テーラーメイドM5、M6ドライバー(2019)

このインプレッションは、2019年1月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

テーラーメイド、キャロウェイの新製品が発表となり、YouTubeの試打動画はインフルエンサーと呼ばれる有識者だけでなく、最近はゴルフショップも試打動画に参戦、次々と公開している。僕もゴルフパートナーやアナライズのYouTubeチャンネルで動画配信している。こういう動画、皆さんはどれが飛ぶのか?試打データが無いと信用できない というコメントが目立つ。

白黒ハッキリさせたいという気持ちはわからないでもないが、それで本質に迫れると僕は思わない。僕が打って飛ぶクラブが、視聴者が飛ぶクラブとなるわけではないからだ。メルマガ読者の皆さんは、誤解してないとおもうが、飛距離を左右する要素を総合的に考え、理解することができることが大切。動画では僕はデータを出さなくてもコメントを聞いてもらえれば、僕の評価やクラブの特徴が理解できるようにしているつもりだ。

飛距離を左右する要素として、今年もメーカーが打ち出しているのはルールギリギリのフェースの反発。キャロウェイはAIフェースを採用、一方今回取り上げるテーラーメイドM5ドライバー、フェースを一度ルールを超えた反発にして、フェースに空いた穴からフェースの裏がわにポケットを作り、そこにレジンを投入して反発を抑え、1個1個フェースの反発をチェックするという非常に手間がかかることをしている。

 

今まで地クラブメーカーが、フェースの反発をギリギリにするために、検品したり取り組んできたことを大手メーカーが取り組んでいる。大量生産品として逆ベクトルを、最大手のテーラーメイドが取り組んでいるというのが面白い。1本1本検品してギリギリを確かめるというのはPRGRもやっているそうだが、ギリギリの反発のフェースを作って、検品してギリギリを削除するよりも、ルールを超えるものを作って、許容範囲に抑えるという手法は工程も増えるし、コストも掛かるだろう。しかし、ルールを超える規格外のヘッドを廃棄する必要はなくなる。

打ってみると、キャロウェイのエピックフラッシュのような大きな打球音ではなく、レジンが入っている分音がこもっていて、しっとりとした音がする。しかしフェースの反発は確かに高いようで、ボール初速には驚いた。ソールのウエイトも、Y字からT字に変わり、調整幅も広がった。しかし僕はウエイトが移動する、調整機能にはあまり興味がない、それよりもソール後方にウエイトを持ってくると、ウエイトが飛び出てしまい、テイクバックの時や、インパクト前に引っかかるのではないか?と不安になる。

レジンを注入するということは、ヘッドウエイトが変わってしまう。メーカーは最大1グラムというがヘッド重量は1グラムが気になるところ。ヘッドウエイトといい、はみ出したソールウエイトの重心コントロールといい、何かプロトタイプというか半完成品のようでどうも超私的にあまり好きになれない。確かにボール初速がはやく、カーボン素材を沢山つかって低重心している点など進化を感じるドライバーだと思うのだが・・

2018年はM3 460ドライバーがエースとなったが、2019年はここだけの話、シンプルなM6が魅力を感じる。皆さんが購入する際に1つ注意して欲しいのはロフト選び。表示ロフトとリアルロフトの差がほとんどない。ヘッドスピードが結構速くないと、今回試打した表示ロフト9度のヘッドは厳しいだろう。ヘッドスピードが45m/s以下なら尚更、僕が選ぶとしても10.5度を選ぶと思う。

前作はM4が大ヒットしたが、僕の周りではM3ユーザーがほとんどだった。今回、この構図が同変化するか?非常に楽しみに動向を伺っている。メルマガ読者の皆さんには、こっそり教えるが、M5も一応購入するとかもしれないが、エースはM6ドライバーになりそうな予感がしている。

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