マーク金井blog

2013年07月20日1メートルのパットを強気に打つために成すべき事とは!?

写真 (88)

昨日は1年ぶりぐらいに女子ツアーの「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」を観戦してきました。ナチュラル・ハンドファーストパターのプロモーションを兼ねての観戦でしたが、驚かされたの女子選手のドライバーの飛距離です。

イーグルポイントゴルフクラブ所属の吉田弓美子。GDOより転載。写真はブログがプロゴルファーにも大人気の内田眞樹カメラマン

イーグルポイントゴルフクラブ所属の吉田弓美子。GDOより転載。写真はブログがプロゴルファーにも大人気の内田眞樹カメラマン ブログはコチラを←Click

かつては女子プロはヘッドスピードが40m/s前後というのが常識でしたが、現在は、それよりもかなりパワーアップしています。ロングヒッターの工藤遥加プロ比嘉真美子プロ、そして森田理香子プロなどは軽く43m/s以上出ていますし、ドライバーの飛距離も正味で250~260ヤード出ています。

かつてマーク金井アニカ・ソレンスタムと1ホールだけ(正確にはティショットだけ)一緒にプレーしたことがありますが、そのソレンスタムを上回る選手が次々と登場しています。男子ツアー同様、女子ツアーにおいてもドライバーの飛距離は年々伸びてきています。

その一方で、優勝争いをする選手と予選通過ラインにとどまる選手の違いが明らかに出るのがショートアイアンの精度とパッティング。ロングヒッターは増えていますが、130ヤード以内のショットになるとレベルの差が歴然と出ます。バーディを重ねて上位に食い込む選手は9番アイアン以下を手にすると、確実に5メートル以内につけてきます。対して上位に食い込めない選手は、ショートアイアンの精度が悪い。乗っただけとか、下手をすると乗らないこともあったりします。飛距離のアドバンテージがあっても、セカンドショットでそのアドバンテージを帳消しにしています。ゴルフは2打目、3打目が非常に大事なことが、今日の観戦で思い知らされました。

そして、プロでもミスした次のホールでは逆のミスが出やすい。例えば、初日のアウト2組目でプレーしていたテレサ・ルー選手。17番のティショットを右の林に打ち込んでボギーを叩き、続く18番ではティショットを引っかけて左の池に打ち込んでしまいボギーを叩きました。捕まらないショットを打った後は、捕まえに行き過ぎて引っかけたことが推測できます。ゴルフはメンタルの要素が強いと言われてますが、同じミスを繰り返したくないと思うと、ツアープロでもこんなミスをしでかすのです。ゴルフはいかに「前のミス」を引きずらないかが大事なことを思い知らされました。

パッティングにおいては、上位に食い込む選手ほどインパクトが緩んでません。特にショートパットはカップ奥の土手に当たるようにしっかり打っています。対して、上位に食い込めない選手ほどインパクトが緩みがちだし、ショートパットも危なっかしい感じになっています。初日、トップに立った表純子プロは「「ショットの調子がいいので、パターが入ればスコアに繋がる」と考え、実際、パットを入れまくっての9バーディー。ノーボギーで63を叩き出しています。彼女に限らずバーディー数を増やせるかどうかは、ショットではなくてパットで決まります。対して、ボギー数を減らすためにはショット力が求められるのです。
では、どうすればアマチュアもショートパットをしっかり打てるようになるのか?

強く打つには強気の距離感、そしてインパクトが緩まないようにすることが求められますが、実はもうひとつの要素があります。それはミート率。ドライバーやアイアンだけでなく、パターにおいても芯を外して打つと転がり(距離)が悪くなり、そして方向性も不安定になるからです。パットの場合、打点位置がトウ側にズレたらインパクトの衝撃でフェースが開いて、ボールは狙いよりも右に転がります。対して、打点位置がヒール側にズレたらインパクトの衝撃でフェースが被って、ボールは狙いよりも左に転がります。慢性的に押し出しや引っかけのミスが出やすい人の場合、インパクト時のフェースの向きの狂っている場合もありますが、実は、打点位置がズレている場合も多いのです。

