マーク金井blog

2013年11月28日飛距離に影響するスピン量はどんな要素によって決まるのか?

昨日のブログの続きです。ヘッドスピードに関わらず、ゴルフボールはインパクトの瞬間に約8ミリ潰れると最高の初速を得ることができます。これで導きだされるのは、ヘッドスピードによって飛ぶボールが異なるということです。

ヘッドスピードが遅い人の場合、8ミリつぶすためにはコアが軟らかいボールが必要不可欠。対して、ヘッドスピードが早い人の場合、軟らかいボールだと8ミリ以上つぶれる可能性があるので、コアが硬いボールが必要不可欠です。一般的にはディスタンス系ボールはコアが軟らかく、スピン系と呼ばれるボールはコアが総じて硬め。

ヘッドスピードが40m/s以下の人は、スピン系ボールよりもティスタンス系ボールの方がコアがほどよく潰れて最高初速を得られます。対して、ヘッドスピードが46m/s以上あれば、スピン系のボールの方がコアがほどよく潰れて最高初速が得られます。ヘッドスピードが40~46m/sの間だと、どちらを使ってもボール初速に大きな差は出ないと思います。最近はレガシーブラックのようにスピン系とディスタンス系の中間ようなボールが出てますが、この手のボールを使うのもアリでしょう。言い換えると、どんなヘッドスピードにも最大のボール初速を得られるゴルフボールというのは作れないし、存在しなません(2013年、11月の段階では)。

spec_11

ヘッドスピード40~45m/s前後が一番飛ぶように設計されているLEGACYブラックボール

そして、飛距離に関してはスピン量も影響します。ヘッドスピードによっても異なりますが、ドライバーの場合、最適スピン量は‥‥

2200~2600回転

物理的には2000回転を少し下回った方が飛ぶと言われてますが、スピンが少ないとドロップしてキャリー不足に陥るリスクが増してきます。コースのレイアウトやゴルフコースでは風が吹いていることを考えると、2200回転以上、2600回転以下ぐらいの方が安定したキャリーを得られます。

では、ドライバーのスピン量は何によって決まるのか?

大きくは2つの要素があります。ひとつはカバーの素材。現在、ゴルフボールで使われるカバー素材はウレタン系とアイオノマー系とがあります。一般にはスピン系ボールにはウレタン系カバーが採用され、ディスタンス系ボールにはアイオノマー系カバー(サーリンカバー)が採用されています。

ウレタン系カバーのメリット‥‥‥‥‥ソフトでスピンがかかりやすい。
ウレタン系カバーのデメリット‥‥‥‥ボールの反発力がダウンしやすい

アイオノマー系カバーのメリット‥‥‥ボールの反発がアップしやすい
アイオノマー系カバーのデメリット‥‥硬くてスピンがかかりづらい

スピンが多くて飛距離をロスしているならばアイオノマー系カバーのボールを使った方が飛びます。ウレタン系カバーで低スピン弾道を打つには、低スピンで打てるクラブ、低スピンになるスイングが求められます。ボールに関して言えば、反発の高いコアでアイオノマー系カバーが採用されたボールは、ドライバ-で飛距離を稼げます。具体的には‥‥

ナイキのワンレジンX

Nike-One-RZN-X-Golf-Balls-GL0561_101_A

はボール初速が出て、低スピン弾道が打てるボール。ドライバーの飛び性能だけに限って言えば、同社のプレミアムボールである20XIシリーズよりもこのボールの方がアドバンテージがあります。そして、スピン性能に関してもうひとつ影響が大きいのがコアの硬さ。

specPic5

ブリジストンのファイズの構造!

