マーク金井blog

2014年09月11日世界アマチュアチーム選手権 超私的な現地レポート その1

昨日から世界アマチュアチーム選手権「アイゼンハワートロフィー」(男子)が開幕しました。場所は軽井沢72東コース(入山、押立)。2つのコースを2回づつプレーし、72ホールで戦います。参加国は68カ国。各国3名の選手が出場し、上位2名のスコアが採用されます(スコア一番悪い選手のスコアはノーカウント)。

写真 1 (8)

 

押立コース 7010y パー71
入山コース 7008y パー72

写真 4 (4)

 

押立コースの18番は名物ホールで、距離はなんと787y。パー6です。3オンを狙うとイーグルを奪えるホールですが、グリーン左手前に池が迫っています。このホールはインターネット生放送の中継ホールにもなっているので、選手がどんな風に攻略するのかをリアルタイムでご覧になれます。マーク金井も昨日から現地入りし、金曜日までインターネット中継にゲスト出演しています。

写真 5 (2)

 

昨日は午前10時過ぎに軽井沢に到着しました。真っ先に向かったのはコースではなくて、ドライビングレンジ。スタート前の練習風景、そして、使用クラブをじっくり取材してきました。先週の女子ではタイトリストの使用率が高く、それに続いて、ピンテーラーメイドキャロウェイと続いてました。日本製のクラブを使っていたのはチームJapanの3選手ぐらいでした。

では、男子選手はどうなのか?

やはりタイトリストの使用率がグンを抜いて高かったですが、アイアンに関しては国内メーカーのミズノが大健闘。ランバードマークがついた軟鉄鍛造のマッスルバック、プロキャビを使っている選手が目立ちました。

写真 2 (9)

 

そして、驚いたことに三浦のアイアンを使っている選手もいました。アジアの選手かと思いきや、なんとノルウェーの選手です。どこで手に入れたのか聞いた所、「ノルウェー」で入手したとのこと。ノルウェーにどれぐらいゴルフショップがあるのか分かりませんが、三浦がノルウェーで流通していることに驚かされました。

写真 1 (9)

クラブセッティングについて、もうひとつ世界アマらしさを感じたのがアイアンのセッティング。日本ではツアープロでも3番アイアンをバッグから抜いている選手が多いですが、世界アマ出場選手の多くはアイアンは3番からの選手が多いです。フェアウェイウッドの次は3番アイアンという感じなので、ユーティリティクラブを入れている選手はほとんどいません。ユーティリティクラブを入れるのが当たり前だと思っていただけに、これにはかなり驚かされました。

ちなみに、アイアンのセッティングに関してはロングアイアンはヘッドが大きめのやさしいモデル、5番からはヘッドが小ぶりなマッスルバックというコンボな組み合わせをしている選手もいました。例えば、タイトリストだと3番と4番はAP2、5番からはマッスルバックという感じです。

写真 3 (6)

女子の時は18歳以下の選手が大半でしたが、男子では高校生選手は少なくて、大学生や社会人の選手が目立ってました。中には新聞社の社主が選手としてプレーしてて、そんなお偉い人も手引きカートでプレーしています。

初日を終えて、トップは10アンダーで3チーム。

写真 2 (8)

−10 カナダ
   スイス
   スエーデン
−9 デンマーク
   アルゼンチン
−8 米国

日本は−6で、8位タイぐらいです。

小西健太(東北福祉大学2年生)選手
小木曽喬(福井工業高校附属福井高校)選手
小浦和也(専修大学4年生)

チームJapanの最年少、小木曽選手は今年の日本アマチュア選手権の優勝者。日本代表として初めて臨む大舞台でも、活躍が大いに期待される選手です。

世界アマチュアチーム選手権は今日が二日目で土曜日までやってます。ギャラリーの入場料は無料です〜。

 

昨年の11月にWEBサイトリニューアル記念で発売した限定ウエッジ。おかげ様で即完売!しましたが・・・

装いも新たに「マジックマリガンウエッジ」として、正式発売開始します↓詳しくは↓クリック

wg00023-300x300

ゴルフの竪琴 好評再発中。

ゴルフの竪琴 

bnr_store_pr01 (1)

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね

store_blog_header

(▼▼)b


2014年09月10日超私的なiPhone、タブレット用キーボードで本当に求められる性能とは!?

