マーク金井の生配信9月23日月曜日21時です 録画はYoutubeではありません
9月に入って2度目の三連休ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか? マーク金井はというと1度目の三連休は姫路オープンに出場、そして一昨日の金曜日はサンテレビの「中西清起・小林佳則の熱血ゴルフ塾」の収録で吉川ロイヤルGC。一週間に2度関西出張し、どちらももちろんプレーしてきました。
クラブセッティングはいつもよりも本数が多く12本。ドライバーはキャロウェイのエピックフォージドに島田の軽量スチール使用、もう1本はピンのG410+。こちらはまったくのつるしで、シャフトはアルタJCBレッドのSです。アイアンとウエッジはmmアイアン、mmウエッジでシャフトはオリジナルカーボンのmm88。重量は80g台、全番手に同じシャフトを使うディセンディング設計です。
まったくもって手前味噌ですが、新たに設計したこのカーボンシャフトのおかげで、ショートアイアンで出やすい左へのミスが劇的に減り、姫路オープンでは最終のパー5で残り117ヤードからPWでピン横1.5mに3オン。大勢のギャラリーが観ている前でバーディーパットを沈めることができました。サンテレビの収録でもアイアンのミスらしいミスは1度だけと、距離感、方向性とも安定したアイアンショットを打ててます。
少し前のブログでも書きましたが、ショートアイアンはやさしいクラブと思われがちですが、実は、ミスが出やすいクラブです。何故かと言うと、ショートアイアンはクラブが短いので遠心力を利用するのが難しく、物理的にはクラブが短くなるほどアウトサイド・イン軌道になりやすいからです。
ドライバーはシャフトが長くてロフトが少ないので、「アウトサイド・イン軌道に振るとスライスが出ます」が、ショートアイアンの場合はクラブが短くてロフトが多いので、「アウトサイド・イン軌道に振ると引っかけが出やすく」なるのです。
ショートアイアンの引っかけ。
残り100ヤードから左に引っかけてでバンカーやラフに打ち込んでしまうと確実が悪くなります。100を切れない、90を切れないアマチュアゴルファーを観察しても、ショートアイアンを手にした時に左へのミスが目立ちます。逆に言うと、ショートアイアンをちゃんと打つことができないから、ベストスコア更新がままならないのです。逆に言えば、ショートアイアンで引っかけのミスを減らせれば、それだけでスコアに直結するミスが減りスコアが格段に良くなります。
では、どうすればショートアイアンでの引っかけのミスを減らせるのか?
技術的な側面から言えば、ダウンスイングからインパクトにかけて骨盤の開き、インサイドから(振り遅れた状態をキープして)クラブを下ろすこと。骨盤を開いていてインサイドからクラブを下ろせば、インサイド・インの軌道でクラブを振り抜けます。インサイドから下ろし、インパクトからフォローにかけてヘッドがグリップエンドを追い越さない感じになってくれば、軌道はアウトサイド・インにならず、引っかけのミスが出なくなります。
クラブの側面から言えば、手元がしなるシャフト、硬くないシャフトを使った方がアウトサイド・イン軌道になりづらいです。今どきのアイアンシャフトは番手別設計になっていますが、番手別設計のシャフトはどの番手も同じ重量。5番アイアンのシャフトもPWのシャフトも同じ重さのため、ショートアイアンになるほどシャフトが肉厚になっています。肉厚にしないと重さを出せないからです。結果、ショートアイアン用のシャフトは肉厚になるため、どうしてもミドルアイアンよりも硬さが出てしまいます。
対して、ディセンディング(1本取り)のシャフトは1本のシャフトの長さを変えることで全番手に装着します。このためショートアイアンに装着する場合、ミドルアイアン用よりもシャフトが数グラム軽くなるデメリットがありますが、反面、全番手とも同じ肉厚。ショートアイアンのシャフトが硬くなるのを防げるメリットがあり、ショートアイアンもミドルアイアンと同じようなしなり感が出てくるのです。ショートアイアンで引っかけのミスが多いならば、ディセンディング(1本取り)のアイアンシャフトを試してみるのもいいのではないかと超私的に思っています。
道具が変わればスイングも変わる。
100~130ヤードの距離から確実にグリーンを捕らえることができれば、確実にスコアが良くなる。対して、UTやミドルアイアンでグリーンを捕らえられても、ショートアイアンでグリーンを外すショット、特に左へひっかけるミスを打ってしまうと、そのホールのスコアが悪くなるのはもちろんのこと、チャンスがピンチに変わってしまいます~。
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Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、フジクラ スピーダーエボリューション6について語っています。動画の続きは こちらで