターになります。慣性モーメントの数値というとドライバーで用いられることが多いですが、実は差が一番出るのはパター。パターはヘッドスピードが遅いですが、高速度カメラでミスヒット動画を撮ると、かなりヘッドがぶれます。ヒールに当たればフェースが被って狙いよりもボールは左に飛び出し、トウに当たればフェースが開いて狙いよりもボールは右に飛び出します。言い換えると、ショートパットの方向性が悪い人の場合、打点のブレがミスを招いている可能性が高いのです。

そして、慣性モーメントの数値が同じ場合、重心が深いほどミスヒットした時にヘッドがブレません。例えば、ピン型パターとネオマレット(巨大マレット)とを比較した場合、どちらも慣性モーメントの数値が同じでも、ネオマレットの方がミスヒットした時にヘッドがブレませんし、直進性のいい転がりを得られます。ネオマレットはミスに強いと言われますが、これは慣性モーメントの数値が大きいことに加え、重心が非常に深いからです。

今年もパターを50本以上試打してますが、特にミスに強いと感じたパターは

オデッセイのホワイト・ホットプロのHAVOK
テーラーメイドのゴーストスパイダーのダディロングレッグス

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この2モデルはヘッドが巨大でなおかつ重心が非常に深くなっています。マーク金井はショートパットを苦手にしていますが、この2モデルで打つと確実に押し出しや引っかけが減り、カップインの確率が上がります。

オデッセイは自社サイトにてネオマレットの使用比率が高いことをアピールしていますが、ネオマレットはプレッシャーがかかった時、確実に道具がミスをカバーしてくれます。ツアープロはそれが分かっているから、ミスに強い道具(パター)を使っているのだと思います。

ちなみにマーク金井は慣性モーメントが巨大なパターを昨年から設計、開発しており、それがもうすぐ完成します。ヘッド形状は2モデル。ひとつはオーソドックスなネオマレット型、もうひとつは慣性モーメントを追求した独特な形状です。

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どちらとも慣性モーメントの数値が巨大なことに加え、ロフトは7度と多め。そして110gのヘビーグリップを採用し、フェースにはディープミーリングがほどこされています。そして、センターシャフトです。

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ロフトが7度のネオマレットパターは今のところほとんど市販されていません。これはマーケットインな商品ではなく、完全にプロダクトアウトの商品です。3パットは道具(パター)で減らせるのです。

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