今週は、世界アマチュアチーム選手権の第2週目です。先週は女子の競技が開催されましたが、今週は男子です。使用コースはどちらも軽井沢72東コース(入山、押立)ですが、
ヤーデージ設定は大幅に異なります。

女子は

押立6309y パー72
入山6311y パー72

対して、男子は

押立7010y パー71
入山7008y パー72

どちらのコースとも男子の方が700yほど距離が伸びてます。1ホール平均38.8yほど長くなっています。ちなみに、押立の18番はパー6ですが、女子が733yに対して男子は787y。
ロングヒッターの選手ならば787yを楽々3オンしてくるでしょう。

マーク金井は先週に引き続き、今週も今日から3日間、軽井沢に足を運んで世界アマを取材&インターネット中継のお手伝いをさせていただきます。幸いなことに原稿&ブログ執筆は場所を選びません。パソコンかタブレット、iPhoneがあればどこでも書けます。軽井沢にいても普段通りに仕事できるので何の不自由もありません。先週はThinkPadを軽井沢に持ち込んで執筆しましたが、今週はiPad Airで執筆するつもりです。

そんなわけで、今回のエントリーはiPhone、タブレット用キーボードで求められる本当の性能(スペック)についてです。軽井沢で快適に文字入力したくて、携帯用キーボードを3機種購入しましたが、使い比べるとほどに必要な性能が明確になってきました。携帯用キーボードに求められる要素としては

・携帯性(サイズ)
・キーボードの入力のしやすいさ
・バッテリー

 

写真 1 (13)

 

携帯性に関しては小さいほど持ち運びが便利ですが、小さくなるほどキーが小さくなって入力しづらくなります。200文字ぐらいまでならばキーが小さくても何とかなりますが、1000文字以上の原稿を書くとなると入力がしづらいとストレスが溜まります。そして、キーの配置で大事なのがエンターキーの大きさ。マーク金井はエンターキーが小さいほどミスタイプが増えてイライラしてきます。携帯用のコンパクトなキーボードの多くはエンターキーが横長ですが、これは非常に使い勝手がよろしくありません。普段使って入るThinkPadのキーボードがキー配列2列分あるので、横長(1列分)だとエンターキーを押したつもりなのに、ミスタイプして「」のキーを押してしまいます。アルファベットのキーも大事ですが、それ以上にエンターキーの大きさが入力環境に大きな影響を及ぼします。

携帯用はエンターキーが横長なのが多い~

携帯用はエンターキーが横長なのが多い~

アップルの純正キーボードはエンターキーが大きい~

アップルの純正キーボードはエンターキーが大きい~

バッテリーについては充電式と電池式があります。どちらも一長一短ありますが、出張先で使うならば電池式に軍配を上げたいです。充電式はケーブルを持って行くことになりますが、これが面倒。なにしろ出張時に持って行くケーブルは

パソコン用のACアダプター
デジカメ用の充電アダプター&ケーブル
iPhone用の充電ケーブル
iPad Air用の充電ケーブル

 

ただでさえケーブルが多いわけですから、これにキーボード用のケーブルまで持ち込みたくないじゃないですか。幸いなことにキーボードは電力消費量が多くありません。電池式でもバッテリーは結構持ってくれます。それに単三電池とかならば、コンビニで調達できます。

 

エンターキーが大きくて、バッテリーは電池式。

 

携帯用キーボードコーナーには、この2つの要素が当てはまるモノは見つけられませんでしたが、意外な場所にお目当てのキーボードがありました。iMacの純正ワイヤレスキーボードが、まさにこの条件を満たしてくれました。サイズは少し大きめですが、エンターキーは大きいし、バッテリーは単三電池2本。iPadとはブルートゥースでサクッと接続できます。そして驚いたのが価格。社外品の高級携帯キーボードほど高くなく、実売7000円ちょっとで購入できました。