硬いコア→→→ボール初速が出やすく、スピンがかかりやすい
軟らかいコア→ボール初速が出づらく、スピンがかかりづらい

インパクトでボールが潰れるほど(変形が大きいほど)、ボールはスピンがかかりづらくなります。スピン量を計測する計算式にはボールの直径(半径)が入り、潰れるほど直径(半径)の数値が小さくなるからです。かつて、ブリヂストンが米国向けに出した「プリセプト・ラディ」が飛ぶと評判になりましたが、このボールは非常に軟らかく女性・シニア向け。それを一般男性が使ったらすごく飛んだのですが、これはスピン量が減ったからだと思われます。ドライバーのスピン量が3000回転を大きく上回る人の場合、ボールの反発が落ちても、コアが非常に軟らかいボールを使うと「ボール初速のダウンよりも、低スピン化による飛距離アップ」が得られる場合があるのです。

おーっと、締切りの催促の電話が入りました。明日もボールについてじっくり書きたいと思います~。

(▼▼)b

バンカーが苦手な人!特にホームランが出てしまう人には、バンカー専用ウエッジ

EKB58が最適です!!ご興味ある方↓写真をクリック

story_ekbwg_top

マーク金井が開発したバンカー専用ウエッジ

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header

アナライズT島ブログ写真をクリック!


2013年11月27日ドライバーの飛距離を求める人は、どんなゴルフボールを選べばいいのか?

毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。そして、インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の公開生放送日です。昨日はタイトリストのブランドマーケティングマネージャーの池田さんに色んな話を伺いました。マーク金井的にはあまり注目されてはいませんが、今回のタイトアイアンの中ではAP-1がかなり気に入ってます。

2013_AP1

さて、今週のゴルフダイジェストでは連載ページである「新、買わずにいられない」に加え、ドライバーのヘッドスピードがHS38m/sの人のボール選びのページを少しお手伝いしました。編集部からはHS38m/sで飛ぶボールを3つ選んでほしいと言われ、銘柄と選んだ理由についてコメントを求められました。詳しくは週刊ゴルフダイジェストを読んでいただきたいですが、マーク金井が選んだボールはこの3つです。

PRGR    eggディスタンス
ブリヂストン  ファイズ
ナイキ     oneレジン

540x450

いずれも飛距離重視のディスタンス系ボールですが、上の2つは打感が非常にソフト。ナイキだけは打感がややハードです。

では、ヘッドスピードが40m/sの人や、43m/s人や、46m/s以上の人はどんなボールを選べばいいのか?

ボールを選ぶポイントはいくつかありますが、ドライバーで飛距離を求めるならばボールのつぶれにこだわって下さい。ブリヂストンのボール開発スタッフに教えてもらったのですが、ボールは潰れすぎても飛びませんし、潰れなさすぎても飛びません。適度にボールが潰れた時に最大初速を得ることができます。

では、どれぐらい潰れれば最大初速を得ることができるのか?

ボールによっても異なりますが‥‥ドライバーの場合‥‥

目安は8ミリです。

ヘッドスピードが遅い人の場合、8ミリつぶすためにはコアが軟らかいボールが必要不可欠。対して、ヘッドスピードが早い人の場合、軟らかいボールだと8ミリ以上つぶれる可能性画あります。なのでコアが硬いボールが必要不可欠です。一般的にはディスタンス系ボールはコアが軟らかく、スピン系と呼ばれるボールはコアが総じて硬いです。なので、ヘッドスピードが40m/s以下の人は、スピン系ボールよりもティスタンス系ボールの方がコアがほどよく潰れて最高初速を得られます。対して、ヘッドスピードが46m/s以上あれば、スピン系のボールの方がコアがほどよく潰れて最高初速が得られます。例えば、ブリヂストンのボールで言えば、

ヘッドスピード40m/s以下   ファイズ
ヘッドスピード46m/s以上   X01シリーズ

ということになります。マーク金井の場合、ドライバーでガッツリ振るとヘッドスピードは46~48m/s。なのでディスタンス系のボールは、スピン系のボールに比べると若干ボール初速が落ちます。ただし例外もあって、ナイキのワンレジンXはディスタンス系ですが、スピン系と同じかそれ以上にボール初速が上がります。このボールはちょっと例外的で、ディスタンス系ボールですが、コアが硬く作られているからです。

では、ヘッドスピード43m/s前後は、
どんなボールを使えば最高初速が得られるのか?

