マーク金井blog

カテゴリー: トーナメントから

2017年11月23日超私的な考察 B・ケプカに学ぶ、飛んで曲がらないスイングの正体とは!?

11月27日21時から 

YOUTUBE アナライズチャンネル
マーク金井ここだけの話 生配信します

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入荷が遅れております。一旦注文ストップします。

近々販売再開します(たぶん来週)

 


昨日は、ゴルフ業界ではお馴染みのユニバーサルゴルフ社さんの新社屋のご挨拶に行ってきました。同社は1975年から「ゴルフ用品総合カタログ」を毎年発刊。この本を開けば、その年にどんなクラブが出ていたかが分るだけでなく、クラブ業界全体の流れをつかむこともできます。マーク金井は1980年代からゴルフ業界で仕事してますが、新入りの頃から現在に至るまで「ゴルフ用品総合カタログ」にはしょっちゅうお世話になっています。

 

 

 

そのユニバーサルゴルフ社さんですが、新社屋にはこれまでのクラブ計測に加え、試打打席も完備。クラブを試打できるだけでなく、スイング解析システム「GEARS」が導入されます。マーク金井も体験したことがありますが、「GEARS」は8台の高速カメラを駆使し、アドレスからフォロースルーまでのクラブの動きとフォーム(人間の動き)を3次元で計測、解析するシステム。1度のスイングに対し、1秒間に600枚以上のデータ解析を行います。PGAツアーでも注目を集めており、ジョーダン・スピースをはじめ、多くのツアー選手が自分のスイングを「GEARS」で解析しているそうです。

 

 

弾道計測器に続き、いよいよスイングもリアルに計測する時代に突入するのは間違いないと思います。アナライズでは高速度カメラを使ってインパクトを分析していますが、高速度カメラはいろんなことを教えてくれます。弾道計測器によって、ボールはクラブを振り抜いた方向よりも、インパクトのフェース面の影響を強く受けるということが明らかになりました。スイングもしかり。高速度カメラを用いて3次元に分析すると、これまで目では確認できなかった動作が可視化(見える)ようになり、スイングのセオリーそのものがガラッと変わり、新しい常識が生まれる可能性が高いです。

 

 

「GEARS」は画期的なテクノロジーですが、もしもマーク金井が手に入れたら、真っ先に調べたいのが、世界の一流どころのスイング中のフェース向きです。アドレスやトップ、インパクトという部分だけでなく、アドレスからフォローまで、ヘッドの軌道に対してフェースがどこを向いているかを正確かつ精密に調べたく思ってます。英語ではスイング中のフェース向きのことを「フェースtoパス」と言いますが、これがショットの弾道を決め、これが弾道の安定性に関わってくるからです。

これまでのゴルフの常識では、「スイング中、フェースは開いて閉じる」というのが正しいと言われ、トップでフェースは「斜め45度」がスクエアだと言われています。そして、トップでフェースが空を向いているのが「シャットフェース」(閉じたフェース)、トップでフェースが正面を向いているのが「オープンフェース」(開いたフェース)を言われ、シャットフェースのトップではボールが捕まり過ぎて左へのミスが出やすく、オープンフェースのトップではボールが捕まらなくて右へのミスが出やすいとされています。

 

しかしながら、ダンロップフェニックスを2連覇したケプカ選手のトップでのフェース向きをチェックしてみると、、

 

ゴルフクラシック1月号より

 

フェースは完全に空を向くシャットフェースです!!!!!!