万が一、iPad Airが調子悪くなったことを考えてMacBookProも持って行きますが、今回はタブレットで原稿を3~4本書く予定です。手持ちのiPad AirはWi-Fiだけでなく回線も入っているます。実は、これが何よりもの魅力です。iPhoneを持っていればデザリングできますが、やっぱりひと手間入れてインターネットにアクセスするのと、ダイレクトにアクセスできるのとでは大違いです。そういう意味では、出張中に一番欲しいのはSIMカードが入り、インターネットに常時接続できるモバイルノートパソコンですね~。

(▼▼)b


昨年の11月にWEBサイトリニューアル記念で発売した限定ウエッジ。おかげ様で即完売!しましたが・・・

装いも新たに「マジックマリガンウエッジ」として、正式発売開始します↓詳しくは↓クリック

wg00023-300x300

ゴルフの竪琴 好評再発中。

ゴルフの竪琴 

bnr_store_pr01 (1)

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね

store_blog_header

2014年09月08日世界女子アマチュア選手権現地レポート 番外編

先週の男子ツアー「フジサンケイクラシック」は最終18番で1.5メートルのバーディパットを決めた岩田寛プロが、2打差を逆転してツアー11年目にして嬉しい初優勝を手に入れました。2008年大会には最終18番で1メートルのバーディパットを外しプレーオフで敗れた岩田プロでしたが、今回はバーディパットを確実に決めて栄冠を手に入れました。MMTにも出場し、ハーフコース振興協会会員でもある塚田好宣プロは、最終ホールでボギーを叩くものの、7位タイ。今シーズ初のトップ10入りを果たしました。

103832_600400

写真はGDOより転載 撮影は中野義昌カメラマン

女子ツアー「ゴルフ5レディスプロトーナメント」は後続に6打差をつけてスタートした大山志保プロが、通算16アンダーで今季初優勝を決めた。初日から首位を譲らない完全優勝を果たしました。インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」に出演いただいた工藤遙加プロは最終日にスコアをひとつ落として21位タイでした。初のシード権を得るために今後の頑張りを大いに期待したいと思います。

103784_600400

写真はGDOより転載 記事は写真をクリック

そして、先週は世界アマチュアチーム選手権、女子の部が開催。大逆転でオーストラリアが-29で優勝。オーストラリアチームのエース、ミンジー・リンはこの大会の直後にプロ入り宣言をしています。日本は3日目を終えて3位と好位置をキープしてましたが、最終日にスコアを伸ばせずオーストラリアと15打差の8位タイに終わりました。今週は明日、火曜日から男子の大会が始まります。

男子もボランティアでインターネット生中継で喋ります~

男子もボランティアでインターネット生中継で喋ります~

さて、今日のエントリーも世界アマについて。前回のエントリーはアスリートな内容だったので、今回は非アスリートなことについてがテーマです。

まずはノベルティグッズ。

世界アマチュア選手権は2年に一度の開催。世界規模で選手が集まり、世界各地で開催されています。日本での開催はなんと52年ぶりです。前回大会はトルコで、次回はメキシコ。次々回開催地すでに決まっておりマキロイの母国、アイルランドで世界アマが開催されます。そんなワールドワイドな世界アマですから、さぞやノベルティグッズもたくさん売られていると思っていたら‥‥

2014世界アマのポロシャツ~

2014世界アマのポロシャツ~

ノベルティグッズの規模は世界規模の大会とは思えないほどこぢんまりしてました。温泉旅館の土産物コーナーよりも小さいんです。クラブハウスの横にはギャリー用のテラスが設けられてましたが、そのわきに仮設の出店がありました。そこでは野菜や果物、簡単な食事が販売されており、それらに並んで、世界アマチュア選手権のノベルティグッズがひっそりと売られてました。大会ノベルティとしては‥‥