アナライズではパターフィッティングもやっていますが、引っかけやすいを見ていると8割近くはヒール打点。ヒール打点が原因で、ボールが狙いよりも左に転がってしまっています。
ショートパットをしっかり打つには、大前提としてフェースの芯でボールを捕えることが求められます。そして芯で捕えるスキル(技術)を磨くためには、芯で捕えることができているかどうかフィードバックしながら練習することです。一番いいのはスマホとかでパターのヘッド軌道を録画し、自分はフェースのどの部分に当たりやすいのかをまずチェック。そして、フェースの芯で捕える感覚を養う練習をした方がいいです。

芯で捕える感じをつかむには、こんな練習器具を使うのもお勧めです。タバタの3レールチェッカー

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http://www.amazon.co.jp/Tabata-%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%BF-GV0188-3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC-GV-0188/dp/B0051L6HB4
これは打点位置をかなり正確にチェックできるスグレモノ。パターマット等で10発続けてカップインさせるる練習するよりも、芯で捕える練習をした方がショートパットの方向性が良くなり、それがひいては強気のパットにもつながるのです~。

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PS.ショートパットのカップインの確率が上がる「ナチュラル ハンドファースト パター」。ファーストロットは即日完売しました。次回は7月下旬に入荷予定です。次回も完売が予想されますので、ご予約はお早めに~。

ナチュラルハンドファーストパター

ナチュラルハンドファーストパター

 


2013年07月19日今年の全英オープン、ミュアフィールドはなぜそんなにも難しいのか!?

昨日からメジャー第三戦、全英オープンが始まりました。初日はザック・ジョンソンが「66」をマークして5アンダーの単独首位。1打差の2位にラファエル・カブレラベロー(スペイン)、と大ベテランのマーク・オメーラ。さらに1打差、3アンダー4位タイにミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)、ブラント・スネデカーダスティン・ジョンソンら5人が並んでいます。

メジャー通算15勝目を狙うタイガー・ウッズはパットが好調で、フィル・ミケルソンアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)らと並び2アンダーの9位タイにつけています。日本勢では大会初出場の大学生ツアープロ、松山英樹が5バーディ、5ボギー「71」と出入りの激しい展開を制してイーブンパーの21位タイ。片山晋呉が2オーバーの47位タイで初日を終えました。その他の日本勢は苦しい展開。久保谷健一が5オーバーの92位タイ、藤田寛之谷口徹丸山大輔は7オーバーの119位タイ。小平智は9オーバーの143位タイ、井上信は12オーバー、152位と大きく出遅れています。

今年の会場となるミュアフィールドですが、全英オープン開催コースの中でも屈指の難コース。7192ヤードでパー71。距離は長くて、どのホールもポットバンカーだらけ。フェアウェイバンカーもアゴが直角なので、入れてしまうと、ツアープロでも出すことしかできません。加えて、風の計算が非常に難しいのもミュアフィールドの特徴。アウトはコースの外周をなぞるように9ホールが配され、時計回りにホールが続いていきます。対してインはアウトの内側に9ホールが配され、反時計回りにホールが続いていきます。巨大迷路のようにジグザグにホールが配されているため、とにかく風の読み、風の計算が非常に難しいのです。

マーク金井は1992年の全英オープンの取材で初めてミュアフィールドに行きました。優勝したのはニック・ファルド。クラブハウスで青木功プロのコースレコード「63」を見ましたが、今年もこの記録は破られないでしょう。ミュアフィールドは全ホールバーディが取れるぐらいの感じで回らないと、こんなビッグスコアは出ないコースなのです。対して、ちょっとでもかみ合わないプレーをするとダボ、トリが簡単に出ますし、小平プロのように1ホールで10を叩くことなんてこともあるのです。ミュアフィールドではツアープロでもミスを取り返そうとした瞬間、ミスの連鎖から抜け出せなくなってしまうのです。

