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トルク多めのシャフトで左右のばらつきを軽減

トルク多めのシャフトで左右のばらつきを軽減

トルク多めのシャフトで左右のばらつきを軽減

長さ、重さ、硬さ‥‥ドライバーのシャフトを選ぶポイントはいくつかありますが、アマチュアが勘違いしがちなのがシャフトのトルク。トルクとはシャフトのねじれ具合を数値化したもので、数値が小さいほどトルクが少なく、数値が多いほどトルクが多くなってきます。市販ドライバーの場合だとトルク値が4未満だと低トルク、5以上だと高トルクです。

そして、物理的にはトルクが多いシャフトほど、ミスヒットした時に、シャフトがねじれる分だけヘッドがブレやすくなります。トルクが少ない方が、ミスヒットした時にシャフトがねじれません。このためトルクが少ない方が「高性能」というのがゴルファーの間での常識でした。

しかし、トルクが少ないシャフトにも弱点はあります。車の運転に例えるならば、トルクはハンドルの遊びのようなもの。低トルクになるほどハンドルに遊びがありません。F1マシンのように挙動がシャープです。その結果、スイング軌道が安定しているプロや上級者が使えば、自分の意志が伝わりやすい分だけ球筋を打ち分けやすく、しっかりボールを叩けます。ただし、スイングが不安定なアマチュアにとっては、ハンドルの遊びが少ない分だけミスがミスとしてシビアに出ます。更に言うと、トルクが少ないほどシャフトの挙動が敏感になるので、ゴルファーが悪い動きをすると切り返しでヘッドが暴れやすくなります。

他方、トルクが多いシャフトは、ハンドルの遊びが多い大型セダン車と同じ。シャープなハンドリングは味わえませんが、多少ハンドル操作が悪くても直進安定性が損なわれません。トルクがスイングのズレを上手く緩和してくれるために、ゴルファーは違和感なくスイングすることができます。また、トルクが多いシャフトは切り返しでシャフトが軟らかく感じられるので、力みも防止できます。もちろん、トルクが多いシャフトにも弱点があり、挙動に遊びが多い分だけ球筋を打ち分けることが難しくなってきます。

トルクの数値についてはシャフトに表示されていることが多いですが、グリップとヘッドを持ってねじってみると、ねじれ具合を確かめることが可能です。ねじってみてグニャリをシャフトが動けば「トルク多め」、ねじってみてシャフトがねじれにくれば「トルク少なめ」だと思って間違いないでしょう。


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