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PING G15アイアン 

このインプレッションは、2011年6月に書かれたものです

MSウエッジを発売して、おかげさまで3ヶ月品薄でご迷惑をおかけするぐらい売れている。このウエッジを買ってくれた人に必ず言われることがある。こんなアイアンがほしい。アマチュア目線でつくられて、それでいて手間隙かけていることを評価してくれているのだと思っている。

G15

実はもちろんすでに、動き出している。MSウエッジ的なアイアンを。ただそんなアイアンに非常に近いアイアンを見ると、衝動買いしてしまう。今回もゴルフパートナーで見つけたアイアンを迷わず衝動買い。それはPINGのG15アイアンだ。僕は歴代PINGのアイアンが大好き。ピンアイ2やi3は、何セットも持っていた。

そのこだわりはなんといってもPINGのメーカーとしての姿勢。ゴルフクラブの理想をPINGはもっていて、そこから製品を開発している。PINGのパターもそう。特許をとらなかったのも、よい物は広めてほしいからそして、醜いアヒルの子といわれたPINGアイ2アイアン、今でも充分通用する製品。

それ以上に、僕がすばらしいと思うのは、ゴルファーにこだわってほしい要素としてライ角をあげていて、それが細かく選べる点だ。僕は身長が183センチで、日本人としては背が高い。最適ライ角も5番で65度とアップライト。こういう製品。

実は、アメリカでは手に入るけど日本のメーカーでは、作っていない。軟鉄鍛造もメーカーは±2度以上曲げないでくださいとうたっている。(アナライズでは気にせず曲げていますが)

PINGは、わかりやすいようにカラーコード表示を細かいライ角のヘッドを用意していて、さらにステンレス素材だが曲がるようにつくっている。日本ではあまり受け入れられていないにもかかわらず、このライ角に大切さに取り組み続けている。(アナライズも取り組み続けていますので、よろしく)

最適ライ角というハードルをクリアしているのは、軟鉄鍛造とPINGのステンレスのアイアン(ほんの数種類曲がるものもあるが)そして、更にアマチュア目線の形状だ。ソールが広いヘッドが大きい。重心距離が長いので飛距離も期待できる。ソール幅はMSウエッジと上手くつながる感じの広さ、そしてFPのオフセットも気にならない。アメリカのコースの洋芝や深いラフは、ソールが広く、バンスがある方がかなりやさしく抜けることを知っている人は少ない。もちろん、日本の芝でも充分生きるし、薄い芝の季節も安心。バンスがあるアイアンはミスに強く、飛ぶのだ。G15アイアンは5番で2°、7番で6°、PWでは10°もバンスがある。日本のメーカーのアイアンは、バンス角はカタログに書いていないが、スクープソールといって0°になっているモノも少なくない

僕は、どっちつかずのクラブより、特化したクラブを評価する。このアイアンは、とにかくダフりに強い。トップは許さないが、ダフっても大丈夫。こういうクラブをつかうと、スイングは変わるトップが出やすいクラブは、実は打ち込めといっても打ち込めない。ダフっても大丈夫とおもうとダウンブローに打てるもの。アマチュアの大半がリリースが早く、ハンドファーストに打てない。よく、マッスルバックはダウンブローに打たないとボールが上がらないから、自然とダウンブローになると、書いてあるが、残念ながら嘘。ザックリしても救ってくれないので、トップが多くなる。

僕はスイングを変えたければ、クラブを変えろといつも口にしている。でも皆さん逆のベクトルへ走っていく。難しいクラブを使えば、上達するのは難しくなるが、クラブをうまく変えていくと、スイングも変わっていく。PINGは実にそのへんをよくわかっている気がする。K15も非常にいいアイアンなのだが、チタンフェイスの弾く感じが僕はちょっと苦手なので、G15をチョイス

 PINGのオリジナルのスチールシャフトが入っているが、これは手元側が硬くて、僕は苦手なタイプ。いま使っていて、もう戻れない予感がしている、USTmamiyaのATTAS の9Sにリシャフトするべく、今待機中。早く出来ないかワクワクしているのだ。


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