このゾーンのゴルファーはどちらを使ってもボール初速に大きな差は出ないと思います。最近はレガシーブラックのようにスピン系とディスタンス系の中間ようなボールが出てますが、この手のボールを使うのもアリです。もしくは正確にドライバーで飛ぶボール(ボール初速が一番上がるボール)を探しているならば、弾道計測器でボール初速が一番上がるボールを使うのもあります。ちょっと手間がかかりますが、クラブを変えないでボールだけを変えて弾道計測器で計測すれば、飛ぶボール(ボール初速が一番上がる)を見つけることができるでしょう。

spec_11

たかがボール、されどボール。

ドライバーの飛距離はボール初速がもっとも影響が大きい要素ですが。飛距離はボール初速だけでは決まりません。スピン量も少なからず影響が出ます。ボールの選び方については、明日もじっくり説明していきましょう~。

(▼▼)b

バンカーが苦手な人!特にホームランが出てしまう人には、バンカー専用ウエッジ

EKB58が最適です!!ご興味ある方↓写真をクリック

story_ekbwg_top

マーク金井が開発したバンカー専用ウエッジ

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header

アナライズT島ブログ写真をクリック!


2013年11月26日ゼクシオ7とゼクシオ8はどっちが飛ぶのか!?

毎号毎号、これでもかってぐらい情報満載なのが月刊ゴルフダイジェスト。すべての記事を読み切るには1ヶ月ぐらいかかりそうですが、2014年1月号でマーク金井が注目したのが、ダウンベスト特集とゼクシオ新旧比較特集~。

ゼクシオ比較特集では、なんとなんと松山英樹プロゼクシオ8を試打しているのをスクープ。VISA太平洋の練習日に松山クンは8を使ってプレー。ロフトは8.5度でリアルロフトは9度。ヘッド内部にグルーを入れているとのことなので、ヘッドも少し重くしているのでしょう。シャフトはグラファイトデザインのツアーAD DI-8(硬さは恐らくX)です。

さて、このゼクシオ。

モデルチェンジは2年ごと。他社の多くが1年ごとにモデルチェンジするのに比べると開発期間が2倍あります。じっくりと時間をかけてニューモデルを作れるわけですから、毎回完成度が高いことでも定評があります。

1453474_10200228384112181_197051325_n

では、前作(7代目)と8代目とではどこがどう変わったのか?まずは物理的なデータから検証していきましょう。

ゼクシオ7
ヘッド重量  194.1g
ヘッド体積  461cc
重心距離   37.9ミリ
重心深度   39.2ミリ
ss高さ   33ミリ
フェース厚  50ミリ
ヘッドMI  4305gcm2

ゼクシオ8
ヘッド重量  192.4g(-1.7g)
ヘッド体積  457cc(-4cc)
重心距離   38.6ミリ(+0.7ミリ)
重心深度   40.3ミリ(+1.1ミリ)
ss高さ   34.3ミリ(+1.3ミリ)
フェース厚  50ミリ(±0)
ヘッドMI  4321gcm2(+16gcm2)

(数値は月刊ゴルフダイジェスト1月号より引用。フェース厚だけはマーク金井計測)

個体差がありますが‥‥8代目は7代目に比べると、

ヘッドが少し軽くなって
重心距離が少し長くなって
重心が少し深くなって
重心位置が少し上がって、
慣性モーメントが少し増して

います。数値的なデータから見ると、7代目よりも8代目はよりヘッドスピードが遅い人が飛ばしやすくなっています。重心が深くなればスピンが掛かりやすくなります(低スピンにはなりにくい)、重心位置が高くなればスピンがかかりやすい(低スピンにはなりくい)からです。ここから導きだされることは‥‥

