マーク金井blog

2013年07月17日ドライバーのリアルロフトは何故モデルによって違うのか?

数あるゴルフ雑誌の中でもっともマニアックな雑誌と言えば、月刊ゴルフクラシックでしょう。

ゴルフクラシック8月号

ゴルフクラシック8月号

付録には過去データも掲載れてます~

付録には過去データも掲載れてます~

 

1995年からクラブヘッドの計測データ、シャフトの硬さの計測データを掲載しています。今年も8月号では2013年モデルのドライバーヘッドの計測データが詳細に紹介されています。マーク金井がゴルフクラブの数値に興味を持つようになったのも、ゴルフクラシックがきっかけです。

今年も8月号で2013年のドライバーが98モデルのヘッドが計測されています。計測項目は

体積
重量
慣性モーメント(左右方向)
表示ロフト
実測ロフト(リアルロフト)
ライ角
フェース角(フェース向き)
FP(フェースプログレッション)
重心距離
重心深度
重心高(スイートスポット高さ)
重心高2(有効打点距離)
重心角(重心アングル)

これらの数値を知ることでクラブの性能をほぼ把握できます。捕まりが良いのか、引っかかりづらいのか。上がりやすいのか、それとも上がりづらいのか。スピンがかかりやすいのか、低スピンになりやすいのかも読み取ることが可能です。90%以上のゴルフクラブは、数値と実際の弾道が一致します。マーク金井はこれまで1000本以上のドライバーを打ってきましたが、数値と実際の弾道が一致しなかったのは100本にも満たないです。

さて、このクラブのスペック(数値)。カタログにすべてが明記されることはありません。理由は定かではありませんが、ほとんどのクラブメーカーは重心位置、慣性モーメントの大きさ、そしてリアルロフトについては情報開示していないことが多いです。上記スペックで表記されていることが多いのは

ライ角
フェース角
重心角

ぐらいです。そしてこの3つのスペックはいずれも捕まりに影響が出る要素。クラブメーカーの多くは「捕まるか、捕まらないか」についてスペックについては、わりと積極的に数値を公表しています。

ではマーク金井はどのスペック(数値)を真っ先に見ているのか?
ドライバーの場合、真っ先にチェックしているのは表示ロフトとリアルロフトのギャップです。わざわざギャップと書いたのには意味があって、このギャップが大きいか小さいかで、ドライバーのキャラクターが見えてくるからです。

例えば、表示ロフトが10.5度でも、モデルによってはリアルロフトが13度以上あったり、モデルによっては10度未満のモデルがあるからです。そして、リアルロフトの数値が大きいか小さいかで、ボールの上がりやすさがガラッと変ってくるからです。今回、ゴルフクラシックで計測した98モデルのヘッドに関して言うと、10.5度表示のヘッドでは

一番リアルロフトが多いのは、

アメリカン倶楽部 デカタンスピード リアルロフト13.6度
一番リアルロフトが少ないのは、

ジョーズスピリッツ モノGT455 リアルロフト9.5度

表示ロフトが同じでも、計測値では最大4.1度もリアルロフトが異なっていました。ここまで数値が異なってしまうと、もはや表示ロフトというのは形骸化していると言ってもいいでしょう。そして、ゴルファーがドライバーを選ぶ場合、表示ロフトを鵜呑みにしてしまうと「クラブ選び」を勘違いしてしまうリスクが非常に高くなります。ちなみに、今年計測されたヘッドを見ているいと、以前に比べると表示ロフトとリアルロフトの差が縮まっている傾向があります。10.5度の場合で言うと、リアルロフトは10.5~12度ぐらいに収まっているモデルがかなり増えています。

表示ロフトはリアルロフトと一致しないのがもはや常識?

表示ロフトはリアルロフトと一致しないのがもはや常識?

では、なぜ表記ロフトとリアルロフトの数値が合わないのか?
この続きは明日、じっくり説明しましょう~。
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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクシンを会得できるからです~。

ご興味ある方は↑写真をClick!


