マーク金井blog

2014年02月12日今どきアイアン(ストロングロフトアイアン)の賢いセッティングとは!?

都心の雪はほぼ溶けましたが、昨夜から今朝にかけて千葉ではまたまた降雪。県内のゴルフ場はまたまたスキー場のような状態に陥り、せっかくの祝日に千葉エリアのゴルフ場はクローズを余儀なくされました。冬に雪はつきものとはいえ、今年は雪の当たり年です。どこのゴルフ場も休日返上で雪かきしていますが、これが想像をはるかに超える重労働。マーク金井は学生時代ゴルフ場でバイトしてましたが、ゴルフ場の雪かきでぎっくり腰になったことを今でも覚えています。特に溶けた雪が凍って固まってしまうと、そこはスケートリンクのような状態。氷を剥がすというのは気が遠くなるほどの重作業なんです。

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その重作業に比べればクラブ1日50~100本打つなんてことは普通なことです。ブログを毎日更新することも、それほど大変なことではありません。凍った氷を剥がすのに比べれば‥‥

さて、今日のエントリーはストロングロフト(7番で30度以下)なアイアンの賢いセッティングについてです。

昨日のブログでも書きましたが、ドライバーのヘッドスピードが40~43m/sの場合、ロフトが30度前後が一番キャリーが出ます。言い換えると、7番のロフトが30度だとすると、

 

6番 27度
5番 24度

 

ぐらいになります。こうなると6番と5番は地面から打った場合、ナイスショットしてもボールが上がり切らないために、7番と同じぐらいしかキャリーが出なくなります。池越えのセカンドで7番だと越えない場合、6番でも5番でも池を越えることができなません。池を越えるためには、7番アイアンよりもキャリーが出るクラブが必要になります。具体的に言うと、アイアンよりもボールが上がるクラブ、フェアウェイウッド(FW)、もしくはユーリティクラブ(UT)が必要です。例えば、6番アイアンと同じロフト(27度)でもFWやUTはボールが上がりやすい分だけキャリーが出てくれるからです。

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ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後ならば、今どきのアイアンは7番以下からで十分なんです。理由は単純、5番と6番で番手なりのキャリー(飛距離)を出せないからです。

ちなみにマーク金井はタイトリストのVG3というアイアンを使っていますが、7番のロフトが30度、6番が27度で5番が24度。ドライバーのヘッドスピードが46m/sあるので6番(27度)で最大のキャリー(175Y)が出ますが、5番(24度)だとナイスショットしてもキャリーは6番とほぼ同じです。なので、風が強い時を除けば、アイアンは6番から。5番アイアンを抜いて、そのかわりにUTをバッグに入れてます。

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今どきのアイアンはストロングロフトにすることで7番が飛ぶようになっていますが、それと引き替えに7番以上の番手(6番、5番)は、飛距離を出すのが非常に難しいクラブ、地面から打った時にキャリーが出づらくなってしまっています。これが今どきのロフトが立ったアイアンのジレンマなんです。

アイアン選びの基準はいくつかありますが、アマチュアの多くは‥‥

 

7番で150y!!

 

というのが基準になっています。マーク金井がゴルフを始めた頃、今から40年前は
5番で150yというのが基準でしたが、いつの間にかそれが7番で150yになりました。そうです、ストロングロフトの最大のメリットは

 

150yを7番で狙える!!

 

ドライバーの飛距離が200y前後でも7番で150y飛ばせる。今どきのアイアンはこれが優先順位の一番になっているのでしょう。そして、アイアンの試打クラブは7番。5番がやさしく飛ばせるクラブよりも7番がやさしく飛ばせるクラブを作らないと売りづらい。それもロフトを立てる大きな要因になっていると思います。

昔はアイアンは3番からPWまでの8本が主流でした。それが今どきは5番からPWまでの6本が主流です。しかし、ロフトが立っているアイアン(ストロングロフト)では、5番アイアンは昔の3番アイアンと同じロフトで距離が出づらくなっています。それを考えると、これからのアイアンセットは6番からPW、もしくは7番からPWというのがアイアンセットになっていくでしょう。実際、ヤマハはインプレスRMXシリーズで7番からPWの4本セットで販売しています。7番のロフトが30度以下の今どきのアイアンは4本セットがスタンダードになって欲しいものです〜。

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明日はアイアン4本時代における賢いクラブセッティングについて書きましょう〜。

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2014年02月11日ストロングロフトのアイアンのメリット、デメリットとは!?