ヘッドスピードが遅い人、スピン不足でキャリー不足になっている人はゼクシオ8が飛びに有利なドライバー。

ヘッドスピードが速い人、スピンが多くて吹き上がっている人は
ゼクシオ7が飛びに有利なドライバーです。

ゼクシオはメインターゲットが団塊世代。団塊世代の平均年齢は65歳前後。メインターゲットに合せてクラブもソフトスペック化しています。ちなみにクラブ重量は7代目よりも8代目の方が10g軽い。クラブを軽くしているということは‥‥まぎれもなくシニアゴルファーを強く意識したクラブ作りがなされています。ゼクシオにはシニアゴルファー向けのプライムというブランドもありますが、今回のゼクシオ8のクラブ重量は272g(純正R)。これは、10年前の女性用ドライバーよりも軽いです。ちなみに、20年前に大ヒットしたセイコーSヤードT301の総重量は305g。当時は、オジサンゴルファー向けで軽いと言われてましたが、これに比べるとゼクシオ8は30g以上も軽く作られているのです。

7代目に比べると8代目のゼクシオは軽くなって振りやすさが増し、ボールが上がりやすくなっています。ゼクシオ7だとちょっとボールが上がりづらくなってきたベテランゴルファーが使うと期待通りの飛距離アップが手に入るでしょう~。

(▼▼)b

僕作った新しい練習器具 スーパーシャット君販売を開始しました。自宅で練習できる練習器具です。シャットフェースも覚えられます。重心距離の長いアイアンが使いこなせない人はぜひ!

pr00009-300x300

スーパーシャット君

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header

アナライズT島ブログ写真をクリック!


2013年11月25日ルーク・ドナルドに学ぶアイアンの選びの極意とは!?

先週の男子ツアー、ダンロップフェニックスでは昨年の覇者、ルーク・ドナルドがぶっちりぎりで大会2連覇を果たしました。女子ツアー、大王製紙エリエールレディスオープンは森田理香子が優勝。賞金ランキングのトップに返り咲きました。マーク金井はどちらもテレビ観戦でしたが、見応えあったのがルークのアイアンショット。方向性、距離感の精度は他の選手を圧倒してました。

87134_600400

世界のレベルの高さをまざまざと見せつけたルーク・ドナルドの連覇。写真はGDOより転載。撮影は中野義昌

カメラアングルも良くて、ダウンスイングの軌道はまさにオンプレーン。寸分の狂いもありません。インパクトゾーンではソールが正しく地面とコンタクト。ライ角度も寸分の狂いがありませんでした。プロだから当たり前と言ってしまえばそれまでですが、ライ角をきっちり合せている所に惚れ惚れしました。

87051_600400

アイアンキレキレでした。写真はGDOより転載 撮影は中野義昌カメラマン

さて、今回のエントリーはアイアン選び方について。

ルークが使っているアイアンはミズノの軟鉄鍛造アイアン、MP-64。バックフェースはわずかに凹んでいますが、ニューダイアモンドマッスルアイアンという呼び名がついています。ミズノのホームページによると6番アイアンのライ角は61度。ヘッドが小ぶりで見るからに難しそうなアイアンですが、実は、ルークにとっては非常にやさしいアイアンです。何故かと言うと、ルークの場合、ヘッドが小ぶりで重心距離が短いアイアンの方がスイングとのマッチング(親和性)が良いからです。

SH_43SS88506_LL

テレビ中継で何度もルークのアイアンショットが大写しされてましたが、彼の場合、テークバックでフェースを開き、トップではスクエアフェースからややオープンフェース。フェースローテーションが大きいのが特徴です。スローの画像を見ても、フェースをしっかり返しています。このタイプはゼクシオのような大型ヘッドと相性が悪い。フェースの開閉が大きいスイングの場合、大型ヘッドだと重心距離の長さを持て余してしまうからです。対して、10位タイに入った塚田好宣プロはヘッドが大きいピンのG25アイアンを使っています。彼のア場合、トップでフェースが空を向く、いわゆるシャットフェースのトップを作っています。マーク金井もそうですが、フェースをシャットに使うタイプは、大型ヘッドと相性が非常によろしい。ヘッドが大きくて重心距離が長いアイアンの方がスイングとのマッチングが(新和性)が良いからです。