 

売り場と言うにはあまりにもこじんまり~

売り場と言うにはあまりにもこじんまり~

・クリップマーカー
・キーホルダー
・ポロシャツ
・Tシャツ

どれも大会ロゴは入ってますが、デザインはかなり控え目。好みの問題もあるとは思いますが、マスターズや全米オープンのノベルティに比べると「衝動買い」したくなるほど、魅力的なデザインではありません。誤解を恐れずに言えば、ガンガン売ろうという心意気を感じませんでした。なぜなら、大会ロゴ入りノベルティのすぐわきに、ふなっしーのヘッドカバーが大々的に売られていたからです。世界アマが船橋開催ならまだしも、ここは軽井沢。軽井沢にゆるキャラがあるかどうかわかりませんが、わざわざ軽井沢でふなっしーを売るというのには、かなり違和感を感じました。

写真 2 (9)

何故にふなっし~

 

小山薫堂さん的にひとり突っ込みさせてもらうと、これは非常に勿体ないです。もしもマーク金井が世界アマをプロデュースするならば、世界アマ日本大会キャラクターを作ったり、世界アマのノベルティをガンガン作って売りたいです。もちろん、ただ作ればいいわけではありません。ノベルティを売るには売れるデザイン、売れるグッズを作る必要があります。そのために必要なのは、売れてる海外メジャーの製作会社に仕事を丸投げすればいいんです。

・マスターズ
・全米オープン
・全英オープン

これらのトーナメントは歴史もありますが、ノベルティのセンスもすごくいいです。ならば、世界アマのノベルティも海外メジャーのノベルティ制作会社に依頼すればいいと思います。餅は餅屋じゃありませんが、自分で何でもやろうとするよりもノベルティ販売のオーソリティに頼んだ方が売れるノベルティが作れますし、ゴルファーもありがたがってたくさん購入してくれるでしょう。実際、ノベルティを作るのが上手い米国チームのヘッドカバーは一目見た瞬間に、欲しくなりました。対して、チームJapanのヘッドカバーは何度見ても、何度見つめてのも‥‥欲しくはなりませんでした。

チームJapanのヘッドカバー

チームJapanのヘッドカバー

 

チームUSAのヘッドカバーはオシャレ~

チームUSAのヘッドカバーはオシャレ~

・軽量キャディバッグ(できればピンのムーンライト)
・ヘッドカバー
・チップマーカー

 

これらを現地で売るのはもちろんのこと、ネットで数量限定で販売すればいいんです。
数に限りがあって、もう二度と手に入らないと思えば販売数よりも欲しい人の数の方が増えます。そうなると、ビジネス的に成功するだけでなく、ノベルティの価値も上がります。

 

ちなみに、ノベルティでマーク金井が作りたくなったのが、スポーツシート。これはゴルフトーナメントに欠かせないアイテムですが、普段でも結構使い勝手がいいんです。これの座面に世界アマのロゴを入れて、限定1000個とかにすれば、少なくともボクは3個購入するでしょう。プロトーナメント観戦した時に、世界アマのスポーツシートをなんぞを持ち歩いていれば、格好いいじゃないですか~。

 

スマイルマークよりも、世界アマのロゴで売ってれば衝動買いしました~

スマイルマークよりも、世界アマのロゴで売ってれば衝動買いしました~

 

ひとり突っ込みはこれぐらいにしておきます。最後に世界アマでの練習風景を少し紹介しましょう。

 

この四角い箱が弾道計測器のトラックマン~

この四角い箱が弾道計測器のトラックマン~

3位に入った韓国チームはスタート前の練習時に弾道計測器「トラックマン」を用意していました。対して日本にはハイテク機器はひとつもありませんでした。アウェイの国の方が用意周到で、ホームの国の方が用意不足な感じが否めません。「トラックマン」があればチームJapanが強くなるとは限りませんが、国内クラブメーカーはほとんどが「トラックマン」を所有しています。クラブメーカーは選手にクラブを提供するだけでなく、強くなるためのサポートもしてもらいたいですね~。