加えて、今年のミュアフィールドはグリーンがもの凄く早い。通常、全英オープンは他のメジャーに比べるとグリーンはそれほど早くありません。リンクスでの開催、風が強いのが当たり前の場所なのでグリーンを早くし過ぎると、パッティングの時にボールが止まらないからです。全英オープンだとグリーンの早さはスティンプメーターで10フィートぐらいが普通ですが、今年はホールによっては12フィート以上出ているように見えました。タイガーも初日、グリーン手前からパットしたボールがグリーンの外に出てました。カップ際で止まりそうなパットが5メートル以上オーバー。「そんなに悪いパットじゃなかったのにね。1メートルちょっとオーバーしたものは、どこまでも行ってしまう。厳しかったね」と、本人もコメントしています。

ラフがとてつも深く、そしてグリーンはとてつもなくアンジュレーションが強い。それに加えてグリーンが超高速になれば、百戦錬磨のプロでもアプローチやパットで距離感をピタッと合わせることは至難のワザ。TV観戦でも、彼らの苦悩ぶりが何度も観ることができるでしょう。

恐らく、このコンディションでアマチュアがプレーしたら、シングルでも軽く100を叩くでしょう。普段、100前後でプレーしている人ならば、ハーフ70ぐらい叩いてもおかしくないと思います。ゴルフ場というのはコンディションが変われば、これぐらいスコアが変わってくるんです。

アマチュアの中にはいつもより3~5打余計に叩いたら「調子が悪い」「スランプ」とか口にする人がいますが、スコアはコースによっても変わり、そして同じコースでもコンディションやピン位置が変わると、かなり難易度が変わってきます。言い換えると、ゴルファーはプレーするコースの難易度、そしてコンディションによって目標(設定)スコアをちゃんと決めないと、思わぬ大叩きをするこになるのです。

では、コースの難易度は何で決まるのか?

我々アマチュアがプレーする場合、まずチェックしたいのがラフの深さ、グリーンの硬さ、グリーンの速さ、そしてピンの位置。ラフが深くなって、グリーンが硬くなるほど、ボールコントロールが難しくなります。ラフに打ち込んで距離を欲張ればチョロが出ます。グリーンが硬くなるほどボールは止まりません。グリーンが早くなればパットの距離感が難しくなります。そしてピン位置が厳しいほど、グリーンを外した時にアプローチが難しくなります。例えば、日本オープン直前直後の開催コースは信じられないほど難易度が上がります。もしチャンスがあれば、ぜひとも一度、日本オープンや男子ツアーが開催された直後、そのコースでプレーしてみて下さい。難易度が高くなると、自分のプレーが全然できないことを身を持って体験できるでしょう。

ちなみに、マーク金井がトーナメント直後のコースでプレーする時、目標スコアは「88」。普段よりも10打プラスしています。これぐらいの気持ちでプレーに臨まないとゴルフになりません。簡単に100近く叩いてしまうことを痛いほど知っているからです。

プロが1ホールで10も叩くなんて……なんて思っている人はまだまだゴルフの怖さを味わっていません。

ゴルフはセッティングを変えるだけで嘘みたいにやさしくなったり、難しくなるのです。

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2013年07月18日ドライバーの表示ロフトとリアルロフトのギャップが生じる理由とは‥‥

昨日のブログでも書きましたが、市販ドライバーの多くは表示ロフトとリアルロフト(実測ロフト)との間に少なからずギャップがあります。10.5度と表示してあってもリアルロフトが10度以下だったり、12度以上あったりすることが珍しくありません。表示ロフトはリアルロフトと一致しないというのがゴルフ業界の常識になっています。

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表示ロフト9.5度のクラブのリアルロフトを計測してみると??

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では、なぜ表示ロフトとリアルロフトにギャップがあるのか? クラブメーカーはわざわざ面倒臭いことをやってしまうのか? 理由は3つ考えられます。

製造個体差
フェース角
ユーザーのニーズに対応

「製造個体差」

これはもう読んで字のごとく。ゴルフクラブは大量生産されるために製造誤差があります。誤差が大きいモノは不良品として処分されますが、メーカーが定める基準値内ならば適合品として市販されます。メーカーによっても基準値が異なりますが、大体±0.5~1度の範囲が基準値。例えば、表示ロフトとリアルロフトが同じ場合でも、製造誤差があると9.5度から11.5度が市場に流通します。製造誤差があることをカタログに明記しているメーカもありますが、製造誤差について一切コメントしていないメーカーもあります。

