マーク金井blog

2006年02月14日手元調子か? 先調子か?

過去記事はこちらから↓

「シャフト選びの極意!! その1」

「シャフト選びの極意 その2」

「シャフト選びの極意 その3」

グリップスピードなるものを提唱したプロギア。

img20060215_1

(手前の赤い箱がグリップスピード計測器)

ボクのスタジオにも計測器が1台ありますが、ホント、ヘッドスピードが同じでも‥‥
ゴルファーによってグリップスピードが全然違います。

さて、このグリップスピード。
「マークさんは何メートル?」という書き込みを頂きましたが、
ボクの場合、シャフトによってスピードが結構変わります。

手元がしっかりしたシャフト(先調子)でスイングする時‥‥
グリップスピードは遅めで、大体3.5~4m/s。
リストターン比率(ヘッドスピード÷グリップスピード)は

12~13

手元のしなりを感じるシャフト(元調子)でスイングする時‥‥

img20060215

(上の数字がH/S、下の数字がG/S)

グリップスピードはやや早めで、大体4.5~5m/s。
リストターン比率はというと、

9~10

なぜグリップスピードが変わるのか?

結論から先に言うと、シャフトの特性を生かそうとスイングすると、手元がしっかりしているシャフトの場合、ダウン前半部分でタメを作りたくなる。タメを作れば、ダウン後半からインパクトにかけてG/Sを遅くした方がタイミング良く振れる。

他方、手元のしなりを感じるシャフトはダウンでタメを作ろうとするとシャフトがしなり過ぎて多ミングが取りづらいし、クラブの挙動も不安定になりやすい。タメを早めにほどいた方がシャフトのしなりを上手く利用できます。

そして、ダウン前半でタメを早めにほどけば、ダウン後半で手の動き(G/S)を止める必要はありません。体感的には手(G/S)を等速に動かしながらインパクトを迎えられるので、手元がしっかりしたシャフトを振った時と比べると、G/Sが少し早くなってくるわけです。

もう察しのいい人はお分かりでしょう。

そうです。自分に合ったシャフトを選ぶ場合、一番大事なことは自分のスイングスタイルに合った、剛性分布のシャフトを選ぶこと。

普通の長さ(44.5~45.5インチ)のドライバーの場合、ダウンでタメがほどけやすいアマチュアの場合、H/Sの割にはG/Sが速くなります。こういう人は手元がしっかりした先調子シャフトよりも、切り返しで手元のしなりを感じやすい手元調子シャフトの方がタイミングが取りやすいし、スイングとの相性もいい。

メーカーもこのことが分かったのでしょう。以前と違い、最近のアマチュア向けドライバーの大半は手元のしなりを感じやすいシャフトが多くなっています。G/Sを調べたどうかは分かりませんが、先調子が多かった頃に比べれば、今どきのドライバーの方が、シャフトに関してはアマチュアと相性が良くなっているし、多くの人が「打ちやすい」と感じているはずです。

ちなみに、プロの多くはダウンでコックがほどけやすいアマチュア同様、H/Sの割にG/Sが早めです。

スイングが正反対なのに、どうしてリストターン比率が同じになるのか?

その理由については‥‥
次回じっくり説明しまっさ~。

んじゃ。


2006年02月12日シャフト選びの極意 その3

過去記事はこちらから↓

「シャフト選びの極意  その1」

「シャフト選びの極意 その2」

前回の続きです。

グリップスピード、正確に言うとインパクト直前のグリップエンドのスピードが‥‥
速いか遅いかでシャフトの相性が決まると書きました。測定器を開発したプロギアは、

ヘッドスピードの割にグリップスピードが遅い人は‥‥
リストターンが強いタイプ

ヘッドスピードの割にグリップスピードが速い人は‥‥
ボディターンタイプ

とジャンル分けし、それぞれに合ったシャフトを紹介しています。そしてG/S(グリップスピード)が遅いタイプは手元から先端部分まで剛性の高いシャフトがマッチすると言い、G/Sが速いタイプは手元部分の剛性をゆるめたらシャフトがマッチすると説明しています。

で、ここからが本題。

ボクの考え方はちょっと違います。インパクトゾーンでG/Sに着目してシャフト選びする点はプロギアと同じなんですが、ボクはG/Sがなぜゴルファーによって変わるのか着目し、その着目点でシャフトの相性を考えています。もちろん、この考え方はボクの100%オリジナルではありません。10年ぐらい前に、シャフトメーカーのフジクラからシャフトの相性についてレクチャーを受け、それを元にして自分になりにアレンジしました。

では、どこに注目したのか?