P1050247

重心距離の長いピンのG25アイアン

クラブのやさしさというと、ミスに対する強さ(スイートエリアの広さ)で語られることが多いですが、実は、スイングのとの相性も非常に大事なのです。

トップでフェースがオープン気味   小ぶりなヘッド(短重心距離)
トップでフェースがシャット気味   大ぶりはヘッド(超重心距離)

これがアイアン選びの基本です。ルークのように距離感、方向性の精度を上げるには、自分のスイングとクラブの重心距離をマッチさせることが必要不可欠です。具体的に言うと‥‥

トップでフェースがオープン気味   重心距離36ミリ以下
トップでフェースがシャット気味   重心距離40ミリ以上

これがひとつの目安ですが、アイアンの場合は見た目で大体重心距離が分かります。マッスルバックのようにヘッドが小ぶりならば重心距離は短く、ヘッドが大ぶりなキャビティは重心距離が長くなっています。

ちなみにテークバックでフェースが開くアマチュアの場合、重心距離が短いアイアンを使うと方向性が安定しますが、スイングにもそれなりの完成度が求められます。重心距離が短いクラブはシャープを求めてきます。ダウンスイングでタメが早くほどけてしまうと、距離は出ません。番手なりの距離をちゃんと出すにはルークのようにダウンでタメをしっかり作ることが求められるのです。ダウンスイングでは手首のコックをしっかりキープし、インパクト直後にリストコックを一気にリリースする。これがタイミング良くできないと、飛距離が出ないのです。

ダウンでタメをキープするのは簡単なことではありませんが、重心距離が短いアイアンはこれを求めてきます。対して、重心距離が長いアイアンはダウンでタメがほどけ気味で飛距離が出やすくなっています。重心距離が長いアイアンはシャフトを軸にしてヘッドを急激に開閉しなくてもヘッド自体にエネルギーがあるからです。

アマチュアがアイアンで飛距離を出すためには、2つの選択肢があります。重心距離が短いアイアンを使うならば、ルークのようにダウンでタメをしっかり作る。もしくはシャットフェースのトップを作って重心距離の長いアイアンを上手く使いこなす。もしどちらがやさしいかと聞かれれば、マーク金井はシャットフェースのトップだと即答します。ダウンスイングでタメを作るよりも、テークバックでフェースを開かないことを覚える方が簡単だからです~。

(▼▼)b

僕作った新しい練習器具 スーパーシャット君販売を開始しました。自宅で練習できる練習器具です。シャットフェースも覚えられます。重心距離の長いアイアンが使いこなせない人はぜひ!

pr00009-300x300

スーパーシャット君

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header

アナライズT島ブログ写真をクリック!


2013年11月23日石川遼から学ぶ、アマチュアの理想的なセッティングとは!?

昨日は神田のスタジオ山下浩和プロがサプライズ来訪〜。千葉市民の専属プロでしたが、現在は4スタンス理論のレッシュプロジェクト所属です。マーク金井もちゃっかり自分がどのタイプがチェックしてもらい、B2と診断を受けました。ジャンボ尾崎プロ池田勇太プロと同じタイプです。ちなみに、弊社T島はA2。マーク金井がよくやるひざ立ち内についてもアドバイスをいただき‥‥クロスタイプの場合(B2かA1)

P1050213

B2は踵とお尻が近いほうが安定する

 

P1050211

A1は膝に垂直に立つほうがバランスが取りやすい

B2はかかとお尻を近づけた方がバランスが良くなり、A1はヒザを垂直に近い状態(かかととお尻を離した状態)の方がバランスが良くなるそうです。たかが体重のかけ方と思うかも知れませんが、体重のかけ方を変えるだけでかなりスイングのしやすさが変わってきます。