2013年07月16日マーク金井的な夏ゴルフの日焼け対策法~

過去最高だった2010年を上回りそうなぐらい、今夏は猛烈に暑い日が続いています。街中を歩いても熱中症になりそうなヒートアイランドな日本です。マーク金井はハーフプレー(9ホールプレー)を提唱してますが、まさに夏は9ホールがベストです。早朝ハーフ、もしくは薄暮ハーフならば熱中症になるリスクをかなり軽減できます。最高気温が35度を超えた日は、午前10時~午後3時までの間、「ゴルフ禁止令」を出した方がいいかもしません。そうすればゴルフ場に救急車が駆けつける回数は確実に減らせますし、ゴルファーやキャディさんが熱中症で倒れることも確実に減ってくるでしょう。

今回も酷暑ゴルフでバテない方法についてがテーマです。

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マーク金井がハイソックスを忘れて装着してない珍しい写真(笑)

7月12日のブログでも書きましたが、暑い日ほど肌を太陽にさらさないことが大事です。半パン、半袖というのは見た目には涼しいですが、夏のプレーでは御法度。肌を露出するほど日焼けするからです。日焼け止めを塗れば多少は改善されますが、日焼けを完全にシャットアウトできません。マーク金井は冬でも夏でも半パンですが、下にはレギンスを履き、上にはピチッとした機能下着を着用。真夏でもスパイダーマンみたいな、江頭2:50みたいな格好をしてますが、実はこれこそが熱中症対策、日焼け防止としては理想です。肌の露出が最小限で、日焼けを確実に防げます。加えて、クール素材の機能下着は吸汗速乾。見た目は暑苦しいですが案外涼しい。そして素肌をできるだけさらさない方が疲れが残らないのです。

そして日焼け止め(紫外線)対策として欠かせないアイテムがこれっ!!!

写真 (1)

マーク金井のトレードマークであるサングラス。これが日焼け対策、紫外線対策のマストアイテムなんです。肌は紫外線を直接浴びなくても目で受けるだけで日焼けするという実験結果が出ているのです。これまで日焼けは、皮膚が紫外線に反応してメラニン色素を作り、日があたった部分だけが黒くなるとみなされていました。しかし、日焼け防止には肌を露出しないだけでは足りずサングラスが必要なんです。

大阪市立大医学部の井上正康教授(生化学)らは、マウスを3群に分け、紫外線を1、あてない2、耳の皮膚だけにあてる 3、目だけにあてる-の各群でメラニン色素のでき方を分析。すると、3のマウスの耳にも、2と同じ量のメラニン色素ができていた。3のマウスで、瞳孔を調節する三叉神経を切った場合は1のマウスと同様、メラニン色素は1のマウスと同様、メラニン色素はできなかった。目が紫外線を受けると、三叉神経を通じて下垂体に「体に悪い紫外線が来たぞ」という情報が伝わり、下垂体が「メラニン色素を作れ」と指示して皮膚が黒くなるそうです。

井上教授によると、紫外線は目に見えなくても角膜に細かな炎症を起こす。

この炎症の刺激を受けて、紫外線から身を守るため、全身の皮膚にメラニン色素を作らせるようになっているとのことです。サングラスは目の日焼けを防止するだけでなく、肌の日焼けをも防止してくれるわけです。

では、どんなサングラスがいいのか?
マーク金井オークリーのサングラスをこよなく好んで使っています。デザインが気に入っているのもありますが、何よりフィット感が秀逸。長時間使用しても疲れません。加えて素晴らしいのがレンズ。普通のレンズもクリアで見やすいですが、オークリーの偏光レンズ(ポラロイド)は「なんだこりゃ~」ってぐらい視界がクリア。色が濃いので天気が悪い時には不便ですが、この偏光レンズは眩しさを抑えてクリアな視界を確保してくれます。ドライバー1本買えるぐらいの高額商品ですが、実際に使ってみるとドライバー1本分以上の値打ちがあることを実感できます。オークリーでなくても構いませんが、ゴルフ用として使うのであれば、普通のレンズよりも偏光レンズをお勧めします。