答えはこれっ!!

img20060212

トップからダウンの切り返しでシャフトをどう使っているかで‥‥インパクトゾーンのG/Sが大きく変わるんですわ。具体的に説明すると、こんな感じで、

img20060212_1

切り返しからダウンにかけて手首のコックをキープするのが上手いタイプ、ダウンでヘッドが遅れるようにシャフトを大きくしならせるタイプは、インパクトゾーンでG/Sが遅い。理由は単純、インパクトゾーンで手元を急ブレーキかけないと、シャフトがちゃんとしなり戻り切らないし、タイミング良く球を捕らえられないからです。

他方、こんな感じで

img20060212_2

切り返しからダウンにかけて手首のコックを速めにほどくタイプ、ダウンの開始とともにシャフトがしなり戻ってしまい初中級者や、意図的にタメを作らずトップから一気に振り切るタイプは、インパクトゾーンでG/Sが速くなります。プロ、上級者の場合、ダウンでヘッドが遅れていないので、インパクトゾーンで手元の動きに急ブレーキをかける必要がないから。初中級者の場合、ダウンの早い段階でシャフトがしなり戻って棒になっている。棒を速く振ろうとすると、大抵の人は手元を速く動かしたがるからです。

ここまで説明すれば‥‥
そうです。G/S(スイングタイプ)を測ることで、シャフトをどんな風に使っているのかハッキリ分かりますし、それが分かればどんなシャフトが合うのか(合わないのか)もすぐにわかるんですわ~。

すんません、トリノオリンピック見たいんで‥‥
この続きは明日か明後日に書き込みさせて下さい。

んじゃ。


2006年02月10日シャフト選びの極意 その2

「シャフト選びの極意 その1」はコチラから

ヘッドスピードを多くのゴルファーに知らしめたプロギア。
このプロギアが今年に入って新たに提唱しているのが‥‥これっ!!

img20060210

読んで字のごとく、グリップスピードとはクラブを握っている手元の速度のことで、プロギアはこの速度を測るための計測器を自社開発。そして初年度で200店舗に設置予定しているそうです。

img20060210_1

(赤い箱がグリップスピード計測器)

さて、このグリップスピード。もう少し詳しく説明すると‥‥

img20060210_2

ヘッドスピード
インパクト手前10cmを通る「ヘッド速度」

グリップスピード
インパクト手前10cmを通る「グリップエンドの速度」
手元(グリップ)の速度を測って何が分かるかというと‥‥これを知ることでスイングのタイプがおおよそ分かります。具体的に言うと、同じヘッドスピードでもグリップスピードが同じ人はインパクトゾーンで手元が止まり、手元を止めることでヘッドを走らせている。

img20060210_3

こんな感じになっているとプロギアは説明していますが、他社でもシャフトメーカーのフジクラも10年ぐらい前から‥‥プロや上級者にはインパクトゾーンで手元が止まるタイプの人がいると説明してました。ちなみにプロギアではグリップスピードが遅い人は「リストターン型」とタイプ分けしてます。

他方、同じヘッドスピードでもグリップスピードが速いタイプというのは、手元が動きながら(グリップスピードが遅い人と比較して)インパクトを迎えている。

img20060210_4

こんな感じです。プロギアではグリップスピードが速いタイプは「ボディターン型」とタイプ分けしています。フジクラの場合は、こういうタイプを「ダウンでタメがほどけるのが早い」と定義してました(多分、間違ってたらスミマセン)。

で、前置きが長くなりましたが、ヘッドスピードに対してグリップスピードが速いか遅いかが、分かれば、自分に合ったシャフトがおおよそ分かってきます。結論から先に言うと、ヘッドスピードの割にグリップスピードが遅いタイプは、手元がしっかりしている先調子系のシャフトと相性が良い。他方、ヘッドスピードの割にグリップスピードが速い人は、手元のしなりを感じやすいシャフトと相性が良い。

言い換えると、グリップスピードを無視して‥‥
ヘッドスピードやパワー、持ち球だけでシャフトを選ぶと‥‥
合わないシャフトを使ってしまうリスクが大きんですわ~。

では、グリップスピードが遅い(速い)人はどんなシャフトを選べばいいのか?

