マーク金井blog

カテゴリー: 超私的な試打インプレッション

2016年12月29日超私的なランキング 2016年のベストバイランキング~


今年も残すところあとわずか。アナライズの神田スタジオも明日から1月4日までお休みさせていただきます(ネットショップは年中無休)。気がつけば12月29日という感じで、今年もあっという間の1年間でした。相変わらず、毎週のように新しいクラブ、新しいシャフトを試打しましたが、例年に比べるとゴルフ関連商品を衝動買いした数は少し減ったような気がします。

その代わりに、カメラやレンズ、そしてスノボ関連の衝動買いが増えました。今月に入っても中古ショップでレンズを3本、スノボ用のウエアを購入。マーク金井にとって衝動買いは、単なる買い物の域を超え、生きる活力なのかも知れません(笑)。

 そこで、今回のエントリーは超私的な「2016年ベストバイランキング」です。

 

まずはゴルフ部門。トップ5にランクインしたのは、、、

 

 

PXGアイアンはこれまで購入したアイアンの中でもっとも高額。1本でドライバー1本手に入るお値段ですが、デザインに一目惚れ。FBやInstagramで画像を見た瞬間に買わずにいられなくなりました。でも、値段が値段だけに打たないで買う勇気はありません。幸いなことに発売前に試打することができたのですが、打ったらますます欲しくなり、気がついたらオーダーしてました。

 

ネジがこれでもかってぐらい並ぶバックフェースのデザインに一目惚れしたのですが、打ってみると、「あれっ、どこかで打ったことがあるクラブ」という感じ。それも自分が使っているアイアン(PING)と非常に似ています。ソール幅は広めでフラット。加えてバンスが強めです。ダウンブローに打ちやすいし、ダフりのミスにも強い。それもそのはず、PXGを設計した人は元ピンのスタッフ。それを聞いて安心し、即座にオーダー。現在もエースアイアンのひとつとして愛用しています。バックフェースはマッスルバックっぽいですが、中空構造なのでミスにも強い点が気に入っています。

 

テーラーのM2も試打してすぐに買いました。先に出たM1も持っていますが、M2の方がヘッドの構造がシンプル。ヘッド重量も少し軽いので、45.5インチに仕上げるのにはピッタリです。タイガー・ウッズも使っているみたいですが、フェース中央にスイートスポットが位置しているので、見た目と芯の位置が一致し、扱いやすい点が気に入ってます。また、極端に重心距離が長くない(短いわけではない)、テーラーメイドのドライバーとしてはやや捕まってくれます(M1よりもやや捕まりがいい)。

シャフトはアッタスパンチスピーダーエボ3が打ってすぐに「欲しくなりました」。パンチはアッタス参上のリニューアルモデルで、切り返した時、手元が適度にしなってくれます。ヘッドがものすごく走るわけではありませんが、シャフトのしなり感が分かりやすい点が気に入りました。スピーダーエボ3もしなり感がナチュラル。シャフトのスピード感はスピーダーにしては控えめなのに、1発目からボール初速が67m/sを大きく上回りました。タイミングが取りやすいのでシャフトに遠慮しなくても振れます。自分のパワーを出し切れるシャフトです。

 

そして、そして今年一番、自分の中でセンセーショナルだったのはボールです。今まではナイキとブリヂストンのボールをメインに使っていたのですが、今年の中旬からは、プロギアのRSスピン(イエロー)がエースボール。プロギアが主催するミニツアー、RSカップの参加賞で始めて手にしたので、使ってみて驚きました。新しいボールをテストすることは多々ありますが、使っていて納得できないとプレーの途中で止めちゃいます。RSスピンも3ホールぐらいで止めるだろうなと思っていたら、、、、

最終ホールまでRSスピンでプレー。飛距離性能はもとより、インパクトの手応え、アイアンやアプローチのスピン量、そしてボール選びで一番大切にしているパターの打感、パッティングの距離感が最初からドンピシャでした。このRSスピンを使うようになってから、ツアープロとプレーする機会が何度かありましたが、一緒にプレーした片山晋呉プロからも、「プロギアの新しいボール、飛ぶよね~」とお墨付きをいただきました。

