マーク金井blog

2014年01月10日片山晋呉プロから学ぶ、いまどきのゴルフクラブの使い方!!

米ツアー、ソニーオープンが開幕しました。松山英樹プロはスタート直前で欠場。プロアマ戦に出場したものの、その後「出たかったが、トレーナーと相談し、無理することはないと決めた」と欠場を表明したそうです。

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写真はGDOから転載。記事はこちらの写真をクリック

さて、今日のエントリーは進化したいまどきのゴルフクラブとスイングの関係についてです。

大事なことなので何度も繰り返しますが、昔と今とではヘッド素材が変わり、それに伴ってヘッドが大きくなりました。ドライバーにおいてはヘッドの大型化によってヘッド体積が2倍以上になり、重心距離が最大で14ミリも伸びています。加えて、ヘッドの大型化によってヘッドの慣性モーメントの数値も劇的にアップしました。

パーシモン(木製ヘッド)のヘッド体積  180cc
いまどきのドライバー(チタン)のヘッド体積  460cc

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ヘッドの大型化により、重心距離が長くなり、慣性モーメントの数値も2倍以上になりました。その結果、ミスヒットした時にヘッドがブレにくくなり、
飛距離ロスが軽減され、方向安定性も増しています。ただし、重心距離が長いクラブ、慣性モーメントが大きいクラブは振りづらくなります。重心位置がシャフトの軸線よりも遠ざかるために、ヘッドの挙動、フェースの向きをコントロールすことに関しては昔のクラブよりも難しいのです。

では、どんなスイングすればいまどきのクラブを上手く使いこなせるのか?
どこを意識してスイングすればクラブの性能を100%引き出すことができるのか?

そのお手本となるのが片山晋呉プロです。いまどきのゴルフクラブを最も上手く使いこなしているのは片山プロをおいて他にありません。ツアープロの中でも片山プロは、他のプロよりも進化した道具を使ったのが早かったです。片山プロのツアー初勝利はサンコーグランドサマー。マーク金井の記憶では当時、片山プロは46インチの長尺ドライバー(ヘッドはキャロウェイグレートビッグバーサかビゲストビッグバーサ)。そしてアイアンはキャロウェイの初代ビッグバーサアイアンがX12でした。どちらもヘッドは大きくて、重心距離が大きいクラブ。当時のプロでこの手の進化したクラブを使っていたのは非常に珍しい存在でした。

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そして、片山プロの場合は練習法もオリジナリティにあふれ、ツアーの最中でも他のプロがやらないようなことを平気でやります。その最たるものが2008年の日本オープン。福岡県の古賀GCで開催された大会で、石川遼プロとデットヒートを演じて勝利しました。その片山プロがスタート前に欠かさずやっていたのが、巨大ヘッドを使ってのボール打ちです。アナライズにも同じクラブがありますが、片山プロはXLアイアンという巨大なプラスティック製のヘッドのアイアンでボールを打っていました。このヘッドは通常のアイアンよりも10倍以上ヘッドが大きく、重心距離も10倍以上長いです。トーナメント中にこんな巨大な練習クラブを使ってボールを打つなんてことは前代未聞ですが、誰もやらなかったことをやって片山プロは日本オープンに勝ったのです。

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通常のアイアンと比べるとこんなに大きさが違う!

このXLアイアンは野球のバットと正反対で、重心位置はシャフトの軸線からとんでもなく離れています。そうです、片山プロは重心距離を感じるクラブを使って練習することで、いまどきのクラブに対応できるスイングを見に付けたわけです。そして巨大なアイアンを使うことで、いまどきのクラブを他の誰よりも上手く使いこなしているのです。

XLアイアンを使ってボールを打つと分かりますが、重心距離が長くなるほどフェースは返りづらくなります。テークバックでフェースを開いてしまうと、インパクトゾーンでフェースを戻そうとしても間に合いません。テークバックでフェースを開いたり、トップでフェースが開いていると、かなり積極的にリストターンを意識しても右にプッシュアウトしてしまうのです。

XLアイアンを上手く使いこなす方法はただひとつ。テークバックでフェースをシャットに使い(フェースを閉じて上げ)、シャットフェースのトップを作ること。トップでフェースがシャットな(フェースが空を向いた)状態になっていれば、そこからフェースを返していえば振り遅れず、捕まった球が打てるようになります。そうです。片山プロはXLアイアンを使うことで、フェースをシャットに使う感覚を誰よりも研ぎ澄まし、いまどきのクラブを上手く使いこなしているのです。