 

ケプカ選手だけではありません。世界ランク上位の選手をみてもオープンフェースになっている人はいませんが、シャットフェースになっている選手は結構います。世界ランク1位のD・ジョンソンしかり、3位のJ・トーマスしかり、4位のJ・ラームしかり、8位のR・ファウラーしかり。トップ10の内、5名もの選手がシャットフェースです。

 

昔に比べると、シャットフェースになっているツアープロが増えていますが、これはクラブの影響も大きいです。ヘッド体積が大きくなって、重心距離が長くなり、かつヘッドの慣性モーメントも増大しています。これにより、シャフトを軸にしてヘッドが回転しづらくなっているため、ツアープロは道具に合わせてスイングを変化させいるのでしょう。

 

ゴルフは物理です。

 

ボールの飛び方(曲がり方)はインパクトゾーンのヘッド軌道とフェース向きでほぼ決まります。そして、インパクトゾーンでのフェース向きと密接な関係があるのが、スイング中のフェース向きです。

 

 

ここからは推測ですが、ショットが不安定な人ほど、スイング中にフェースの開閉が大きい可能性が高く、かつスイング中のどこかで、ヘッド軌道に対してフェースの向きが急に大きく変わっている可能性が高いと思います。対して、ショットが安定している人ほど、スイング中にフェースの開閉が小さい可能性が高く、かつスイング中、ヘッド軌道に対してフェース向きが急激に変わっていない可能性が高いと思います。もちろん、これはマーク金井の超私的な推測ですが、ケプカ選手のスイングを観察する限りでは、この推測は当たっている可能性が非常に高そうです~。

 

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2017年08月17日超私的な試打インプレ テーラーメイド スパイダーツアーBLACK

アナライズよりお知らせ

本日より営業開始します。弊社の夏休み中に発注いただいた商品は、本日より随時発送します。お時間のかかる商品もございます。しばらくお待ち頂く場合がありますので、ご容赦いただければと思います


お盆休みの最中、本を100冊ほど、カメラを2台、レンズを3本ほど、そしてゴルフクラブを10本ほど断捨離しました。いずれも断捨離の基準は決まっていて、ある一定期間使ってない(本の場合は読んでいない)モノは、たとえ好きなモノであっても手放すようにしています。好き嫌いが基準になるよりも、使う使わないを基準にした方が、自分の中で踏ん切りが付けやすいからです。

 

今回クラブの断捨離で一番多かったのはパターです。マーク金井は公私ともに認めるパター下手なこともあって、衝動買いすることが一番多いのもパター。断捨離後でも手元にパターは10本以上ありますが、一番多いのはセンターシャフト形状のパター。ざっと見渡しだけでも、

 

リンクスナチュラルパターMM(センターシャフト)
・テーラーメイド スパイダー(センターシャフト)
ピン シグマGタイン(センターシャフト)
・オデッセイ #7(センターシャフト)
・オデッセイ 2ボール(センターシャフト)

 

 

センターシャフトが断トツで多く、他のパターもマレットがほとんです。対して、ピン型は大学生の時に購入したピンパルと、ナイキのマキロイモデルぐらいしか持ってません。フェースバランス(重心距離がゼロ)のマレット型の方が構えやすいし、シャフトの軸線上でボールを打てる分だけ、やさしいと感じているからです。

 

にも関わらず、最近エースパターとなっているのがこれっ!!

 

 テーラーメイドのスパイダーツアーBLACK!!!!!

 

世界ランク1位のダスティン・ジョンソンが使っているパターです。これのヘッドが赤いバージョンはセルヒオ・ガルシアが使って今年のマスターズに勝っています。どちらもネオマレットですが、センターシャフトでもありませんし、フェースバランスでもありません。

テーラーのパターと言えば、松山英樹選手が使っているTPコレクション・ミューレンが売れまくってますが(松山選手が使っているモデルはプロトタイプなので、市販品と異なります)、このスパイダーツアーBLACKは出始めの時に比べると、値段も落ち着いています。新橋ジーパーズで何気にボールを転がしてみたら、いい感じだったので衝動買いしました。

 

REDももちろんありましたが、打比べてBLACKにしました。この2つは、ヘッドの色が違うだけではなく、インサートの素材が違います。

 

REDは樹脂
BLACKはアルミニウム

 