 

片山晋呉プロほどではありませんが、マーク金井も新しいモノ好きですし、作っているメーカーに対する先入観をできるだけ持たないようにしています。「○○だから○○だ」という先入観をなまじ持ってしまうと、その思い込みがフラシーボ効果となり、メリットだけでなくデメリット方向にも働いてしまうからです。

 

ちなみに今年購入して手に負えなかったのは、キャロウェイイのXR16サブゼロドライバー。石川遼プロがながく使っていたこともあって衝動買いしたのですが、これでもかってぐらい、ヘッドもシャフトもハードでした。ヘッドはとにかく左のミスが出づらいために、ボールが捕まりません。インサイドからあおって打って、ようやくストレートから軽いドロー。重心が極端に浅くて低いためにマーク金井のヘッドスピードでは、ボールが上がり切りませんでした。実際に試した結果、サブゼロが日本で未発売な理由も分りました。

 

ゴルフは物理ですが、同時にゴルフクラブ、ゴルフボールには相性があります。今回のベストバイの結果は、あくまでマーク金井の超私的なランキングです~。

 

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1月8日日曜日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始〜時間は2時間半です / 料金:8,000円

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8,000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

プレーン君ついに販売開始

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2016年12月23日超私的な書評、「あなたのゴルフを上達に導く45(シンゴ)の言葉 SHINGO IZM」

昨日(12月22日)、片山晋呉プロとの共著、「あなたのゴルフを上達に導く45(シンゴ)の言葉 SHINGO IZM」(マイナビ出版)が発刊しました。アナライズが一番近い大型書店、書泉ブックタワーのゴルフコーナーにもちゃんと陳列されてましたし、もちろんAmazonでも購入できます。ツアー通算30勝、5度の賞金王に輝いた片山晋呉プロを2年かけてみっちり取材し、上達に役立つ45の言葉をまとめて本にしました。

お求めは↓こちらから

 

片山プロと言えば、クラブセッティングが独特ですし、練習の仕方もオリジナリティに溢れています。クラブに対する造詣が深いことでも知られてますが、実は、プロ入り当初からそうだったわけではありません。「SHINGO IZM」の取材で教えてもらったのですが、プロ入り直後の予選会(現在のQT)に失敗し、最初の1年間はまったく試合に出ることができませんでした。その結果、大胆なスイング改造に踏み切り、道具に対しても新たな知識を積極的に得るようになったのです。

 

練習法もしかり。ゴルフが難しい理由はいくつかありますが、その最たるものは自分のスイングを自分で見ることができないこと。自己客観視ができないことが上達の妨げになっているのですが、片山プロは、そのことを誰よりも知っています。練習道具をたくさん使う理由について聞いたところ、、、

「僕はあまり練習したくない。だから工夫しているんです」(晋呉録14)と言い、

 

「気持ち良くやっていうちは何も変わらない。変えざるを得ない環境で練習する」
(晋呉録15)

 

とも。そして、ゴルフの難しさについては、

 

「ゴルフは思っていることと真逆が起こる」(晋呉録23)。

 

後書きでも書きましたが、マーク金井が片山プロと直接会って話をしたのは、2014年の9月。「ゴルフの竪琴」を使っていただくことがきっかけです。どうして「ゴルフの竪琴」に興味を持ったのかと聞いてみたら、「初心者の女性が竪琴で理に叶ったスイングをしていたから」と答えて下さりました。

ゴルフの竪琴がきっかけで片山プロと交流を持つようになったわけですが、取材をすればするほど片山プロのすごさが見えてきました。練習は実に泥臭くて、地味な練習をこれでもかっていうほど続けます。今シーズンの終盤戦に入ると、「大リーグ養成ギプス」をはめたような感じでボールを打っている姿は、「巨人の星」の星飛雄馬さながら。気持ちよくスイングするというのとはまったく別のベクトルで、とにかく理に叶ったスイングをを追求しています。

