マーク金井blog

2013年12月24日岡本綾子プロをお手本にするならココを学ぼう!!

今週も残すところ後一週間。昨日までの3連休で打ち納めゴルフが終わった人も多いかと思います。マーク金井の打ち納めゴルフは今週金曜日ぐらいですが、ラジオ番組、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」は今夜が年内最後。夜7時から銀座松屋デパート屋上で公開放送してます。そばにはスケートリンクもありますし、何より今夜のマーク金井はサンタクロースに扮して出演。見学者の皆様にはもれなくクリスマスプレゼントをお配りいたします。

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さて、今日は週刊ゴルフ雑誌も年々最後の発売日。週刊ゴルフダイジェストは今シーズン賞金女王に輝いた森田理香子プロの師匠、岡本綾子プロのレッスンが目玉企画になってます。巻頭カラー16ページで世界のアヤコさんの特集が組まれてますが、マーク金井が注目したのは連続写真のページ。アヤコさんを筆頭に、門下生の森田理香子プロ、表純子プロ、服部真夕プロ、青山加織プロ、そして若林舞衣子プロの後方連続写真が出てました。

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そして、このページのタイトル&リードは‥‥

見て、感じて、いいイメージを焼き付けよう
目指すはアヤコさんのオンプレーンスイング!!

「ヘッドが常に一枚の板の上を動くように振る」ことが大事だというアヤコさん。門下正の誰もが憧れる、アヤコさんの美しいオンプレーンスウィングを目に焼き付けよう

というモノです。そしてアヤコさんの連続写真(スウィング)の所にはこんな説明文がありました。

ヘッドが一枚板の上を滑るように動いている

確かに、アヤコさんのスウィングは美しいです。世界的にも評価されているのは事実です。マーク金井もアルバの編集者時代(今から25年前)、アヤコさんのスウィングを何度も間近で見て、憧れを抱きました。ラッキーなことにアヤコさんが米ツアーの賞金女王になった時、そのトーナメントにも取材に行ってました。

しかし、冷静になってスウィングを分析してみると‥‥

ヘッドは一枚板の上を滑っていません

アヤコさんだけではありません。オンプレーンの代名詞であるベン・ホーガンしかり、タイガー・ウッズしかり‥‥。オンプレーンにスウィングしていると言われているプロも一枚板ではありません。アドレス時のシャフトの角度にそってクラブは動きますが、途中からはシャフトプレーンの上にクラブが位置します。そうです、スイングの完成度が高いプロといえども、ヘッドを一枚板の上を滑らせることはできないいないのです。アヤコさんが言う、「ヘッドが常に一枚の板の上を動くように振る」というのはかなり感覚的な要素が含まれています。ちなみに、週刊ゴルフダイジェストに掲載された門下生のプロのスウィングを見ると、青山加織プロ、若林舞衣子プロのスウィングがオンプレーン感が強く、完成度が高いです。アヤコさんはクラブがパーシモンなのも影響しているのでしょう。トップはコンパクト(シャフトが地面と水平に達していない)ですが、シャフトの向きは少しプレーンから外れ、シャフトクロス気味。そして、これまでブログで書いてますが、フェースの向きはどの門下生よりもシャット気味です。

では、アヤコさんのスウィングは美しく見えるのか?

スウィングそのものがリズミカルなのはさることながら、実は打つまでのリズムが素晴らしい。クラブを抜いて、ボールの所に行って、構えて、そしてテークバックを開始する。この一連の動きにまったく無駄がありませんし、時間がかかっていません。儀式のようなプリショットルーティンもないです。ボールの所にきたら、間髪置かないでサラッとテークバックを開始。アドレスで体が固まることもありません。打つ気配をまったく感じさせないで、「あれっ、もう打っちゃったの?」ってな感じでスウィングされています。そうです、打つまでのリズムの良さがアヤコさんの真骨頂。我々アマチュアがぜひとも真似たいのは、打つまでのリズムの良さ、打つ気配がない感じでテークバックを開始することです。

