マーク金井blog

2019年02月12日超私的な考察 なぜアマチュアゴルファーはナイスショットを打ちたくなるのか!?

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ボウリングで右手を少し痛めてしまい、この一週間はスノボもスキーも、ゴルフもお休みしています。その代わりといっては何ですが、本を読む時間が増えました。また、昨日のマーク塾では受講者が最近読んだ本のレビューを行なって下さったので、自分では買うことがないジャンルの本の感想を聞くことができました。

 

受講者が持ってきた本の中で、もっとも興味を持ったのが、、、

 

 

 どん底名人(依田紀基著 KADOKAWA)

 

 

最後の無頼派棋士(囲碁)の自伝です。囲碁はまったく経験がありませんが、この本に興味をもったことをきっかけにして、今年から囲碁も始めるつもりです。もちろん、これまでと同じく我流ではなく、最初からレッスンを受けます。何事も最初が肝心。習うよりも慣れろではなく、慣れるよりも習えです。

 

 

囲碁をプロ(指導者)に教わりながら始める人の比率はどれぐらいなのか定かではありませんが、ゴルフに関してはプロに教わる比率はどれぐらいでしょう。セミナー受講者に継続的にレッスンを受けているかどうか尋ねてみると、おおよそ1~2割ほど。単発でレッスンを受けた人を含めるともう少し増えますが、それでも5割は越えません。多くのゴルファーはゴルフ雑誌やレッスン書、YouTubeを見ての我流です。

 

 

練習場でアマチュアの人を観察しても、レッスンを受けている人の比率は1割いるかいないか。9割近くのゴルファーは一生懸命、かつ真面目にボールを打っています。わざとチョロを打ったり、わざとシャンクを打ったり、わざとミスショットを打つ人はまずお目にかかったことはありません。練習しているゴルファーは、例外なくナイスショットを打つ練習をしています。

 

 

 では、なぜアマチュアゴルファーは練習場でナイスショットが打ちたくなるのか?

 

 

ミスショットとナイスショットを比較すれば、誰しもナイスショットを打った方が気持ちいいです。気持ち良くなりたいからミスショットよりもナイスショットを打ちたくなるというのがあります。

 

 

もうひとつは、意識するとしないに関わらず、、、、

 

 

 

練習場ではショットの良否が評価の対象になります。なぜなら、コースに出た時はスコアを付けられますが、練習場ではスコアを付けることができないからです。このため、練習場でボールを打てば打つほど、ナイスショットを打つことがゴルフの目的になってしまうのです。

 

 

練習場でナイスショットを打つことが目的になると、、、、、

 

 

 当然のことながら、コースに出た時も「ナイスショットを打つこと」が目的になり、ナイスショット症候群になります。結果、本番(コース)ではスコアを出すことが目的にも関わらず、ナイスショットを打つことの方が目的になってしまいます。

 

 

そして、そして「ナイスショットが打てればスコアが良くなる」という図式が無意識に出来上がり、コースに出たらとにかくナイスショットを打とうとしがち。その結果、ナイスショットを求めるあまり、取り返しのつかないミスショットを打ったり、奇跡の1発を打つために、打たなくていいミスショットを数多く打っています。

 

 

ゴルフは数(スコア)を競うスポーツです。ナイスショットを打ったからといっていいスコアになる保証はありませんが、致命的なミスショットを打てば確実にスコアが悪くなります。誤解を恐れずに言えば、ゴルフは致命的なミスを減らすことがスコアアップにつながる競技です。

 

 

「練習場シングル」というあまりありがたくない言葉がありますが、この言葉に当てはまる人ほど練習場でボールを打つのが好きで、そして「ナイスショットを打つこと=ゴルフ」になっているような気がします。練習場でナイスショットを打つと本当に気持ちがいいですが、この気持ち良さはスコアメイクにつながらない。スコアメイクのタメに練習場でボールを打つならば、ナイスショット以外のことで自分を評価した方が、努力は報われますし、練習しただけ上達(スコアアップ)できます~。

 

 

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