今だから言えますが、実は、「あなたのゴルフを上達に導く45(シンゴ)の言葉 SHINGO IZM」はオリンピックに合わせるか、ツアー30勝を記念して発売することを想定していました。予定通りツアー30勝に合わせて発刊できましたが、30勝目がなんと出版元であるマイナビの大会。まったくもって偶然ですが、これも片山プロならではだと思っています。

 

45の言葉は、ひとつひとつに上達のエッセンスが盛り込まれていますが、マーク金井が一番読み返すのは、、、

 

「ゴルフはボールを止めるゲーム」(晋呉録31)と
「パターは素人が作ったものがいい」(晋呉録05)です。

 

片山晋呉プロのスイングを真似ることは簡単ではありませんが、ゴルフに対する取り組み方を真似ることは、本人がその気になればすぐに真似ることができません。性別年齢関係ありませんし、ゴルフの腕前も関係ありません。

 

真似るは学ぶに通じます。

 

進化したクラブを使い、スイングを変化させる練習に取り組めば、ゴルフは必ず上手くなれますし、スコアも良くなります。練習しても上手くなれない、何年やってもスコアが良くならないと感じているならば、騙されたと思って手にとって読んでみて下さい。ゴルフ上達に本当に必要なことは「何なのか」がはっきり分ると思います~。

 

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ゴルフの竪琴!

販売再開!!!

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注文殺到しており、お届けに若干お時間いただいております


2016年09月30日超私的な試打インプレッション、キャロウェイ XR16 SubZeroドライバー

10月のセミナースケジュールが確定しましたのでお知らせします

  • 10月2日 4スタンスセミナー
  • 10月10日 ゴルフの竪琴セミナー、リピーターセミナー
  • 10月30日 インパクトセミナー、シャフトセミナー

詳しくは↓こちらを御覧ください ↓クリック

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昨日は、天気予報がいい方に外れてくれ、午後からは曇り空。午前中に連載原稿を1本仕上げられたので、午後から電車ゴルフ。JR神田駅から京浜東北線で赤羽駅まで。赤羽駅の構内(駅ナカ)で鳥カツ丼をいただき、埼京線に乗り換えて浮間舟渡駅下車。そこから徒歩7分ほどで赤羽ゴルフ倶楽部に到着しました。

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今回コースでテストするのは、ドライバーとウエッジ用シャフトと、高反発ボール。

 

ドライバー
キャロウェイ XR16SubZeroドライバー

ウエッジ用シャフト
フジクラ MCI106MILD

ボール
ワークスゴルフ 飛匠レディス用

かなり盛りだくさんな感じですが、9ホールずっとボールは飛匠レディス用を使いました。ルールを超えた高反発というだけあって、ボール初速が出ます。そして低スピン弾道。レディス用とのことですが、一般的なレディス用ボールに比べると軟らかさはほどほどです。飛匠の通常ボールよりはソフトですが、打感はほどよくしっかりしています。気になる飛距離ですが、ドライバーは普段よりも5~8ヤードぐらい伸び、アイアンは10ヤード以上飛んでる感じがします。特に9番以下の番手になるとスピンが少ない影響もあって、フェアウェイのいいライから打っても、「ラフからフライヤー」したような弾道になって、これでもかってぐらい飛びます。普段9番だと130ヤード前後なんですが、飛匠レディス用を使うとキャリーが140~145y。最初のホールではアゲンストが吹いていたにも関わらず、キャリーでグリーンオーバーしました。

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高反発ボールの魅力はボール初速が出ることですが、この飛匠レディス用はアイアンの飛びっぷりがスゴイです。ただしアイアンが飛ぶわけですから、アプローチでも飛びますし、スピンが少ないので止まる球は打てません。予想以上にランが出ます。メーカーはレディス用と謳っていますが、打った感じだと、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後だと、普通の「飛匠」よりも、レディス用「飛匠」の方が飛ばせそうな感じです。

 

