マーク金井blog

2015年05月20日パターのロフトは少ない方がいいのか? それとも多い方がいいのか?

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明日5月21日木曜日13時販売開始

こちらが売り切れても来週もまた販売します! 詳しくは このブログとマーク金井ブログをチェックして下さい。必ず事前に告知しています!!

  • 数量限定です(入荷数が限定ですが継続して入荷してきます)
  • 売り切れとなっても定期的に入荷しますのでご心配なく!
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申し訳ありませんがご予約は受け付けておりませんので、この機会にお求めください

毎週継続して販売します、お時間いただければ確実に手に入ります。ヤフオクなどで高価に取引されている商品には手を出さないようにお願いします


 

昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の生放送オンエア。ゲストは女子プロの米山みどりさん。ツアー7勝を挙げている実力派ですが、現在は、子育て休養中。自身のゴルフについて振り返っていただくのに始まり、現在の女子ツアーについて、そして競技ゴルフについて話していただきました。米山プロは剣道で全国一になり、それからはゴルフに転向。18歳の時に、日本女子アマに優勝。プロテストは2回目の合格で、それから35歳で引退。なんと、プロ入直後に、35歳ぐらいで引退を決めていたそうです。

 

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さて、今日のテーマはパターのロフトについてです。

 

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パターに関しては様々な種類があり、ヘッド形状による特性については多くのゴルフ雑誌やゴルフメディアで紹介されています。今はネオマレット型とピン型が主流ですが、その違いについても、きちんと説明がなされています。そして、パターは他のクラブに比べると、

 

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GOLD’S FACTORYのスペックシート。

 

ヘッド重量
ライ角
長さ
フェース面の素材

 

についてのバリエーションも豊富。ゴルファーは自分の好みのパターを見つけ出すこともできますし、上記スペックに関しては、自分好みのパターにチューニングすることも可能です。しかし、パターでは簡単にできそうでできない調整があります。

 

 それはロフト角の調整

 

ドライバーやFW、UTにはロフトのバリエーションがあります。アイアンも軟鉄鍛造ならばネックを曲げることでロフト調整できます。しかしパターの場合、ウッドクラブのように同じヘッドでロフトのバリエーションをラインアップしているモデルはほとんどありません。パターの場合もネックを曲げることでロフトを微調整することができるモデルもありますが、フェース面に対してロフトを増減させることは極めて困難です。なので、多くのゴルファーはメーカーが定めたロフトでパットを打つことになります。なので、ことさらロフト角を意識している人も少なく、そしてロフト角が異なるパターを打ったことがある人も非常に少ないです。

 

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パットはグリーン上でボールを転がすための道具(クラブ)です。他のクラブと違ってボールを空中高く飛ばす必要がありません。だからでしょう、転がすだけならば、ロフトは0度でもいいと思っている人もいたりします。しかし、ロフト0度のパターはほとんど市販されていません。オデッセイしかり、ピンしかり、テーラーメイドしかり、スコッティ・キャメロンしかり。市販されているパターのほとんどはロフトが少しついています。
市販パターの多くはロフトが3~4度ぐらいです。言い換えると、ロフト0度のパターがほとんどないのと同じく、ロフトが5度以上ついているパターもほとんどありません。手前味噌ですが、ロフトが多いパターですぐに頭に思い浮かぶのは、自分で作ったリンクスのナチュラルパターぐらいです(ナチュラルパターはロフト7度)。

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 では、パターのロフトはボールの転がりにどんな影響を及ぼすのか?

 

一般的にロフトが少ないほど(4度以下)
転がりがよくなる(バックスピンが減る)
引っかけのミスが出づらくなる(ボールが捕まりづらい)
ハンドファーストに打ちづらくなる(ハンドレートになりやすい)

 一般的にロフトが多いほど(5度以上)
転がりづらくなる(バックスピンが増える)
プッシュアウトのミスが出づらくなる(ボールが捕まりやすい)
ハンドファーストに打ちやすくなる(ハンドレートになりづらい)

 

パターの適正ロフトはグリーンの状態やゴルファーによって結構変わります。グリーンのコンディションが良ければロフトが少なくても大丈夫ですが、コンディションが良くないグリーンではロフト角がある程度(4度以上)必要です。コンディションが悪いグリーンの場合、打ち出し直後にロフトでボールを少し浮かせた方が、芝の影響を受けづらくなって直進性が高い転がりを得られます。最近の市販パターを見ていると、ロフトが3度前後のモノが増えていますが、これは昔のグリーンに比べると、今どきのグリーンはコンディションが良くなっていることも少なからず影響していると思います。

 

打ち方については、どれぐらいハンドファーストに打つかによって変わります。ハンドファーストに打つ度合が強い人ほど、インパクトでロフトは減ります。例えば、インパクトで15㎜ハンドファースで打つとロフトは1度減ります。45㎜ハンドファースで打つとロフトは3度減り、90㎜ハンドファースで打つとロフトは6度減ります。言い換えると、インパクトでハンドファーストになりやすい人ほどパターも多めのロフトが必要なってきます。例えば、レフティのフィル・ミケルソンはハンドファーストに打っていた時は、ロフト7度のパターを使ってました。

 

 グリーンのコンディションによっても変わってきますが、インパクト時のロフトは

3~4度

 

これがパッティングの理想的なロフト角と言われています。なので、ハンドファーストに構えて、ハンドファーストに打ちたい人は、ロフトが多めのパターを使った方が、イメージ通りにストロークしやすいし、イメージ通りにボールを転がしやすくなります。他方、ハンドファーストに打たない人というのは、ロフトをあまり増やす必要はありません。シャフトを地面と垂直して構え、その状態でインパクトを迎える人は少ないロフト(4度以下)の方が、イメージ通りにストロークしやすいし、イメージ通りにボールを転がしやすくなります。

 

ちなみにロフト7度のナチュラルパターを設計したマーク金井は、インパクトでハンドファーストの度合が大きめ。ハンドファーストに打ってもインパクトでロフトを3~4ど確保したいので、わざとロフトを7度に設計しました。そして、現在ではロフト角9~10度のパターを試作しました。名前は明かせませんが、誰もが知っている男子ツアープロからの要請で、ロフトを10度近くに増やしたパターを作りました。ちなみに、この試作品は、シャフトやネックを曲げることでロフトを増やしてません。ロフト面を削り落とすことで、ソールに対してのロフトを増やしています。

 

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 たかがロフト、されどロフト

 

ロフト10度のパターを実際にコースで試してみましたが、転がりは普通のパターとほとんど変わりません。それはロフト10度だと、インパクトでロフトを減らしたくなってストロークするからです。加えて、ロフトを10度に増やすとスライスラインでボールがラインに乗りやすくなります。ロフトが多いと捕まるので、スライスラインでいきなり右に切れるミスが出づらくなるからです。

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ドライバーにロフト違いがあるならば、パターにもロフト違いがあってもいいと最近は強く思っています。なので、今は、オーダーメイドで好きなロフトを選べるパターを作りたくてウズウズしています~。

 

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マーク金井ブログ更新していますパターのロフトが与える影響について 詳しく書いてますhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=12447

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年5月19日


カテゴリー イベント, パター、パター練習法

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