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ヘッドスピード40m/s前後なら シャフトは中元調子がいい

中元調子の代表的なモデル、三菱レイヨン「FUBUKI K」

中元調子の代表的なモデル、三菱レイヨン「FUBUKI K」

2008年から高反発ドライバーが規制されました。ヘッド体積はルール最大級の460CCが当たり前になり、そして、どのメーカーもこぞって「ルール適合での飛び」を強くアピールしています。

さて、このルール適合ドライバー。モデルによってセールスポイントは異なりますが、ヘッドだけでなくシャフトにこだわるクラブが増えてきました。3軸や4軸といった素材にこだわるモノがあるかと思えば、しなり特性や長さにこだわったモノもある。シャフトがゴルファーに及ぼす影響は、決して小さいものではありません。
シャフトは、素材にはじまって、重量、硬さ、キックポイント(シャフトのしなりを一番感じやすい場所)を自由に設計できます。選択するポイントは大きく分けて3つ。

重さについては振り切れる範囲で重いものを。一般男性の場合、ドライバー用ならば50〜60グラムぐらい。

硬さについては、実際に振ってみて適度にしなりを感じる硬さを選んで下さい。シャフトは硬い方が「飛んで曲がらない」と思っている人がいますが、これは大きな勘違い。硬すぎるシャフトを使うと、切り返しで力みが発生しやすく、タイミングも不安定になるだけ。飛ばすには、自分のパワーでちゃんとしなってくれるシャフトが必要です。
そして、3つめのキックポイント。これはダウンスイングのタイプで相性が決まります。切り返しからダウンにかけてコックがほどけやすい人は、シャフトの手元側がしなる元調子、もしくは中調子がお勧め。手元側がしなってくれた方が、コックがほどけてもシャフトがタメを作ってくれます。この方がインパクトゾーンでヘッドを走らせやすく、ボールの捕まりも良くなるからです。
他方、ダウンスイングでタメを自分で作れるタイプは、手元がしっかりして先がしなる先調子がお勧め。タメを作れるタイプは、手元側が硬い方がクラブの軌道をコントロールしやすく、インパクトのタイミングも合わせやすいからです。
自分がどのタイプが分からない人はヘッドスピードを目安にして下さい。ドライバーで40m/s前後ぐらいまでの人は、スライサー、フッカーに関係なく手元調子、中調子がお勧め。ダウンでタメがちゃんと作れていれば、男性ならばヘッドスピードは43m/sぐらい出ます。そこまで出ていないということは‥‥タメがはやくほどけていると思って間違いないからです。


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