▼▼)b


 

昨年の11月にWEBサイトリニューアル記念で発売した限定ウエッジ。おかげ様で即完売!しましたが・・・

装いも新たに「マジックマリガンウエッジ」として、正式発売開始します↓詳しくは↓クリック

wg00023-300x300

ゴルフの竪琴 好評再発中。

ゴルフの竪琴 

bnr_store_pr01 (1)

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね

store_blog_header


2014年09月07日世界女子アマチュア選手権現地レポート その3

S__14213141

今週水曜日から始まった世界アマチュアチーム選手権(軽井沢72東コース)。今回は50周年記念大会で、女子の部は大逆転でオーストラリアが-29で優勝しました。3日間首位をキープしていたカナダは惜しくも2打差の2位。3連覇を狙っていた韓国は3打差の3位。この3チームが表彰台に上がりました。日本は3日目を終えて3位と好位置をキープしてましたが、最終日にスコアを伸ばせずオーストラリアと15打差の8位タイに終わりました。ちなみに、オーストラリアと日本は3日目を終えた時点では、日本が1打リード。それが最終日だけで16打差がついたわけです。世界アマはチーム戦だけにスコアが大きく動くとはいえ、これが世界の壁かも知れません。ちなみに、個人戦の上位は‥‥

-19 ブルック・ヘンダーソン(カナダ 世界ランク2位)
-16 ミンジー・リン(オーストラリア 世界ランク1位)
-14 アリソン・リー(アメリカ 世界ランク3位)

世界ランクのトップ3が占めています。チームJapanは最終日にスコアを伸ばせず初の表彰台を逃しましたが(これまでの最高順位は4位)、日本選手で世界ランク最高順位は勝みなみ選手の25位。プレーヤーの世界ランクを考えると、今回の結果は大きな番狂わせがなく、順当な結果だと言えるでしょう。マーク金井は初日、2日目、3日目とインターネット生中継のボランティア出演で現地入りしてましたが、3日目を終えたこの結果はほぼ予想できてました。

練習場で先週のスイングを観察すると、トップ3に入ったナショナルチームの選手達のスイングは、明らかに日本選手よりも完成度が高かったからです。ゴルフはスイングが良いからといっていいスコアが出るとは限りませんが、スイングの完成度が高い方が、プレッシャーがかかっても崩れませんし、パットが入り出したらビッグスコアを出しやすいからです。オーストラリアのミンジー・リンは初日こそ73と出遅れましたが、その後は70、64、65の好スコアを出しています。ブルック・ヘンダーソンに至っては、66、69、66、68。4日間とも60台で回っています。

そこで今回のエントリーは、世界女子アマの上位選手のスイングの完成度について超私的に解説していきましょう。

まずは、個人成績トップのブルック・ヘンダーソン(カナダ)選手。彼女の特徴は女子選手とは思えないほどスイングスピードが速く、そしてパワーがあることです。ボール初速も女子選手の中ではひときわ早く、ドライバー、アイアンともに飛距離が出ます。どのクラブもグリップエンドを余して短く握り、テンポが早いスイングをします。

動画を見るとスピード感が分かるかと思いますが、スイングの完成度の高さを感じさせるのがトップからダウンの切り返し。スイングスピードは速いですが、切り返しではヘッドをいったんプレーン(シャフトプレーン)と乗せてから(平行にしてから)、ダウンスイングが始まっています。男子プロで言うとスペインのガルシア選手と同じタイプ。ダウンスイングでシャフトがプレーンにかなり近いポジションをキープしています。インターネット生中継で解説をされた岡本綾子プロも言ってましたが、背中からクラブが下りてきます。ダウンスイングの初期にシャフトがプレーンと平行かつ、プレーンに近いこところが完成度の高さを物語っています。