写真

フレームに関しては、耳の所だけで支えるタイプのモノよりもフレーム全体で支えるタイプがお勧め。軽いだけでなくフィット感があるモノを選んで下さい。

サングラスは度無しでも、着用すると裸眼の時と視界がちょっと変ってきます。サングラスをかけたことがない人がサングラスをかけてプレーすると、最初の頃はダフりが出やすくなります。マーク金井も最初の頃は何発もダフりまくりました~(笑)。でも、その内に慣れてきます。個人差はありますが2~3ラウンド着用したままプレーすれば、サングラス着用時もダフることなく打てるようになるでしょう。

そして日焼け対策として、最近マーク金井が注目しているのが「メロンのチカラ」というサプリ(健康補助食品)。メロンやスイカにはアミノ酸「シトルリン」が多く含まれており、これが紫外線対策に効果があるそうです。まだ飲み始めたばかりですが、メロンならば体にもやさしいので安心です。

酷暑のゴルフは、体だけでなく目も日焼けさせないこと。
サングラスをかけて真夏のゴルフを大いに楽しみましょう~。

 


2013年07月15日超私的なグリップの選び方 その2

ゴルフクラブはヘッド、シャフト、グリップの3つのパーツから構成されています。そして当たり前ですが、ゴルフクラブの重量はこの3つのパーツの重量によって決まります。

例えば、こんな2本のドライバーがあったとしましょう。

ヘッド200g+シャフト50g+グリップ50g=300g
ヘッド200g+シャフト50g+グリップ40g=290g

クラブ重量だけを見れば290gの方が軽いドライバー、300gの方が重いドライバーです。数値だけを見れば、290gの方が軽くて振りやすい感じがしますが、実際は逆です。ほとんどゴルファーは見かけが軽い290gの方が重さを感じます。何故かと言うと、グリップが10g軽いことでスイングウエートが増してくるからです。ヘッド重量とシャフトの重量が同じ場合、多くのゴルファーはグリップ重量が軽いドライバーの方が、ヘッドを重く感じてしまいまうのです。そして、スイングにおいては良い影響よりも、良くない影響が少なからずあります。

昨日のブログでも書きましたが、グリップが軽いとダウンスイングで手元が浮きやすい。グリップが軽いとダウンスイングでシャフトが寝やすくなります。

右肩が下がってしまう

左肩が上がってしまって

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インパクトの手が浮く

手元側の重量が軽いと、こんな感じでヘッドの重さに負けてしまい手元が浮いた感じになってくるのです。

左肩が浮き上がってない

左肩が浮き上がってない

インパクトがアドレスと同じ位置に戻る

インパクトがアドレスと同じ位置に戻る

対して、グリップが重くなるとダウンスイングで手を下ろしやすくなってきます。結果、手が下りてきやすくなる分だけシャフトが寝ません。
こんな感じでプレーンに沿ってクラブを下ろしやすくなります。たかがグリップ重量と思うかも知れませんが、グリップ重量が10g以上異なるとスイングに影響が出るのです。最近はヘッド重量、シャフト重量にこだわるアマチュアゴルファーが増えてきましたが、グリップ重量までこだわる人はそう多くはありません。ですが‥‥

本当に適正重量のクラブを使いたいと思っているならば、
本当にスイングに良いクラブを求めているならば、

グリップ重量にもこだわって欲しいです。かつて、ブリヂストンはスイングエンジンというコンセプトの元、ヘッド側に対してグリップ側が軽いドライバーを登場させました。メーカー側の意図はヘッド側が重い、専門的に言うとバランスポイントがヘッド寄りに位置するほどインパクトエネルギーが増大し「飛距離が伸びる」とアピールしてました。確かに理論的には当てはまりますが、実はバランスポイントがヘッド寄りになるほど、ゴルファーは振りづらくなってしまうのです。

メーカー側もそれが分かってきたのでしょう。ゼクシオピンをはじめ、多くのメーカーは手元側の重量を増したドライバーを作りはじめています。そして、バランスポイントが手元側にあった方が「振りやすい」「ミート率が上がる」とアピールしています。マーク金井もバランスポイントは手元側の方が良いと考えており、5年以上前から、クラブメーカーが手元より重心をアピールする前からシャフトスタビライザーという「手元が重くなる」チューニングパーツを販売しています。

