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長尺か重ヘッドか、それが問題だ

長尺か重ヘッドか、それが問題だ

長尺か重ヘッドか、それが問題だ

1ヤードでも遠くに飛ばしたい‥‥そんなゴルファーの夢を叶えるべく、今年も新作ドライバーが次々と登場していますが、そんな中でもゴルファーの間で注目を浴びているのが「ゼクシオ」。2000年に登場するや不動の人気を保ち続け、今回のモデルチェンジで7代目。7代目は従来モデルよりも0.5インチ短くなって45.5インチ。長さが短くなっても飛距離性能がアップしたとメーカー側はアピールしています。

 クラブを短くしたら飛びに不利なのでは?ヘッドスピードが落ちてしまうのでは?

 確かにクラブを短くするとヘッドスピードの面では不利です。しかし長尺にも弱点があります。振りきれなくなることを防ぐために、クラブを長くするほどヘッドを軽くする必要があるからです。市販ドライバーの長さとヘッド重量の関係を調べてみると、46インチの場合は190g前後。対して45インチの場合は195~200g。

インパクトはヘッドとボールの衝突現象です。同じヘッドスピードだとヘッドが軽いほどボール初速が落ち、飛距離が出づらくなるのです。

 7代目のゼクシオはこの点に着目し、従来モデルよりもヘッド重量を5g増加。重いヘッドで反発力をアップさせ、飛距離アップを狙っています。他メーカーでもピンのG20はヘッド重量が200g超え。こちらもヘッド重量で「飛び」を追求しています。そしてどちらのモデルもシャフトの重心位置を通常よりも手元側に設計し、ヘッドが重くなってもゴルファーに「重さ」を感じさせない(振りづらくならない)配慮がなされています。

 もちろん重いヘッドにも弱点はあって、クラブを長く設計できません。重いヘッドで長尺仕様にするとゴルファーが振り切れないからです。また、普通の長さでも、自分が振り切れるよりも重いヘッドを使うと、クラブに負けてヘッドスピードがダウンします。

長尺でヘッドスピードを上げて飛距離を伸ばす。
重いヘッドでインパクト効率をアップさせて飛距離を伸ばす。

今どきのドライバーはこの2つにジャンル分けされつつありますが、選ぶ目安となるのはゴルファーのスイングタイプ。

長さに違和感がない人やトップが浅くて手打ちになりやすい人は、長尺と相性がいいでしょう。対して、長尺が苦手な人や、トップが大きめで体をしっかり使ってスイングする人は、重いヘッドの方がスイングとの相性が良いし、クラブの性能を上手く引き出して飛距離アップを狙っていけるでしょう。


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