「フェース角」

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リアルロフト(実測ロフト)はフェース角をスクエアにしてから計測します。このため、フックフェースに作られたドライバーはリアルロフトが増え、オープンフェースに作られたドライバーはリアルロフトが減ります。SWでフェースを開いたり閉じたりするとそのメカニズムが分かります。フェースを開けばロフトが増え、フェースを閉じればロフトが減ります。

ドライバーも同じで、フェースが閉じている(フックフェース)のドライバーの場合、スクエアに戻すためにフェースを開きます。結果、リアルロフトが増えるのです。フェース角が1度フックの場合、リアルロフトが0.5~1度ぐらい増えてきます。対して、フェース角が1度オープンの場合、リアルロフトが0.5~1度減ります。

例えば、ロフト10度の場合、

フェース角が+1.5度だとリアルロフトは11~11.5度
フェース角が-1.5度だとリアルロフトは8.5~9度

という感じです。アベレージ向けドライバーの多くは捕まりを向上させるためにフックフェースに作られていることが多いので、必然的にリアルロフトが多めになってきます。対して、プロ、アスリート向けドライバーの多くは左に行きづらくするためにオープンフェースに作られていることが多いので、必然的にリアルロフトが減ってきます。結果、どちらの場合でも表示ロフトとリアルロフトのギャップが生じてくるのです。アベレージ向けドライバーはボールが上りやすいですが、それはフックフェースによるロフトの増加が影響しています。対してアスリート向けドライバーはオープンフェースによるロフトの現象が影響しています。

「ユーザーニーズに対応」

ヘッドスピードが36~42m/sぐらいのアマチュアの場合、ドライバーのロフトは11~13度ぐらいあった方が、最適弾道が打ちやすく、効率良く飛距離を稼げます。しかしながらユーザーの多くは11度以上のロフトを購入するのを毛嫌いする傾向があります。実際、11度以上のロフトのドライバーは人気がありません。かつて、ダンロップは「ゼクシオセブンティーン」(表示17度)というドライバーを発売しましたが、まったくもって売れませんでした。ゴルファーの見栄を満たすために、ゴルファーが飛ぶドライバーを買いやすくするために、クラブメーカーは表示ロフトとリアルロフトの間にギャップが大きいドライバーを作っている可能性が高いです。

しかしながら、2013年モデルに関して言うとリアルロフトが多いドライバーが減っています。特に大手メーカーのドライバーを見ていると、10.5度表示でリアルロフトが10.5~11.5度ぐらいのモデルがかなり増えてきました。ゴルフ雑誌がリアルロフトを公表しているのが影響しているのかどうか分かりませんが、ロフトに関しては表示とリアルの差が意図的に減っているような感じがします。

たかがロフト、されどロフト。

テーラーメイドの広告ではありませんが、ロフトを間違っていると最適弾道が打ちづらくなり、クラブの性能を100%引き出せません。ちなみにマーク金井の場合、ドライバーのリアルロフトは10.5度前後。飛びに最適なロフトよりも1度弱少ないですが、それには理由があります。1度弱減らす理由については、まだどこかでじっくり説明しましょう~。

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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクシンを会得できるからです~。

ゴルフの竪琴に興味ある方↑ノ写真をClick!!


2013年07月17日ドライバーのリアルロフトは何故モデルによって違うのか?

数あるゴルフ雑誌の中でもっともマニアックな雑誌と言えば、月刊ゴルフクラシックでしょう。

ゴルフクラシック8月号

ゴルフクラシック8月号

付録には過去データも掲載れてます~

付録には過去データも掲載れてます~

 

1995年からクラブヘッドの計測データ、シャフトの硬さの計測データを掲載しています。今年も8月号では2013年モデルのドライバーヘッドの計測データが詳細に紹介されています。マーク金井がゴルフクラブの数値に興味を持つようになったのも、ゴルフクラシックがきっかけです。