昨日はGDOのHOTLISTでウエッジ18本、パターを34本試打してきました。パターの試打は面白いですが、ドライバーやアイアンに比べると物理的な違いがありません。性能と同じぐらい趣味性とか感覚的な要素が大きいクラブであることが再確認できました。マーク金井はロフトが多いパターでハンドファーストに打つことになれているので、ロフトが少ないパターよりもロフトが多めのパターの方が打ちやすいし、距離感&方向性が安定します。パターはボールを転がすクラブですが、ロフトの重要性を改めて思い知りました。

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そしてロフトと言えば、アイアンもロフトがクラブ選びの重要な要素です。

昨日のブログでも書きましたが、今どきのアイアンはモデルによってロフト設定がかなり異なります。昔はモデルによってロフト差は1〜3度ぐらいしかありませんでしたが、今どきは同じ番手でもロフト差が最大で8度もありました。ここまでロフト差があると、クラブによっては7番アイアンを打っているという感覚はありません。

例えば、テーラーメイド。新しいモデルの7番のロフトを調べてみると、

ツアープリファードMB 35度
ツアープリファードMC 34度
ツアープリファードCB 32.5度
スピードブレード    30.5度
グローレ        30度

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テーラーの場合も同じ7番でロフトが5度違います。5度というのは1番手以上。飛距離にして15y前後異なってきます。

さて、このアイアンのロフト

アイアンはロフトを立てると何故飛ぶのか?

ロフトはボールの打ち出し角度に影響出るのに加えて、スピン量にも影響を及ぼします。ロフトが増えるほど摩擦が増してスピンが増えて距離が落ちます。7番よりもPWの方が飛ばないのは、PWの方がロフトが多い分だけスピンが増えるからです。ロフトとスピンの関係でいうと、ノーマルロフト7番アイアンの場合、スピン量の目安は

5500〜7000回転

ぐらいです。それがストロングロフトの7番の場合、スピン量は

4000〜5000回転

ぐらいまで減ってきます。そして、ストロングロフトだと打ち出し角度も低くなります。ロフトが30度未満の7番になるとボールが上がりづらくなり、ヘッドスピードが遅い人の場合、キャリーが出づらくなります。

では、アマチュアの場合、何度のロフトが一番キャリーが出るのか?

ヘッドスピードや打ち方によっても異なりますが、ドライバーのヘッドスピードが40〜43m/sの場合、ロフトが30度前後が一番キャリーが出ます。言い換えると、7番のロフトが30度だとすると、6番アイアン、5番アイアンはロフトが立ち過ぎるためにキャリーが出ません。7番を打っても、6番を打っても、5番を打っても同じキャリーしかでない恐れがあるのです。

ティアップして打てばロフトが30度未満でもキャリーを出せますが、地面から打つ場合は、飛ばせるロフトの分岐点というのは30度前後。これ以上ロフトが減ってしまうと、キャリーが出づらくなるだけでなく、6番アイアン、5番アイアンが無用の長物になる可能性が高くなるのです。

ドライバー同様、アイアンも試打して購入する人が増えてきました。そしてアイアンの試打クラブは7番アイアン。アイアンの善し悪しを評価するクラブが7番なために、やさしさをアピールするアイアンの多くは7番のロフトを立てる傾向にあるのです。しかし、7番のロフトが25度とかになってしまうとキャリー不足になります。

7番が飛ばない(上がり過ぎる)アイアンは5番がやさしく飛ばせます。対して、7番がものすごく飛ぶアイアンは5番で飛ばすのが難しくなります。

ストロングロフトのアイアンは7番が一番飛びます。アイアンだって飛距離が欲しい人にとってはストロングロフトのアイアンは魅力的です。ただし、ストロングロフトのアイアンを使う場合は、クラブセッティングが大事です。それについては明日じっくり説明しましょう〜。

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2014年02月10日今どきのアイアン53本を打ってみて、アイアン選びの基準が見えた

この週末、関西から関東エリアにかけて記録的な大雪が降りました。都心は電車が至るところで遅延、運休。道路も封鎖された所が数多く、ゴルフ場もスキー場のような状態に陥りました。昨夜は冬季オリンピック開催地のソチよりも神田の方が雪がはるかに多かったです(笑)