続いて、個人3位タイだったアリソン・リー(アメリカ)選手。彼女の特徴はコンパクトでレイドオフなトップ。ドライバーもアイアンもウエッジでスイングしているかのようなスイングをします。彼女の場合、ヘンダーソン選手のように切り返しでヘッドが下がるモーションはほとんどありません。上げた軌道をなぞるようにクラブが下りてきますが、彼女の場合はトップがレイドオフです。レイドオフなので、すでにクラブがプレーンに乗っています。なので、切り返しでヘッドを背中側に落とす動作を入れなくても背中からクラブが下りてくるので、オートマチックにオンプレーンにクラブが下りてきます。トップとダウンの切り返しで無駄な動きが一切ありません。パワフルではなく、メカニカルな感じのスイングです。ちなみに、個人成績2位のミンジー・リン(オーストラリア)選手も、リー選手と似たスイングをしています。

そして、オンプレーンなスイングをしていたのは韓国チームの3選手。ソヨン・リー選手、ヒージン・チョイ選手、ジョル・パーク選手とも、切り返しの直後にヘッドが背中側に下がり(シャフトがプレーンと平行になってから)、ダウンスイングが始まっています。もちろん、ダウンスイングの初期段階で手首のコックがほどけることはありません。ここからは推測ですが、彼女たちはオンプレーンなスイングを徹底的に練習しているような感じがしました。

対して、日本選手の場合はこれらの選手に比べると、オンプレーンの度合が少なく感じました。勝選手はダイナミックなスイングで飛距離も出ますが、トップからダウンの切り返しでヘッドが少し上に上がります(手首のコックが少しほどけてます)。また、ブルック選手や韓国3人娘に比べると、ヘッドがプレーン(シャフトプレーン)よりも高い位置からダウンスイングが始まっています。このため、ダウンスイング後半ではシャフトが少し寝た感じになり、アイアンではダフりのミスが出やすいスイングになっていました。実際、彼女のプレーを間近で見ましたが、ヘッドがやや下から入るシーンが何度かありました。

スイングの完成度の高さをチェックするポイントはいくつかありますが、トップからダウンの切り返しは第二のアドレスです。ここでは、

・ヘッドがプレーンに近づくように下がり
・シャフトがプレーンと平行

男女を問わず、プロ、アマチュアを問わず、世界の一流どころのプレーヤーはこれらがちゃんと出来ています。もちろん例外もありますが、スイングの完成度という点では、この2つがちゃんと出来ていることが欠かせない要素です。そして、これが今どきの進化したクラブを上手く使いこなす基本であり、極意です~。

(▼▼)b


 

昨年の11月にWEBサイトリニューアル記念で発売した限定ウエッジ。おかげ様で即完売!しましたが・・・

装いも新たに「マジックマリガンウエッジ」として、正式発売開始します↓詳しくは↓クリック

wg00023-300x300

ゴルフの竪琴 好評再発中。

ゴルフの竪琴 

bnr_store_pr01 (1)

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね

store_blog_header


2014年09月05日世界女子アマチュア選手権現地レポート その2 

S__14213135

今週水曜日から世界アマチュア選手権が始まりました。世界アマは男女でやりますが、開催日は一週間異なります。今週(9月3~6日)が女子、来週(9月10~13日)が男子です。

開催コース 軽井沢72東コース(押立、入山)

S__14213141

4日間競技で、選手は2つのコースを交互にプレー。競技は国別団体戦で、3人がプレー。
3人の内、上位2名のスコアをカウントします。参加国は50カ国。昨日、2日目を終えて日本チームは首位のカナダに2打差と迫り、現在2位です。初日の16位タイから一気にジャンプアップしました。

DSC00261

-14 カナダ
-12 日本
-11 韓国
-10 スペイン
   スウェーデン
-9 ドイツ
-7 イングランド
   インド
   メキシコ
-6 オーストラリア
   デンマーク
   フランス
   米国