BLACK(黒)の方が、インパクトの手応えがしっかりしていて、音も好みだったのです。ちなみにこのパターはマレット型ですがフェースバランスではありません。ヒール側にネックが付いていて、シャフトはストレート。当然、この形状ではフェースバランスにはならず、ピン型やL字型のように重心距離があります。

 

 

すでにホームグラウンドの赤羽ゴルフ倶楽部で2回使いましたが、1~2mのショートパット(クラッチパット)で抜群の安定感があります。

 

アドレスした時、無意識の内にフェースが左を向く癖があるのですが、このスパイダーツアーBLACKはそれが出ません。普通に構えるとフェースが開いた感じになるために、フェースが左を向きづらいのです。加えて、ストローク中に重心距離を感じので、インパクトで突っつく(右に押し出す)感じになりません。重心距離を感じる分だけ、インパクトに向けてフェースを少し返す(ボールを捕まえようとする)動きが入り、これで真っ直ぐ転がりやすくなるのです。ヘッド形状はネオマレットなのに、L字パターを打つような感覚でストロークできる点が気に入りました。

 

 

重心距離があるパターは、引掛けにくい。引っ掛けにくいことが分るから右に押し出すようなストロークになりづらい分だけ、直進性がいい転がりを得られるようになりました。

 

ネオマレット(大型マレット)というと、フェースバランス形状になっているのが当たり前で、このスパイダーツアーBLACKはL字感覚で打てる打てるパター。常識外れな形状のパターですが、通常のL字型に比べるとヘッドが大きい分だけ慣性モーメントが大きく、ミスにも強くなっています。

 

10年ぐらい前、2ボールブレード(これも重心距離があります)を長くエースとして使ってきたのですが、このスパイダーツアーBLACKは、2ボールブレードをストロークした時と似た感覚があります。

 

パターには新車効果というのがあります。いつまで使うのかは定かではありませんが、今のところはクラッチパットを打つのが楽しく、そしてクラッチパットが確実に決まってくれるとスコアも確実に良くなります~。

 

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2017年08月15日超私的な考察 日本人プレーヤーがメジャーで勝つための条件とは!?

メジャー第4戦「全米プロ」ジャスティン・トーマスが最終日にスコアを3つ伸ばし、通算8アンダーで優勝しました。3日目を終えて1打差の2位タイでスタートした松山英樹選手は、途中単独トーナメントリーダーに立ったものの、11番から3連続ボギー、18番もティショットを左サイドのクリークに打ち込んでしまいボギーでホールアウト。通算5アンダー、5位タイの成績となりました。

少し寝坊をして8番ホールからテレビ観戦してましたが、改めて感じたのがゴルフはミスのゲームだということ。そして、ティショットの良さはスコアに直結しづらく、アプローチやパッティングがスコアに及ぼす影響、スイングに及ぼす影響が大きいことです。

 

YouTube生放送「マーク金井のここだけの話」でも喋りましたが、スタートホールは完璧なショットが2発続き、セカンドはベタピン。1mちょっとのバーディパットはスルッとカップの右サイドを通過しました。パー発進なので問題ないと言えば問題ありませんが、野球もゴルフも、チャンスをモノに出来る時にモノのしないと、その裏返しでピンチが訪れます。アウトではバーディーを2つ奪って単独トップに立ちましたが、勝負の命運を分けたのが折り返しの10番と11番。10番では松山選手は7mくらいのパットを決めてバーディー。トーマス選手は3m弱の奥からのバーディパットはカップの左フチに止まりましたが、それが8秒ぐらい経って「コロン」とカップの中に吸い込まれました。2人ともバーディーですが、内容はまったく違います。

 

松山選手のティショットはいい感じでフェアウェイキープでしたが、トーマス選手のティショットは引っかけ。あわや池かと思うようなショットが大きな木に当たって右に跳ね、それでフェアウェイキープ。トーマス選手はボギーを叩いてもしょうがないティショットを打ちながらも、バーディーを奪ったのです。

 

 続く11番も勝負の「あや」を強く感じました。

 