おーっと、締め切りの催促メールが入ってきた!!
仕事に戻らねば‥‥

んじゃ。


2006年02月08日シャフト選びの極意!! その1

ヘッドスピードを世のゴルファーに知らしめたメーカーと言えば、
誰が何と言ってもプロギアでしょう。簡易式ヘッドスピード測定器を最初に売り出したクラブメーカーですし、今でも同社のシャフトフレックス表示はRとかSとかではなく‥‥M-43とかM-40。ヘッドスピードが基準になっています。

さて、このプロギア。昨日、東京で新商品発表受注会がありましたが、そこでの目玉アイテムがこれっ!!

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ヘッドスピードはボールが当たる直前のクラブヘッド速度を測ったものですが、グリップスピードも原理は同じ。ボールが当たる直前のグリップ(手元)速度を測って数値化したもの。具体的に説明すると、

img20060208_4

片手のでつかめるぐらいの赤い装置(中からレーザー光が発射される)をゴルファーの手前側に設置したら、
img20060208

(上の数字はヘッドスピード、下の数字はリストターン比率)

後は普段通りボールを打つだけ。インパクトゾーンでシャフトがレーザー光を横切ったら、スピードを計測&計算し、ヘッドスピードとグリップスピード(正確にはグリップエンドのスピード)を数値化します。

img20060208_1

例えば、この場合だと、ヘッドスピードが46.5m/sで、グリップスピードが4.8m/s。
そして、この2つの数値は以下の数式によってリストターン比率を出します。

ヘッドスピード÷グリップスピード=リストターン比率

ボクの場合、数字を当てはめると(46.5÷4.8=9.6875)、リストターン比率は約9.7。

では、この9.7って何の役に立つのか?

同じヘッドスピードでもシャフトの好み、そして向き不向きがありますが‥‥グリップスピード(グリップ係数)が正確に分かれば、シャフト選びの貴重な手がかりになるんです。なぜかと言うと、

同じヘッドスピード=同じグリップスピード

とは限らないから。ヘッドスピードが速くてグリップスピードが遅めの人もいれば、速めの人もいる。また、インパクト直前のグリップスピードによってシャフトにかかる負荷、シャフトをしなり戻すタイミングが変わってくるからです。要するに、グリップスピードが分かれば、ゴルファーに合ったシャフトをある程度の幅で決めることが可能になるのです。

おーっと、11時を回ってしまった!!

今はまだ神田のスタジオ。夜のラッシュが苦手なので‥‥帰り支度せねば。
この続きは明日アップしまっさ~

んじゃ。

 


2006年02月06日正解はグリップエンドの軌道!!

関連記事はこちら↓

「パチスロ? パスプロ?」

「最初の50センチで運命が決まる!!」

「手の軌道もストレートが正解!!」

スイングは円運動と言われているせいでしょうか‥‥
アマチュアの90%近くは、ヘッドをいきなりインに引いてしまいがちだと書きました。

で、今回のテーマはインに引き過ぎない方法論。
その答えがこれっ!!

img20060206_1

いつも楽しみに拝見しています。正解はグリップエンドが通る軌道に意識を集中して上げる、では?理由はこの方法でバックスイングを改造している真っ最中なので。
Posted by:labpapa at 2006年02月06日(月) 15:13

というコメントをいただきましたが、まったくもってその通り。グリップエンドの軌道を意識すると、正しい軌道でヘッドを上げやすくなります。

具体的に説明すると、

img20060206_2

グリップエンドが体から離れたり、グリップエンドをいきなり

img20060206

インに引き込んでしまう(体に近づけてしまう)と、ヘッドは簡単にプレーンから外れてしまってインに上がりやすくなります。

では、どうすればいいのか?

シャフトが地面と平行、いわゆるハーフバックに達するまでは、

img20060206_4
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こんな感じでアドレスした位置から‥‥グリップエンドを真っ直ぐ後ろに動かす。そして、グリップエンドが真っ直ぐ動きながら‥‥ヘッドが徐々にインサイドに入れていきます。グリップエンドを真っ直ぐ動かしても、手首のコックが入れば、ヘッドは円運動するんですわ~

これは永井延宏プロから教わったんですが、ボクはグリップエンドが動く方向を意識するようになってから‥‥インに上がるミスを完全に矯正できました。時々、やりすぎてプレーンよりもアウトに上がることがありますが、インに外れるのに比べればミスの度合いは微々たるもんですわ~。

んじゃ