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さて、今日のエントリーはいまどきのアイアンについて。

先週、GDOが主宰している「HOTLIST2014」の仕事でアイアン53本を1日で一気に打ちました。ゴルフショップに並んでいるアイアン、そしてこれから発売予定のアイアンをじっくり打ち比べました。T島ブログでも書いてますが、あらゆるクラブの中で一番難易度の差が出るのがアイアンです。初心者向けに作られたアイアンと、昔ながらのマッスルバックを打ち比べると、「なんだこりゃ~」ってくらい難易度(やさしさ)が異なりました。やさしさ重視のアイアンと見た目が格好いいマッスルバックのアイアンを打ち比べると、

ハーフ2〜3打!!

スコアが変わるでしょう。マッスルバックのアイアンにももちろんメリットはありますが、普通のアマチュアがベストスコアを更新したいのであれば、見た目を犠牲にしてもやさしいアイアンを使った方が、短時間でベストスコア更新できることが確認できました。ちなみに、男子ツアーでも塚田好宣プロはやさしさ重視のPINGのG25を使っています。

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写真はGDOより転載

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G25はプロから初心者までスコアが良くなるアイアン

そしてアイアンを53本打ってみて、もうひとつ確認できたことがあります。それは、アイアン飛距離というのは‥‥

ロフトで決まる!!

ということです。今回、53本のアイアンを打ちましたがいずれも7番アイアン。クラブヘッドはすべて「7番」で統一されていましたが、ロフトはモデルによってかなり異なりました。ロフトが少ないモデルと、ロフトが多いモデルを比較すると‥‥

PRGR egg 27度
タイトリスト 714MB 35度

同じ7番なのにロフト差は最大で「8度」もありました。8度というとアイアンの番手で言うと2番手分違います。アマチュア向けアイアンはロフトが立つ傾向がありますが、ロフトがここまで違うと同じクラブを打っている感じはしません。eggの方はクラブの長さが短い5番を打っている錯覚に陥りました。

53本打ってみて分かったことは、ヘッドの大きさとロフト角にはかなり密接な関係があることです。

ヘッドが小ぶり=ロフトが多め(32〜35度)
ヘッドが大ぶり=ロフトが少なめ(27〜31度)

例えば、タイトリストの場合、アイアンを6種類ラインアップしていますが見事なぐらいヘッドサイズとロフトが比例しています。

ワールドワイドモデル
714MB 35度
714CB 34度
AP2 33度
AP1 31度

日本向けモデル
VG3 30度
VG3E 29度

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タイトリストのアイアンのセグメント表

他のメーカーもほぼ似たような感じで、やさしさをアピールしているアイアンほどロフトが少ない傾向があります。やさしさとはミスに対するやさしさもさることながら、やさしく飛ばせるようにロフトを立てているわけです。そして、やさしさをアピールしているアイアンの多くは、モデルチェンジごとにロフトを少しづつ立てる傾向があります。ロフトを立てることが「さらなる飛び」に直結するからです。

ただし、ロフトを立てるとデメリットもあります。ロフトを立てるとボールが上がりづらくなりますし、いつまでもロフトを立て続けることはできません。7番のロフトは27〜30度ぐらいが限界でしょう。それよりもロフトを立ててしまうと、アマチュアのヘッドスピードだと、地面から打った時にボールが上がりづらくなるからです。

アイアンを選ぶ基準はいくつもありますが、まずはヘッドの大きさとロフトの関係を知っておいて下さい。飛距離が出るアイアンほどロフトが立っていて、飛ばしやすい反面、ボールが上がりづらくグリーンに止まる球が打ちづらくなるます。ロフトと飛距離の関係については、次回じっくり説明しましょう〜。

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2014年02月09日最新フェアウェイウッドを32本打ってみて分かったこととは‥‥

昨日はスキー場かと見間違えるほど雪が降りました。アナライズのスタジオがある神田も20センチぐらい雪が積もっています。マーク金井は午後の予定がキャンセルになったことを確認して、サクッと新幹線に乗んで軽井沢にスノボに行ってきました。
全身筋肉痛になるのをもとのともせず3時間ほど滑ってきました(笑)。スノボとゴルフはまったく違うスポーツですが、実は共通点もあります。どちらも道具をいかに上手く使いこなすかが大事ですし、道具がプレーヤーに与える影響も大きいのです。