週刊ゴルフダイジェストでも書かれてますが、

「アプローチ以外は素振り禁止」

まさにこれがアヤコさんならではの一言レッスン。ショット前に何度も何度も素振りのは不安の表れ。準備ができていない証拠です。アドレスしてから固まってしまうのも同じ。不安があるからテークバックを開始するのに時間がかかってしまうのです。チーム岡本ではアプローチ以外の素振りは禁止されているそうですが、これはぜひともアマチュアも真似てほしいモノです。素振りしないだけで、ハーフ1~5打ぐらい良くなるでしょう~。

アヤコさんの門下生は来年もかなりの活躍が期待できるでしょう。中でも、
オンプレーン感がある、青山加織プロ、若林舞衣子プロが大活躍しそうな感じがしてます~。

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アナライズからクリスマスプレゼント

アナライズでは12/24からお買い上げいただいた方に(5000円以上(セール品、特価品は1万円以上))先着60名様に、マーク金井がこだわって注文した防寒グッズ

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2013年12月23日アイアンの本当のやさしさを見極めるポイントとは!?

生まれてこのかた馬券を一度も買ったことがないマーク金井ですが、有馬記念が一年を締めくくるG1レースだということぐらいは知っています。そして、NHKで生中継することも知っていたので、昨日は有馬記念をTV観戦しました。ご存じのように大本命、一番人気のオルフェーブルが8馬身もの大差をつけて圧勝。単勝の倍率が1.6倍というのにも驚きましたが、引退が決まっている最後のレースで他の馬を圧倒するような勝ち方をするなんて、本当に強い馬ですね。

 

さて、本当にという意味では、マーク金井も最近アイアン選びで本当に思い知らされたことがあります。それが今日のエントリー、アイアンの本当のやさしさを見極めるコツについてです。

現在、マーク金井はアイアンセットを5セット所有しています。

リンクスSSアイアン
タイトリストVG3(二代目)
PING i20
PING G25
PING S55

少し前にS55を衝動買いしたこともありますが、なんとなんとピンのアイアンを3セットも所有しています。35年以上前からピンを使っているとはいえ、3セット同時所有は初めて(笑)。ピンというブランドが好きなこともありますが、クラブとしてもピンが好きな理由は2つあります。ひとつはライ角のバリエーションが豊富なこと。他メーカーと違って、ピンでは12種類のライ角が選べます。5番で65度が適正ライ角な人間にとってこれは大変ありがたいことです。加えて、ピンのアイアンはバンス角が強め。リンクスのSSアイアン、そしてタイトリストのVG3もバンス角が強めですが、アイアンはバンス角が大きい方がダフりのミスに強く、ハンドファーストに打ちやすい(打ちたくなる)特性があります。

マーク金井ピンの契約ではありませんが、ピンのアイアンを3セットも所有するに至ったのは、ピンがもっともアイアンらしいアイアンを作っているからに他ならないからです。アイアンに求められる性能はいくつかありますが、アイアンに絶対必要な要素は、

上からG25、i20、S55〜

上からG25、i20、S55〜

適正ライ角
バンス角

ネックに凹みを作ることでライ角調整しやすくなっている〜

ネックに凹みを作ることでライ角調整しやすくなっている〜

だとマーク金井は考えています。言い換えると、どんなに高機能なアイアンを使っていても、ライ角が不適正な状態だとクラブの性能を100%引き出せません。バンス角が少ない(小さい)アイアンは練習場の人工マットでは打ちやすいですが、コースに出た時にはダフりやザックリのミスが出やすくなります。

この2つの要素がアイアン選びの基本中の基本ですが、次にチェックしたいのがミスに対する許容範囲。一般的にはドライバー同様、アイアンもヘッドの慣性モーメント(左右方向)が大きい方がやさしいと言われています。例えば、

慣性モーメント  2200gcm2
慣性モーメント  2800gcm2

を比較した場合、2800gcm2の方がやさしいと言われています。クラブメーカーもやさしさをアピールする場合、ヘッドの慣性モーメントの数値を出してきます。「慣性モーメントの大きさ=やさしさ」というのが一般的な指標になっています。ちなみにアイアンの場合、慣性モーメントの大きさは重心距離(ヘッドの大きさ)と比例関係にあって、重心距離が長いクラブの方が総じて慣性モーメントも大きくなります。

