マーク金井blog

2016年08月22日超私的な提案、女性ゴルファーが飛距離を伸ばすために、本当に必要なこととは!?

昨日は恒例のアナライズセミナーデー。前半は1秒1000コマ撮影できる高速度カメラを使っての「インパクトセミナー」。30分の休憩を挟んでの後半では、超軟らかシャフト「EF009」を使っての「シャフトセミナー」を実施しました。

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インパクトセミナーではインパクトの真実を説明し、それからボールが曲がる(真っ直ぐ飛ぶ)メカニズムについてレクチャーします。ボールが曲がるのも真っ直ぐ飛ぶのも、すべて、、、、

 

  •  ヘッド軌道
  •  インパクト時のフェース向き
  •  打点位置

 

この3つで決まることを説明します。スライス、フックが出る原因はもちろんのこと、左右に曲がる理由、そして、ストレートボールには3種類あることをレクチャーします。ストレート(真っ直ぐ)は1種類だと思っている受講者が少なくありませんが、ストレート(真っ直ぐ)ボールは3種類あります。自分がどんな方法で真っ直ぐなボールを打っているについても説明し、それから、スライスとフックのメカニズムを説明します。そして、最後には、自分のインパクトがどうなっているかのを、実際に高速度カメラを使って確認してもらってます。

 

この時、受講者が驚くのが打点位置とヘッドの挙動。フェースのトウ寄りでヒットするとヘッドはフェースが開く方向に回転し、ボールはフェースが開いた方向(右方向)に飛びます。逆もしかりで、フェースのヒール寄りでヒットするとヘッドはフェースが閉じる方向に回転し、ボールはフェースが閉じた方向(左方向)に飛びます。左右に曲がる人の多くは、インパクトの打点位置のバラつきが大きいことが、高速度カメラで確認できます。

 

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続く「シャフトセミナー」ですが、ここで超軟らかシャフト「EF009」を使うことで、シャフトのしなりを体験してもらいます。インパクトゾーンでタイミング良くシャフトを逆しなりさせることができると、ヘッドスピードが効率良く上がり、なおかつ捕まった球が打てます。長年スライスに悩んでいる人も、インパクトゾーンでシャフトの逆しなりを発生させることができるとストレートからドロー弾道が打てます。

 

セミナーで実際にやっていただくドリルは、インパクトでの寸止めです。クラブを振り上げてダウンスイングを開始したら、ボールを打つ直前でヘッドの動きを止めてもらいます。超軟らかいシャフトでヘッドの動きに急ブレーキをかけると、シャフトはムチのように逆にしなり、そのエネルギーでヘッドが前に飛び出します。シャフトのしなりを上手く使えない人の場合、ビュンビュン振り回すよりも、インパクトの直前で寸止めした方がシャフトを逆にしならせる感覚がつかめるのです。

実は、この寸止めドリルはかなりのエネルギーが必要です。速く振るよりも止める方の方が力が求められます。インパクト直前に止めるには、筋力、そして握力が必要なんです。女性ゴルファーの多くは、寸止めドリルがなかなか上手くできません。今までそんなことを教わった経験がないこともありますが、ボールを遠くに飛ばそうとして、、、

 

インパクトゾーンで手元の動きを「加速して動かす」癖が付いているからです。

 

対して、インパクトゾーンで手元の動きを解析すると、飛距離が出る人は例外なく、ダウンスイングからインパクトにかけて手元の動きが「減速」し、手元が減速した反動でシャフトをしならせ、ヘッドスピードを効率良く上げています。女性ゴルファーの多くは、この「減速」がないために、一生懸命振っているわりにはヘッドスピードが上がらないし、飛距離も出ないし、ボールも捕まらないのです。ちなみに、エプソンのMトレーサーでスイングを分析すると、飛距離が出る人ほどダウンスイングからインパクトにかけて手元の動きが減速しているのが数値化され、飛距離が出ない人ほどダウンスイングからインパクトにかけて手元の動きが加速しているのが数値化されます。

 

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ヘッドを寸止めさせるドリルは、実際にボールを打つこともできます。最初の2回はインパクト直前にヘッドの動きを止め、3回目は普通にボールを打ちます。3回目の時は、最初の2回でやった時のように「寸止めするイメージ」を持ち、そのイメージを再現するつもりでボールを打って振り抜くのです。

 

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1回、2回は寸止めして、3回目にはボールを打ってビュンと振り抜く。3回とも寸止めイメージを持っていることができると、インパクトゾーンでヘッドはシャフトのしなり戻り(逆しなり)が強く働き、ボールを力強くヒットできますし、ボールの捕まりも良くなります。そして、意外なことにシャフトの逆しなりを上手く発生させられると、フィニッシュまでの振り切りも速くなるのです。

 

 ゴルフは物理です。

 

女性はパワー(筋力)がないから飛ばないと言われてます。確かに、ボールを遠くに飛ばすためにはパワー(筋力)が必要ですが、パワー(筋力)が少なくても、シャフトを上手く使えるようになってくると(逆しなりを使えると)、ボールを力強くヒットでき、かつ捕まりが良くなって飛距離を伸ばすことは大いに可能なんです。女性ゴルファーが今よりもっと飛ばしたいならば、筋トレよりも、インパクトゾーンでシャフトを逆しなりさせられるスキル(技術)を習得することをお勧めしたいです~。

 

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, レディースゴルファー

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