今年も8月号で2013年のドライバーが98モデルのヘッドが計測されています。計測項目は

体積
重量
慣性モーメント(左右方向)
表示ロフト
実測ロフト(リアルロフト)
ライ角
フェース角(フェース向き)
FP(フェースプログレッション)
重心距離
重心深度
重心高(スイートスポット高さ)
重心高2(有効打点距離)
重心角(重心アングル)

これらの数値を知ることでクラブの性能をほぼ把握できます。捕まりが良いのか、引っかかりづらいのか。上がりやすいのか、それとも上がりづらいのか。スピンがかかりやすいのか、低スピンになりやすいのかも読み取ることが可能です。90%以上のゴルフクラブは、数値と実際の弾道が一致します。マーク金井はこれまで1000本以上のドライバーを打ってきましたが、数値と実際の弾道が一致しなかったのは100本にも満たないです。

さて、このクラブのスペック(数値)。カタログにすべてが明記されることはありません。理由は定かではありませんが、ほとんどのクラブメーカーは重心位置、慣性モーメントの大きさ、そしてリアルロフトについては情報開示していないことが多いです。上記スペックで表記されていることが多いのは

ライ角
フェース角
重心角

ぐらいです。そしてこの3つのスペックはいずれも捕まりに影響が出る要素。クラブメーカーの多くは「捕まるか、捕まらないか」についてスペックについては、わりと積極的に数値を公表しています。

ではマーク金井はどのスペック(数値)を真っ先に見ているのか?
ドライバーの場合、真っ先にチェックしているのは表示ロフトとリアルロフトのギャップです。わざわざギャップと書いたのには意味があって、このギャップが大きいか小さいかで、ドライバーのキャラクターが見えてくるからです。

例えば、表示ロフトが10.5度でも、モデルによってはリアルロフトが13度以上あったり、モデルによっては10度未満のモデルがあるからです。そして、リアルロフトの数値が大きいか小さいかで、ボールの上がりやすさがガラッと変ってくるからです。今回、ゴルフクラシックで計測した98モデルのヘッドに関して言うと、10.5度表示のヘッドでは

一番リアルロフトが多いのは、

アメリカン倶楽部 デカタンスピード リアルロフト13.6度
一番リアルロフトが少ないのは、

ジョーズスピリッツ モノGT455 リアルロフト9.5度

表示ロフトが同じでも、計測値では最大4.1度もリアルロフトが異なっていました。ここまで数値が異なってしまうと、もはや表示ロフトというのは形骸化していると言ってもいいでしょう。そして、ゴルファーがドライバーを選ぶ場合、表示ロフトを鵜呑みにしてしまうと「クラブ選び」を勘違いしてしまうリスクが非常に高くなります。ちなみに、今年計測されたヘッドを見ているいと、以前に比べると表示ロフトとリアルロフトの差が縮まっている傾向があります。10.5度の場合で言うと、リアルロフトは10.5~12度ぐらいに収まっているモデルがかなり増えています。

表示ロフトはリアルロフトと一致しないのがもはや常識?

表示ロフトはリアルロフトと一致しないのがもはや常識?

では、なぜ表記ロフトとリアルロフトの数値が合わないのか?
この続きは明日、じっくり説明しましょう~。
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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクシンを会得できるからです~。

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2013年07月16日マーク金井的な夏ゴルフの日焼け対策法~

過去最高だった2010年を上回りそうなぐらい、今夏は猛烈に暑い日が続いています。街中を歩いても熱中症になりそうなヒートアイランドな日本です。マーク金井はハーフプレー(9ホールプレー)を提唱してますが、まさに夏は9ホールがベストです。早朝ハーフ、もしくは薄暮ハーフならば熱中症になるリスクをかなり軽減できます。最高気温が35度を超えた日は、午前10時~午後3時までの間、「ゴルフ禁止令」を出した方がいいかもしません。そうすればゴルフ場に救急車が駆けつける回数は確実に減らせますし、ゴルファーやキャディさんが熱中症で倒れることも確実に減ってくるでしょう。

今回も酷暑ゴルフでバテない方法についてがテーマです。

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マーク金井がハイソックスを忘れて装着してない珍しい写真(笑)

