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2015年12月27日スノボから学ぶゴルフインストラクターの目指すべき方向とは!?

年末年始の営業のお知らせ

アナライズの営業に発送ですが27日15時までのご注文分まで年内に発送します(組み立てが必要なものを除きます)年始は1月5日から発送を開始します。ご注文はいただけますが、お問い合わせなどのメールの返信もお休みさせていただきます


 

一昨日のクリスマス、今年始めてのスノボに行ってきました。場所は新幹線でサクッと行けるガーラ湯沢(新潟県)。ゴルフ場に負けず劣らずスキー場も駅から近くないのが当たり前ですが、ガーラ湯沢だけは別格。JRが作ったということもありますが、駅そのものがスキーセンターです。越後湯沢から支線を作ってできたのがガーラ湯沢駅。改札出たら、すぐにロッカールームやレンタルコーナーがあり、駅ナカで着替えられ、駅ナカにスキー場に向かうゴンドラ乗り場があります。朝一の新幹線に飛び乗れば、8時30分にはゲレンデに出でリフトに乗れます。数あるスキー場の中でも、もっとも交通の便がよいのがガーラ湯沢です。

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そんな便利なガーラですが、今年はちょっと大変です。ご存じのように雪不足で、積雪量が普段の半分以下。スキー場はオープンしてますが、滑走できるゲレンデが限られています。一昨日は生まれて初めて、夏スキーで使われるプラスティックの上を滑るという、貴重な経験を味わうことができました。

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スノボはこれから4月中旬まで、約4ヶ月ほど滑ります。もちろん50を過ぎたオッサンですから、我流は禁物。今年も石川コーチにレッスンを受けながら、滑りを極めていきたいと思っています。昨年はバッジテスト2級に受かったので、今年は1級にチャレンジします。受かるか受からないも大事ですが、明確な目標があるとスノボのモチベーションが上がるからです。

8ヶ月ぶりですが、石川コーチのおかげでなんとか滑りを思い出せました〜(▼▼)b

Posted by 金井 マーク on 2015年12月24日

さて、このスノボ。

 

インストラクターは受講者に滑り方を指導するわけですが、ゴルフと共通していることと、ゴルフと共通していないことがあります。まず共通しているのが、

 

・正しいスキル(技術)を教える
・スキルアップに必要なドリルを教える
・正しい道具の使い方を教える
・勘違い(イメージと現実のギャップ)している所を指摘&修正
・恐怖を取り除く(スノボの場合は転倒の恐怖、ゴルフの場合は当たらない恐怖)

 

 

スノボとゴルフはまったくジャンルが違いますが、実は、かなり共通点があるのです。スノボもゴルフも道具の依存度が高いですし、道具を上手く使うことがスキルアップにつながります。また、ゴルフのシャフトとスノボの板も共通点があり、ゴルフクラブのシャフトとスノボの板も似ています。どちらも反発(しなり)を上手く使えるようになると、動作の効率が格段に良くなります。

 

 

そして、スキーと違ってスノボには利き足があります。これもゴルフと同じで、右利きと左利きがあります。右利きがレギュラースタンス、左利きがグーフィースタンスと呼ばれ、スノボをやる場合、初心者もプロもどちらかのスタンスで滑ります。ただし、ゴルフと違って、スノボは右利きの人(レギュラースタンス)が、左利きの人(グーフィースタンス)のように滑るトレーニングも行います。スノボのプロと呼ばれる人は、レギュラーでもグーフィーでも、ちゃんと滑れるだけのスキル(技術)を身につけていますし、生徒の前でも利き足じゃない方で滑ってデモンストレーションします。

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では、ゴルフはどうでしょうか?

 

9割以上のゴルフインストラクターは右利きですが、左利きでボールをちゃんと打てる人はそういないと思います。スノボの世界では右も左もできるのが当たり前ですが、ゴルフの世界では当たり前ではありません。アマチュアゴルファーに左利きが少ないからと、右打ちの人が、左打ちする機会はほとんどないからです。

でも、ゴルフのインストラクターにとって左打ちは、できないよりも出来た方がいいと思います。右打ちだと当たり前にできるゴルフスイングも、左打になるとそうは問屋が卸してくれません。プロの腕前でも左打ちですぐに右打ちと同じレベルのスイングをすることができないからです。左打ちをすることで、イメージと現実のギャップを感じ取ることができます。そして何よりも、いいスイングでボールを打つことの大変さを体験できます。左打ちをすると、インストラクターは先生と生徒の両方を体験できますし、それはアマチュアを指導する上で非常に役立つと思います。
(石川遼でも左打ちは難しそう↓)

そして、ゴルフインストラクターにはスノボも体験していただきたいです。ゴルフが達者であっても、スノボとなると勝手が違います。ジャンルは違いますが、初心者が持つ恐怖感、不安がどんなモノかを体験できます。そして、初心者スクールに入ってほしいです。いつもは指導する立場の人が、教わる立場になることで、有形無形の気づきがあります。教え上手とはどんな人なのか、教わり上手になるには何をすればいいのかが分ってくると思います。

 

スキーと違って、スノボは身体の動きがかなり制限され、初心者の頃はリフト1本降りるだけでも困難を極めるスポーツです。かなり無茶ぶりなのは承知の上ですが、ゴルフインストラクターの方々には、ぜひともスノボを体験していただき、そしてスノボのスクールに入ってみてはいかがでしょうか?

 

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