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さて、今日のエントリーもいまどきのFWの選び方について。

3日前、FWを32機種を打ちましたが、改めて感じたのがシャフト重量の重要性。市販FWの多くは飛びを重視しているために、ドライバーと同じ重量のシャフトを装着していますが、これはドライバーとのマッチングが必ずしもいいとは言えません。ドライバーと3Wとでは長さが2インチ以上違います。2インチ以上短いクラブに同じ重量のシャフトを装着すると軽さが災いしてチョロやトップが出やすくなります。FWのミート率を上げるためには、FWはドライバーよりも5~15g重いシャフトを装着することをお勧めします。これぐらい重量差を付けた方が振り心地が同じになり(クラブ慣性モーメントが揃い)、FWのミート率が良くなってきます。

そして、ミート率を良くするためにはもうひとつポイントがあります。

それはライ角です。ライ角とはシャフトとヘッドがおりなす角度のことですが、これが合っているのかどうかでミート率に少なからず影響が出ます。ドライバーと違ってFWは地面上のクラブを打つクラブだからです。今回もFWを33機種打ちましたが、ライ角が自分に合っているFWは芯で捕らえやすく、ライ角が合っていないFWは芯で捕らえづらかったです。そして、ライ角が合っていないFWは‥‥

クラブの性能を正確にジャッジすることが難しくなります。

ではなぜ、ライ角が合っていないと芯で捕らえづらくなるのか?

例えば、インパクトでヒール側が浮いている場合(ライ角が適正よりもフラットな状態)、地面に接地するのはヘッドのトウ側のみになります(ヒール側が浮きます)。こうなると、フェースのトウ側でボールをヒットしやすくなります。また、フェースセンターで捕らえようとすると、フェース下部で捕らえやすくなるのでハーフトップのミスも出やすくなるのです。

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逆もしかり。インパクトでトウ側が浮いている場合(ライ角が適正よりもアップライトな状態)、地面に接地するのはヘッドのヒール側のみになります(トウ側が浮きます)。こうななると、フェースのヒール側でボールをヒットしやすくなります。フェースセンターで捕らえようとすると、こちらもフェース下部で捕らえやすくなるのでハーフトップのミスも出やすくなるのです。

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ライ角はソール全体(もしくはソール中央)がインパクトで接地するのが適正値です。適正値にはかなりの幅があって、54〜60度ぐらいです。ちなみに、マーク金井はアイアンの適正ライ角が65度前後(5番アイアン)で、3Wだと60度前後。言い換えると、マーク金井の場合3Wのライ角が60度の場合、クラブの性能を正確にジャッジできるのです。3Wのライ角が58度だったりするとクラブの性能を100%引き出せません。

ウッドクラブの場合、アイアンと違ってネックを曲げることでライ角を調整できませんが、幸いなことに今どきのFWはシャフト脱着式の可変式クラブが増えてきました。このタイプはライ角を調整できます。弾道調整というとドライバーのイメージが強いですが、実は、FWこそ可変式のメリットがあるのです。ちなみに、シャフト脱着式でない場合もリアッセンブル(シャフトを抜いて組み直す)することで、ライ角を1度前後調整することが可能です。可変式が登場するまで、マーク金井はFWを使う時、必ず、リアッセンブルすることでライ角を調整しています。

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クラブメーカーはモデルチェンジの度にクラブを進化させ、クラブに新機能が付加されますが、それを生かすためには、シャフトの重量マッチング、そしてライ角が自分に合っていることが必要条件になります。言い換えると、どんなに進化したクラブでも、この2つがマッチしていないと進化を受け取りづらくなるのです。

スノボはビンディングを装着した跡、プレーヤーが自分の好きな角度、スタンス幅、ビンディングの前後調整が簡単にできます。スノボはボードにビンディングが装着されていても半完成品で、プレーヤーが完成品に仕上げていきます。ゴルフにおいてもこれは是非とも見習いたいもの。クラブメーカーの大半は可変機能を「弾道調整」でアピールしていますが、本当にアピールしてほしいことは、ライ角、そしてフェース角(フェース向き)をユーザーが簡単に調整できることなんです〜。

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2014年02月07日フェアウェイウッドを32本同時に打ち比べて分かったこと‥‥