松山選手はティショットが良かったにも関わらず、セカンドショットを右に外しました。
対するトーマス選手もグリーンの外して3オン。トーマス選手の方が遠かったので先に打ち、ワンパットでパーセーブ。対して、松山選手のパーパットはカップの右をスルッと通過してボギー。パーパットを打つまではトーマス選手の方が不利だったのにも関わらず、スコアはトーマス選手がパーなのに対して、松山選手はボギー。ここから勝負の流れが一気にトーマス選手に傾きました。

 

松山選手は14番、15番で連続バーディーを決め、残り3ホールでトーマス選手とは1打差。グリーンマイルと呼ばれる上がり3ホールは難易度が高いので1打差はあってないようなものでしたが、トーマス選手は「パー、バーディー、ボギー」。対する松山選手は「ボギー、パー、ボギー」。追いかける松山選手に勝つチャンスはありませんでした。

 

今回の全米プロはトーマス選手に勝利の女神が微笑んだと思います。11番のティショットが左に飛んだ時「これでトーマス選手は優勝争いから脱落?」と思ったのですが、上がってみればバーディー。カップの縁にとまったボールが8秒後にカップインというにも、トーマス選手にツキがあるのを感じました。終わってみれば、松山選手は5位タイでしたが、力の差で負けたというよりは、ツキの差で負けたと思います。

 

ホールアウト後のインタビューで松山選手本人も「11番、ティショットでいいショット打ててたんで、もっといいプレーができるかなと思ってた時のセカンドが痛かった。難しくない状況からミスしてしまったのが、きつかったです」と。流れが悪くなる原因を作ってしまったとコメントしています。(コメントはGDOニュースから引用)

 

ゴルフに限りませんが勝負事にはツキがあり、そして流れがあります。松山選手とトーマス選手の差は、力の差というよりも流れの差だったと思います。そして「チャンスはピンチ、ピンチはチャンス」ということを改めて強く感じました。野球の例えるならばノーアウト3塁で得点できないと、次のイニングで相手に簡単に点を取られてしまうのと同じく、ゴルフでは絶好の場所からセカンドショットを失敗すると、ゲームの流れが悪くなります。また、入れ頃の短いパットを外してしまうと、ゲームの流れがだけでなく、スイングの流れ(リズム)も狂ってきます。

 

今回も日本人選手はレギュラーツアーのメジャー大会に勝つことはできませんでした。

 

 

先週の世界選手権に勝利し、今週も勝てなかったとはいえ上がり3ホールまで優勝争いをしているわけですから、松山選手がメジャーに勝つ日はそう遠くないと思います。超私的なことを書かせてもらうならば、日本人に限らず、メジャーで勝つために求められるのは、「体・技・心」に加え、ゲームの流れを悪くしないコースマネジメントと、運とツキを呼び込む(味方に付ける)ことです。

 

 

昨年の日本オープンで松山英樹選手は接戦を制して優勝しています。その時の彼のインタビューを読むと、ゲームの流れを絶対に悪くしないコースマネジメントと、運とツキを呼び込む方法を理解し、実践しています。日本オープンの時、松山選手はホームグラウンドで戦っていました。海外メジャーでもアウェイの気分ではなく、ホームグラウンドで戦っている気分(メンタル)でプレーできれば、すぐにでもメジャーで複数回勝てるようになるでしょう。

 

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2017年08月08日超私的な考察 テークバック(バックスイング)を上手く決めるコツとは!?