マッスルバック(ヘッドが小ぶり) 慣性モーメント小さい
キャビティバック(ヘッドが大ぶり)慣性モーメント大きい

確かに、慣性モーメントが大きい方がミスに強いのは事実です。しかし、アイアンの場合、慣性モーメントよりもゴルファーに与える影響が大きい要素があります。

それは重心の深さ。

ウッドに比べるとアイアンは構造上、重心を深く設計するのが容易ではありません。重心を深くするためにはソール幅を広くするか、フェースから遠い所にウエートを配分する必要があるからです。アイアンの場合、ドライバーのように重心深度が40ミリとかには絶対になりません。アイアンの場合、重心が浅いタイプは2ミリ前後、重心が深いタイプで8〜12ミリくらいです。

重心深度の差は最大で6〜10ミリぐらいですが、実は打ち比べると、重心の深さの差はけっこう効いてきます。ピンのアイアンで打ち比べてみると、その差は歴然で、ソール幅が一番狭い(重心深度が浅い)S55はミスに対して一番シビア。ヘッドが小ぶりで操作性には一番すぐれていますが(球を曲げやすい)、ミスには強くありません。対して、ソール幅が一番広いG25はミスに対して一番寛容。少々打ち損じても距離は落ちません。S55だ芯を外すと手前のバンカーに捕まりますが、G25ならばグリーンまで届いてくれます。

S55とG25を比較した場合、マーク金井の腕前だとパーオン率が10%以上異なります。もちろん、G25を使った方がパーオン率がアップします。ちなみに、 ヘッドが小ぶりに見えるi20は見た目よりもミスに強いアイアン。ソール幅で比較するとS55よりもかなり分厚く、その分だけ重心が深いからです。

右からG25、i20、S55〜

右からG25、i20、S55〜

アイアンに何を求めるかはゴルファーによって異なりますが、もしパーオン率を本気で上げたいと考えているならば、重心の深さ(ソール幅)にこだわって下さい。重心が深いアイアンは確実にパーオン率を上げてくれるでしょう〜。

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マーク金井開発のLYNX SSアイアンのソール幅は

33mm!

G25 25mm、i20 23mm 、S55 20mm(全て6番アイアンでの比較)

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2013年12月22日岡本綾子プロから学ぶシャットフェースなトップの作り方!! その2

一昨日は吉田弓美子プロの祝賀会コンペでイーグルポイントに行ってきました。あいにくの雨模様でしたがグリーンのコンディションは最高で、高速グリーンを堪能してきました。スクランブル競技なのでボギーはまず出ません。バーディパットをいかにいれるかでしたが、マーク金井は巡り合わせがよかったこともあって6個バーディパットを沈めました。パターはナチュラルパター。ロフトは7度と多めですが、高速グリーンではロフトが多い方が転がりが安定することが改めて確認できました。

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そして、昨日は月刊ゴルフ雑誌の発売日。月刊ゴルフダイジェスト月刊ゴルフクラシック、そしてワッグル。いずれも年末年始号ということもあって、内容が盛りだくさん。特に月刊GD2月号(2014)は「なんだこりゃ~」てぐらい本が分厚い。MacBookAirと同じくらいの重さを感じますし、読み切るには1ヶ月ぐらいかかりそうなぐらい記事がてんこ盛りされてます。

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その月刊GDで気になった記事がありました。江連プロの連載ページで、片山プロが再び江連プロの元で練習していることが書いてありましたが、気になったのがシャットフェースの記述。

「少しシャットに上げるクセを直せば、もっと楽に上がる」

(江連プロ、月刊GD 2014年2月より引用)

確かにその通りで、シャットに上げるよりもシャットに上げない(オープンに上げる)方が、関節が動きやすくなる分だけトップが深くなりやすい(オーバースイングにもなりやすい)です。しかし、片山プロの片手打ちのトップの写真を見てみると‥‥