続いて、ウエッジ用シャフトMCI105MILD。フジクラのウエッジ用カーボンシャフトは2種類ラインアップされ、MILDは手元のしなり感があるタイプ。スチールで例えるならばダイナミックゴールドと同じく手元調子です。切り返した時に手元がしなり感が大きいので、ハンドファーストに打ちたい人、ダウンブローに打ちたい人、バンス角が大きいウエッジと相性が良い感じがします。実際、コースで使ってみてもヘッドが遅れて下りてきやすい分だけダウンブローにヘッドが入ってきやすいです。フワッと浮いた球を打つよりも、やや低めの弾道でスピンが利いたアプローチを打ちたい人と相性が良さそうです。
実際コースで打つと、意識をまったくしなくてもターフがスパッと取れてしまいます。

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そして、試打の真打ちがキャロウェイのXR16 16SubZeroドライバー。キャロウェイ契約のフィルミケルソンのために作られたドライバーだそうで、石川遼選手も使っています。日本国内では正式販売されていません。手に入るのは並行輸入品だけです。マーク金井は新橋の激安ゴルフショップ、ジーパーズで購入しました。ロフトは9.5度だけです。シャフトはいくつかラインアップされていますが、プロジェクトXが装着されているモデルをチョイスしました。クラブのスペックは、、、、

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長さ 45.5インチ
ヘッド体積 440cc
総重量 313.4g
バランス D4
振動数 264cpm
リアルロフト 9.5度
フェース向き -2.5度(ノーマルポジション)

 

通常のXR16と比べるとかなりハードなスペックで、特にシャフトがメチャクチャ硬いです(笑)。米国製シャフトのSは硬いモノが多いですが、このシャフトもXぐらい硬く感じます。実際ワッグルしてもほとんどシャフトは動きません。そして、アドレスするとフェースはかなり開いてしまいます。構えただけで、このドライバーは捕まらない、右に飛びそうな感じがします。なのでカチャカチャで最大限までフェースの向きが左を向く方向に調整しました。

 

では、実際に打ってみてどうだっのか?

 

フックフェース側に調整しても、ボールが捕まる気配はまったくありません。インサイドからあおり気味に打っても引っかけは出ませんでした。自分がイメージするよりもボールはやや右に飛び出し、そのまま飛び出した方向に飛びます。そして何より驚いたのがスピン量の少なさ。野球のフォークボール、サッカーの無回転シュートに近く、スピン量が非常に少ない弾道がオートマチックに打ててしまいます。いい感じで捕らえた時でも、スピン量は2000回転以下です。高めのティアップで高く打ち出さないとドロップしてしまいそうで怖い。今年も数多くのドライバーを試打しましたが、その中でももっともスピン量が少ないドライバー。ここ10年試打した中でも、もっともスピン量が少ないドライバーだと感じました。

 

そして、強く印象に残ったのがインパクトでフェースにボールが乗らないのです。実際はどうか分りませんが、雨の日にタイヤがスリップするのと同じく、インパクト時にフェース面上をボールが滑ってる感触が手に伝わります。捕まり過ぎるドライバーは扱いづらいですが、捕まらなさ過ぎるドライバーというのは手強過ぎます。かつてキャロウェイにはERCⅡという低スピンが打てるドライバーがありましたが、このXR16 SubZeroはそれと同じぐらい低スピン感があります。ただし捕まりは正反対です。ERCⅡはチーピンが出やすい怖さがあるドライバーでしたが、XR16 SubZeroは右にスッポ抜ける怖さがあるドライバーです。インサイドからかなりあおって打ったりもしましたが、曲がりが大きい強いフックは1発も打てませんでした。

 

低スピン弾道が打てるドライバーは飛ぶと言われてますが、あまりにもスピンが少ないとキャリーが出づらくなります。そして低スピン弾道が打ちやすいドライバーほど、フェース面でボールが滑って逃げてしまう感触が手に伝わることも再確認できました。打ち方によっても異なると思います、今回試打したスペックだと、ヘッドスピードが50m/s以上あって、なおかつ自分でボールを捕まえる技術を持っている人ではないと、使いこなすのは難しいと思います~。

