マーク金井blog

2013年08月18日パターで手首を使い過ぎる人はロフトが多い方がミスを減らせる!!

昨日のブログの続きです。パターを選ぶポイントはいくつかありますが、マーク金井が一番こだわっているのがロフトです。顔やデザインがどんなに良くても、ミスに強くて転がりが良くても‥‥ロフトが3度未満のパターは購入を見送ります。

ドライバーがフェアウェイウッド、アイアンがそうであるようにパターの場合もロフトが少ないほど、キャリーが出ません。そして捕まりが悪くなります。

ロフトが少ないと左へのミスが出づらいですが、右へのミスが出やすくなるのです。

加えて、ロフトが少ないとハンドファーストに打ちづらい。ロフトが少ない場合、ハンドファーストに打つとロフトが減り過ぎてしまうからです。そしてロフトが減り過ぎると、自分の感覚よりもボールが転がり過ぎてしまいます。結果、インパクトで緩んだり、ハンドファーストに打ちづらくなるのです。

対して、ロフトが多くなってくると(4度以上)、捕まりが良くなります。松山英樹プロは「ロングパットをしっかり打ちきるためには球をきちんと捕まえなくてはならない」(週刊パーゴルフ8月6日号より引用)とコメントしてますが、まさにその通り。パターの場合、ロフトを増やすことで捕まりが良い顔つきになりますし、実際、捕まりも良くなるのです。

パーゴルフ。表紙は松山英樹(8/6号ではありません)

パーゴルフ。表紙は松山英樹(8/6号ではありません)

もちろん、捕まりが良くなればショートパットで引っかけのミスも出やすくなります。ゴルファーもそれが分かっているから、引っかけ癖がある人はロフトが多いパターを構えると、「顔が良くない」と判断し、積極的に使おうとはしません。マーク金井も5年ぐらい前まではロフトの多いパターに対して食指がそそられることがありませんでした。
そんなマーク金井がロフト大好き人間に変ったのは、このパターに出会ってからです。

毎年開催されるフロリダのPGAショーで、オデッセイのバックストライクを打ってみて‥‥パター選びの概念がガラッと変りました。バックストライクは形状がかなり独特ですが、実にストロークしやすいのです。特に、気に入ったのがアドレスのしやすさとインパクトの向かえやすさ。シャフトの位置が影響しているのだと思われますが、ハンドファーストに構えたくなるし、ハンドファーストに打ちたくなる。そしてハンドファーストに打っても捕まった球が打ちやすいパターです。。
バックストライクは2ボールのように大ヒット商品にはなりませんでした。独特なデザインのために不人気商品となってしまいましたが、デザインを除けばはがゴルファーには受け入れられませんでした。しかし、ハンドファーストに打ちやすいパターというのは、パットを苦手にしているゴルファーにとって非常にお助け度が高い。マーク金井はバックストライクを使うようになってから、ロフト大好き人間になったのです。
では、どれぐらいのロフトが理想的なのか?

オデッセイのバックストライク

オデッセイのバックストライク

顔の好み、打ち方によっても異なりますが、ハンドファーストに打つにはロフトは4度以上あった方がいいでしょう。マーク金井はナチュラパターを設計しましたが、このロフトは7度です。試作で5度、6度、7度を作りましたが、7度で製品化に踏み切りました。パターでロフト7度というのはかなり多いですが、7度あると、ハンドファーストに構えてもロフトが減りません。ロフトが多いのでハンドファーストに構えたくなります。そして、インパクトでもハンドファーストに打ちたくなる。ロフトが7度あれば、手首を使い過ぎるミスをパターで軽減できるのです。

P1040219

そして、実際にフィールドテストしてみると5度でも7度でも転がりはほとんど変りません。結果、ナチュラルパターでは7度のロフトを採用しました。

たかがロフト、されどロフト。

パターを選ぶ時は顔の良し悪しも大事ですが、それと同じぐらいロフトが大事です。パターの名手と呼ばれているプロは、例外なくハンドファーストに打っています。ロフトが少ないパターでハンドファーストに打つのは簡単ではありません。ロフトが多いパターを使った方が、はるかに簡単にハンドファーストで打てるようになるのです。

(▼▼)b

PS.マーク金井が設計したリンクスのナチュラルパターのセカンドロットが入荷しました。このパターはロフトが7度。ロフトを多めに設定することで捕まりが良く、そしてハンドファーストに打ちやすくなっています。わずかですが在庫がございます。次の入荷は1ヶ月後ですので、ご注文はお早めに~。

 


2013年08月17日パターの最適ロフトって一体何度なのか?