宮里藍ちゃん、岡本綾子プロばりの、バリバリシャットフェース。トップでフェースは空を向いています。もしボクが担当編集者であれば、この写真を掲載することはしないと思います。理由は単純、江連プロのコメントにそぐわないからです。片山プロは左手だけで美しいトップ、深いトップを作っていますが、フェースの向きはバリバリのシャット。柔軟性が高い身体の持ち主だからなせることですが、残念ながら写真と文章が合致していません。せっかくのいいアドバイスですが、読者が混乱する可能性が高いと思います。

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前置きが長くなりましが、今日のエントリーもシャットフェースの正しい作り方についてです。

大事なことなので繰り返しますが、ゴルフクラブは構造上、フェースが開きやすい。まずはこれをしっかりと脳裏に刻んで下さい。言い換えると、テークバックでフェースをシャットに使うというのは、ほとんどのゴルファーにとってかなり不自然な動きを強いられるということです。気持ち悪さ、違和感を受け入れる準備がないと、シャットフェースというのは身に付きません。

では、どこをどう意識すればアヤコさんのようにシャットフェースのトップを作れるのか?

左前腕を反時計回りにねじり
右手首を甲側に折り曲げていきます。

今までフェースを開いてテークバックしていた人にとって、この動きは相当な違和感があります。アナライズの診断にこられたゴルファーにシャットフェースの作り方を説明すると、すべての人が「今までこんな動きをやったことがない」と口をそろえて言います。そして、ものすごく気持ち悪いと‥‥

言い換えると、その気持ち悪さを受け入れないことにはフェースを開く癖を矯正できませんし、シャットフェースに上げることも身に付かないのです。

では、どんな練習をすればシャットに上げる感覚が身に付くのか?

習うよりも慣れろではありませんが、とにかく新しい動きを身体に染み込ませることが大事です。練習場でボールを打つことと、新しい動きを身体に染み込ませることは似ているようで全然違います。新しい動きを身体に染み込ませるコツは、ボールを打たないでとにかくドリルを何度も何度も、何度も繰り返しやることです。長時間やる必要はありません。毎日10分でもいいから継続してやり続けることです。

シャットに上げるドリルはいくつかありますが、今日はゴルフ雑誌を使ったドリルを紹介しましょう。やり方は簡単、両手の平を合わせてアドレスしますが、合わせた手の平の間にゴルフ雑誌を挟みます。左の平側にゴルフ雑誌の表紙、右手の平側にゴルフ雑誌の裏表紙がくるようにして下さい。

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これで準備完了。後はボールを打つつもりでゆっくりテークバック。テークバックとともに表紙が地面を向くようにしていきます。そしてグリップが右腰あたりに達したら、雑誌の向きを確認して下さい。

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ここで表紙が地面を指すぐらいになっていればシャットにテークバックできてきます。そして、右手首が甲側に折れ、左手首が少し手の平側に折れていればOKです。フェースを開いて上げている人の場合、手首を横に使った感じになるかと思いますが、それでいいです。

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フェースをシャットにしながらテークバックするのは、簡単そうに見えて簡単ではありません。フェースを開いて上げる癖がついている人の場合、真逆な手首の使い方になるからです。

世界のアヤコさんがこのドリルをやっているとは思いませんが、世界のアヤコさんに近づくにはこのドリルは必要不可欠です~。

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2013年12月20日岡本綾子プロから学ぶシャットフェースなトップの作り方!!

今年も残すところ10日あまり。忘年会、打ち納めゴルフも佳境に入ってきました。マーク金井は今日、イーグルポイントでゴルフ。GRのドライバーがあまりにも調子いいので、今日はGRの3WとUTをコースに持ち込んでテストしています。シャフトはもちろんアナライズのW65(コンポジットテクノ製)です。

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さて、今日のエントリーはシャットフェースの作り方について。シャットフェースというと宮里藍プロが有名ですが、実は、もっと前からシャットフェースで世界を股にかけて活躍した女子プロがいます。昨日のブログでも書きましたが、今年賞金女王に輝いた森田理香子プロの師匠、岡本綾子プロは日本人としては初めて、米ツアーの賞金女王に輝いています(1987年)。その世界のアヤコさんのスイングは、どこからどう見てもトップでフェースはシャット。シャットフェースのトップです。アヤコさんは、シャットフェースで日本女子ツアーで44勝、米女子ツアーで17勝を挙げています。

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そして、このシャットフェースなトップを作っているからこそ、アヤコさんはダウンでタメが深く、そして両腕が伸びた大きなフォローにつながっているとマーク金井は見ています。

では、どこをどう意識すればアヤコさんのようなシャットフェースのトップを作れるのか?