先週の世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待、最終日に「61」のビッグスコアを叩きだした松山英樹選手が逆転優勝。米ツアー100試合目で5勝。節目の試合で、劇的な勝利を挙げました。マーク金井もテレビ観戦してましたが、上がり3ホール連続バーディーを見た時には、鳥肌が立ちました。

 

本人もコメントしてましたが、最終18番のティショットは圧巻。ものすごく狭いフェアウェイに対して、ドライバーの飛距離は350ヤードを超えてフェアウェイど真ん中。あのショットを打てるツアー選手は、世界に何人もいません。名実ともに世界ランクトップに立てるパワーとスキル(技術)があることを、世に知らしめてます。

 

昨夜、YouTube「マーク金井のここだけの話」で、松山選手の強さ、すごさについて話をしましたが、恐らく、ゴルフ雑誌はこぞって松山選手のスイングについての解説がページを賑わすでしょう。トップの捻転が大きいとか、肩がしっかり入っているとか、軸がしっかりしているとか、、、、

 

 

もちろんこれらの解説は的を得ていますが、肩を回そうとしたり、捻転を意識したり、軸を意識したからと言って、松山選手のスイングに近づけるとは限らないのです。誤解を恐れずに言うと、肩を回すとか、軸とかは意識するよりも意識しない方が、松山選手のようなトップに近づける場合が多々あるのです。

 

 では、どんなイメージを持てば正しいトップ(松山選手のようなトップ)になるのか?

 

テークバックのタスク(仕事)はクラブを振り上げることです。右打ちの場合は、右肩の上(右耳の斜め後ろあたり)にクラブを振り上げます。この感じをつかむには、右手だけのシャドースイングがお勧めです。右手でクラブをかなり短く持ってアドレスしたら、それで右手だけでクラブを振り上げてみて下さい。両手よりも右手だけの方がクラブをスムーズに振り上げることができるはずです。

 

両手の時も振り上げたい場所は同じです。ただし、両手でクラブを持つと、右手だけのようにはいきません。両手でクラブを持った時の方が身体も手も動かしづらくなる(可動域が狭くなる)からです。試しに、右手だけでトップを作ったら、そこに左手を届かせるようにしてみて下さい。よほど柔軟性が高い人を除けば、右手で振り上げた位置まで左手は届かないはずです。

 では、どんなイメージを持てば、両手で正しい位置にクラブを振り上げることができるのか?

 

ポイントは2つあります。ひとつは胸の向きを変えることをイメージして下さい。アドレスでは胸は正面を向いています。テークバックでは顔をできるだけ正面に向けたまま、胸の右に向けるように心がけて下さい。胸を右に向けるのにもコツがあります。右肩を背中側に引き、左右の肩甲骨の間隔を狭くするように心がけて下さい。右肩と肩甲骨が動いてくれば、胸を右に向けやすく鳴るはずです。

 

 

もうひとつのポイントは両腕の長さを変えるイメージを強く持つこと。ゴルフクラブを握ってアドレスすると、右打ちの場合、握りこぶし1個分だけ右腕が長くなります。この長くなった右腕を、テークバックとともに短くしていき(右ひじをたたみ)、反対に、左腕を長くしていきます。

 

両腕の長さを変える感じをつかむのに役立つのが以下のドリルです。グリップエンドをみぞおちにくっつけ、左手はグリップエンド付近を持ちます(左ひじを曲げておきます)。そして右手は右腕が突っ張るぐらい、左手から話して握って下さい。

 

これで準備完了。

 

テークバックの開始とともにグリップエンドをみぞおちから外し、グリップエンドを地面に方向に押し下げることで左腕を伸ばし、右ひじをたたみます。アドレスで極端に短くなっている左腕をテークバックの開始とともに伸ばし、反対にアドレスで極端に長くなっている右腕をテークバックの開始とともに縮めていくのです。

 

テークバックの始動部分で左右の腕の長さを変えようすると、肩甲骨が動いてくれますし、肩甲骨が動いてくれば、ゴルフで言うところの「肩が回ったトップ」「肩が入ったトップ」の形が作れるようになります。

 

ゴルフスイングにはタネと仕掛けがあります。

 

身体が回っているように見えるトップを作るには、身体を回す必要はありません。胸の向きを変えること、両腕の長さを変えるこができれば、松山選手のようなダイナミックで張りのあるトップを作れるようになるのです~。

 

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2017年07月31日超私的な考察 ダウンスイングのヘッド軌道に影響を与える動作とは!?