 

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アナライズ バンパードライバーこちら遂にバンパー純正シャフトを搭載したお買い求めやすいモデルも登場bnr_store_bumpertopic_mulligan_ut_plus30

アナライズマジックマリガンUTに30度が追加されました。もう超やさしく打てます!!!ぜひお試し下さい↑クリック


2016年08月31日超私的な試打インプレッション、テーラーメイド グローレF2 ドライバー&アイアン

あっという間に8月も今日で終わります。始まりがあれば終わりがあるのは至極当然なことですが、昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない!」の最終回。ゲストはなんと、なんと、なんと、な~んと、、日本プロゴルフ協会

 

倉本昌弘会長

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5月にゲスト出演を依頼しました所、「ピンポイントですが8月30日でしたらOK」との返事をいただいたのが5月末。この時点ではラジオが8月に終わるなんてことは知りません。もしも「9月以降でお願いします」なんてことでしたら、倉本会長のラジオ番組出演は幻になっていました。

 

番組では倉本会長のプロフィール、リオオリンピックの感想、そして日本プロゴルフ協会の今後についてじっくりと話を伺いました。あと数年もすれば団塊の世代がゴルフをリタイアします。倉本会長はゴルフ業界の改革案として、、、

 

  • 18ホール単位ではなく、1ホール単位の料金設定
  • トーナメントにおいては6ホール単位や9ホール単位での実施
  • 大企業が1社提供で開催するのではなく、地元企業が合同してのトーナメント開催

 

などなど、具体的なアイデアを番組内でしゃべって下さいました。ゴルフ業界を変えていくのは相当なエネルギーが必要ですが、倉本会長は改革を成し遂げようとするエネルギーに満ち溢れています。

 

さて、今回のエントリーは一昨日、記者発表されたテーラーメイド、グローレF2の試打インプレッションです。記者発表後、実際にドライバー、FW、UT、そしてアイアンを試打することができたので、超私的に感想を述べたいと思います。

 

まずはドライバー。

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ヘッド形状は初代グローレFとうり二つ。構えた感じは、「どこが変わったの?」って突っ込みを入れたくなるくらい、一卵性双生児のような感じです。ソール側には変更点があって、フェース側に刻まれる溝(スピードポケット)が広く深くなっています。他で目立つ点は、、、

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重心アングル拡大

 

初代グローレFは「左のミスが出づらい」「左に行かない」のが特徴でしたが、今回のグローレF2を打ってみると、、、、

 

 初代よりも捕まる!!

 

メーカーの意図通り、グローレFに比べると、グローレF2の方が捕まりがアップしています。グローレFだと右に滑る球が出たりしましたが、グローレF2にはその気配はありません。ただし、スライサーがドローを打てるほどではなく、あくまでグローレFよりも捕まりが良いということです。市販ドライバーの中では、グローレF2は捕まりがニュートラルになったという印象です。なので、とにかく左のミスを避けたい人には、グローレFの方が扱いやすいでししょう。逆に、グローレFだと捕まらなくて扱いづらいと感じている人には、グローレF2の方がイメージ通りの弾道が打ちやすいし、飛距離も稼げると思います。

 

そして今回からロフト9.5度がラインアップ。前作グローレFは「ロフトアップ」というコンセプトがあったので、ロフトは10度、11度、12度でした。グローレF2では「ロフトアップ」のコンセプトがなくなり、9.5度、10.5度、11.5度になっています。

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続いてアイアン。

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5番アイアンのロフトは24度。この数字から見ても分るように、「飛距離重視」のアイアンです。ヘッドは2ピース構造で、ボディが軟鉄鋳造、フェースが鍛造。ソールにはテーラーメイドのお家芸であるスリット(溝)が入っています。スリットの効果でスイートエリアの広さを感じます。加えて、ストロングロフトのわりにボールが上がりやすくなっています。恐らく、重心がかなり低いのでしょう。地面のボールを打っても、ダウンブロー軌道でヘッドを入れると、芯を喰ってしまいます。

