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プロギアegg+ユーティリティ

このインプレッションは、2012年1月に書かれたものです

去年の暮れにやった、パーゴルフの新製品一斉試打で印象的だったのがこのプロギアegg+。低スピンでぶっ飛びだったのを鮮明に覚えている。秋の新製品だったこのモデルもすでに中古で、ゴルフパラダイス新橋銀座口店に並んでいたので早速購入。新品同様の輝きなのに18800円。

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さてプロギアらしさが出ているのがこのeggシリーズ、マーケットインな営業からのフィードバックの製品が主流な昨今に、プロダクトアウトな意気込みが伝わる製品が多いのがこのシリーズの特徴。そのせいでeggシリーズの製品を僕は買うことが非常に多い。

UTといえばアイアン型、ウッド型に分けられるが、これはアイアン形状にみえるが、上にフタをすれば、ウッド型、そもそもeggのアイアンは非常にUTっぽいのにわざわざUTと名乗るのは、何が違うのだろうと思うのだが、フェイス部分が中空になっている。かなり凝った構造であることがわかる。そしてeggアイアンよりソールの幅が広いので、”上にフタ”をするだけで、ますますウッド型っぽい形状になりそうである。だがこの”上のフタ”がないと、トップラインがあるだけで、アイアンっぽくなり、非常に構えやすく方向性が出しやすくなるから不思議だ。UTとしてこのウッド系でもアイアン系でもないベクトルが未来のUTにつながってくれれば、楽しみだなと思う。

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さてこの非常に低スピンでぶっ飛んだegg+だが当然軽いシャフトしかなく、リシャフト前提で購入、総重量は326.7g、振動数247cpmと軽くて軟らかいシャフトが入っている。そもそもも他のメーカーとは違うヘッドスピード別のフレックス表示をしているにもかかわらず。モデルによって同じM43表示でも硬さにかなり差があるのは、違和感を感じる。特に今のiDシリーズなどのM43は非常に硬いので尚更だ、これも大人の事情なのか、メーカーでもプロダクトアウトが得意のプロギアと思っている僕は寂しい限りだ。

このUTはチップ径は9.4mmとカーボンのアイアン用シャフトが普通にはいる太さ。リシャフトの際の選択肢は多いモデルといえる。低スピンの秘密はフェイスの高さが35mmしかないこと、ボールをティアップしていなくても、アドレスの時にティアップして見える安心感がある。おまけに低重心構造で、低スピンのほっといても球が打てるようになっている。こういうヘッドに重くてしっかりしたシャフトを入れて是非発売して欲しいもの。ヘッドは非常によく出来ているし、ヘッドスピードの遅めの人には非常によいクラブだけど、重いシャフトをバリエーションに入れてくれると、ヘッドの性能の高さが、アピール出来るだけに残念に思う
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PRGR egg+(18度)+メーカー純正M43
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———————————DATA——————————
長さ40.5inch/重さ326.7g/バランスD1/振動数247cpm/センター
フレックス値3.78/表示ロフト19度/リアルロフト19度/フェイス角-1.0度
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