マーク金井blog

2005年10月17日シャフトの調子について考える

硬い、軟らかい、
重い、軽い、
トルクが少ない、多い‥‥

に加えて、シャフト特性を示す要素として調子があります。一般には「先調子」「元調子」「中調子」と3種類にジャンル分けされていますが、中には「先中調子」とか「中元調子」なんかもあったりして。

さて、この調子。クラブ設計家の松尾好員さんによると、手元がしっかりしていて先端側がムチのようにしなるのが「先調子」。逆に、スイングした時に(特に切り返しで)手元側がしなりを感じやすいのが「元調子」。そして、そのどちらにも属さないのが「中調子」だそうです。実際、ボクも試打し、

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これを目安としてシャフトの調子を表現しています。

他方、メーカーの多くはキックポイント(シャフトの最もしなる部分がチップから何パーセントの位置にあるか)で表しています(例えば、プロギアなんかは機械で上下からシャフトに圧力をかけてシャフトを縦に曲げて計測)。このため、実際に振った時のフィーリングとメーカー公称値との間にギャップがある場合が少なくありません。

例えば、三菱レーヨンの青マナなんかは機械計測では「手元調子」になりますが、実際に打つと手元側が硬いために(手元のしなりが少ないために)、「これって先調子じゃないの~」となってしまうわけです。

最後に、

ネコウッズさん、

>VスチールT/S w/ディアマナM73を使い始めてリシャフト前のS73よりも1Wのr7 w/M-65と違和感なく振れる理由は剛性分布が似ているシャフトってことになるのでしょうか
Posted by:ネコ・ウッズ

その通りっす。M-65と赤マナは似たフィーリングで、違いは、挙動はM-65の方がややシャープでややトリッキーです。

きんぞうさん、

はじめまして。
いつも読ませて頂き勉強させてもらってます。
「チャレンジ!ゴルフクラブリシャフト」も買いました。
さて、長くなりますので早速ですが、今年の5月にミズノMP-001 T/S370(10.5度)にブラックG-006(S)の挿さったドライバー(44.5寸D1)を中古で買いました。
それが、どうにも左へ引っ掛けるコトが多く、近所の工房で相談してSPD693TR(R)にリシャフトし、その際挿し方もフェースを開き気味にしてもらったら左へ行き難くなりました。
芯を喰ってキャリーで240ヤード(ややフェード系)ぐらいです。
しかし、夏にボーナスが出たのでMP-001TS+US(9.5度)に青マナ73(S)を新品で買いました(44.25寸D2)
これがけっこうスライスします…
飛距離も当然370(高反発)より5~10ヤード落ちる様な気がします。
赤マナへの交換を考えたりしておりますが、どう思われるでしょうか?
御返事を頂けたらありがたいと思います。

前回もカキコしましたが、青マナが捕まりづらいシャフト。他方、赤マナは捕まりがいいシャフト。青マナでスライスしているならば、赤マナに変えるのはグッドです。

んじゃ


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