マーク金井スーパーシャットくんという練習クラブを作りましたが、このクラブを作った背景にはXLアイアンがあったのです。スーパーシャット君の重心距離は約50ミリ。これは現在市販されているどのクラブよりも重心距離が長くなっています。重心距離が長いクラブを使いこなせれば、いまどきのクラブを手にしても違和感がなくなりますし、なによりもフェースをシャットに使えるようになれば、いまどきのクラブのメリットを最大限に生かせるからです。

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進化は変化。
変化は進化。

ゴルフクラブは年々進化していますが、この進化を受け取るためにはゴルファーが変化することが求められます。そして何より、クラブが進化すれば、スイング理論が変わります。ここをちゃんと理解しておかないと、プロ、アマチュアを問わず、進化したゴルフクラブを持て余すことになってしまうでしょう。

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2014年01月09日いまどきのゴルフクラブは本当にやさしいのか!?

ゴルフクラブとスキー板。どちらもこの30年で劇的な進化を遂げています。そして、昨日のエントリーでも書きましたが、道具が進化すれば理論(滑り方、打ち方)も変わってきます。スキーもゴルフも道具が変わってことで、やっていいこととやって悪いことが180度変わっています。言い換えると、昔の滑り方、打ち方では今時の道具(スキー板、ゴルフクラブ)の性能を100%引き出すことができないのです。

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30年近く前スキーヤーの憧れだったロシニョール4S

 

 

さて、今日のエントリーはゴルフクラブの進化についてです。

昔と今とではヘッド素材が変わり、それに伴ってヘッドが大きくなりました。ドライバー、アイアンにおいてはヘッドの大型化によって重心距離が最大で14ミリも伸びています。加えて、ヘッドの大型化によってヘッドの慣性モーメントの数値も劇的にアップしています。

パーシモン(木製ヘッド)の慣性モーメント 2000gcm2以下
460ccチタンヘッドの慣性モーメント    4000gcm2以上

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昔と今とでは慣性モーメントの数値が2倍以上です。これによって芯を外して打った時、ヘッドがぶれにくくなり、飛距離ロス、方向性安定性が格段に良くなっています。あまりにも易しくなりすぎると困るというので、今ではルールで慣性モーメントの最大限数値が定められています(5900gcm2以内)。

要するに、いまどきのゴルフクラブ(特にドライバー)は慣性モーメントが大きくなってやさしくなったとも言えます。そして、木製ヘッドに比べると、チタンドライバーはフェースの反発がアップし(ルールでフェースの反発も規制されていますが)、それがやさしく飛ばせることにつながっています。

では、慣性モーメントが大きいヘッドは誰にとってもやさしさを享受できるのでしょうか?

スキーは進化したことで誰にとってもやさしく滑られる(曲がれる)ようになりました。滑り方がガラッと変わりましたが、30年前といまどきの板を履き比べると、即座に違いを感じ取ることができます。マーク金井も最初の1時間ぐらいは滑り方の変化に戸惑いましたが、滑りやすさ(曲がりやすさ)については、即座に体感できました。2時間ぐらい経ったら、スイスイ滑れるし、気持ち良くターンできるようになりました。

しかし、ゴルフとなるとそうは問屋は下ろしてくれません。

ゴルフはスキーほど道具の進化の恩恵をユーザーが実感できないとマーク金井は思っています。ゴルフとスキーを比較すると、ゴルファーの多くは進化したゴルフクラブを使ってもナイスショットが増えるとは限らないし、ベストスコアを更新できるとは限らないからです。フェースの反発がアップしたことで飛距離は確実に伸びていますが、アマチュアの場合、ミスショットが劇的に減っているとは限らないからです。実際、30年前も今も、アマチュアの平均スコアはほとんど変わっていません。100を切れない人は相変わらず多いですし、シングルゴルファーの数も劇的に増えてはいません。

では、なぜ進化したクラブはアマチュアにやさしくないのか?