一昨日に続き、昨日も千葉の練習場、ジャパンゴルフスクールでフェアウェイウッドとユーティリティを合わせて65機種試打してきました。FWが33機種、UTが32機種打ち比べました。ゴルフショップに並んでいるすべてのクラブではありませんが、メーカー主力モデルはほぼ全部打った感じです。ドライバー同様、FWとUTも軽量化されたモデルが目立ちました。ヘッドに関しては、低スピンで飛びを重視したタイプでと、スピンがかかって高い球が打ちやすいタイプに分かれます。そして、ドライバー同様、捕まりが良いタイプと捕まりづらい(左に行きづらい)タイプとがあるのが確認できました。個々もモデルについては守秘義務があるのでここでは申し上げられませんが、FWとUTも昔に比べると進化を感じとることができました。

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ただし、気になったこともあります。それはクラブの種類は増えているにも関わらず、クラブ重量(シャフト重量)の選択肢が非常に少ないことです。どのメーカーも
飛びを重視しているのでしょう。FWに関しては、総じて軽めのシャフトを装着しています。ざっとシャフト重量を比較してみると‥‥

ゼクシオ8 ドライバー43g FW43g
ファイズ3 ドライバー48g FW49g
レガシー ドライバー53g FW49g
オノフ ドライバー47g FW49g
グローレ  ドライバー45g FW42g

 

アマチュア向け(アベレージゴルファー向け)のFWの大半は、ドライバーとほぼ同じ重量のシャフトをFWにも装着しています。そして、モデルによってはドライバーよりもFWの方が軽いシャフトが装着されている場合があります。ドライバーと同じシャフトをFWに装着した場合、FWの方がシャフトが2インチ以上短い。結果、FWの用がシャフト重量が軽くなる事態を招いてしまうのです。

 

では、ドライバーと同重量のシャフトが装着されたFWは本当に打ちやすいのか?

 

今どきのドライバーは45〜46インチが平均的な長さです。昔のドライバーに比べて、1〜2インチほど長くなっています。対して、3Wの長さは昔とほとんど変わっていません。ドライバーと3Wとを比較すると‥‥

 

2〜3インチ

 

ぐらい長さの差があります。このため、ドライバーと3W(FW)とが同じシャフト重量だとすると‥‥振り心地が少なからず変わってきます。多くのゴルファーはドライバーと3W(FW)とが同じシャフト重量だと、バランス(スイングウエート)を揃えてたとしても、3W(FW)の方が軽く感じてしまいます。軽く感じるとヘッドスピードを上げやすいメリットがある反面、デメリットとしては‥‥

 

チョロやトップのミスが出やすくなります!!

 

ロングアイアンに比べるとFWはやさしいクラブだと言われてますが、シャフトが軽いと軽さが災いして、難しいクラブになる危険性があるのです。FWだけを打っていると軽さに慣れてきましが、ゴルフはドライバーを先に打ち、それから2打目でFWを使います(ショートホールを除いて)。それを考えると、ドライバーをナイスショットした直後に、シャフトが軽いFWを手にするとミスが出やすくなる確率が高くなることはあっても低くならないのです。

では、どれぐらい重量差を付けたら、FWは打ちやすくなるのか?

個人差がありますが、ドライバーとFWの長さが2インチ以上違うことを考えると、

 

5〜15g

 

が目安です。例えばドライバーのシャフト重量が55gならば、FWには60〜70g
のシャフトがちょうどいい重量。これぐらい重量差を付けると、ドライバーとFWの
重量マッチングが良くなって、FWの苦手意識を取り除くことができます。

クラブメーカーがFWに少し重めのシャフトを装着しないのは、恐らく、シャフトを重くすると「飛ばない」「ヘッドスピードが上がらない」と思っているからでしょう。ドライバー同様、FWも飛ばないクラブは売れません。それが分かっているから、シャフトを少し重くしたくても重くできない台所事情があるような気がします。

マーク金井はW65というウッド用のシャフトを設計しましたが、このシャフトはFW用に開発しました。65gのシャフトはシャフトメーカーも数多く作ってますが、軟らさを感じるシャフトが少なかったこと、そして手元のしなりを感じやすいシャフトが少なかったからです。

 

FWは飛距離も大事ですが、ミート率ももっと大事です。ミート率を上げるには、まずは適度な重量のシャフトが必要不可欠です。

 

そしてミート率を上げるには、実はもうひとつ大事なポイントがあります。それについては次回じっくり説明しましょう〜。

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