ゴルフクラブの中で購入頻度が高いクラブと聞かれたら、皆さんはどんなクラブを思い浮かべるでしょうか?

ドライバー
フェアウェイウッド
ユーティリティ
アイアン
ウエッジ
パター

毎週のようにクラブを中古ショップで売り買いするマーク金井はドライバーが一番多く、その次にパターとフェアウェイウッドが続きます。これらのクラブに比べるとアイアンとウエッジを購入する頻度が低めです。アイアンとウエッジは本数が多く、それぞれ距離感が求められるクラブ。慣れるのに時間がかかりますし、いったん体に馴染んでしまうと、他のクラブに目移りしづらいからです。

P1040589

マーク金井パターコレクション!なかなか減りません

対して、パターはしょちゅう買ったり売ったりしています。週に1本ペースで買ったりなんてこともあります。買ったばかりのパターには「新車効果」という魔力があって、購入直後の1~2ラウンドは劇的に1パットの数を増やせたりするからです。ツアープロの間でも、トーナメント期間中、ゴルフ場のショップで衝動買いしたパターを使って試合に優勝した選手もいたりします。

では、どんなパターを購入すればパット数を減らせるのか?
中年の星、藤田寛之プロは「パターの95%は顔で決まります」と言っています。プロ、アマチュアを問わず「顔」でパターを選ぶ人は好くからずいると思いますが、マーク金井が「顔」と同じぐらいこだわっているのはロフトです。

パターのシャフトが右から入っているのがわかりますか?

パターのロフトは大切です

ロフトとはフェースについている角度の事ですが、マーク金井はロフトが少ないパターは絶対に使いません。ロフトが多めのパターが大好きで、ロフトは最低でも4度以上欲しい。6~8度ぐらいのパターを見つけたりすると、条件反射的に衝動買いしています(笑)。何故かと言うと、市販パターの大半はロフトが4度以下しかないからです。

ではなぜマーク金井はロフトが多いパターを好むのか?

ドライバーがフェアウェイウッド、アイアンがそうであるようにパターの場合もロフトが増えてくるほど、キャリーが出やすくなります。そしてロフトが増えてくるほど、捕まりが良くなるのです。

パターでキャリー???

不思議に思う人も多いかと思います。と言うか、パターのロフトは多いよりも少ない方が良いと思っているゴルファーの方が圧倒的に多いです。パターはグリーン上を転がすための道具(クラブ)。ならばロフトが少ない方が、ボールがジャンプしない分だけ転がりがスムーズになるという考え方です。実際、パターメーカーの中には、ロフトが2度ぐらいのパターを発売し「転がりがスムーズ」だとか「球足が伸びる」なんてアピールしています。

ロフトが少ないパターは確かに転がりがスムーズです。パターマットとかで打つと初速が早く、転がる距離が伸びてきます。打ち切れない時でも球足が伸びるのでショートのミスが出ません。ショート癖の人には非常にありがたいパターです。

しかし、実際にゴルフ場のグリーンで使う場合、ロフトが少ないのはメリットだけではありません。デメリットも結構あるのです。ゴルフ場のグリーンは天然芝。ボールはわずかですが沈んでいます。このため、ロフトが少ないパターだと(ロフト3度以下)、打ち出し直後にボールが浮いてくれません(キャリーが出ないので)。芝目の影響を受けます。結果、打ち出し直後に打球の方向が左右にブレるリスクが高まるのです。そして、ロフトが少ないと転がりが良い反面、高速グリーンとか、急傾斜の下りのパットでは、転がり過ぎる恐れがあります。結果、下りのズルズル転がるパットの距離感が非常に出しづらい。転がり過ぎるのを恐れるとインパクトが緩み、距離感が合いづらいだけでなく、押し出しや引っかけのミスが出やすくなる場合があるのです。

3つめの理由がつかまりの悪さ。ロフトが少ない(3度以下)だと、球が捕まりづらくなります。引っかけのミスが出づらいメリットがある反面、押し出しのミスが出やすくなります。そして押し出すミスが出ると、打ち方で捕まえようとするため、インパクトで手首をこねるような打ち方になる場合があるのです。ロフトが少ないパターは、ハンドファーストで打つことが非常に難しい。マーク金井はハンドファーストでインパクトを向かえるのが理想だと思っているので、ロフトが少ないパターを使わないのです。大学生プロの松山英樹も、「構えた時にフェースが程よく見えている感じのパターが好きです」「ロフト角は3度以上ないとダメだと思います」と週刊パーゴルフででコメントを残しています。