その前に、理解してほしいことがひとつあります。野球のバットやテニスラケットと違って、ゴルフクラブには重心距離、そして重心深度があります。重心が軸線(シャフトの延長線)から外れているため、クラブというのはフェースが開く方向に動きたがるのです。このため、初心者がテークバックすると、
8割以上の人がテークバックでフェースが開き、そしてトップではオープンフェスになってしまいます。余計なことを考えないで自然にクラブを動かせば、

テークバックでフェースが開く!!!!

ゴルフクラブは構造上、フェースが開きやすい。まずはこれをしっかりと脳裏に刻んで下さい。言い換えると、テークバックでフェースをシャットに使うというのは、ほとんどのゴルファーにとってかなり不自然な動きを強いられるということです。気持ち悪さ、違和感を受け入れる準備がないと、シャットフェースというのは身に付きません。

では、どこをどう意識すればアヤコさんのようにシャットフェースのトップを作れるのか?

左前腕と右手首の使い方がポイントになります。テークバックでフェースを開いている人の場合、テークバック前半では

左前腕が時計回りにねじれ
右手首が手のひら側に曲ってます。

シャットフェースに上げるためには、これとまったく正反対の動きが求められます。具体的に言うと、

左前腕を反時計回りにねじり
右手首を甲側に折り曲げていきます。

まったく正反対な動きですから、やろうと思うとかなりというか相当な違和感があります。アナライズの診断にこられたゴルファーにシャットフェースの作り方を説明すると、すべての人が「今までこんな動きをやったことがない」と

口をそろえて言います。そして、ものすごく気持ち悪いと‥‥

今までテークバックでフェースを開いていた人の場合、フェースを閉じてテークバックするというのは‥‥

カレーにソースをかけて食べていた人が、
カレーに醤油をかけて食べるぐらい違います。

今まで鉛筆で文字を書いていた人が、
パソコンのキーボードで文字を打つぐらい違います。

今まで筆で絵を描いていた人が
パソコンで絵を描くぐらい違います。

なので、自分の感覚でシャットフェースの練習をしてもほとんどはスイングが変わりません。違和感が出ない程度もモデルチェンジしかししないからです。
マーク金井シャットフェースを覚えてもらうたえにスーパーシャットくんという練習器具を作りましたが、これも正しく使っていただかないとフェースをシャットに使う感覚は身に付きません。

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ハーフバックの位置では、バックフェースが空を向く。今までフェースを開いてテークバックしていた人の場合、これぐらい極端なことをやっていただかないと、シャットフェースのトップを作ることはできないのです。

この続きは次回、説明しましょう〜(▼▼)b

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2013年12月19日岡本綾子プロの華麗なスイングから学ぶべき本当のポイントは!?

昨日のブログで男子プロトーナメントの新しい形を提案したら、予想をはるかに上回る反響がありました。多くのゴルファーから支援のコメントをいただきましたし、ゴルフ場からも協力したいと連絡をいただきました。ホリエモンこと堀江さんからもTwitterで「賛同します! 応援します!」とリプライをいただきました。SNSの影響力の強さに今更ながら驚いています。詳細は順次ブログでアップしていきますが、マイクロトーナメントは男子ツアーが空白になる真夏の時期に開催を予定してます。場所は、北海道、関東、関西、そして九州の4カ所を考えています。もちろん試合形式は9ホールの短期決戦。出場するプロにはチケットを自分で売ってもらいます。

さて、今日のエントリーは岡本綾子プロのスイングについてです。今年はすでに250本以上のブログをアップしましたが、その中でアクセス数が非常に多かったのが7月21日のブログ岡本綾子プロについて書いた日のブログです。年間ランキングでトップだったので、今日はさらに彼女のスイングについて掘り下げたいと思います。

