マーク金井blog

2014年05月11日ゴルフ業界の七不思議、同じ長さでもクラブによって長さが違う理由とは!?

女子ツアー公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は3日目を終了し、フォン・シャンシャンが6アンダーで首位に立ちました。スコアは3日間とも70(2アンダー)と安定しており、54ホールを終えてボギーは2つ、ダブルボギーが1つだけ。バーディーの数は多くありませんが、他の選手に比べるとパーセーブ率の高さが際立っています。会場となる茨城GC(西コース)は6630yと女子ツアーの中では距離が長く、セカンドでユーティリティやウッドを持つホールも少なくありません。正確なショットに加え、グリーンを外した時にボギーを叩かないプレーをしているのがデータから窺いしることができます。

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写真はGDOから転載 優勝に王手をかけたフォン・シャンシャン

このブログがアップされる頃には、最終組がスタートしていることでしょう。イーブンパーの選手くらいまでが優勝争いに絡んでくるかと思いますが、フォン・シャンシャンに続いて安定したゴルフを展開しているのがイーブンパーにつけている宮里藍プロ。彼女もスコアは73、71、72と安定していますが、54ホールでボギーが10個。この差を考えると、逆転優勝するにはロングパットを次々を決めることが求められるでしょう。

さて、今日のエントリーはゴルフ業界の七不思議について。ゴルフ界には「何でなの?」と首を傾げたくなることがいくつかありますが、そのひとつにドライバーの長さ表記があります。どのメーカーも、どのモデルにも長さはクラブに表記されていますが、実測値が同じとは限りません。

同じ45インチ表示でも、メーカーによって長さが0.5インチ前後違ったりします。

例えば、テーラーメイドダンロップのドライバーを比較した場合、同じ45インチだとテーラーメイドの方が短く、ダンロップの方が長くなっています。

では、なぜメーカーによって実測値が異なるのか?

理由は二つ考えられます。ひとつはゴルフクラブは端と端の場所を決めづらいこと。シャフトやグリップだと形状がシンプルなので、端と端が分かりやすくなっています。対して、ゴルフクラブの場合、グリップエンド側はわかりやすいですが、ヘッド側の端が非常に分かりづらくなっています。ドライバーに限りませんが、クラブにはライ角がついていますし、ヘッドの形状がモデルによって異なるからです。直線的な形状ではなく、L字型の形状になっているため、どこを端と定めるかで測り方が異なります。計測する場所がメーカーによって微妙に異なるため、メーカーによって実測値が異なってしまいます。

そして、もうひとつは計測法が違うことにあります。日本メーカーの多くは「ヒールエンド法」用いてクラブを計測しているのに対して、米国メーカーの多くは「60度法」を用いてクラブを計測しています。この2つの計測法はクラブの端と端の決め方が違い、その結果、メーカーによって実測値が0.5インチ前後異なってしまうのです。

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ちなみに、ゴルフクラブはルールでドライバーの長さを規制していますが、この時の計測法は「60度法」です。そして、これまた不思議なことにゴルフルールでは長さ制限がありますが、「長さはこの方法で計測しなさい」というルールはありません。ドライバーの場合で言えば、60度法で48インチ以内がルール適合クラブですが、それ以外の規制はありません。なので、メーカー側が採用したい方法でクラブの長さを表記できます。結果、ゴルフショップには計測法が異なるドライバーが並んでしまうわけです。

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ルールのことを考えると、日本メーカーも「60度法」の長さに切り替えた方が合理的な感じがしますが、ヒールエンド法でクラブの長さを計測してきた長い歴史があります。この歴史があるので、なかなか長さの測定法を変えられないのでしょう。ちょっと面倒な感じがするかもしれませんが、折衷案としては2つの長さを表記するというのもアリかも知れません。

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ちなみにマーク金井の場合、ヒールエンド法の長さに体が慣れているため、クラブの長さをチェックする時は「ヒールエンド法」を基準にしています。そして、ゴルフ雑誌で記事を書くときはそのヒールエンド法の長さに0.5インチ足して「60度法」の長さで表記し始めています。面倒な作業ですし、違和感もありますが、ゆくゆくは「60度法」がスタンダードになると思っているからです。

たかが長さ、されど長さ。

ゴルフクラブは長さを計測しづらい道具ですが、計測法が2つあるのはちょっとというかかなり問題があると思います。少なくともゴルフをこれから始める人に、「ゴルフクラブは長さを測る方法が2つあるんです」なんて言うのは格好良いとは到底思えません。ゴルフショップの店員さんも、長さを説明するのが非常に面倒だと思います。

ちなみに、スキーやスノボの場合も、ゴルフクラブに似ているところがあって、同じ長さ表記でもブランドによって板の長さが2~3センチ違っている場合があったりします。スキー業界とゴルフ業界は似ていると言われてますが、こんな所も似ているようです~。

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