おーっと、締切りの催促の電話が入りました。マーク金井はパターのロフトは4度以上あった方が良いと思っています。その理由については、明日じっくり説明しましょう~。

(▼▼)b

PS.マーク金井が設計したリンクスのナチュラルパターのセカンドロットが入荷しました。このパターはロフトが7度。ロフトを多めに設定することで捕まりが良く、そしてハンドファーストに打ちやすくなっています。わずかですが在庫がございます。次の入荷は1ヶ月後ですので、ご注文はお早めに~。

 

ナチュラルパターご希望の方↑をクリック


2013年08月16日マーク金井が考えるゴルフクラブの本当の人気ランキングとは‥‥

クルマの中古車屋ほどではありませんが、10年前に比べるとゴルフも中古ショップがかなり増えてきました。サラリーマンのメッカである新橋エリアなどは新品ショップよりも中古ショップの方が数が多いし品揃えも豊富です。

新橋エリアの中古ショップ

ゴルフパラダイス
ゴルフエフォート
ゴルフパートナー
ゴルフドウ

と4件あります。ショップによってそれぞれ品揃えに特徴がありますが、マーク金井が好んで通っているのはゴルフパラダイスとゴルフエフォート。ショップのスタッフと気心が知れているというのもあって、大体はこの2件でクラブを売り買いしています。

shinbashiginza_01

 

 

photo1_M

さて、この中古ショップ。ゴルフクラブやゴルフ用品を売買するためのお店なんですが、マーク金井はクラブを売り買いしない時も定期的に通っています。

掘り出し物のクラブを探すという目的半分、後の半分はクラブの人気度、ユーザーの満足度を調べたい(調べられる)からです。ゴルフクラブの人気度、そして売れ行きというのは媒体や調査会社、そしてクラブメーカーから発信されますが、この数字だけではリアルな感触はつかめません。理由は単純、媒体や調査会社、クラブメーカーが発信する情報というのは、クラブの出荷本数だからです。誤解を恐れずに言えば、大量に出荷されたクラブは、数字上、人気クラブ、売れ行きが良いクラブと見なされます。売れる見込みが少ないのに大量にクラブを出荷すれば、返品リスクがあります。メーカーが側もおいそれとは大量出荷できませんが、それでも、クラブによっては「ほんまかいな~」ってぐらい出荷されている場合もあったりします。

その出荷量と実売のギャップをチェックできるのが中古ショップなんです。中古ショップとは本来、不用になったクラブをユーザーから買い取り、買い取ったクラブを販売するお店です。ところが最近は、新品ショップ同様、中古ショップもメーカーから直接仕入れたクラブが大量に売られているのです。すべての新製品が中古ショップに並ぶわけではありませんが、大手メーカーの製品とかでも、中古ショップにズラッと並んでいたりします。

そうです、「出荷量が多いクラブ=人気クラブ」とは限らないことが中古ショップに行けば正確に確認できるのです。加えて、中古ショップに売られるクラブを見ていくと、顧客満足度も分かります。例えば、年間1万本売れたクラブがあったとしましょう。中古ショップにほとんど流れてないとすれば、手放すユーザーが少ない。すなはち顧客満足度が高いクラブと言えます。対して、1万本売れたクラブでも、中古ショップで数多く流通している場合は、手放すユーザーが多い。すなわち顧客満足度が低いクラブと言えます。

例えば10年以上、人気ナンバーワンを続けているダンロップのゼクシオ。出荷量はダントツに多いですが、中古ショップにクラブが大量溢れていることはありません。売れ行きに対しては手放すユーザーが少ないクラブの代表格です。マーク金井が設計したリンクスのSSウエッジもしかり。年間1万本近く売れた人気ウエッジですが、これまた中古ショップでの流通量が非常に少ないです。新品も中古ショップに流れていません。ユーザーの満足度が非常に高いことが伺い知れます。

ちなみにマーク金井が新品クラブを購入する場合、その多くは中古ショップで購入します。新品クラブの場合、中古ショップで購入すると割高な時もありますが(新品ショップに比べて)、そんな時でも中古ショップで購入してます。中古ショップには買い取り保証があって(新品の場合、買い取り保証がない店もあります)、それを利用すると買った値段の80~90%ぐらいで下取りしてくれるからです。対して、新品ショップで購入したクラブの場合、買った値段の80%なんてまず望めません。モデルによっても異なりますが、例えば、新品購入価格が5万円で購入したドライバーの場合、大体3万円前後。購入金額の60%を上回ることがありません。そうです、買って合わなかったことを考えると、中古ショップの方がリセールバリューが高く、売却損を減らせるのです。