2大会連続優勝している韓国が今回も優勝候補筆頭で、非常にいいポジションに付けています。対して、アメリカは世界ランク上位選手が顔を揃えていますが、10位タイと今ひとつスコアが伸びていません。チーム戦なので1日でスコアが10打ぐらい変わることを考えると、10位タイぐらいまので国が優勝争いを演じそうです。

さて、昨日のマーク金井はとうと朝8時半ぐらいから約2時間半ほど、練習場で選手をウオッチングしてました。どんなクラブを使って入るのか? どんな風な練習をしているのか? そしてどんなスイングをしているのかじっくり観察してきました。

そこで今日のエントリーは世界アマに出場している選手のクラブセッティングについてです。世界アマに出場する女子選手のキャディバッグを除いてみると、人気が高かったのは米国ブランド。米国の大学のゴルフチームに所属する選手が多いこともあって、アイアンは、

・タイトリストAP2

DSC00242

DSC00188

・ピンi20&i25

 

DSC00157

この2モデルを使っている選手が目立ちました。つづいてはモデルはバラけますが、

・テーラーメイド
・キャロウェイ

を使って入る選手も結構多かったです。ざっと見た感じでは、アイアンに関しては選手の8割くらいはこの4つのメーカーで占められていました。他ではコブラが少し、ブリヂストンがちらほらです。他では、

・エポン
・フォーティーン

DSC00203

を使って入る選手もいました。どちらもタイの選手が使ってましたが、監督によると、タイでは日本メーカーは人気が高いそうです。ちなみに、中国チームはウッドのヘッドカバーは3人ともゼクシオ。日本チームに関しては、クラブメーカーのヘッドカバーではなく、ナショナルチームのオリジナルヘッドカバーでした。

シャフトに関しては、圧倒的に軽量スチールを使って入る選手が多く、カーボンは少数派。
軽量スチールを装着している選手の多くは

日本シャフト

フレックスに関してはSよりもRの方が多かった感じがしました。

ドライバーに関しては、ヘッドカバーの中を確認できなかったこともあり、アイアンほどリサーチできませんでした。30名ぐらいの選手を調べた感じでは、

タイトリスト913シリーズ
ピンG30シリーズ
テーラーメイドの白ヘッド(R1、ロケットボールズ、)

を使って入る選手が目立ちました。そして、小ぶりなヘッドを使ってる選手はほとんどいません。どの選手もヘッドは460CCで重心距離が長めのドライバーを使っています。ロフトに関しては10.5度をチョイスしている選手が多かったです。シャフトは純正シャフトの使用率が案外高く、アフターマーケット用シャフトとしてはグラファイトデザインフジクラ三菱レイヨン、アルディラを装着している人をちらほら見かけました。

今回の世界アマを見る限り、国内メーカーのクラブを使って入る選手がかなり少なかったです。そしてマッスルバックのアイアンを使って入る選手もいませんでした。AP2ピンのi20やi25に代表されるように、やや小ぶりながらミスに強く、操作性もそこそこいいアイアンに人気が集中してました~。

大会の模様はインターネット中継されています。僕もボランティアで解説していますので、是非観てみて下さい

↓クリック

watc_banner_top_new

watc_banner_top_new_movie_color

(▼▼)b

9月7日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始 14時30分開始

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロ、西野プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

開催場所

〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階

アナライズ 神田スタジオ

  • アナライズはお待ちいただけるスペースがございません。開催時間の5分前ぐらいにお越しください。
  • 日曜祝日ですが、ビル入口のドアが防犯上の都合オートロックで閉まってしまいます。
    /恐れ入りますがお越しの際はお電話いただけると、ビルの入口の鍵を開けさせていただきます

昨年の11月にWEBサイトリニューアル記念で発売した限定ウエッジ。おかげ様で即完売!

装いも新たに「マジックマリガンウエッジ」として、正式発売開始します↓詳しくは↓クリック

wg00023-300x300

ゴルフの竪琴 好評再発中。

ゴルフの竪琴 

bnr_store_pr01 (1)

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね

store_blog_header