マーク金井blog

2016年05月06日 超私的な考証、自分に合ったシャフトを使うことのメリット、デメリットとは!?

昨日はアナライズのセミナーデー。午前中は「インパクトセミナー」、30分の休憩を挟んで午後からは「シャフトセミナー」を実施しました。どちらも定員6名満員御礼。6名の内、4名は連チャンでの受講して下さいました。

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GW期間中、セミナーは全8回実施しました。セミナーは毎回90分ですが、どの回もあっという間に90分が過ぎます。マーク金井が容赦なく喋りまくっていることもありますが、それ以上に受講者の方々がセミナーに夢中になって下さるからです。

 

昨日のセミナーでも、受講者のモチベーションは非常に高く、質問をたくさんいただきました。シャフトセミナーでは「正直、シャフトのことは全然わかりません」とおっしゃった受講者もいらっしゃいましたが、実際に、超軟シャフトでボールを打ってもらうと、、、、ほとんどの方は「シャフトを感じ、シャフトが分った」スイングをされます。シャフトが極端に軟らかくなると自分のタイミングで打てません。シャフトのタイミングに合わせてスイングするようになるからです。

 

言い替えると、シャフトを分るコツは、自分に道具(シャフト)を合わせることよりも、道具(シャフト)に自分を合わせることなんです。誤解を恐れずに言うと、これがシャフト選びの基本であり極意です。

 

そこで今回は、シャフト選びの方法について超私的に考察していきます。

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シャフトセミナーではぐにゃぐにゃの超軟シャフトが装着されたドライバー、そして超軟らかシャフトが装着されたアイアン(イージーフレックス)で実際にボールを打ってもらいます。すべての受講者はこれらのクラブを素振りした瞬間、不安そうな顔になります。「これぞ自分にぴったり合ったクラブだ!!」なんて言う人はいまだかつて、ひとりもいません。毎回、すべての受講者は自分に合ったと思っていないクラブでボールを打ってもらいます。

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にもかかわらず、すべての受講者はほぼ例外なく、自分が普段使っているクラブ、フィッティングしてもらって自分に合ったクラブよりも、、、、気持ち悪いと感じている超軟シャフトが装着されたクラブを打った時の方が、芯に当たる確率が上がり、そしてボールも真っ直ぐ飛んでいます。例えば、ひどいスライスを打つ人も、超軟シャフトで打つとほぼほぼ真っ直ぐ飛びます。そして、ちゃんと真っ直ぐ飛んでいるにも関わらず、不思議そうな顔をされます。何故かと言うと、、、

 

 気持ち良く振れていないのに真っ直ぐ飛び、
 自分のタイミングで振れないのに真っ直ぐ飛ぶからです。

 

自分に合っていないシャフトを振っているのに良い結果が出るから、セミナー受講者はそれが納得できないのです。

 

ゴルフの常識では、「気持ち良く振れるクラブ」「タイミング良く振れるクラブ」を使った方が、「芯に当たりやすい」「真っ直ぐ飛ばせる」というのが定説です。この定説を前面的に否定するつもりは毛頭ありませんが、「気持ち良さ」「タイミングの取りやすさ」には落とし穴もあります。

 

例えば、トップでシャフトクロスになってオーバースイングになっている人がいるとしましょう。この人が、「気持ち良く振れるシャフト」「タイミングが合うシャフト」を使うとどうなるのか? トップで力んでクラブが外から下りる人が、「気持ち良く振れるシャフト」「タイミングが合うシャフト」を使うとどうなるのか?

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振りやすくて、タイミングが合うわけですからミート率が良くなる可能性もありますが、逆の見方をすると、それは現状のスイングを変えづらくなります。シャフトクロスでオーバースイングしていてタイミングが取りやすいシャフトというのは、コンパクトなトップやレイドオフのトップでは打ちやすいシャフトにはならないからです。力んでアウトサイドから下りる場合もしかり。そのスイングでタイミングが合うということは、力まないでインサイドから下ろした時にはタイミングが合いづらくなるのです。自分に合ったシャフトやクラブを手にするということは、良くも悪くも自分を変えることが非常に難しくなるのです。

 

対して、自分に合わない(違和感を感じる)シャフトやクラブというのは、自分のタイミングで打てません。シャフトやクラブのタイミングに合わせて振らないと振りづらいし、芯にも当たりづらくなります。シャフトやクラブのタイミングに合わせるということは、、、、すなわち自分のスイングを変えやすくなるのです。前述した超軟シャフトが装着されたクラブ打つと真っ直ぐ飛ぶのは、セミナー受講生は無意識の打ちに道具(シャフト)に合わせたスイングをしているからなのです。

 

自分が主役でクラブを選ぶのもありですが、クラブに合わせてスイングをするのも大いにありです。スイングを良くしたいのならば、飛距離を伸ばしたいのであれば、自分にぴったり合ったシャフトではなく、スイングが良くなる(飛距離が伸びる)可能性があるシャフトを選ぶことをお勧めします~。クラブの歴史をひもとけば分ります。昔のゴルファーはドライバーもスチールシャフトです。でも今は、男子プロでもカーボンシャフト。プロでもスチールに慣れていたら、カーボンシャフトは違和感あります。もしもプロが違和感をずっと嫌がってスチールを使い続けたら、今のような飛距離は出せません。

 

シャフトといい関係を築く方法はいくつもありますが、道具(シャフト)の性能を最大限引き出すには、自分よりもシャフトを主役にした方がいいでしょう~。

 

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明日が最終日

5月 7日(土) 11:00~13:00   15:00~18:00

開催場所 アナライズ神田スタジオ
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上記開催時間は、ご予約無しでご来店頂けます。

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是非この機会に、実際にお手に取り試して頂きその打ちやすさ、練習機の効果を体感してみてください。


カテゴリー ゴルフクラブ分析, シャフト情報

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