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加えて、ジャンボ尾崎プロに代表されるように、ツアープロも手元側に鉛を貼ってチューニングしてる人が結構います。彼らは本能的に手元側を少し重くした方が「振りやすい」ことを知っているのです。
手元側を重くする方法は現在3つあります。

ひとつはグリップの先端側に鉛を貼ること。タバタからシャフト専用鉛が発売されていますが、これはマーク金井が監修しました。2つめの方法は、グリップの内部に鉛を入れる。シャフトに鉛を巻き付けたり、シャフトスタビライザー等を装着することで手元側の重量を増やせます。

タバタより発売されたシャフト用鉛!

タバタより発売されたシャフト用鉛!

3つめの方法は重いグリップを装着すること。現在市販されているグリップの多くは50g±5g。これだと重さのバリエーションが足りないと重い、アナライズでは60gと70gのグリップを開発しています。太さは同じで重さを変えて作りました。
重いグリップは本当にメリットがあるのか? サンプルが上がったので、今日からマーク金井は重たいグリップを徹底的にテストします~。
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写真 (44)

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。


2013年07月14日超私的なグリップの選び方 その1

クラブと手をつなぐ唯一の接点となるグリップ。マーク金井がゴルフを始めた当初は(今から40年ぐらい前)は革巻きとラバーグリップがありました。革巻きはテニスのグリップ同様、幅2~3センチの革をシャフトにグルグルと巻き付けてました。そして革巻きグリップの場合、シャフトの真後ろにピアノ線みたいなのをくっつけ、それがバックラインの役割を果たしてました。他方、ラバーグリップはというと現在と同様、一体成型でシャフトにスポッっと入れるタイプです。ラバーグリップの場合、グリップの肉厚を変えることでバックラインを入れています。シャフトの真後ろ部分だけ肉厚を太くすることで、シャフトの真後ろが出っ張った感じに仕上がります。
さて、このグリップ。選ぶポイントはいくつかありますが、マーク金井がものすごくこだわっているのが重量です。ゴルフクラブはヘッド、シャフト、グリップの3つのパーツによって構成されていますが、ヘッド重量やシャフト重量同様、グリップ重量もゴルファーに与える影響が大きいからです。

では、何グラムのグリップを装着すればゴルファーに良い影響を与え、
何グラムのグリップを装着すればゴルファーに悪い影響を与えるのか?
それを考える前に、まず理解したいのがパーツごとの重量について。例えば男性用ドライバーの場合だと、

40年前
ヘッド重量   195~200g
シャフト重量  100~110g
グリップ重量  50g前後

現在
ヘッド重量   185~205g
シャフト重量  40~80g
グリップ重量  30~50g

昔はパーシモンにスチールシャフト、ラバーグリップも出始めなこともあり、それぞれのパーツは重量に大きな差がありませんでした。このためメーカーが変わっても重量配分はほとんど同じでした。ところが最近はその常識がまったく通用しません。ヘッドは20g前後の重量差があり、シャフトは2倍ぐらい重量差があります。グリップも20g前後の重量差があるのです。このため、ゴルフクラブの重量だけをチェックしただけでは、本当のクラブのスペック(重さ)を伺いしることはできないのです。

そしてグリップに関していうと、自分が使っているクラブのグリップ重量を知らないでいると、グリップ交換した時にグリップ重量が大幅に変わる可能性があり、重さが大きくことなるグリップを装着してしまうと、クラブの性能、クラブを振った時に感じる重さがガラッと変わります。±5gならば大きな変化はありませんが、±10gとかになると、「何これっ?」ってぐらい振り心地が変わります。ですので、グリップ交換する時は、必ず交換前のグリップ重量をチェックし、交換用のグリップはその重量に揃えることが大事です(振り心地を変えたくない場合)