買ってすぐにはクラブを手放さない。そう決めているのであれば価格優先、新品ショップでクラブを買った方が割安です。しかし、合わないと思ってすぐに手放す可能性があるならば、中古ショップで新品クラブを購入した方が割安感が出てくるでしょう~。
(▼▼)b

PS.ナチュラルパターのセカンドロットが入荷しました。ご予約分は発送が完了し、わずかですが在庫がございます。次の入荷は1ヶ月後ですので、ご注文はお早めに~。

興味ある方は↑をクリック


2013年08月15日マーク金井が真夏の炎天下でも長袖でプレーする本当の理由とは‥‥

 

連日最高気温が35度を超えている日本の夏、昨日の日刊ゲンダイを読んでみたら関東エリアよりも沖縄の方が涼しいなんてことが書いてありました。本当かどうかは現地に行ってみないと分かりませんが、この10年ぐらいで日本は温帯ではなく亜熱帯のような感じになりつつあります。マーク金井は暑さを避けるべく、「ゴルフは早朝ハーフ」をモットーにしてますが、朝6時でも全然涼しくありません。30度を平気で超えています。

さて、この真夏のゴルフ。

10年ぐらい前から半袖で一度もプレーしたことがありません。江頭2:50さんはピチピチのスパッツがトレードマークですが、マーク金井はピチピチの機能下着、それもハイネックのタイプを着ています。そして半ズボンにハイソックスにも見えるC3FITのパフォーマンスゲーターを着用しています。これはハイソックス風に見えますが、実はふくらはぎの血行をよくする一般医療機器アイテムです。ゴルフ雑誌などでもこの姿で登場してますが、忍者のような独特なスタイルでゴルフをしています。

P1040505

ゆったりめの半袖、半パン、そしてショートソックスでプレーするのと比べると、ピチピチの長袖、ピチピチのスパッツ姿というのは、見た目はかなり暑苦しいです。ゴルフ場でも「そんな格好で暑くないんですか?」とよく聞かれますが、実はこの格好が夏バテ防止に大いに貢献しているのです。

それは何故か?

人間の体は日焼けで疲労します。ウソみたいですが、これは本当です。
日焼けをする(紫外線を受ける)と、紫外線が免疫力を低下させ、だるさや倦怠感といった疲労を導くのです。さらに、紫外線を強くあびると化成酸素という肉体を加齢させるものを発生することが証明されてます。夏のゴルフは疲れるのは暑さによるものだけでなく、実は日焼けが疲労感を増殖させているのです。海水浴とかに行くと翌日バテるのも、実は日焼けの影響が大きいのです。ちなみに日焼けというのは目からもします。マーク金井はサングラスがトレードマークですが、サングラスも日焼けを防止する効果が大いにあるのです。

写真

一部の名門ゴルフ場では長袖の機能下着でプレーすることを禁止していますが、健康面、そして熱中症対策から考えれば、これは是非とも撤回していただきたい事項です。夏場のジャケット着用を義務付けるのは理解できますが、機能下着は名前が下着となっているだけで、パンツやステテコではありません。どちらかというと、機能下着はアームカバーに近いジャンルのウエアです。

そして、日焼け対策に役立つのは銀傘と日焼け止め。日傘は持ち歩くのがちょびっと面倒ですが、UV対策されたゴルフ用の日傘は中に入るとひんやりしていて気持ち良いです。傘を差すのと差さないのとでは体感気温が5度ぐらい変ってきます。

どうしても半袖、半パンにショートソックスでプレーしたい人は、日焼け止めはマストアイテム。「ゴルファーズプロテック UV クリーム」はゴルフ専用のUVクリーム。 集中力を切らさずパフォーマンスを高める工夫が備わっているのでお勧めです。

ac00015_thum011

炎天下のゴルフは暑さ対策だけでなく、日焼け対策も必要不可欠です。ラウンド中も、ティショットやセカンドを待つとき、ホールアウトして同伴者がパットを打っている時は、木陰や日傘をさして直射日光をできるだけ体に浴びないように心がける。ちょっとしたことですが、日焼けに注意しながらプレーするだけでも、ゴルフの疲れはかなり軽減できます。
乗用カートでのセルフプレーする時カートはできるだけ日陰に停止させる。マーク金井は担ぎのセルフで千葉市民をプレーしていますが、キャディバッグもできるだけ日陰に置いています。

ちなみにゴルフ場の駐車場に車を止める時、屋根付きの所があれば屋根付きスペースに停めるのがベストですが、木陰(樹木の下)にクルマを停めるのは避けた方がいいでしょう。樹木の下に停めると、樹液がクルマに付着して塗装にダメージを与えるからです。ゴルフに限らず長時間クルマを駐車する時、木陰は決して良い場所ではないのです~。
(▼▼)b

PS.「ゴルファーズプロテック UV クリーム」はアナライズでも好評発売中~。ゴルフ専用のUVクリームなので、耐水性、耐汗性にすぐれたクリームタイプの日焼け止めです~。

P1040581

塗る時にベトベトしないので、ラウンド中でも濡れるよ!