山下浩和プロが4スタンスゴルフレッスン&セミナーを開催するそうです 詳しくは ←こちらをクリック

さてさて、昨日(21日)は月刊ゴルフ雑誌の発売日。月刊ゴルフダイジェストワッグル、そして月刊ゴルフクラシックが書店やコンビニ並びますが、興味を引いたのがゴルフクラシックのツアープロのセッティング。石川遼プロはウッドが2本だけ。ドライバーは46インチの長尺仕様で、次が17度の5W。その5Wのロフトは17度。マーク金井のブログを読んでるかどうかはわかりませんが、遼クンもロフトが多いFWを積極的に使っているのです。

P1050219

P1050206

石川遼のクラブセッティング

もちろんすべてのツアープロが多ロフトのFWだけで戦っているわけではありません。15度以下のFWを使っている選手もいますが、今時のボールはスピンがかかりづらい。加えてクラブの低重心でスピンがかかりづらい。ボールが上がりづらくなっていることを考えると、プロでも15度だとロフトが足りない。高弾道でグリーンを狙うにはロフトが多い方が良いと思ったから、遼クンも15度をあえてバッグに入れていないのでしょう。

アマチュアならばなおのこと。地面から打つ場合、15度で最大キャリーを得るのは非常に難しいです。実はこれがクラブセッティングの肝です。

セッティングの基本は何を入れるかではなくて、
何を抜くかです。

足し算ではなく引き算がクラブセッティングの基本であり極意です。ゴルフはルールで14本までクラブを入れることができますが、14本以下でも全然大丈夫です。では、何を抜けばスコアアップにつながるのか?

これも答えは単純。苦手クラブ、上手く打てないクラブ、ミスの確率が高いクラブ、これらを抜けばいいんです。例えば、3Wが打てないならば抜く、5番アイアンが打てないならば5番を抜く。58度のSWでザックリ、ホームランが多いならば抜きましょう。ただし苦手でも抜いてはいけないクラブがあります。ドライバーからSWまではどれを抜いてもいいですが、パターだけでは抜かないで下さい。ほとんどのゴルフ場はグリーン上で使えるのはパターだけと定めているからです。

では、何を打ってもミスショットが出てしまう人はどうすればいいのか?
得意なクラブが1本もない場合はどうすれば良いのか?

そういう場合は、鍵となる距離のクラブを入れてプレーすることをお勧めします。具体的に言うと、100が切れない人の場合ならば、

50ヤード以内でミスが出づらいクラブ
100ヤード前後が打てるクラブ
150ヤード前後が打てるクラブ
180ヤード前後が打てるクラブ
ドライバー
パター

まずはこの6本をクラブセッティングのベースにするといいでしょう。例えば、こんな感じです。

ドライバー
20度前後のユーティリティ
7番アイアン
8番アイアン
9番アイアン
PW
SW
パター

この7本あれば100を切るどころか、楽に80台でプレーできます。意外と思うかも知れませんが、100が切れない人はクラブを減らした方が確実にミスを減らせ、その分だけスコアアップできます。

ちなみにアプローチ&バンカーショットが苦手な人の場合は、とにかくミスがでづらいクラブを使って下さい。マーク金井MSウエッジSSウエッジを設計してますが、これはとにかくダフって打ってもミスがミスになりづらいクラブです。そしてソールを滑らせて打つ感覚を養え、アプローチ&バンカーのスイングが良くなるクラブです。デザインはかなり個性的で独特ですが、クラブで確実にミスを減らせます。

wg00002-300x300

 

wg00005-300x300

足し算ではなくて引き算。これがクラブセッティングの基本であり極意です。

(▼▼)b

ps.16度でボールが上がりやすいコブラのバフラー。残り僅かです。
お早めにどうぞ〜。

sale05_top

こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)

store_blog_header

アナライズT島ブログ写真をクリック!