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シャフトの硬さはヘッドスピードだけで決めるのは禁物

シャフトの硬さはヘッドスピードだけで決めるのは禁物

シャフトの硬さはヘッドスピードだけで決めるのは禁物


 軟らかいシャフトよりも硬いシャフトの方が、ヘッドスピードも上がって方向性も安定する‥‥ アマチュアの多くは、シャフトは「硬い方が飛ぶ」「硬い方が曲がらない」と思っている人が少なくありません。ゴルフショップのスタッフに話を伺っても、RかSで迷った時はSを購入する人が多いそうです。

 さて、このシャフトの硬さ。パワーがあってヘッドスピードが速い人は「重くて、硬い」シャフトが向き、非力でヘッドスピードが遅めの人には「軽くて、軟らかい」シャフトが向きます。前者はシャフトをしならせるには大きな力が必要で、後者は小さい力でもシャフトがしなってくれるからです。ただし、硬さについては例外もあります。ヘッドスピードが速くても、トップからダウンの切り返しで手首のコックがほどけたり、力んでアウトサイド・インのカット打ちなっている人は、硬いシャフトを使わないで下さい。パワーがある人ならば、ドライバーのシャフト重量は60~70グラムで、硬さはRをお勧めします。コックがほどけやすい人の場合、軟らかい方がシャフトがタメを作ってくれます。そして、「力み」が抜けます。軟らかいシャフトの方が切り返しでシャフトがしなります。その結果、しなりを感じて「間」が作れ、ヘッドをインサイドから振り下ろせるようになるのです。

 もちろん、軟らかいシャフトにもデメリットはあります。必要以上に軟らかいシャフトを使うと、軽く振る癖がついてしまい、ヘッドスピードを上げづらくなります。トップからダウンの切り返しでコックをキープできていて、軽く振り過ぎる癖を解消したい人は「R」よりも「S」をお勧めします。硬い方が、切り返しでシャフトをしならせたくなって、いい意味で「力める」ようになるからです。

 シャフトの硬さというのは、振った時のフィーリングが異なるだけではなく、ダウンスイングの軌道にも少なからず影響を及ぼします。ヘッドスピードが速くても、タメがちゃんとできているとは限りません。タメがほどけている人は、自分がちょうど良いと感じる硬さよりも、1ランク軟らかいシャフトを使った方が、シャフトでスイングを改善できます。飛距離、方向性も安定してくるでしょう。


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