先週の国内女子ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、単独首位から出た成田美寿々が6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算21アンダーで逃げ切り優勝。2015年「サントリーレディス」以来となる2年ぶりのツアー通算8勝目を挙げました。

 

 

国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」は、3日目を終えて1打差の3位だった宮本勝昌が9バーディ「63」の大会コースレコードタイを叩き出し、通算22アンダーとで逆転優勝。2014年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」以来となる3年ぶるのツアー通算11勝目を上げています。

 

 どちらも4日間トーナメントでしたが、男子の優勝賞金が1000万円だったのに対し、女子の優勝賞金はなんと、なんと、なんと2160万円。女子の方が男子よりも2倍以上の優勝賞金を手に入れています。これまでは「女子は男子よりも賞金が低い」というのが常識でしたが、今回のこの常識が完全に覆されてしまいました。

 

さて、優勝した成田選手と宮本選手ですが、成田選手は典型的なドローヒッター、宮本選手は典型的なフェードヒッターです。成田選手はインサイドからヘッドを入れるのが上手く、宮本選手はアップライトな軌道からインサイドに鋭く振り抜いています。

ドローを打ちたいと思っているならば成田選手、フェードを打ちたいと思っているならば宮本選手が格好のお手本になりますが、2人のスイングを観察すると、体軸(背骨)の傾き具合でインパクトゾーンのヘッド軌道が決まることが手に取るように分ります。

 

成田選手はダウンスイングの後半からフォローにかけて、体軸(背骨)が大きく右に傾きます(左肩が上がって、右肩が下がる)。頭も後ろに残る度合いが強いですが、こういう風に体軸(背骨)が右に傾くほどに、ヘッドはインサイドから下り(シャローな軌道になり)、インサイド・アウト軌道でドローを打ちやすくなるのです。逆に言うと、体軸(背骨)を大きく右に傾けて、アウトサイド・イン軌道でヘッドを振り抜くことは、よほど器用な人を除けば、ほぼ不可能です。

対して、宮本選手は成田選手に比べると体軸(背骨)の傾きはごくわずか。ダウンスイング後半からフォローにかけて、体軸(背骨)は少しし右に傾きません(左肩の上がりが少なく、右肩の下がりも少ない)。頭も後ろに残る度合いが少ないですが、こういう風に体軸(背骨)の傾きを少なくするほどに、ヘッドはインサイドから下りづらくなり(スティープな軌道になり)、軽いアウトサイド・イン軌道でフェードを打ちやすくなるのです。

逆に言うと、体軸(背骨)が地面と垂直に近い状態で、インサイドからヘッドを入れてくることは、よほど器用な人を除けば、ほぼ不可能なんです。

ちなみに、アマチュアゴルファーも大別すると、この2人のどちらかのパターンに当てはまります。インサイドからあおって打つ、いわゆるアンダー星人になっている人の場合は、成田選手と同じようにダウンスイングで体軸(背骨)が右に傾いています。成田プロと違うのは、体軸(背骨)が右に傾く度合いが強すぎることと、成田選手に比べると振り遅れる度合いが強すぎるために、ショットが不安定になったり、フェアウェイウッドが上手く打てなかったり、ひざ立ち打ちをすると、ボールのはるか手前をダフってしまいます。

 

逆もしかりで、アウトサイド・インの度合いが強いカット軌道でスライスを打っている人の場合は、ダウンスイングで体軸(背骨)が地面と垂直になっており、右肩が必要以上に高いポジションでインパクトを迎えています。そして、宮本プロに比べると、インパクトゾーンで手元が動き過ぎるために(右手を使いすぎるために)、インパクトでフェースが大きく開き、フェードではなく、右曲がりの大きなスライスが出てしまうのです。

 

ゴルフは物理です。

 

どんな球を打つのかで、どんな球を打ちたいのかで、ゴルフスイングのタネと仕掛けは変わってきます。そして、スイングタイプによって飲むべき薬(悪癖矯正法)も変わってくるのです~。

 

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