 


2013年08月14日スイングを改善させるリシャフトのコツとは‥‥

連日連夜、TBSで放送されている世界陸上。陸上競技の多くは走ったり、跳んだり、放り投げたりです。室伏選手のハンマー投げしかり、ボルトの100m走しかり、自分の体をいかに上手く使うかで記録が出たり出なかったりします。

ニッカンスポーツ・コムから転載

ニッカンスポーツ・コムから転載

そんな陸上競技ですが、唯一ゴルフと非常に似ているなと思ったのが、昨夜観た女子棒高跳び。ロシアのイシンバエワが4m89cmを唯一クリアして金メダルに輝きましたが、棒高跳びの棒がゴルフクラブのシャフトのように見えました。棒のしなり具合、そして棒のしなりを使って人が持ち上げられる様を見ると‥‥棒高跳びは他の陸上競技とは違い、道具の依存度が非常に高い感じがしたのです。どんなに能力が高い選手でも、棒のセレクトを間違えば記録更新は難しいと感じました。

さて、今日もシャフトについて書きます。昨日のブログでは、シャフトを変えると弾道が変ると書きました。大事なことなので繰り返すと‥‥

シャフトを変えれば、
弾道の高さ
捕まり
スピン量

という3つの要素を変えることが可能です。シャフトで飛距離アップを狙うなば、この3つの要素が理想的な数値になるようなシャフトを選択する。多くのアマチュアゴルファーは飛びに最適な弾道を打っていません。飛距離をロスする要素が何らかあります。そのロスする要素をシャフトで改善することができれば、リシャフトで飛距離アップを狙えます。

そしてシャフトというのは、弾道に影響を及ぼすだけでなくスイングにも少なからず影響を及ぼします。誤解を恐れずに言えば、ハンデが少ない人も、ハンデが多い人もシャフトを変えればスイングが変ります。変る度合いはゴルファーによっても異なりますが、シャフトを変えるとトップの大きさや、ダウンスイングの軌道に変化が出てくるのです。
では、シャフトはスイングのどこをどう変えてくれるのか? これも現状のシャフトのとの比較になりますが‥‥

シャフトを重くすると→トップ位置が深く(大きく)なりやすい
シャフトを軽くすると→トップ位置が浅く(小さく)なりやすい

シャフトを重くすると→手打ちになりづらい
シャフトを軽くすると→手打ちになりやすい

シャフトを重くすると→テンポがゆっくりになりやすい
シャフトを軽くすると→テンポが速くなりやすい

IMG_0991

シャフトの硬さをチェックする 振動数計

シャフトを硬くすると→スイングスピードが速くなりやすい
シャフトを軟らかくすると→スイングスピードが遅くなりやすい

シャフトを硬くすると→力みやすい(力を入れやすい)
シャフトを軟らかくすると→力みづらい(力が入れづらい)

シャフトを硬くすると→切り返しで上半身が開きやすくなる
シャフトを軟らかくすると→切り返しで上半身が開きづらくなる

シャフトのしなりが大きいと→ゆったり振りたくなる
シャフトのしなりが小さいと→シャープに振りたくなる

シャフトの手元側が硬いと→タメがほどけやすくなる
シャフトの手元側が軟らかいと→タメを作りやすくなる

ざっと上げると、シャフトが変るとこんな風にスイングに影響が出ます。そして、今までとしなり方が異なるシャフトを使うと、ほとんどのゴルファーは違和感を訴え、「振りづらい」「扱いづらい」とコメントを残します。しかしながら、ビデオでスイングを分析すると、ゴルファーのコメントと実際のスイングとの間には大きな隔たりが生じることが珍しくありません。

スイング動画をチェックしないと、自己申告とかなり違うことが・・

スイング動画をチェックしないと、自己申告とかなり違うことが・・

おーっと、連載原稿の締切り時間が迫ってきました。この続きは明日、説明しましょう~。

(▼▼)b

PS.長らくお待たせしてましたナチュラルパターのセカンドロットが昨日入荷しました。ご予約いただきましたお客様、今日か明日にはお手元に届くかと思います。セカンドロットですが、若干在庫分がございます。ご予約はお早めにどうぞ~。

まだ8/8入荷分は在庫あります。ご予約はこの写真をクリック