ちなみにグリップ重量で驚かされるのはテーラーメイドのドライバー。今はなくなったブランドのバーナーなんかはヘッドが重たいにもかかわらず、グリップ重量が30g弱だったりして、かなり重量バランスが特殊でした。また、一般にはシニア向けのドライバーほどグリップ重量が軽くなる傾向があります。クラブの総重量を軽くするためには、ヘッドやシャフトだけでは限界があり、グリップも軽くしてしまうからです。シニア向けドライバーの多くは40g前後のグリップが装着されています。対してアスリート向けのクラブの場合は、あまり軽いグリップは装着されません。多くのプロ、上級者が愛用するツアーベルベットが採用されることもあって、

写真 (43)

 

グリップ重量は50g前後が多いです。

ちなみに、交換用グリップの多くは45~52gぐらい。クラブメーカーが装着するグリップに比べると重さのバリエーションは少なく、特に軽量グリップの品種は少ないです。需要がないと見込んでいるのでしょう。アフターマーケット用のグリップの場合、軽量タイプでも40g前後。30gとか35gのグリップを大々的にラインアップしているグリップめーかーは今のところありません。

では、マーク金井はグリップ重量についてどう考えているのか?
結論から先に言うと、グリップは軽いよりも少し重いぐらいの方が良いと思っています。個人差はあると思いますがヘッドスピードに関係なく、グリップ重量は45g以上あった方がいいです。何故かというと、クラブヘッドの重さに対してグリップが軽過ぎるとスイングに良い影響よりも悪い影響が出やすいからです。

具体的にいうと、グリップが軽いとダウンスイングで手元が浮きやすい。グリップが軽いとダウンスイングでシャフトが寝やすくなります。対して、グリップが重いと手元が浮きづらい、グリップが重いとシャフトが寝づらくなるのです。アナライズでは5年ぐらい前からシャフトスタビライザーという商品を販売してますが、これはグリップ内部に20~40gのウエイトを入れる器具。グリップ側の重量を重くするチューニングパーツですが、これを装着するとダウンで手元が浮きづらくなり、プレーンに沿ってクラブを下ろしやすくなる効果が得られます。これまで5年間販売してきましたが、「手元側が重い」方がスイングしやすい、ダウンでシャフトが寝ない、チーピンや引っかけが軽減されたとゴルファーから賛辞の声をいただいてます。

ゴルファーのスイングはクラブによって変わります。ダウンスイングが不安定なゴルファーやダウンで手元が浮きやすいゴルファーは軽いグリップと相性が良くありません。重いグリップにするだけでスイングの悪癖を軽減しやすくなるのです。
アナライズではシャフトスタビライザーに続き、手元側の重量感がます重いグリップを開発中です。昨日、60g前後と70g前後のサンプルが上がってきました。

 

写真 (42)

 

写真 (44)

マーク金井がじっくりテストしてOKが出れば、9月ぐらいから市販します~。
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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクシンを会得できるからです~。


2013年07月13日電子書籍と紙の本は共存共栄できるのか!?

3月下旬から毎日欠かすことなく更新しているこのブログ。自社サイトでの更新は今回が100回目ぐらいでしょう。毎週火曜日、マグマグから発行している有料メルマガも軽く100回を超えています。「よくもまぁ、毎日書くことがありますよね~」なんて言われたりもしますが、何故か今のところネタに困ることはありません。クラブやシャフトはひっきりなしに新製品が出ますし、ゴルフ場にもひっきりなし行けば、ネタがごろごろ転がっているからです。

そしてマーク金井が精力的に力を注いでいるのが電子書籍。すでにマイコミから9冊発刊してますが、それ以外にも書きたいネタがざっと思いついただけでこれぐらいあります。例えば‥‥

ヘッドスピード40m/s人のためのボール選び
ヘッドスピード45m/s以上の人のためのボール選び
なぜゴルファーは打てない3Wをバッグに入れるのか?
ハーフ50を切るためのクラブセッティング
常識として知っておきたいゴルフシューズ選び方
常識として知っておきたいゴルフクラブの選び方
常識として知っておきたいゴルフクラブのカタログの読み方
常識として知っておきたいゴルフ雑誌の読み方
常識として知っておきたいレッスン書の読み方
常識として知って置きたい長尺ドライバーの打ち方
シングルになれる人、シングルになれない人はここが違う
常識として知っておきたい3パットを減せるパターの選び方