7月12日のブログでも書きましたが、暑い日ほど肌を太陽にさらさないことが大事です。半パン、半袖というのは見た目には涼しいですが、夏のプレーでは御法度。肌を露出するほど日焼けするからです。日焼け止めを塗れば多少は改善されますが、日焼けを完全にシャットアウトできません。マーク金井は冬でも夏でも半パンですが、下にはレギンスを履き、上にはピチッとした機能下着を着用。真夏でもスパイダーマンみたいな、江頭2:50みたいな格好をしてますが、実はこれこそが熱中症対策、日焼け防止としては理想です。肌の露出が最小限で、日焼けを確実に防げます。加えて、クール素材の機能下着は吸汗速乾。見た目は暑苦しいですが案外涼しい。そして素肌をできるだけさらさない方が疲れが残らないのです。

そして日焼け止め(紫外線)対策として欠かせないアイテムがこれっ!!!

写真 (1)

マーク金井のトレードマークであるサングラス。これが日焼け対策、紫外線対策のマストアイテムなんです。肌は紫外線を直接浴びなくても目で受けるだけで日焼けするという実験結果が出ているのです。これまで日焼けは、皮膚が紫外線に反応してメラニン色素を作り、日があたった部分だけが黒くなるとみなされていました。しかし、日焼け防止には肌を露出しないだけでは足りずサングラスが必要なんです。

大阪市立大医学部の井上正康教授(生化学)らは、マウスを3群に分け、紫外線を1、あてない2、耳の皮膚だけにあてる 3、目だけにあてる-の各群でメラニン色素のでき方を分析。すると、3のマウスの耳にも、2と同じ量のメラニン色素ができていた。3のマウスで、瞳孔を調節する三叉神経を切った場合は1のマウスと同様、メラニン色素は1のマウスと同様、メラニン色素はできなかった。目が紫外線を受けると、三叉神経を通じて下垂体に「体に悪い紫外線が来たぞ」という情報が伝わり、下垂体が「メラニン色素を作れ」と指示して皮膚が黒くなるそうです。

井上教授によると、紫外線は目に見えなくても角膜に細かな炎症を起こす。

この炎症の刺激を受けて、紫外線から身を守るため、全身の皮膚にメラニン色素を作らせるようになっているとのことです。サングラスは目の日焼けを防止するだけでなく、肌の日焼けをも防止してくれるわけです。

では、どんなサングラスがいいのか?
マーク金井オークリーのサングラスをこよなく好んで使っています。デザインが気に入っているのもありますが、何よりフィット感が秀逸。長時間使用しても疲れません。加えて素晴らしいのがレンズ。普通のレンズもクリアで見やすいですが、オークリーの偏光レンズ(ポラロイド)は「なんだこりゃ~」ってぐらい視界がクリア。色が濃いので天気が悪い時には不便ですが、この偏光レンズは眩しさを抑えてクリアな視界を確保してくれます。ドライバー1本買えるぐらいの高額商品ですが、実際に使ってみるとドライバー1本分以上の値打ちがあることを実感できます。オークリーでなくても構いませんが、ゴルフ用として使うのであれば、普通のレンズよりも偏光レンズをお勧めします。

写真

フレームに関しては、耳の所だけで支えるタイプのモノよりもフレーム全体で支えるタイプがお勧め。軽いだけでなくフィット感があるモノを選んで下さい。

サングラスは度無しでも、着用すると裸眼の時と視界がちょっと変ってきます。サングラスをかけたことがない人がサングラスをかけてプレーすると、最初の頃はダフりが出やすくなります。マーク金井も最初の頃は何発もダフりまくりました~(笑)。でも、その内に慣れてきます。個人差はありますが2~3ラウンド着用したままプレーすれば、サングラス着用時もダフることなく打てるようになるでしょう。

そして日焼け対策として、最近マーク金井が注目しているのが「メロンのチカラ」というサプリ(健康補助食品)。メロンやスイカにはアミノ酸「シトルリン」が多く含まれており、これが紫外線対策に効果があるそうです。まだ飲み始めたばかりですが、メロンならば体にもやさしいので安心です。

酷暑のゴルフは、体だけでなく目も日焼けさせないこと。
サングラスをかけて真夏のゴルフを大いに楽しみましょう~。