いくつかの要因がありますが、一番考えられるのは重心距離が長くクラブ、慣性モーメントが大きいクラブは振りづらいからです。

重心距離が長い、慣性モーメントが大きいクラブというのは、フェースを返しづらくなりますし、シャフトの軸線から打点位置(芯)までの距離が離れています。このためクラブの振り方を正しく理解していないと、振り遅れたり、芯に当てづらくなるのです。いまどきのクラブはスイートエリアが広がっていますが、ヘッドの挙動をコントロールすること、フェースの向きをコントロールすことに関しては昔のクラブよりも難しいのです。

対して、30年前に主流だったパーシモン(木製)ヘッドのドライバーの場合、ヘッドが小ぶりで重心距離が短いです。飛距離性能はいまどきのドライバーにはまったくかないませんが、振りやすさという意味では有利な部分もあります。重心距離が短いためにヘッドの挙動をコントロールしやすいし、フェースの向きもコントロールしやすいからです。

マーク金井アナライズクラブ診断をする時、アマチュアの方にわざとパーシモンドライバーでボールを打ってもらいますが、ほとんどのゴルファーが振りやすいと言いますし、実際、上手くボールを捕らえてます。飛距離は出ませんが、大きなミスも出ないのです。パーシモンドライバーというのは、構造的には野球のバットに近いからです。いまどきの460ccだと振り遅れてスライスが止まらない人も、パーシモンドライバーを手にすると捕まった球が打てたりもします。

誤解を恐れずに言うと、いまどきの進化したクラブ(特にドライバー)は、アマチュアよりもプロ(上級者)に恩恵が大きいです。プロはスイングがしっかりしていますし、重心距離が長い(慣性モーメントが大きい)クラブでもクラブの挙動、フェースの向きを上手くコントロールしています。もちろんプロの中にも、いまどきのクラブに対応できていない人もいますが、対応できている人はクラブで飛んで曲がらない球を打っています。そして何より、30年前に比べるとプロは格段にレベルアップしています。進化の恩恵を最大限に受けているのは賞金王に何度も輝いている片山晋呉プロでしょう。

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写真はGDOより転載

では、なぜ片山晋呉プロはいまどきのクラブにもっとも上手く対応できたのか? その理由は次回じっくり説明しましょう〜。

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2014年01月08日ゴルフもスキーも道具がスイング理論を進化させていく!!

昨日のエントリーでも書きましたが、一昨日、33年ぶりにスキーをしてきました。大学生の頃にSAJのバッジテストで2級をとったなんちゃってスキーヤーだったので、滑る前日にスキーの教本(DVD)を買いました。

渡辺一樹が教える
いまどきのスキーテクニック
(山と渓谷社)

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池袋のジュンク堂には20冊前後の教則本がありましたが、その中からこの本を選びました。買った理由はズバリ、タイトル!! ゴルフ同様、スキー板も進化がめざましいというのは見聞きしたので、できるだけ新しい本が欲しかったからです。奥付を見ると2013年、11月10日が初版第1刷発行。立ち読みしてみると昔の滑りと現在の滑りについて分かりやすく説明してあったことに興味が引かれて購入しました。

その内容たるや‥‥

「何だこりゃ!!!!!!!!」ってぐらい滑り方が変わっていました。昔と違って今どきの板はカービングスキーと呼ばれる形状。加えて、板も短くなっています。マーク金井がスキーに嵌っていた頃(1977~1983年)は身長+10~15センチというのが当たり前でした。身長183センチだったので、当時は195~200センチの板を履いてました(笑)。それが、今どきのスキー板ときたら男性は160~170センチがスタンダード。カービングスキーが登場してから15年以上経っているそうですが、その間にスキーの長さとサイドカーブには劇的な変化があったそうです。

スキー板の進化は滑り方にも大きな変化を及ぼしました。マーク金井がスキーを習っていた頃は

外足荷重
体に谷を向ける
スキーをくっつけて滑る
前にしっかり体重を乗せる

これが上手くすべるためのお約束事でした。それがいまどきのスキーには、正反対のことをやりましょうと書いてありました。いまどきのスキーを上手く使いこなすには

やや内足荷重
体を少し山に向ける
スキーを少し開いておく
体重を前に乗せすぎない

今までやっちゃいけないということを、やった方がいいと言うのです。最初は「ホンマかいな?」と思いましたが、DVDを見ると渡辺先生はその通りに滑っています。そして滑り方も理に叶っているように見えました。自分でも実際試してみたら、今どきの滑り方を意識して滑った方がスキー板がスムーズに動き、滑りもスムーズになったのです。道具が理論を作るということをまさに実感できました。

