マーク金井blog

2016年09月15日超私的な考察、硬いシャフトと軟らかいシャフト、どちらを選ぶのが良いのか!?

毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフの発売日。両誌とも内容盛りだくさんで、ガッツリ読ませていただきました。その中で、マーク金井が気になった記事は、、、、、

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 クラブは本当に進化したのか?
 シャフトの手帖
(どちらも週刊ゴルフダイジェスト9月27日、10月4日合併号)

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どちらの記事にもシャフトについて書かれており、「クラブは本当に進化したのか?」では、今どきのドライバーはシャフトが軟らかすぎると指摘。シャフトが軟らかくなり過ぎたことに対して警鐘鳴らしています。対して、シャフトの手帖では、女子プロの何人かは、「シャフトのしなりを感じたい」とか「振りやすさを考えたら迷わずRですね」というコメントが出ています。ゴルフ雑誌には色んな意見があった方がいいですが、シャフトの事がよく分らない人にとっては、シャフト選びについて、ますます迷路に入そうな感じがしました。

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そこで今回は、シャフトの硬さがゴルファーに及ぼす影響について超私的に書いてみたいと思います。

 

素朴な疑問として、硬いシャフトと軟らかシャフト。どちらの方がゴルファーにメリットがあるのか?

 

硬さをどう感じるかは個人差があります。なので、ここからは本人が硬いと感じるシャフトが「硬く」、本人が軟らかいと感じるシャフト「軟らかい」と定義します。そして、硬いシャフトほど「しなりが少なく」、軟らかいシャフトほど「しなりが多い」と定義します。

 

硬いシャフトは例えるならば、鉄の棒、野球のバット、
 軟らかいシャフトは例えるならば、釣り竿、ムチ

 

という感じです。こう書くと、硬いシャフトの方が打ちやすい、芯に当てやすく感じるでしょう。実際、週刊ゴルフダイジェストの記事でも、「硬い」方がミート率が良くなると書いてありました。

 

確かに、硬い方が手元の動きとヘッドの動きが連動しやすくなります。しならない方が手元とヘッドの動きにズレが生じづらいからです。ゴルフスイングが金槌で釘を叩くような動きと同じであるならば、シャフトは軟らかいよりも硬い方が芯に当てやすくなります。

 

ただし、このロジックにはひとつ大きな問題点があります。それは、、、

 

金槌で釘を叩く≠ゴルフスイング

 

だからです。ゴルフスイングが釘を叩くような直線的な動きあるならば、シャフトは硬い方が自分の意思が伝わりやすい分だけ芯に当てやすくなります。しかしながら、ゴルフスイングは直線的な動きでありません。金槌で釘を叩くのは初心者でも難しくありませんが、ゴルフスイングは初心者にとってかなり難しい動きです。両手クラブを持ち、クラブを頭の高さに振り上げ、そして、振り抜くという複雑な動きだからです。

 

よって、初心者の場合、硬いシャフトが必ずしも「芯に当てやすくなる」とは限りません。硬いシャフトがゴルファーに及ぼす影響というのは、、、

 

操作性が高くなる

 

ということです。対して、軟らかいシャフトというのは「操作性が低くなる」ということが言えます。シャフトが軟らかくなるほど、手元とヘッドの間がグニャグニャ動きます。グニャグニャ動く分だけ、自分の意思が伝わりづらいし、手元の動きとヘッドの動きにズレが生じやすくなるからです。

 

では、硬いシャフトと軟らかいシャフト、どちらの方が芯に当てやすいのか?

 

アナライズのシャフトセミナーでは、まさにこれを体験してもらっています。シャフトセミナーの時は、ムチのようにクニャクニャしなりシャフトが装着されたドライバーがあります。テンポマスターという練習用ドライバーです(現在は製造中止)。

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セミナー受講者には、このテンポマスターでスポンジボールを打ってもらうのですが、
受講者のほとんどは、、、、

 

こんなに軟らかいと当たる気がしない!!!!

 

と打つ前に言います。「こりゃ打ちやすい」と言われた受講者は今のところ、ひとりもいません。

 

ところが、ところが、、、、いざ実際にテンポマスターを打っていただくと、、、ほとんどの受講者がこれでもかってくらいナイスショットを打ちます。これまでのべ100名以上の受講者がムチのようにグニャグニャなシャフトで打ってもらいましたが、90名近くの人はナイスショット。ボールが真っ直ぐ飛びます。と言うか、普段使っているドライバーを打った時よりもミート率が高くなり、かつ真っ直ぐ飛びます。特に、スライスが持ち球の人の場合、グニャグニャなシャフトで打った時の方が、振り遅れない分だけ、スライスの度合いが減り、捕まった球を打ちます。打ち方はまったくレクチャーしないにもかかかわらず、、、、、

 

テンポマスターでボールを打つと、シャフトに対するイメージと実際のスイングのギャップの大きさに受講者は驚きます。なぜに、グニャグニャなシャフトの方が上手く打てるのかについては、次回、じっくりと説明しましょう~。

 

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