岡本綾子プロと言えば、現役時代は米ツアーで初の賞金女王に輝き、そして今年賞金女王に輝いた森田理香子プロの師匠です。現役時代は軽く振っているのに(軽く振って見えるのに)、なんであんなに飛距離が出るんだと言われてました。そして、滑らかで美しいスイングの持ち主。マーク金井は大学時代に一度だけ岡本プロと同じ日、同じゴルフ場でプレーしたことがありますが(たまたまプレーした兵庫県のゴルフ場で、前の組で岡本プロがプレー)、その飛距離に驚かされました。大学生のマーク金井よりもドライバーは飛んでて、パーシモンヘッドで楽に250ヤード以上出てました。

そんな岡本プロですが、スイングの特徴はコンパクトなトップから大きなフォロースルー。ダウンスイングのタメが深さは天下一品。ヘッドを効率良く走らせることができているので、軽く振ってみえてもヘッドスピードが並外れて速く、それが飛距離につながっているのです。森田理香子プロもダウンでタメが大きいですが、アヤコさんの現役時代は森田プロをはるかにしのぐぐらい、ダウンでタメが大きかったです。

そして、そしてアヤコさんと言えばトップがシャットフェースなのもの大きな特徴です。なのにアヤコさんのスイング解説をするプロのほとんどは、彼女がフェースをシャットに使っていることを指摘してません。今年、月刊ゴルフダイジェスト9月号で江連正プロはアヤコさんのスイングを解説してますが、そこでもトップでフェースがシャットなのは一言も触れてませんでした。プロが示し合わせているのかどうか分かりませんが、何か作為を感じてしまうほど、
アヤコさんのシャットフェースはアンタッチャブルな扱いになっています。

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でも連続写真を見ると、アヤコさんはトップでフェースはシャットです。宮里藍ちゃん同様、フェースが空を向いています。そして、このシャットフェースなトップを作っているから、アヤコさんはダウンでタメが深く、そして大きなフォローにつながっているとマーク金井は見ています。

なぜシャットフェースにすると、タメが大きくなるのか?

これはオープンフェースとの比較で証明できます。アマチュアの多くはトップでフェースが開いています。スライスに悩んでいる人の場合でしたら、8割以上のゴルファーはオープンフェース。トップでフェースが正面を向いています。そして、オープンフェースな人ほど、ダウンの早い段階でタメがほどけています。理由は単純、フェースが開いたままではインパクトでもフェースが開きやすくなります。ゴルファーはそれが無意識の内に分かっているから、開いたフェースを閉じたくなる。結果、フェースを閉じようとして右手を使ってしまうから、ダウンの早い段階で手首のコックがほどけてしまうのです。

他方、アヤコさんや藍ちゃんのようにトップでフェースがシャットになっているとダウンでフェースを閉じようとする動きは必要ありません。そんなことをしたらインパクトでフェースが被り、強いフックが出たり、引っかけのミスが出てしまいます。シャットフェースなトップを作れば、フェースを返す必要がありません。結果、ダウンでタメを作りやすくなるのです。実際、シャットフェースのトップを作るマーク金井もダウンでタメはかなり大きいです。タメが大きいから軽く振って見え、それでいてヘッドが効率良く走るので飛距離が出ています。

タメを作ることはどんなプロもレッスンしてますが、シャットフェースを会得するとタメが大きくなるとレッスンするプロは非常に少ないです。理由は分かりませんが、今でも、シャットフェースなトップを毛嫌いするプロが少なからずいます。

スライスが直らない
ダウンでタメが上手く作れない
手打ちになってフォローが小さくなってしまう

これらはトップでフェースが開いているのが原因になっている場合が少なくありません。マーク金井はスーパーシャット君という練習器具を作りましたが、これは重心距離が50ミリ。シャットに上げないと真っ直ぐ飛ばないように仕上げてあります。シャットフェースなトップを作ることを覚えてもらうために、市販クラブよりも重心距離を長く設計してます。

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写真をクリック

シャットフェースなトップはイメージだけでは作れません。自分ではフェースをシャットに使っているつもりでも、実際はフェースが開いてしまうゴルファーが非常に多いのが現実です。

明日はシャットフェースなトップの作り方についてじっくり説明したいと思います〜(▼▼)b

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