実は、ゴルフにおいてもスキーとまったく同じことが当てはまります。昔と今とではクラブの構造がかなり異なりました。例えばドライバー。ヘッドの素材は‥‥

パーシモン(木製)
メタル(ステンレス製)
カーボン
チタン

素材が変わっていくごとにヘッドの大きさも劇的に変わりました。パーシモンやメタルが出始めの頃、ドライバーのヘッド体積は170~180ccでした。それが新素材の登場とともにヘッドが大型化され、いまでは400cc以上が当たり前。ルール最大級の460ccのドライバーが主流になっています。そして、ヘッドが大きくなったことでクラブの挙動も劇的に変わりました。

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ヘッドが大きくなると、シャフトから重心(スイートスポット)までの距離、いわゆる重心距離が長くなってきたのです。

パーシモン(木製)ドライバーの重心距離は31~33ミリ
460CC チタンドライバーの重心距離は38~45ミリ

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昔と今とでは重心距離が最大で14ミリも伸びているのです。そしてこの重心距離が伸びたことでスイング理論も劇的に変わりました。先月27日にお亡くなりになられたクラブデザイナー竹林隆光さんもおっしゃってますが、ゴルフの場合、重心距離の違いでスイング理論は変わります。クラブを無視してスイング理論を論じるのは間違いなんです。

重心距離が短いクラブ(昔のクラブ、ヘッドが小さいクラブ)はフェースの開閉を積極的に使うスイングを求めます。具体的に言うと、テークバックではフェースを開いて上げて、ダウンからフォローにかけてはフェースをしっかり返していく。手首のローテーションによってフェースを開閉することをクラブが求めますし、そうする方が距離が出て方向性も安定します。

対して重心距離が長いクラブ(いまどきのクラブ、ヘッドが大きいクラブ)はフェースの開閉を大きく使わないスイングを求めます。具体的には、テークバックでフェースを閉じていき、トップでフェースを空に向ける。いわゆるシャットフェースをクラブが求めます。そして、ダウンスイング以降は閉じたフェースをさらに閉じていくようにフェースを返していきます。テークバックでフェースを開かないことがちゃんとできると、距離が出て方向性も安定します。

スキーもゴルフも、クラブが先で理論が後です。

ここをちゃんと理解しておかないと努力は報われません。そして、いまどきのクラブをちゃんと使いこなすには、いまどきのクラブの使い方をレッスンしてくれる人(本)から教わることも大事なポイントです。ざっと調べてみたら、クラブの進化とスイングの変化を説明している書籍はいまのところ出ていません。なのでマーク金井は「いまどきのゴルフクラブ取扱い説明書」なる本を近々出そうと画策中です~。

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そしてこちら今週金曜で終了します!↓ 残り僅かお急ぎ下さい

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冬のアプローチは

コレでしょ

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2014年01月07日ゴルフプレー料金はバブル期の3割に下落は本当なのか?

昨日は33年ぶりにスキーをしてきました。40過ぎてスノボにはまったってたのでスキー場に行ったのは8年ぶりぐらいです。日帰りで軽井沢プリンススキー場に行ってきましたが、学校が冬休みということもあって多くの家族連れがスキーやスノボを楽しんでました。

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スキー場といえば欠かせないのがリフト券。8年前は1日券代が4000~5500円ぐらいでしたが、昨日は1日券代が5200円。8年たってもリフト券の値段はほぼ同じぐらいです。

では、ゴルフ代はどうなのか?

練習場は打ち放題の所が増えてきましたが、ここ10年、都心の料金はほとんど変わらずか、少しやすくなったぐらいでしょう。人気の練習場の1級あたりのボール料金を調べてみると‥‥

ロッテ葛西    18~22円(1F)
スイング碑文谷  23~39円(1F)
東京ジャンボ   14~24円(1F)
メトログリーン  18~24円(1F)

これに入場料が数百円かかりますから、例えばスイング碑文谷でガッツリ200球ぐらい打つと最大で8000円を超えてきます。ロッテ葛西で一番やすい時に200球打つと4000円ぐらいです。都心のゴルフ練習場の料金に関してはデフレ感はほとんどありません。

では、ゴルフ場のプレー代はどうなのか?