「なんだ、ゴルフ雑誌の特集記事みたいなタイトルばかりじゃないか~」と突っ込みを入れられそうですが、まさしくその通りです。マーク金井が電書(電子書籍)を出す時にこだわっているのは、紙の本では絶対やれない(やっても売れない)、超ニッチなテーマ。そして価格です。WEBコンサルで有名な永江一石さんも自身のブログで書いらっしゃいますが、

http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=4606

出版社の馬鹿経営陣は、「電子版の価格を下げたら紙の本が売れなくなって困る」ということで下げないわけだが、全く逆です。一気に中古と競合する価格まで下げればいいのだ。↑のように中古は送料がかかるから、それを計算に入れて価格にすれば、それほど安くしなくてもいいわけだ。

同等で無くて少し高いくらいでも、マーケットプレイスでは到着に数日はかかるから、すぐに読みたい人は電子版を買ってくれる。中古本の価格がさらに下がって利幅がなくなれば、せどりの皆さんは転職せざるを得ない。電子版だって売り上げは出版社に入る。印税だって著者に入る。
永江さんのブログから引用)

将来は分かりませんが、現在の所は値段がモノを言います。マーク金井が出す電子書籍は150円前後ですが、これでもまだ少し高いかなぁと思っています。理想は100~120円前後。マグドナルドのコーヒーや自販機で変えるコーラの値段ぐらいにならば手軽に変えるし、万が一、買った電書がハズレ(買った人にとって)であってもそれほど後悔しないで済むからです。加えて、電書は専用リーダーは必要ありません。タブレットやスマホがあれば簡単にダウンロードして読めます。マーク金井もキンドルのリーダーを2台も所有してますが、今やタンスの肥やし‥‥電書はiPhone5かサムソンのギャラクシーノートⅡで読んでいます。

キンドル
そして紙の本と違って電書はボリューム制限がありません。紙だと50ページだと1冊になりませんが、電書だと全然大丈夫。と言うか手軽さ、読みやすさを考えると紙の本の3分の1ぐらいのボリュームが適正な感じがします。そして、テーマをとことん絞り込む。
広く浅くではなくて、
狭く深く。

読者の興味があるテーマについて、ピンポイントでじっくり深く掘り下げていく。例えば、マーク金井「ロケットボールズ完全打ちこなし術」なんて電書を出しましたが、これなどは紙の本では到底出せません。ボリューム的に難しいし、何よりも読者が絞られ過ぎてしまうからです。でも電書ならば、紙の本と違い書店流通させる部数必要がないし、印刷コストもかかりません。紙の本の10分の1以下の部数でも十分に採算が取れるのです。

もうひとつ電書の魅力はマーケットリサーチできること。紙の本ならば出してみないと売れるか売れないかは分かりません。このため出版社の多くは、部数が見込める著名な著者の本を出したがる傾向があります。テーマについても、まったく新しいテーマの本は出しづらい。過去実績がないジャンルは部数が読めない(読みづらい)からです。他方、電書でしたら初版リスクが少ないために、新しい著者、未知の分野のジャンルの本も出せます。そして、電書で売れたら‥‥紙の本を出すというステップが踏めます。深夜放送でヒットしたTV番組をゴールデン番組に移行するのと同じことができます。

とまあ前置きが長くなりましたが、マーク金井はゴルフ関連では初めて電書から紙の本を出します。タイトルは『一生役立つゴルフ超上達法』(マイナビ)。電子書籍をまとめただけでなく、紙の本では写真を100点以上追加しました~。写真と文章の二段構えの構成にすることで、紙の本ならではのメリットを生かせたかと思っています。

7/31から8/2までには書店に並ぶでしょう!!

7/31から8/2までには書店に並ぶでしょう!!

電子書籍から紙の本。これが「紙の本と電子書籍の共存共栄」そして電子書籍普及につながるのではないでしょうか。

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクシンを会得できるからです~。