マーク金井blog

2014年12月21日MMT9の出場選手から考察する、強風下ではどれだけスコアが悪くなるのか!?

今週木曜日に、第二回目のMMT9(マーク・マイクロ・トーナメント)が千葉市民ゴルフ場(千葉県)にて開催されました。名前の通り、世界一規模が小さいプロトーナメントですが、世界一ワクワクドキドキできるプロトーナメントです。試合は9ホールの短期決戦。おまけにクラブの使用制限があって、今回はプロは4本以内、アマチュアは7本以内。クラブの本数が少ないわけですから、プロもアマチュアもバッグを自分で担ぎ、自分で目土をします。世界一規模が小さい試合ですが、ギャラリーもちゃんと入っておりますし、大会運営もJGTOのチャレンジツアーと同じレベルです。今回からはテレビの取材が入って、新年1月7日(水)夜8時から放送の「ゴルファーズ倶楽部FRONT9」にてMMT9の模様がゴルフネットワークにてオンエアされます。

hon_gn_interview_tajima

第二回目の優勝は、3アンダーで今野康晴プロ。3バーディー、ノーボギー。強風下の元、ショット、パットとも実に安定してました。ローアマは2オーバーで71歳の尾崎光一さん。

hon_imano2

マーク金井の予想では、

プロは1アンダーで優勝
アマチュアは3オーバーで優勝

でしたが、実際は

プロは3アンダーで優勝
アマチュアは2オーバーで優勝

でした。予想よりも優勝スコアが良かったですが、これはひとえにプレーヤーの技量が高かったからです。もしも風が強く吹かなかったならば、プロは5アンダー、アマチュアは2アンダーが優勝スコアだと予想してました。理由は単純。微風快晴下で開催されたアマチュア予選では、優勝が2アンダー。2位タイで1アンダーが2人いたからです。そこで今回のエントリーは、

 

風が強く吹いたら、スコアはどれぐらい悪くなるのか?

 

についてじっくり、かつ超私的に考察したいと思います。ゴルフは自然との闘いと言われますが、スコアに影響を及ぼすのは雨よりも風です。風が吹くと飛距離が劇的に変わりますし、風の計算を間違うとナイスショットがナイスショットになりません。風が強く吹くと距離感、方向性を合わせるのが非常に難しくなります。そして、パッティングにおいても風が強くなると、距離感、方向性に少なからず影響が出ます。

 

今回、MMT9の第2回大会ではプロ、14名、予選を通過したアマチュア10名、アマチュア特別枠で10名が出ました。この時のスコアと、予選を通過したアマチュアのスコアを比較してみると‥‥

アマチュア予選通過者の平均スコア  36.81(+0.8)
本大会でのプロの平均スコア     39.50(+3.5)

 

今回はツアープロも数多く出ているにも関わらず、なんとアマチュア予選の平均スコアよりもプロの平均スコアの方が

2.69も悪いのです。

風がスコアに及ぼす影響は計り知れないと言われますが、こういう風に数字で見ると、木曜日の風がいかに強かったかが分かります。ちなみに、

本大会でのアマチュア上位10名の平均スコア  42.6(+6.6)

 

なんとなんと予選時の上位10名の平均スコアと比較すると5.8打も違いました。ちなみに、マーク金井は予選は34でしたが、本戦は43。なんと9ストロークもスコアが異なりました(笑)。

 

次にホール毎のスコアを見ていくと、今回の千葉市民では強風ならではのスタッツが出ています。プロもアマチュアも一番スコアを悪くしたのはまともなアゲンスト風が吹いた

 

4番 パー5(495y)
9番 パー5(485y)

どちらもパー5としては距離が短めです。風が吹かなければ2オンも可能でチャンスホールです。しかし、5番は左サイドがずっと池、9番は2打目から右サイドに巨大な池があって、池越えにもなっています。アゲンスト風が強く吹いたことで、本来はサービスホールだったのに、MMT9本戦では超難関ホールになりました。出場34選手の平均スコアは

 

4番 6.67(+1.67)
9番 6.29(+1.29)

アマチュア予選会では通過した上位10人の平均スコアは4点台だったことを考えると、アゲンスト風が吹いたことで1ホールで2打もスコアが悪くなっています。パー5はチャンスホールと言われてますが、強い風が吹くとその常識が完全に覆えされています。この2ホールで平均すると、3つもスコアを落としています。

 

アゲンスト風が強いホールはボールが飛ばない分だけスコアが悪くなりやすいですが、それに加え、池が絡んでくるとさらに難易度が上がることが、今回のMMT9で証明されたことになります。

 

コースのレイアウト、そして風の強弱によっても変わりますが、グリーン上のボールが動くぐらい強風になると、ハーフに3打は悪くなるのが当たり前なのです。なので、それを念頭に置いて慎重にプレーすることを心がけて下さい。無理な攻め方をするとボギーで収まりません。簡単にダボ、トリプルが出ます。そして何より、強風下でのプレーで大敵となるのがアゲンスト風でのパー5と、池絡みのホール。こういうホールに関しては、ボギーがパーだと思って、わざとボギーオンさせるぐらいで望んで下さい。その方がパーオン狙うよりも大きなミスを防げますし、交通事故(大叩き)も防げるでしょう。

次回は、強風下で大叩きしないためのコース攻略について書きましょう~。

(▼▼)b

Analyzeからお知らせ

急激な円安です・・

アナライズにも影響が・・

アナライズが取り扱って6年経過しておりますシャフトスタビライザー。一度も値上げしていません。(一度値下げしましたが)・・当時は1ドル90円前後だったのです・・さすがに120円を超えますと利益が確保できません

ac00001-300x300

現在の在庫が無くなり次第20%程度の値上げを予定しております。

シャフトスタビライザーファンの方。お急ぎいただければと思います。

ヘビーグリップ!大処分

クリック↓カウンターバランスを実感して下さい

ac00025-300x300

アナライズもおかげ様で10周年!記念セール第一弾

大変お安くなっております

bnr_store_mulligan

store_blog_header


カテゴリー コースマネジメント、ラウンドにて思う, トーナメントから

コメントは受け付けていません。