昨日のヤフーニュースでこんな記事が出てました。
「ゴルフプレー料金はバブル期の3割に下落」(東洋経済オンライン)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140106-00027462-toyo-bus_all

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プレー料金は下落が続く。グリーンフィー、キャディーフィー、飲食、物販などからなる客単価は、業界首位のアコーディア・ゴルフが9651円、同2位のPGMホールディングスが9247円と、1万円を割ったままだ。
レジャー全体の単価が落ちているわけではない。家族・グループ向けレジャーの代表格、東京ディズニーリゾート(TDR)の客単価(チケット+飲食+物販)は上昇が続き、2010年度にはゴルフ場2強と逆転した。(下図)
(東洋経済オンラインから引用)

この記事にも書かれているように下落した原因のひとつはセルフプレーが影響しています。キャディ付きだとキャディフィーが4000~5000円かかりました。それが無くなった(代わりに乗用カート料金を取るところもある)ことでプレー料金が下がりました。

そして予約サイトが影響しているとも書かれています。確かに、ネットで検索すると料金比較が簡単にできます。ゴルファー心理としては1円でもやすい所でプレーしたいもの。ゴルフ場としては値段を下げてでも集客したいこともあって‥‥過当競争が激しくなっています。関東エリアだとゴルフ場が少ない神奈川県は値下げ幅が少ないですが、北関東はプレー料金がかなり下がっています。都心から100キロを超えてくると、平日は5000円以下、土日でも10万1万を下回るゴルフ場が増えてきました。マーク金井は12月に栃木県の名門コース、塩原カントリーでプレーしてきましたが値段の安さに仰天しました。冬場限定とはいえ、

平日   3000円(食事別)
土日祝  6400円(朝食、昼食付き)

本格的な林間コースで、プロのトーナメントも開催したコースがこの値段。セルフプレーとはいえ、この値段はバブル時期の3割以上下落しています。他にも、高速道路ICから遠いゴルフ場は平日だと都心の練習場でボールを打つぐらいの値段でプレーできる所がいくつもあります。

ただし、交通アクセスが良いゴルフ場、ビジターが手軽にプレーできない名門コースとなると値段はほとんど下がっていません。需要と供給のバランスで、需要が高い所は平日でも2万円ぐらい取るところはいくつもありますし、名門コースだと土日は3万円前後のところもあります。ちなみに、男子ツアーの会場である太平洋御殿場コースは近くはないですが料金はかなり高いです。

太平洋御殿場コースのプレー料金
平日   3万500円(キャディ付)
土日祝  4万1000円(キャディ付)

これはバブル時期とほとんど変わっていないでしょう。プレーしたい人が後を絶たないから値下げする必要がないのでしょう。これは会員権が日本で一番高い小金井カントリーのプレー料金とほぼ同じです。ちなみに同じ太平洋のコースでも益子となると‥‥

太平洋益子コースのプレー料金
平日  6300~8500円(セルフ)
土日祝 1万2000~1万6000円(セルフ)

同系列のゴルフ場でも平日は最大で5倍近く変わります。土日も最大で3倍以上違いました。コースレイアウトは御殿場に引けをとりませんし、都心からの距離も極端に違いません。テレビ中継されていなくて知名度がないこと、そして北関東エリア(過当競争エリア)ということもあって太平洋ブランドでもプレー料金が下落しています。

スキー場の場合、すごく人気があるゲレンデと今ひとつ人気が出ないゲレンデとでリフト券代が倍以上広がるなんてことはないと思います。ところがゴルフ場となると、プレー料金の価格差が2倍以上はざら。太平洋のように5倍近く広がるなんてこともあるのです。このプレー料金の二極化はこれからもしばらく続くとマーク金井は見ています。理由は単純。スキー場と違ってゴルフ場は1人にプレーできる人数に限りがあるからです。需要と供給を考えれば、致し方ないでしょう。ちなみに、マーク金井は都心から近くて(電車で行けて)プレー料金が安いゴルフ場が大好き人間。ベントグリーンでプレーしたい時は千葉市民ゴルフ場。電車で手軽に行きたい時は赤羽ゴルフ倶楽部の薄暮ハーフに行ってます~。料金は、どちらも平日は5000円以下。スイング碑文谷でボールを200球打つよりも安いです~。

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2014年01月06日グリーンも凍る真冬のゴルフを10倍楽しめるクラブ選び!!