 

好みが分かれそうなのが打感です。「メーカー側は心地良い打感で、ゴルファーの感性を研ぎ澄ますアイアン」とアピールしていますが、フェースは肉薄で、球離れが早く、フェースの弾き感の強さを感じました。飛びにこだわる人、フェースの弾き感が強いのが好きな人には好まれる反面、ボールを包み込むとか、球離れが遅いのが好きな人には、イメージとはことなる打感になると思います。

 

ヘッド形状はやや大ぶりで、見た目にもやさしく仕上がっています。それでいて顔つきはシャープなので、ボテッとした印象になってません。フェースのヒール側がやや高くなっている、いわゆる「和顔」アイアンです。ドライバーに比べると、アイアンは顔つきがガラッと変わっています。

 

グローレの対象ユーザーは「プレミアムアスリート」。新しいコンセプトを基に、国内女子ツアーやシニアツアーでの高い使用率にもこだわったブランドです。

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カメラの世界では高級機の位置付けに「ハイエンドモデル」「ハイアマチュア向け」というジャンルがありますが、グローレF2はまさにこのカテゴリーに属するような気がします~。

 

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イージーフレックスEF009のSW販売開始~!!!

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9月のセミナーこちらが現時点で決まっております

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(日)4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)10時開始〜時間は2時間半です / 料金:8,000円
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9月22日
(木)
ストレッチパッドセミナー カラダが変わればスイングも変わります11時開始〜時間は1時間30分 / 料金:5,000円 (当日ストレッチパッドをお買い上げ頂いた方は2000円引き)/ 人数:6名限定
参加資格は、確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)
講師はもちろん、ストレッチパッド開発者の背筋ピン助先生です。場所は神田アナライズ。
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2016年08月28日超私的な試打インプレッション、ナイキ ヴェイパーフライ 3+(13度)

台風の影響で多くのゴルフ場が被害を受けていますが、マーク金井がしょっちゅうお世話になっている赤羽ゴルフ倶楽部にも大きな傷跡を残しています。18番ホールには大きな木が何本かありますが、その1本が無残にも真ん中からぐにゃりと折れ曲がっていました。高さ10メートルを超える木が折れるなんて、、、、改めて自然災害の脅威を強く感じました。

 

さて、今週は2度、薄暮で9ホールプレーしました。水曜日は9月末に発売予定のゴルフ単行本の撮影後にラウンド、金曜日はアナライズから発売予定のクラブの最終テストでラウンド。どちらも、もちろん14本なんて使いません。ハーフセットです。その中には、テスト用クラブが必ず入っています。水曜日にバッグに入れたクラブは、、、、。

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ナイキ ヴェイパーフライ 3+(13度)

 

つるやゴルフ神田駅前店で購入。お値段はなんと、、、1万2000円。ナイキがゴルフクラブ事業(アパレル、フットウェアは継続)から撤退することもあって2016年モデルなのにもかかかわらず超バーゲン格安価格です。値段がとびきり安かったのも魅力ですが、買い物心をくすぐったのがスペックです。

 

 ロフト13度(可変式12~14度)
 フェース向き1度オープン
 総重量 325g
 シャフト重量 60g
 ライ角 スタンダート57度、アップライト60度。

 

 

ロフトが立っている3Wが好きなのに加えて、重い方の純正シャフトの重量が60g。FWに軽いシャフトが装着するメーカーが多い中にあって、ナイキはかなり骨太なクラブを純正品としてラインアップしています。これならわざわざリシャフトしなくても使える点が気に入りました。加えてライ角を調整できる点もGOOD。FWは地面から打つクラブ。ライ角が合っていないと打ちづらいからです。

 

購入後、すぐに神田のスタジオでクラブを計測してみると、

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 リアルロフト11.75度(表示13度)
 フェース向き1度オープン
 総重量 324.5g
 ライ角 スタンダード57.25度、アップライト60.25度
 振動数 265cpm

 

ロフトはメーカー値よりも少ないですが、それ以外はメーカー公称値と、実測値に差がありません。かなり真面目に作られたクラブであることが、数値から窺えます。シャフトは純正の重い方をチョイスしました。重さが60gと適度にあるのに加えて硬めです。アフターマーケット用のSとほぼ同じ硬さ。スペック的には50歳以上のシニアゴルファー向けではなく、一般男性若者向けに仕上がってます。

 

では、肝心の打ち心地、ボールの飛び方はどうなのか?

