マーク金井blog

2019年06月18日超私的な提案 風が強い日に低い球を打つ一番簡単、確実な方法とは!?

Youtube動画【おしえてマークさん】今回から、マーク金井が皆さんの質問にお答えします。

マークさんの質問箱#1

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2019年の全米オープンは1打差の首位で出た35歳のゲーリー・ウッドランド選手が4バーディ、2ボギーの「69」でプレー。最終18番では8メートルほどのバーディーパットを見事に沈め、通算13アンダーとして逃げ切りでメジャー初制覇を遂げました。

 

全米オープン3連覇がかかったブルック・ケプカ選手は最終日にスコアを「68」と伸して追い上げましたが、通算10アンダーの2位でホールアウト。1905年のウィリー・アンダーソン(スコットランド)以来114年ぶり2人目の大会3連覇を逃しました。

 

 

マーク金井は初日からテレビ観戦してましたが、その合間をぬって日曜日、千葉市民ゴルフ場で早朝9ホールプレー。雨上がりの日曜日は台風のような強風。ピンが斜めに向いた中、サクッと担ぎセルフで回りました。バッグの中は、いつものように7本だけでしたが、おはよう3パットボギーの後は、8ホール連続パー。風が強いコンディションを考えると安定してプレーできました。スタッツはこんな感じです。

 

 

△ーーーーーーーー 37
321221222 17

 

出だしホールは強いフォロー風、セカンドの残りは90ヤードでしたので、PWで80ヤード打つ感じで打ったらピンを20メートもオーバー。ファーストパットを2mショートし、セカンドパットがカップをなめて3パットです。2番以降は風の計算をほとんど間違えなかったので特にピンチらしいピンチはありませんでした。

 

 

千葉市民は3番と8番がパー3ですが、3番は白ティからだと98ヤード。8番は150ヤードです。3番はフォロー風で、8番はアゲンスト風が吹いてましたが、マーク金井はどちらも同じクラブでティショット。どちらもピンをかすめてグリーン奥のエッジに運びましたが、使ったのはドライバーです。3番ではドライバーで95ヤードを狙い、8番ではドライバーで150ヤードを狙って打ちました。

 

 

距離的にはドライバーで打つ距離ではありません。プロゴルファー猿みたいなことをやっていますが、超私的なことを言わせてもらうと強風下、そして手前の花道が開けているのであれば、ドライバーが一番、風の影響を受けづらいからドライバーを選択したのです。

 

 

ドライバーで95ヤードを打つなんて常識外れと思うかもしれませんが、パー3のティショットではティアップできます。ティアップできる状況ならばドライバーで打つのは難しくありません。加えて、ドライバーはパターの次にロフトが少ないクラブ。物理的に考えれば至極当然ですが、ロフトが少ないクラブほどボールが低く打ち出され、そしてバックスピン量も少ない。距離調節さえできれば、オートマチックに風に強い球が打てるのです。

 

 

 ゴルフは物理です。

 

 

今回のテーマである、「風に強い球を打つ」コツは、ロフトが少ないクラブで打つことです。もちろん、低く抑えた打ち方というのもアリですが、打ち方を変えるというのはリスクがありますし、打ち間違えたら取り返せないようなミスが出る恐れもあります。対して、物理的に風に強い球(低く打て、スピンが少ない球)が打てるクラブを使えば、打ち方は変える必要はありません。求められるのは距離感だけ。

 

 

ドライバーで100ヤード打つというのは、実はグリーンの外からパターで打つのと同じで、打つこと自体は難しくありません。距離を合わせる、正しい距離感で打つことが求められるだけなのです。

 

 

 そして、このドライバーで100ヤードを打って分ったことがあります。

 

 

パー4のティショットでもドライバーで200ヤードぐらい打つ感じでスイングすると、実に、風に影響されない球が打てます。マーク金井の場合、ドライバーでフルショットすると250ヤード前後ですが、フルショットではなく200ヤードぐらい打つようにすると、
打出し角が低くなり、かつスピンが少ない球が打てます。

 

 

 ドライバーで200ヤード打とうとすると、クラブを少し短く持ちます。そして振り幅が小さくなり、インパクトでハンドファーストの度合いが普段よりも少し強くなる分だけ、インパクトロフトが減ってくるのです。

 

 

ダウンブローに打とうとか抑えて打つ意識はまったくありません。意識するのは200ヤードをちゃんと打つこと。200ヤード先のグリーンに乗せる感じでティショットを打つだけです。しいてスイングの中の動きを意識している所があるとすれば、インパクトゾーンで左手の動きを止めないこと。左手(グリップエンド)がずっと動き続けた状態で、ボールを捕らえるようにしているだけです。

 

 

アゲンスト風が吹いていると、どうしても風に負けまいと気合いが入ります。そして、強い球を打ちたくなりますが、実は、これがミスを招きます。風に負けまいとか、強い球を打ちたくなるほど切り返しで力み、上からヘッドが入り過ぎてスピンが増える弾道になりやすいのです。

 

 

 対して、ドライバーで200ヤードでいいやと思えば、アゲンスト風でも力みません。また、強い球を打ちたい欲が出なくなるので、切り返しがスムーズになるメリットもあるのです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

練習場でいいので、まずはドライバーで100ヤードとか150ヤードを打ってみて下さい。他のどんなクラブで打つよりも、風に強い球が打てることが実感できるはずです~。

 

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