前回のエントリーでは真冬のゴルフの楽しみ方について書きました。冬はグリーンが凍っているから面白くない。地面が凍っているからティが刺さらない。
寒さでボールが飛ばないし、寒くて厚着してて体が思うよう動かせない‥‥

等々、冬のデメリットを数え上げたがるゴルファーが少なからずいますが、冬には冬ならではのメリットもあります。地面が凍っているとダフり気味に打ってもダフりません。距離がちゃんと出ます。地面が凍っているとランもたくさんでますし、手前からゴロゴロ転がって結果オーライも出やすくなります。冬は70台のスコアを出すのは難しいですが、ボギーペースで回るのが目標の人には、ベストスコアを出しやすい時期なんです(具体的な方法は1月4日のブログ参照して下さい)

さて、この真冬のゴルフ。

夏場と違って、ひとつだけやっかいなのがグリーン上でのパッティングです。

凍ったグリーンや霜が降りたグリーンは表面がかなり凸凹しています。このため、夏場に比べると転がりが悪くなります。夏場のグリーンが綺麗に舗装された道路だとすえば、冬場のグリーンは砂利道のような感じです。このため1メートルぐらいのパットでも油断できません。上手く打ってもボールがスムーズに転がらないために、カップインしないことが少なからずあるからです。

では、どんなパターを使えば凸凹グリーンに対応できるのか?

凸凹したグリーンで一番相性が良いのロフトが多めのパターです。どんな形状でも構いません、ロフトが5度以上のパターが真冬のゴルフに最適なパターです。ロフトが多ければ打ち出し直後にボールが少し浮いてくれ(キャリーが出てくれ)、打ち出し直後に地面の凸凹の影響を受けません。結果、真冬の凍ったグリーンでも直進性のいい転がりを得られます。逆に言うと、ロフトが3度以下のパターだと、真冬のグリーンには適しません。ロフトが少ないとキャリーが出ません。打ち出し直後にグリーン表面の凸凹の影響を受け、真っ直ぐ転がりづらくなるからです。しゃくるような打ち方でロフトを増やすということも可能ですが、そんなことをしたら今度は距離感が悪くなりますし、フェース面をスクエアに保つことが難しくなります。

マーク金井はロフトが7度もあるナチュラルパターを設計しましたが、これはハンドファーストに打ってもロフトが減り過ぎないように工夫されてあります。そして、ロフトが多めの設定なのでキャリーが少し出ます。打ち出し直後にボールが少しだけ浮くので、真冬のグリーンでもスムーズな転がりを得られます。

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次にアプローチですが、真冬のゴルフは転がしが上手くなることがスコアメイクの早道。7番とか9番アイアンで転がすのが苦手ならば、ソールが幅広に作られているチッパー形状のウエッジを1本追加ことをお勧めします。チッパー形状のクラブは通常のアイアンに比べるとソールが広く作られているだけでなく、クラブが短くてライ角度がアップライト。パターのように過構えられ、パター感覚で打てます。7番や9番を短くもって転がすよりもはるかに簡単です。具体的なモデルとしては、プロギアのR35とかクリーブランドのニブリックがお勧め。アナライズでもMS48(ロフト48度)がありますが、これもチッパー感覚でピッチエンドランがやさしく打てます。

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そしてオプションとしてお勧めしたいのが、ユーティリティを使ってのアプローチ。ロフト22~28度ぐらいのユーティリティを短くもったら、パターを打つような感じでランニングアプローチしてみて下さい。アイアンに比べるとユーティリティはソールが幅広で簡単。フェアウェイはもとよりラフからでもやさしく使いこなせます。もちろん距離感は練習しないと身に付きません。まずは練習グリーンのラフからユーティリティで打って転がしてみて下さい。慣れてくれば、距離感も出てきます。

アプローチ同様、ロングショットもしかり。冬場はボールを上げるよりもランを多用した方がミスが出づらいし、距離もガッツリ稼げます。風が強く吹いても低い弾道を打った方が距離のロスを減らせますし、方向性も安定します。そういう意味では、真冬はFWよりもユーティリティクラブの方が力強い武器になります。ユーティリティはFWよりも重心が浅いので低い弾道が打ちやすく、、ランが出ます。ちなみに、マーク金井は冬場はFWを使いません。16度、19度、21.5度のユーティリティでプレーします(担いで回る時は19度のみ)。

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青木功プロの言葉ではありませんが、「ゴルフはゴロフ」が基本であり鉄則。
真冬はボールが上がりやすいクラブで低い球を打つのもいいですが、ボールが上がりづらいクラブを上手く使った方が合理的だし、確実にスコアアップできるでしょう~。

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