 

ティアップして打つと、リアルロフトが少ないせいもあってボールはそれほど高く上がりません。極端な低重心ではないので低スピン弾道ではなく、フワッと浮いた浮いた球が打てる3Wです。ティショット用で使うと安定したキャリーが出てくれます。ちなみに、地面からだと低めのライナー弾道。スピンは適度にかかってくれますが、ロフトが少ないのでボールが高く上がる感じにはなりません。地面から高弾道を打つにはかなりのパワーが求められます。

 

試打して印象に残ったのがフェースの弾き感と上下の打点の強さ。ソールのフェース側に大きな溝があるのが影響しているのでしょう。フェースの弾き感が強く、芯を少々外しても反発が落ちません。フェースの下側でヒットした時でも、ボールの打出し角があまり低くならず、気持ち良く飛んでくれます。

 

捕まりに関してはニュートラルですが、普段使っているテーラーメイドのM2などに比べると、捕まりが良いです。真っ直ぐ打つ感じでスイングすると軽いドロー弾道。フェースの向きやややオープンですが、ドローが打ちやすいFWと言えるでしょう。

 

シャフトはかなり骨太です。。手元側の剛性が高く、かつ中間部分も軟らかくありません。スイング中にシャフトがしなり量は少なめで、しっかり叩けるシャフトです。使いこなすにはヘッドスピード44m/s以上必要な感じがします。個人的には、重さはちょうどいいですが、フレックスはもう少し軟らかい方がタイミングが取りやすくなるような木がします。もしくは、切り返し時に手元側が少ししなってくれた方が扱いやすいです。

 

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今回はロフト13度(3+)を購入しまいたが、ヴェイパーフライには3Wだけで、15度と17度がラインアップされています。17度は3HLの表記が示されているように、高弾道が打ちやすい3Wです。

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クラブの完成度としては、FWらしいスピンがしっかり入るタイプで、FWらしい弾道が打てます。FWでボールが上がりづらい人、FWで浮いた球を打ちたい人には、安心してお勧めできるモデルです。純正シャフトもSで58gと適度な重量があるので、ドライバーのシャフト重量が50gの人にちょうど良く仕上がっています。

 

鮮やかなブルーのヘッド色(グリップも同じ色)は好みが分かれそうですが、クラブとしては戦闘能力が非常に高く、コストダウンされて作られた感じも微塵もありません。コストダウンされたクラブはシャフトやグリップを見ればすぐに分りますが、このヴェイパーフライFWに装着されているシャフトは三菱レイヨン製、グリップはゴルフプライド製です。

 

これほど真面目に作られたFWが1万2000円が手に入るというのはなんともいたたまれませんが、少なくとも日本国内では「ゴルフクラブが供給過剰」になっていることだけは間違いないと思います~。

 

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超柔らかのシャフトのウエッジです。コレを使うと、なかなかウエッジで感じられない、切り返しでのシャフトのタメ。左手ブレーキが覚えられますでぇ

 


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9月4日
(日)4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)10時開始〜時間は2時間半です / 料金:8,000円
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9月22日
(木)
ストレッチパッドセミナー カラダが変わればスイングも変わります11時開始〜時間は1時間30分 / 料金:5,000円 (当日ストレッチパッドをお買い上げ頂いた方は2000円引き)/ 人数:6名限定
参加資格は、確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)
講師はもちろん、ストレッチパッド開発者の背筋ピン助先生です。場所は神田アナライズ。
お申し込みは yoyaku@analyze2005.comお名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!